カンターレ アンサンブルJ合唱団 新聞 第6回定期演奏会 大成功! すばらしい晴天に恵まれた2月10日、八王子オ リンパスホールに超満員のお客様をお迎えして、大 成功のうちに第6回定期演奏会が終わりました。 第1部は栗島先生のピアノ伴奏で、日本民謡・古 謡を情感豊かに、時には力強く、リズミカルにと歌 い分けました。 第2部、ヴェルディの「レクイエム」は、すばら しい4人のソリスト、オーケストラの迫力ある演奏、 心強いエキストラの方たちに支えられ、情熱的な神 宮先生の指揮棒に集中して1年4か月の練習の成 果を精一杯発揮出来ました。 興奮冷めやらぬ一同は打ち上げ会場の東急スク エア11F「クレア」へ。井上団長の挨拶のあと、 神宮先生からソリスト、オーケストラ関係者、エキ ストラ等の方々へ感謝の言葉を述べられました。上 気した神宮先生の晴れやかな表情から、出来栄えに 満足しておられる様子がわかります。団長さんの乾 杯の音頭で宴が始まりました。参加者は合唱団員が 83名、オーケストラその他を入れて総勢150名 を超える大宴会です。今回はアルトが打ち上げ会を 担当しました。マネージャーの大矢さんを中心に綿 密に係りや行程を検討して、アルトのメンバー全員 で協力して進めました。総合司会は柴田さん、進行 は石川さんがユーモアを交えて進められました。 栗島先生、ソリスト、オーケストラ、明大OB、 エキストラの代表、副指揮者熊坂さんなどのご挨拶 があり、楽しい歓談のひとときでした。今回のお楽 しみ企画は、「入場者数をズバリ当てましょう!」 と演奏会の入場者数を前もって予想した数字を書 いて提出しておき、一番近い人数を当てた方には、 ソリストのサイン入り色紙、そして神宮先生とソリ ストとのベストショット写真を写すというビッグ な企画でした。入場者数は1726名という驚異的 な数字となりました。広報係、チケット係を中心に 団員一丸となって観客動員に努力した結果です。正 解者はエキストラとしてソプラノを支えて下さっ た香村寛子さん、次点はソプラノの赤川育子さんで した。お二人はサイン入り色紙を受け取ってうれし そうにカメラに収まってくださいました。最後にバ -1- スの君島さんの一本締めで宴が終わりました。 香村さん、赤川さん、おめでとう! お客様の声 プログラムに挟んだアンケートに195名のお 客様からの声が届きました。回答者の年齢層では、 八王子在住の70代女性が一番多く、次に70代男 性、60代女性、男性と続きます。近隣都市、東京 23区、県外からも来られました。会場整理や高齢 者の座席指定等のご意見は、運営委員会、実行委員 会で今後の検討課題とさせていただきます。 ✸演奏に関しての声 <第1部> ✦懐かしい曲が美しい声で流れすばらしかった。 ✦団員のマナーや調和がとれて雰囲気があった。 ✦大人数の民謡もすてきでした。 ✦どの曲も色と音量が同じで、曲ごとにもっとメリ ハリをつけた方がいい。 (1部をもっと聴きたいという声、2部だけでいい という声もありました) <第2部> ✦今まで何回も聴いて一番感動した。 ✦ソリストがすばらしい!(何人もの方からの声) ✦2階席のトランペットが良かった。 ✦オケもすばらしく、難曲をこなした合唱団はアマ チュアの域を超えている。大変レベルの高い演奏。 ✦八王子市の音楽レベル向上に役立った。 ✦指揮者の先生の温かく情熱的なお人柄が出てい て、感動して涙が出ました。CD化してほしい。 ✦すばらしい時間を持ててありがとう!(何人も) ✦エキストラに頼らず前進せよ。 (まだ沢山寄せられましたが紙面の都合で代表的な 声を載せました。謙虚に受け止めましょう) ♪特集 楽しかった! くまもんツアー 演奏会が終わって5日目、合唱団 はやはりオケで歌いたかったな~。皆様、本番前は 体調管理に十分ご注意ください。 (アルト仁科公子) ∮熊本の印象その他 ✿今回の熊本演奏旅行は、私にとって初めての経験 でした。趣味の仲間との旅行がこんなに気楽で、参 の有志29名は、2月16日に熊本 加した皆さんの笑いと解放した姿を見るとは、素晴 県立劇場で行われる「熊本ヴェルデ らしいことです。我々の演奏会が終わって心身が楽 イ祭」の第2部で「レクイエム」を になったこともあるでしょう。一部の団員の参加で 歌うため羽田を発ちました。