進路通信6月号

進路部通信
6月実習生講話編
高1生版
2015 年
度
今年も富士高校の多数の先輩方が将来教壇に立つこと夢見て日々実習に励んでいます。その中で各授業
やホームルーム、行事や部活などで高1の担当として皆さんと一緒に学んでいる先輩方にお話をいただき
たいと思います。どのように大学や学部学科など進路を決めていったのか、高校時代どのように過ごし、
どう成績向上に結びつけていったのか、大学生活など自分の将来の進路決定に役立ててください。
以下は[1]~[9]の質問に答えてもらいました。他の実習生の情報も別紙で配布する予定です。
担当教科: 国 語
[1] 在学大学・学部・学科 早稲田大学教育学部 国語国文学科
[2] 大学入学方式 一般受験ですが一浪しています。
[3] 大学生活 授業は古典文学を中心にとっています。サークルなどは特に参加していませんが、バイトとして塾講師
のアルバイトを数年やっており、何人も大学に合格させました。
[4] 高校生活 部活は演劇部、部長でした。部活と勉強の両立は大変でしたが、苦手な科目や難しい単元を毎日少
しずつ解くことで解決しました。そのかいあって苦手科目であった数学は最終的に得意科目になりました。また、もともと
得意だった国語と社会は高校生活の中で自分の実生活やニュースなどと関連付けながら勉強を深めていくことでさらに
深く、また生きた学問を身に着けることができました。結果的に文系に進みましたが、数学で培った能力は今なお大学
生活において活かされています。
[5] 進路上の目標 進路上の目標は大学に関しては希望通りの大学に進学しました。教員を目指すことに関しては、
当時は夢や将来のこともわからず取りあえずいい大学に行きたいと思っていたため現在とは異なっています。しかし、大
学の中でよい友人や良い先生と出会い、自分自身を見つめる中で今の進路が見つかったため進路について間違いは
なかったと思います。
[6] 大学受験に向けてどんな勉強が有効だったか
とにかく反復学習と早いスタートです。例えば単語帳であれば一冊を何百回となくやることで記憶を定着させることが重
要です。また、文法なども同じ問題を復讐して、なぜその答えになるのか人に教えられるくらいになることが重要です。
重要な時期は何点かありますが、「二年生の時」と「三年生の春」と、「三年生の夏」は重要です。受験において、現役生
は浪人生も相手になります。彼らは一年プラスして勉強しています。そこで二年生のうちから自覚をもって、単語や構文
等を済ませておくことで浪人生に引けを取らなくなります。また、三年の春と夏はここでだれてしまうと秋以降もエンジン
がかからずいつまでも受験に向かえません。三年になったらやる気が出る出ないに関係なく、とにかく勉強を行うことが
重要です。その結果、成績も伸び、やる気も出てきます。少なくとも待っていてもやる気は出ません。行動あるのみです。
[7] 大学受験で役に立った参考書
英語・英文法ファイナル(文法) ポレポレ(構文) 英語頻出問題演習(熟語)ターゲット1900(単語)
[8] 予備校・塾の利用法 塾や予備校もいかに主体的に利用するかが重要です。たとえば、塾の授業に出席して話を
聞いてなんとなく勉強した気になっているだけでは意味がありません。とにかく自習時間を授業の何倍もとって、自主的
に勉強し、その中でわからない問題や苦手なところを塾で補完することが望ましいです。上位校に合格している人で自
習時間を活かした人ほど合格しています。少なくとも塾の授業時間の多くを単語テストなどに費やすようでは合格は厳し
いです。なぜなら、主体的に勉強をする人は単語はすでに完璧か自分で自主的に済ませているためです。一人でもで
きることはできる限り自助努力で終わらせ、その先のレベルの塾・予備校の利用を行うよう心掛けるといいと思います。
[9]後輩に伝えたいこと 皆さんの中には自分のやりたいことがまだ見えず進路に悩んでいる方もいるかもしれません。
私自身私のやりたいことは高校の時にはわからず有名大学だからという理由で早稲田大学を目指しました。しかし、その
