2016年度予算編成に関する重点要望

2015年10月28日
文京区長
成
澤
廣
修
様
日本共産党文京区議会議員団
安倍政権は2015年9月、憲法九条を破壊し、日本を「海外で戦争する国」につくり
変える戦後最悪の違憲立法である戦争法を、国民の6割以上が反対するなか強行成立させ
ました。この事態は日本の国のあり方を変え、立憲主義、民主主義、平和主義を破壊する
ものであり、教育委員会制度改悪や道徳教育の教科化など、国家の教育への介入がさらに
すすめられようとしています。
また、区民の暮らしは、昨年4月の消費税8%増税以降、深刻さを増し、労働者派遣法
の改悪等雇用改悪は、若者の希望も奪いかねません。軍事費が増大する一方で、医療・介
護、年金、国保など社会保障の大改悪などで、区民生活の土台が付き崩されようとしてい
ます。
このような時だからこそ、
「住民の福祉の増進」という自治体本来の役割を果たし、区民
のくらし、福祉優先の区政をすすめることが、今ほど区に求められている時はありません。
しかし区は、施設使用料の一斉値上げ、子育て支援に逆行する幼稚園・育成室保育料の
さらなる大幅値上げ、民間委託された戸籍窓口や新設民間保育所での職員の相次ぐ退職な
ど、「行革」「民営化」「効率性」ですすめてきた区政運営のあり方が問われています。
日本共産党文京区議団は、貯め込んだ616億円の基金を活用し、子育て、若者支援、
学校施設の改築・改修促進、防災対策、特養ホーム建設や住宅確保など、区民の切実な要
求を実現することを求めます。
区民や各種団体との懇談会や調査で寄せられた区政への要望を、2016年度予算要望
書としてまとめました。緊急重点要望については、補正予算として計上することも含め、
予算編成の中で具体化するよう求め、提出するものです。
文京区政への緊急重点要望書
≪立憲主義を回復し、戦争法廃止・原発ゼロのために≫
1.安倍政権が強行成立させた戦争法(安保法制)は、憲法違反であり立憲主義を否定す
るものです。日本の政治に立憲主義と民主主義を取り戻すため、国に対し戦争法の廃止
と集団自衛権容認の閣議決定撤回を求めること。また、戦争法の具体化を許さず、法施
行を中止させること。
2.戦争法による政府の「協力」要請に対しては、区としていかなる協力も行わないこと
を宣言すること。
3.オスプレイの沖縄県への配備と横田基地など本土への配備・訓練の中止、自衛隊によ
るオスプレイ、ステルス戦闘機の購入はしないよう国に求めること。また、名護市辺野
古への米軍新基地建設はただちに中止するよう国に求めること。
4.福島第一原発の汚染水の流出はきわめて深刻で、福島の避難生活者だけで 10 万8千人
1
を超えています。国として「収束宣言」を撤回し、
「即時原発ゼロ」の政治決断を行うと
ともに、原発再稼働をやめ、全原発を停止し、輸出政策は中止するよう国に求めること。
5.福島第一原発の事故に対応するために区が支出した関係経費については東京電力に全
額請求し、責任の所在を区民に明らかにすること。
≪消費税10%増税を中止させ、地域振興と商店街支援のために≫
1.大企業の内部留保が300兆円を超えるなか、労働者の所得や雇用は改善せず、消費
の伸びも鈍いままで、
「アベノミクス」で経済を再生させるという計画は完全に行き詰っ
ています。以下、国に求めること。
①
消費税 10%増税はきっぱり中止させること。
②
富裕層の所得税・住民税の税率引き上げ、大企業の法人税率の引き上げ、累進制度
の導入等で大企業に応分の税負担を求めること。
③
「生涯ハケン」、「正社員ゼロ」の労働者派遣法改悪を撤回させること。
ア)日雇派遣の禁止、製造業派遣や登録型派遣の原則禁止など「法」の抜本的な改正
をすること。最低賃金を時給千円以上に引き上げること。
イ)若者を使い捨てにする「ブラック企業」、「ブラックバイト」を根絶すること。区
は、啓蒙パンフレットを作成し高校3年生や成人式などで配付するとともに、労働
法令へのリンクも張ること。
2.