指揮は神宮先生、ソリ はありましたが、練習だけではわからない部分も理 解できて、「絆」に大いに役立ったと思います。本 ストのメゾ清水さん、バス佐久間さんは八王子の演 奏会と一緒です。参加者はソプラノ5名、アルト 1 3 来はこのような機会が多くあるといいのですが、団 の規模の関係で難しいのかな。来年も交流の話があ 名、テノール4名、バス7名です。みんなで「熊坂 りますが、運営する方は大変でしょうね。 ツアー」と称して、カンターレ( 歌って) マンジャー (バス:井上喜好) レ(食べて飲んで)を楽しみました。イタリア人のよ ✿あれだけ練習したヴェルレク!もう一度歌いた いと思い参加しました。初めての熊本、いい街でし うにアモーレ(恋して)はなかったようですが・・・? た。立派なお城、天守閣からの眺め、水前寺公園で ◆ 参加者の声 ◆ の思いがけない満開の梅の花、夜の街のにぎわい、 ∮演奏会について おいしい馬刺しと焼酎、神宮先生が通われているわ ✿15日朝、バスで八王子を出発。しばらくすると けがわかりました。 (テノール:H生) 車内にヴェルレクが流れた。一瞬プロの演奏かと思 <熊本で得たいろいろ> (バス:柴田 浩) ったら、我々の演奏会のテープで驚いた。さわりの ヴェルディのナブッコ「バ・ペンシェーロ」を大 部分だけ聴き、熊本で最後に歌うアンコール曲、ナ 合唱したこと。ご当地の柱、佐久間さんの音楽活動 ブッコの「黄金の翼に乗って」のテープを聴きなが にかける献身と並々ならぬ労苦を垣間見たこと。体 ら練習を兼ねてバスの中で何度も大合唱した。高速 調不良のメゾ清水さんが本番ではバッチリ決めた の渋滞でバスが遅れ、飛行機の出発時間が迫って搭 こと。可憐なソプラノソロの福嶋由記さんが大役を 乗口まで走れ走れ、何とか間に合い熊本に出発した。 立派にこなしたこと。熊坂ツーリストのお蔭で合唱 (テノール:仁科武夫) 団の和気アイアイが一歩も二歩も進んだこと。大学 ✿一週間に2度も舞台でヴェルレクを歌える幸運 卒業以来48年ぶりに熊本を再訪したことです。 に恵まれ、最高に楽しい旅でした。オーケストラで ✿この度のヴェルレクツアーは「良かったと」です。 はなくエレクトーンとの共演も興味深いものでし 熊坂さんのはつらつとした添乗員ぶりも「頼もし た。久しぶりに熊本の夜をよく食べ、尽きないお喋 か」でした。また男は黙って太っ腹、団長さんには りで過ごし、帰宅後も快調です。 (アルト:君島) 懇親飲み会に過分な賄料をいただきご馳走様でし ✿定期演奏会の興奮が冷めない週に、勢いにのって た。屈強なボディガード付き熊本の夜に繰り出した 熊本まで出かけ歌ってきた仲間たちの熱意と若さ 女子会も楽しかったと思います。明朗会計、曽我、 に「あっぱれ」を送りたい。(平均年齢70歳前後 金丸ご両人にもお世話になりました。熊坂観光に次 なのに、何と気が若く元気なこと!)熊本ではエレ なるお楽しみ企画を期待しております。 クトーン2台とティンパニー、大太鼓の伴奏だった (アルト:石川エミ) ので、オーケストラに合わせて迫力いっぱいに歌え ✿2/10から全く気を抜くことなく熊本行きを迎え る我が合唱団の幸せを改めて感じた。水道水にも使 ました。添乗員として中々の緊張感を当初は持って われる熊本の清らかな地下水のように、地域や国を いましたが、参加者全員が本当に協力的で、3日間 越えお互いの歌声を届け続けられることを願う。 私自身も思い切り楽しんでしまいました。(初日の (ソプラノ:長谷川) 首都高の渋滞と羽田空港での忙しさには少々焦り ✿元気印の私が、本番5日前にインフルエンザにか ましたが…)個人的には、義理の両親と同居して 1 1 かった。5日間の自宅待機なので当日聴きにも行け 年、初めて3日家を空けました。そんな意味でも私 ない。ああ、1年以上も練習したのに残念。でも熊 にとって、とてもエキサイティングな旅行となりま 本で思いっきり歌えた。本番前夜の予行演習や夕食 した。(癖になりそうで怖い!?) 会も楽しかった。参加できてよかった!しかし本音 アルト:熊坂麻由美) ✿故郷での演奏会!わくわくして出発しました。前 日のリハーサルで懐かしい母校の生徒たちのセー ラー服姿に若き日の自分を重ね、一緒に楽しく歌い ました。何より嬉しいのは、参加された方が熊本城 やおいしい食べ物 水、焼酎を喜んで満喫してくだ さったことです。