合格のために努力したことが結果としていい友人や先生方と出会い自分を知るきっかけとなっていきました。また、皆さ
んの中に自分のやりたいことと社会で役に立つことどっちをやるべきか決めあぐねている方がいるかもしれません。私個
人の意見としては自分のやりたい道を行った方がいいと思います。それは、大学生活を精力的に活動することができ、
その経験のほうが社会に出てから大いに役立つからです。また、志望校は妥協はしないでください。自分のやりたいこと
がとことん出来る環境に身を置くことがやりたいことをやりきるうえではとても重要です。ですから、自ら大学へ行き、自分
のやりたいことが本当に出来るところか自分の肌で感じ、そして最後まで妥協せずに第一志望へ邁進してください。すべ
ての経験が皆さんの将来を明るいものにします。あきらめず頑張ってください。
担当教科: 英 語
[1] 早稲田大学教育学部 英語英文学科
[2] 一般受験
[3] 1~3年生の時には、大学とアルバイト先を行き来する毎日でした。授業は週約20コマで多かったですが、毎回休ま
ずに出席しました。それでも、アルバイトはほぼ毎日していたため、多忙な日々でした。児童館・塾・家庭教師・英検の試
験監督など、色々なアルバイトを経験しました。貯めたお金を使って、3年生の9月から1年間カナダに留学しました。人
生で初めて海外に行ったので、とても貴重な経験になりました。
[4] 今はなき卓球部に所属していました。部活動や行事に全力を注ぐタイプの人間だったため、テスト1週間前をすぎ
て慌ててノートを復習し始めるダメな学生の典型でした。委員会は、3年間を通してアルバム委員に所属していました。
自分たちの代の卒業アルバムを作成したのは今でも良い思い出です。
[5] 中学・高校・大学と一貫して教師を目指しています。高校時代は教育学部のある大学に合格することが一番の目
標でしたが、大学に入った今は生徒と共に成長できる良い教師になることが目標です。
[6] 現役時は夏休みのすごし方と直前期が大切だと思います。現役生の場合は、そこでどれだけ学力を伸ばせるかが
合否の分かれ目に繋がると感じます。特に普段学校生活や部活で忙しい1・2年生は、長期休みにまとまった勉強の機
会を設けると良いと思います。受験勉強をするうえで、英語も国語も世界史も、一番大切なことは単語を覚えることだと
感じました。覚えていないと問題を前にしても何にもできません。私が良くやっていた方法は、誰もいない場所でぶつぶ
つ声に出して単語をつぶやくこと、意味にあった動きをつけながら単語を覚えること、類語・対義語を合わせて覚えるこ
とです。とにかくインプットを増やして知識を蓄えることを優先しました。ある程度インプットできたら、今度は問題を解い
て、実際に覚えたものを引き出す作業に移りました。この覚える作業は、1・2年生のうちから継続してやっておくと3年生
の勉強でだいぶ苦労しないと感じます。
[7] 予備校のテキスト、志望大学の過去問(インターネット等を利用して古い過去問も手に入れました。第一志望の過
去問は16年分やりました。)、詳説世界史B(山川)、世界史B用語&問題2000(Z会)
[8] 高1~2は個別指導の塾で、学校の復習やテスト対策をメインに勉強していました。高3からは映像授業の予備校に
入り、ひたすら授業を受けて単語を覚えて問題を解く日々でした。浪人時代は一人一席ぶんのスペースとパソコンを与
えられていたので、周りを気にせず自分のペースで勉強していました。
[9] 大学では高校と違って、皆さんが想像している以上に専門的な勉強をします。そのため、「大学でこんなことを勉
強してみたい、将来こんな仕事をしてみたい」という将来像を描いてみてください。それが漠然としていても、なんとなく
の方向性を持てると良いと思います。逆に言うと、あまり興味がない学問を勉強する学部学科に入ってしまうと大学生活
の4年間がとても苦痛に感じます。3年間を通して自分の目標を見つけて、好きな勉強を思い切り打ちこめるようにしま
しょう。そして何よりも、一度しかない高校生活を目いっぱい楽しんでください!
