CVCF 並列制御 (通信線無) 2015.10.12 1 概要 独立運転正弦波インバータは重要な機器を負荷として駆動する場合、信頼性を重んじる。また大容量化に伴い 並列インバータ化が進んでいる。正弦波インバータにおける CVCF 制御の並列制御は通信線を必要とし、マスタ ースレーブ方式が主流であった。しかしながらマスタースレーブ機能を持たせるとマスター1台のみが停止して しまった場合にシステム全体が停止してしまう。 そこで本方式では通信線を無くし、マスタースレーブ方式でなく、スタンドアローン方式にて、CVCF の並列 制御を実現できたのでここに報告する。 2 実験結果 図 1 に実験回路を示し、図 2 に実験結果を示す。入力電圧は DC350V とし出力電圧は 200V,負荷は 10kW 相 当のダイオード負荷として実験を行った。図 2 より出力電圧は正弦波を出力されていることが確認できた。 また、 出力電流 1 と出力電流 2 が同じ電流となりダイオード負荷時でも並列制御を行っていることが確認できた。 CH1(黄) 線間電圧 Vuv AC200V ダイオード負荷 10kW VDC350V 10kW バッテリ 模擬 CH2(赤) U P 出力電流 1iu1 V N PCSユニット1 W CH3(青) Vuv iu1 出力電流 iu2 U P V N PCSユニット2 W iu2 図 1 実験回路 図2実験結果 本機10kVA 本機10kVA 本機10kVA バッテリ 一般負荷 並列冗長: 1台停止しても上の2台が駆動。 並列システム構成図 〒375-0003 群馬県藤岡市立石新田 23 番地 http://www.pony-e.jp TEL 0274-42-0911, FAX 0274-42-5509 Email : [email protected]
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