「過労死等防止対策推進法」及び「大綱」により、自治体が必要な施策を行う責務が定
められたことを受けて、区の責任で次の施策を行うこと。
①
長時間労働削減や賃金不払残業の解消、年次有給休暇取得促進の啓発をし、労働
生活に関する悩み、ストレス等の相談体制の整備を行うこと。
②
東京中央地域産業保健センターでのメンタルヘルスケアについて周知を図り、相
談回数や体制を拡充すること。
「パワハラ」の予防、解決のため「対策導入マニュア
ル」の周知・普及を図ること。
③
中学、高校、大学で労働関係法令についての教育を強化すること。
3. 文京区景気対策本部は定期的に開催し、設置目的に沿う積極的な施策を展開すること。
① 「最低制限価格制度」は、対象工事価格の 5000 万円以上への引き上げるとともに、
基準価格の設定範囲の引き上げ、設計も対象に含めるなど改善すること。
②
試行が始まった「総合評価落札制度」は、さらに区内業者が優先される制度とな
るよう改善すること。「低入札価格調査制度」採用など入札制度を改善すること。
4.区内外の企業同士の異業種交流は、参加費を補助し、参加対象を限定せず、さらに活
発化させること。
5.プレミアム付き商品券事業は、区の支援を2割以上に引き上げるなど、さらに強化す
ること。住宅リフオームにも使途を広げるなど制約を設けず自由度を高め、継続的な取
り組みができるよう要望すること。
6.大学や博物館、名所、旧跡、著名な文人などの豊富な観光資源を活かし、観光事業を
区政の柱として位置づけ、あわせて区内旅館業の存続と発展のために力をつくすこと。
①
観光インフォメーションセンターは、外国人観光客等の案内も含む総合窓口とする
2
こと。また、観光ボランティアの育成・指導に努めること。
②
地下に移されたアンテナスポットは、通路から直接出入りできるよう改造すること。
≪区「行革」と区民本位の財政運営について≫
1.「受益者負担」「公平性」を口実とした区立幼稚園・育成室保育料や区民会議室、スポ
ーツ施設、自転車駐輪場など手数料・使用料の引き上げはやめ、「受益者負担の適正化」
を実施した 2013 年以前に戻すこと。
2.戸籍住民課の証明書発行・郵送業務委託は 2014 年の委託開始から今年の8月までに
46 名が退職する事態です。戸籍や住民登録など個人情報の根幹を担う公の業務は、ただ
ちに直営に戻すこと。
3.指定管理者の労働条件モニタリング調査の対象となった森鷗外記念館、勤労福祉会館
での労働法令違反の教訓を明らかにするとともに、全ての指定管理者制度導入施設で直
ちに労働条件調査を実施すること。
4.区施設・区有地の利活用は区民の声、要望をくみ取って有効活用すること。交流館廃
止によって移管された交流館事業の継続・拡充を図ること。
5.248億円と試算されているシビックセンターの改修工事は、区民施設や学校の改修・
改築、特養ホーム、保育園等の整備とのバランスをはかり、費用を大幅に縮減すること。
6.区が取得意向を表明した都営バス大塚支所跡地は、高齢者・障害者・児童などの福祉
分野で区民のニーズを充足させるために活用すること。小日向の財務省宿舎跡地や大塚
3丁目都営住宅跡地をはじめ公有地の取得・活用を進めること。
7.マイナンバー制度は情報漏えいやプライバシーを侵す恐れがあり実施を中止すること。
8.18歳選挙権が実現したことを契機に若者向けの啓発活動を強化すること。
9.DV被害者救済のため、都の配偶者暴力相談支援センターの24時間体制を早急に確
立するよう求めること。シェルター確保など保護対策を強化、警察、医療機関など関係
機関との連携、職員の研修の充実をはかること。
≪子育て支援―保育園、育成室対策について≫
1.子ども・子育て支援新制度は、保育の公的責任を後退・縮小させるだけでなく、
「営利
化」、「産業化」の導入と、多様な施設・サービス等制度の複雑化により保育に格差と差
別を持ち込むものです。子どもの権利と育ちを保障する立場から、区立・社会福祉法人
など営利を目的としない認可保育所を区の待機児対策の基本とすること。
2.保育園への全員入所の区責任を果たすために
① 「新制度」のもとでも、区立認可保育園の増設を含め全員入所実現の目標を設定し、