熊坂さんお世話になりました。 (アルト:永谷) アンケート結果報告 ―ヴォイストレーニングを受けてー (技術委員会より) アンサンブルJ合唱団で初めてのヴォイストレ ーニングが、与儀巧、静香両先生により行われまし た。期間は24年4月から10月まで20回にわた り、合唱団の大多数96名が経験しました。受けた 感想やご意見を知りたくてアンケートを実施し、6 5名の方から回答がありました。パート別の回答者 数は、ソプラノ24名、アルト21名、テノール1 0名、バス9名、パート不明が1名です。 質問1 個人ヴォイトレを受けてどう思ったか。 S A T B 1、大変参考になった 21 18 8 9 2、全体でするのと変わらない 2 3、参考にならなかった 1 1 4、どちらともいえない 1 質問2 今後の個人ヴォイトレについて S A T B 1、ぜひ続けて欲しい 12 13 5 4 2、指揮者、役員の決定に従う 11 7 6 4 3、続ける必要はない 1 1 1 4、続けても参加しない 2 (数字はいずれも人数です) 受けとめ方は人それぞれですが、合唱にとって発 声は大事な基本です。多数のご意見を入れてこれか らも与儀先生ご夫妻にお願いする予定です。できる だけ参加して、更なる進歩を目指しましょう。ご協 力よろしくお願いします。 l 1000円で個人ヴォイトレが受けられるな んてすごい。 (※団から補助が出ています) l 今回程度で充分。全体は神宮先生のヴォイトレ でとても勉強になっています。 l 個人ヴォイトレは、新入団者や受けた経験のな い人だけにしてください。 l 静香先生のレッスンは難しくて理解できませ んでした。(同意見2名) l 仕事をしているので、時間の調整が難しい。 (アルト) l ヴォイトレはとても役に立ち、毎回でもやって ほしいくらいです。 l 人数、費用、時間などすべてバランスよく、と てもよかったと思います。 l 平日の昼や夜、土日と時間を作って下さったの でとてもよかった。 l 3人位でできるともっとありがたいです。 l もっと基本的な発声を教えていただきたい。 l 先生の発声は専門家を育てるための授業のよ うです。年齢層を少し考えていただきたい。 (テノール) l 回数を増やしてほしい。 l 呼吸法、息の流れ、声の伸び、スタッカート技 法など知りたい。 l 全体の中の個を知って、勉強になった。 (バス) l 団からの補助がとても良い。 l 出来れば複数回してほしい。 l 全体のトレーニングで習得するよう努力する べきです。続けたい人は個人でするべきです。 (パート不明の方) l 神宮先生のご指導だけで充分です。 お寄せいただいたご意見やご要望は、技術委員会 で今後参考にさせていただきます。率直な声を寄せ ていただきましてありがとうございました。熊坂さ んには会場確保や音出し等大変お世話になりまし た。 ◎新年度役員紹介 1月23日の総会で承認された方だけを載せま 皆様からのご意見、 した。既に内定している方々がおられますが、運営 委員会で正式に承認されたら改めて次号で掲載し ご要望 ます。 <運営委員会> (ソプラノ) 代表・音楽監督 神宮章先生 l 年に2,3回やってほしい。 団長 井上喜好 l 時間は短くても、回数を増やしてほしい。 副指揮者 熊坂麻由美 l 個人指導にしてほしい。5人だと時間が長い人、 運営委員長 柴田 浩 短い人と差がある。 総務(事務局) 杉山ルミ子 l 希望者には個人ヴォイトレもしてほしい。 (新聞) A永谷 S T B 団員のつぶやき 会計 篠沢 君島A 会計監査 立石 裕 会場 君島B 岡野 広報 B代表者 S A 楽譜 曽我貴美子 パートマネージャー S A T B <技術委員会> 委員長 S初川錫子 S A T B レクイエム豆知識 赤川 T no.4 <ラクリモーザについて> モーツアルトの伝記映画、「アマデウス」をご覧 になりましたか?彼が死ぬ場面から墓地に埋葬さ れる場面まで奏でられる BGM が、モツレクの「ラ クリモーザ」です。私は、なんとも心憎い選曲だと 思いました。これは催涙音楽ですね。Lacrymosa とは、「涙」です。日本のカトリック教会の典礼文 では、 「かの日こそ涙の日なれ」とあります。 「かの 日」とは、世の終わりです。「最後の審判」が行わ れる日です。