待機児ゼロのため、あらゆる手立てをとること。
②
保育所全員入所実現のため、臨時的に中学校の余裕教室等を活用して、区立保育所
「分園」をつくること。
③
2015 年度開設の「ハッピーマム茗荷谷」は、職員の大量退職、新規募集の停止など
認可保育所にあるまじき状態が続いています。認可の妥当性や保育所運営の能力など、
都・区の責任で点検・検証し、ただちに募集再開、平常運営できるようあらゆる手立
3
てを講ずること。
④
認可保育所を建設・誘致する際には、園庭や隣接の公園を確保すること
3.認証保育所等について
①
無認可保育所保護者への保育料補助を認証保育所と同様に行うこと。
②
保育の質向上のため、認証・無認可保育所への助成を増額し、区が行う保育研修等
への参加など援助を強める具体策を講じること。
4.育成室の待機児童対策を強めるとともに、施設・設備の充実をはかること。
①
本駒込、根津、汐見、大塚地域などでの育成室増設を急ぎ、待機児童解消と増大す
る 50 人規模施設の解消を図ること。
②
築 30 年を経た駕籠町、千駄木など老朽化した単独育成室については、内外装改修、
遊具、備品の更新など施設整備を行うこと。
③
民営化された児童館・育成室は、第三者評価機関を設け、質の確保をはかること。
5.湯島の青少年プラザだけでなく、中高生の地域での居場所として児童館を拡充し、区
内各所に地域版「青少年プラザ」をつくること。青少年プラザのホール、音楽スタジオ
の中高生料金は無料にすること。
6.子育ての悩みに応える支援体制の強化を
①
増加する虐待相談対策を強化するため、十分な相談員の配置をすること。
②
十分な相談員体制や財政的支援のもと、児童相談所の区移管をただちに行うこと。
≪教育環境の改善で、学校間格差是正を≫
1.安倍政権が「戦争する国づくり」をめざし、教育基本法の改悪、教育委員会制度改悪、
首長の「教育大綱」決定の権限付与、「道徳教育の教科化」、国立大の人文系学部廃止・
見直し方針等で、侵略戦争美化の「愛国心」教育の押しつけ、異常な競争教育の持ち込
みを行おうとしています。政治が教育に果たすべき責任は、条件整備などによって教育
の営みを支えることであり、教育内容に介入・ゆがめることは絶対行わないこと。
①
首長が主宰する総合教育施策会議での「教育大綱」策定は、国の教育振興基本計画
の「基本方針」の参酌が求められており、教育委員会を下請け機関にし「大綱」を具
体化するものです。首長の恣意的な介入で教育政策が大きく変わる危険性を持つもの
であり、策定しないこと。
②
子どもに官製道徳を押しつける「道徳」の教科化は、国家による国民への特定の価
値観の押しつけとなり、憲法の定める思想良心の自由に反するので行わないこと。教
育の場での市民道徳の基準は、国民的な討論と合意によって形成されるべきもので、
その教育は自主的で多様なものとして進めることが重要で、国家による押しつけは止
めるよう求めること。
2.少人数学級の拡充をすすめるために、当面 35 人学級を小中学校の全学年まで実施し、
30人学級の実施を国に求めること。
3.柳町小の改築は、「増築校舎計画」を凍結し、「柳町こどもの森(幼保一元化園)」を含
む全面改築とし、直ちに改築検討委員会による改築構想の民主的協議を行い進めること。
4.中学校の学校選択制は、学校規模格差や特定校への集中化、風評などで大きな影響が
4
でており、早急に制度実施上の問題点を総括、公表し、小規模校は授業面でそのメリッ
トが生きる教職員の配置、安定的な部活動や部創設に必要な外部指導員の確保を行い、
学校間格差の是正を図ること。
5.「特別支援教室」導入に当たって
①
学級数(10 人 1 学級)+1 の現教員配置基準を継続し、教員を削減しないこと。
②
各学校でも個別指導と小集団指導を継続・発展させる体制をとること。通級での特
別支援の水準を在籍校で受けられるよう保証すること。
③
専用教室・プレールーム・備品等を十分整備すること。一校あたり上限 70 万円の補
助を増額するよう都に要求すること。
6.教職員の勤務条件の改善のため、産業専門医によるストレスチェックを行うとともに、
教員の多忙化を解決する手立てをとること。
7.
「学校施設の快適性向上事業」は、内装やトイレ等にとどまらず、学校からの改善要望
にも応え、学校間格差を是正すること。
8.築 70 年を超える千駄木小・小日向台町小、そして柳町小の改築計画に着手し、築 50
年を超える本郷台中など 10 校の改築年次計画を早急に策定すること。誠之小・明化小の
改築に際しては、長期工事期間中の校庭確保のため他所に仮校舎を設置すること。
9.司書派遣は専任を原則とし、当面、週4日×4時間の派遣時間をさらに拡大すること。
学校図書館蔵書については、2016 年度中に全校で 100%目標達成させる予算を組むこと。
10.教職員会議など情報交換の機会を密にし、いじめ根絶や不登校問題で教職員が集団で
素早く対応できる学校づくりをすすめること。
11.就学援助対象者は、生活保護の停止・廃止された家庭や、児童扶養手当受給者、国保
免除家庭などに広げ、周知を図ること。支給額の増額、援助内容の拡充を図ること。
≪安倍政権の
社会保障解体
暴走を止め、再生・拡充へ≫
安倍政権は、昨年6月「医療・介護総合法」を強行可決して、多くの高齢者を介護保険
から除外し、利用者に大幅負担増を押し付けただけでなく社会保障予算の「自然増削減」
まで復活させました。生活保護、年金、介護、国保、高齢者医療へと続く一連の暴走が区
民生活に甚大な影響を与え、公的保障を土台から掘り崩す大改悪は問題です。区は積極的
な施策を展開し、利用者、事業者、介護職員を守る自治体の役割を果たすこと。
1.「医療・介護総合法」を中止し、撤回するよう国に求めること。
2.介護利用料2割負担、要支援1・2の介護サービスの自治体「新総合事業」への移行、
補足給付の縮小・打ち切り、特養入所の要介護3以上への限定は、撤回を求めること。
3.
「新総合事業」に、国が事業の効率化と予算に上限をつけ、給付費に大幅な抑制を求め
たことで、これまでのサービスを受けられないとなれば本末転倒です。国に事業の見直
しを求めること。利用者にはサービス縮小、事業者・介護職員には収入減にならぬよう、
区の「素案」は根本的に見直すこと。
4.介護職員の処遇改善と確保のために、都福祉保健計画任せでなく、学費、家賃、人件
費など区独自の支援を強めること。介護報酬の引き上げを国に求めること。
5.特養ホームの増設を急ぎ、514人(2015 年 7 月末)いる待機者をゼロにすること。
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そのため、都バス大塚支所跡地(7246 ㎡)活用等、整備方針と建設計画を策定すること。
6.高齢者あんしん相談センター(地域包括支援)は、当面8センター化し拡充すること。
①
介護相談業務では、利用者の介護認定の申請権をどこまでも尊重すること。ア) 安
価なサービスへの置き換え を止めること
をやらないこと
イ) 要介護認定を受けさせない水際作戦
ウ) 介護サービスからの卒業
を強要しないこと。
②「相談センター」と地域を結ぶネットワークとの連携強化体制の拡充で、地域での見
守りや熱中症予防、孤独死・孤立死対策に万全を期すること。
7.
「医療費適正化計画」第2期計画のなかで、ベッド削減・患者追い出し・受診抑制がさら
に進められています。区民の健康と命を守る立場から医療改悪の中止を国に求めること。
①
入院患者を追い出すといったネガティブなイメージの病床削減計画(全国知事会が
意見書・2015 年 2 月 20 日提出)をやめるよう国に求めること。
②
都道府県の療養病床の目標数を「従うべき基準」から元の「参酌基準」に戻し、大
幅な削減で「介護難民」「医療難民」を生み出す目標数を押し付けないよう求めること。
8.70歳からの医療費の窓口2割負担を1割に戻すこと。また、70歳以上の「現役並」
所得の患者の3割負担をやめるよう国に求めること。75歳以上の医療費は無料とし、
当面、非課税世帯の医療費無料化を急ぐこと。
9.国民健康保険組合の「広域化」に反対し、高すぎる国民健康保険料は引き下げること。
10.障害者権利条約が2014年2月に批准されました。今回の条約批准は、障害のない
人との平等実現のまさにスタートです。批准の根底にある「自立支援法違憲訴訟」によ
る国との「基本合意」と障がい当事者参加による「骨格提言」をしっかり受けとめ、2016
年の差別解消法の施行にあたっては、これらを前提として生かすこと。
①