裁判官は、キリストです。ここで全て の生者と死者の生前の行いが糺(ただ)され、無罪 の人は、永遠の安息(Requiem)が与えられ、有罪の 人は、永遠に消えることのない地獄の火に焼かれる ことになっています。ですから、その日の「涙」に は、二種あります。前者は、この上ない喜びのうれ し涙、後者は、悔恨と悲しみの涙です。私たちは、 うれし涙を流したいですね。 フランツ アマデウス 吉田 裕(テナー) ✿2月10日、オリンパスホール。至福の一日をい ただきました。本番の2時間、神宮先生の全身から 放射されるものを受け止め、すべてを声にして、3 階席まで、ホールの隅々まで届けようと、pppから fffまで、無我夢中で歌いました。先生を核に、合 唱団、オーケストラ、ソリスト、ピアノ伴奏が、大 きなエネルギーを生み、それが聴き手を巻き込み、 ホール全体を、陶酔の空間に創り上げた、と感じま した。「音楽する」ことの歓びを、深い感動を持っ て享受できた稀な体験でした。聴きに来てくれた辛 口の友人、知人たちも、「素晴らしい演奏だった」 と・・・。実は、小生は本番の20日ほど前から、 帯状疱疹にかかり、激痛と不眠で、練習もままなら ない状況でした。当日の体調もとても不安だったの ですが、不思議なことに、2時間、痛みをまったく 忘れて演奏に没頭できました。音楽の力に、ただた だ、感謝です。仲間に加えて頂いて有難うございま す。新米ですが、これからもよろしくお願いします。 (テノール:白神賢志) ✿今回は体調を崩して、残念ですが客席から聴きま した。演奏はすばらしくて感動しました。女性の衣 装は、1部では全体に地味な印象でしたが、栗島先 生の美しいドレス姿で、合唱団の雰囲気が華やかに なって、いつもながら栗島先生の合唱団への深いお 心遣いが感じられました。 (アルト:Y・F) ✿昨年5月「楽譜が読めなくても大丈夫」と「本格 的オーケストラと共に」の魅惑に乗せられてアンサ ンブルJ合唱団に入団しました。「ヴェルレク」が 難曲だとも知らずに。ただ、こんな素敵な合唱団だ とは予想もしませんでした。まさか、オーケストラ の指揮者が 毎週発声指導、合唱指導をして下さる 環境にあるとは。神宮先生が難しい部分を(歌詞、 音階、リズム、強弱、・・・)ユーモアを交えて我 慢強く教えてくれる度量。そして、役割分担で指導 してくれるスタッフの方々の熱意。皆に感謝です。 楽譜はいつの間にか書き込みで埋まってしまいま したが、演奏会では「前」を向いて堂々と歌うこと が出来ました。観客からの大拍手。まさに「神宮マ ジック」でした。 (バス:井上清明) ✿ヴェルレクに初めて出合った。完全に一目惚れで ある。オケと一緒になってこの曲の中に入れるなん て!「あっJマジックだ」オリンパスホールのあの 時、指揮者Mr.Jの燃えたぎる気迫を全身で浴び てしまった。渾身の力で歌い続けた。フイナーレを 迎え涙が出た。空っぽのままの自分に気付かずまた ステージに立ってしまい、熊本ごめんなさい。 (バス:M・K) ✿「リベラメドミネ・・・クワンドチェリ」繰り返し ていれば自然に覚えるでしょ!と神宮先生は のた まふ。そこで何時の日か広告の裏に文言を書き、台 所のシンク上棚扉に貼り付け呪文~のように言う習 慣になっていた。演奏会も終わって数日後、朝食の 片づけをした後紙切れを剥がした。広告にセブンイ レブン期間限定おにぎり 100 円3/23金~3/27 火までとあり、長い間取り組んだものだと、改めて 月日を感じた瞬間である (アルト:篠沢由子) ✿この度ヴェルディ生誕200年で「レクイエム」 を歌うことに出合えて、さてさて音が高いやら低い やら、そして強くて弱くて果たしてどうなるんだろ うと。でもヴォイトレ指導者、ピアノの方、勿論マ エストロも時に厳しく我々を励ましながら、格好よ く導いてくださいました。何よりだったのは満席の 中でこれまで以上に力が発揮されたのかなと。その まま熊本まで元気に歌ってこられて楽しかったで す。あれこれと役をやられた方々にはありがとうご ざいました。 (テノール:Q) ✦編集後記✦ 今年度初めてのカンターレに沢山の原稿を寄せていただき、 ありがとうございました。 (お願い)練習中は、携帯電話を切 るかマナーモードにしましょう(新聞担当 永谷洋子)
© Copyright 2024 ExpyDoc