低所得者の福祉サービスが無料になり、矛盾が大きくなっている高齢障害者の介護
保険優先問題では、区が「通達」を活用するとともに、7条の廃止を国に求めること
②
全ての福祉サービス利用者児のサービス等利用計画書の作成の体制整備が大幅に遅
れましたが、区として実態掌握と具体的相談支援を抜本的に強めること。
③
文京総合福祉センターは民営化されていますが、施設の大型化と防災機能を含むた
め、多様な管理・運営をすることになっており、区の直営に戻すこと。
11.生活困窮者が増えているもと、必要即応の原則、生活保護の申請権を守ること。
①
住宅扶助の引き下げを元に戻し、母子加算、医療扶助削減の検討はやめるよう国に
求めること。多人数世帯の住宅扶助は、区内の現状にあわせて引き上げること。
②
高等学校等への就学経費に活用できる生業扶助の制度の周知を徹底すること。
③
学習支援事業は全額国庫負担で引き続き行い、貧困の連鎖を断ち、子どもが夢と希
望をもって成長できるよう国が責任をもって予算を確保するよう求めること。
12.公衆浴場の公共・公益性に基づき、根津、向丘、弥生、西片、本郷、湯島、春日、本
駒込、千石、小日向、音羽、水道、関口、後楽などの空白地域の高齢者、障害者対策を
図ること。公衆浴場確保法の趣旨を生かして公衆浴場存続のための施策を展開すること。
13.シルバーパスは、東京メトロでも利用できるようにし、あわせて所得に応じて3千円、
5千円、1万円パス等を新設するよう都に求めること。
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≪防災対策の強化のために≫
1.地域防災計画は、M9・震度7に対応し、首都直下型地震だけでなく、東海・東南海・
南海と3連動地震も想定し、津波や液状化対策、原発事故も含めた計画の補強を行うこ
と。その際、公的責任を明確にし、予防原則に立脚したものとすること。
2.防火地域の木造非耐震建築物の調査を行い、23区で唯一行なわれていない耐震補強
工事の助成を行い、区民の生命を守ること。
3.避難行動要支援者の名簿整備にあたっては、実態との齟齬をなくすため、民生・児童
委員等の持つ情報等で補正し、庁舎内をはじめ区のあらゆる施設に申込書を置いて周知
し、登録につなげること。また、地域の支援体制の構築も図ること。
4.進行中の千川幹線の75ミリ対策の計画進行を急ぎ、老朽狭隘な管渠については補修、
改良工事を計画的に行い、管渠の疎通能力の確保に努めること。50ミリ拡充対策の谷
中幹線、大塚坂下幹線流域の再構築工事を急ぐこと。
≪住み続けられるまちづくりのために≫
1.
「絶対高さ制限」の制限値いっぱいの建物が次々と建てられる地域も出ており、高すぎ
る制限値を見直すこと。
2.178億円余の税金の投入が想定される春日・後楽園駅前再開発は風、日照などの環
境影響や安全性の観点から見直し、借家人等の権利が保障されるよう、区として積極的
な対策をとること。
3.高齢者、障がい者、低所得者等に低廉な住宅の供給に取り組むこと。シルバーピアの
入所者選考を住宅困窮度順にしても住宅確保の責務は免れず、住まいは人権の見地でシ
ルバーピアの増設を急ぐこと。
4.不忍通り、千川通り、大塚坂下通り、巻石通りの狭く傾斜した歩道の改善を急ぎ、車
いすでも安全に通行できるようにすること。
5.国道 17 号線(旧中山道)で電柱地中化が決まったのに続き、不忍通りの歩道の電柱の
移設・撤去・地中化は、首都直下地震緊急対策推進基本計画(H27 年 3 月 31 日閣議決定)
の中で無電柱化の推進を掲げたことを踏まえ、実現を急ぐよう都へ働きかけること。
6.都営バス「上 60 路線」は少なくとも1時間2便の運行を確保する等、都バスの運行本
数の確保と定時定分運行の実施で利用促進をはかるよう都へ働きかけること。
B-ぐるは、坂下通りや目白台1丁目下地域、また本郷・湯島・根津・旧中山道などを通
す新ルート整備や既存路線の 15 分間間隔・逆ルート運行など拡充策をとること。
7.歩行喫煙の禁止条例の周知・啓蒙を強化するとともに、受動喫煙防止のための指針を
条例化すること。礫川公園の喫煙コーナーは直ちに撤去すること。
8.東京五輪にむけた国交省の羽田空港増便計画に伴う、羽田への着陸コースを東京湾上
空から都心上空を飛行するルートへの変更は、騒音や落下物、墜落の危険があり撤回す
るよう国に求めること。
以上
7