担当教科:社会(日本史)
[1] 大学学部学科 学習院大学 文学部 史学科
[2] 入学方式 一般入試
[3]大学生活 学科の授業内容としては、日本史だけでなく西洋史、東洋史と、各教授の専門テーマを学ぶ授業がほ
とんどです。その他にも、一般教養として、興味のある科目を受講できます。また、マンガの授業というものも有り受講しま
した。サークル活動は軽音楽部、お笑いサークルに所属しました。お笑いサークルは、この大学に入った理由でもあった
ため、特に思い入れがありました。就職活動と教職課程との両立は大変ですが、やりがいもあります。全部を中途半端にし
ないように現在努力中です。自らのアイデアを活かせるような職業につきたいと考えており、それが出来る企業を中心に
就職活動を行っております。
[4]高校生活 とにかく「楽しかった」という印象です。部活は軽音楽部に所属して三年間続けました。行事は、楽しまな
いと意味がないと考え、全部熱心に取り組みました。文化祭では劇の脚本を書いたり演者として出たり、バンドやお笑いを
やったりとかなりいろいろな活動しました。行事は積極的に参加すべきだと思います。必ず人生においてプラスになりま
す。得意科目は日本史・国語でした。現在の大学選びの元になっています。学習方法は直接問題に当たることを中心
に、わからないところを参考書や用語集などで補強する、という勉強をしました。不得意科目は数学です。これもとにかく
問題に当たることをしていました。不得意科目は他の科目よりも時間を特にかけなければいけないと思います。克服法は
「人並みに乗せる」ことだと思います。
[5]進学上の目標 自分の直感を信じて大学を選びました。実際に見てみることがとても大事です。将来について(なり
たいもの、したい仕事)具体的にビジョンを定めることで、途中経路である大学やその他の進路を選択することが決まって
きます。大学進学なら、第一志望がマーチなら、その上である早慶や国立を目指す。自分が6割位のパワーで着地できる
ように目指すポイントを定めることが大切です。私は学習院大学に通っていますが、高校時代は早稲田を目指しました。
結果ここに入学が出来たので正解だったのだと思っています。
[6]有効な勉強法 自分は予備校に通っていなかったため、全てが自分の裁量で行えました。勉強方法は、「6割まで
は量、その先は質」という持論が有り、60点くらいに届くまでは、とにかく問題をこなして量をこなすことが大切。その先の
80点以上を目指す場合、方法が大切になっていく、というものがあります。例えば、間違えた問題にチェックを入れ、二回
目通した時に合っていれば何もチェックをいれず、また間違えたらチェックをいれ、三回目、四回目と同じ作業を続けま
す。繰り返すことで、自分の特にできない問題を理解することが出来、それと似たものを中心に解いていくことで、着実に
力が付きます。時期としては、自分は「やりたいことをすべて終わらせてからやろう」と思っていたので、冬休みに入る少し
前くらいから本格的に勉強をやり始めました。しかし、定期テストをしっかり行っていけば、あとは間違えたりよくわからな
かったりする部分を詰めていくだけなので、時間をかけずに全体を通した勉強が行えます。つまり、日々の授業やテストを
使うことが重要で、いい勉強の方法になると思います。とにかく、「時間をかけずにどれだけ楽しくこなせるか」を念頭に置
いて勉強を行うといいと思います。解くことや覚えることをゲーム感覚でやりましょう。
[7]役立った参考書 参考書・単語集は基本学校で買ったものを中心に行っていました。その他は、英語の『Next
Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服』(桐原書店)、日本史は『伊達の速効日本史最勝王』(代々
木ライブラリー)『眠れぬ夜の土屋の日本史』(オフィス界)、年号暗記に中学受験用(小学生向けのものの方が、重要なと
ころだけしか載っていないので、流れを覚えるには最適)の参考書なども見たりしていました。ちなみに、自分は中学受験
をしていません。
[8]予備校の利用法 行っていないのでわかりませんが、「行かされている」という気持ちを持たないほうがいいと思いま
す。勉強が面白くなくなります。「元とってやる、使ってやるぞ」という気持ちで利用するほうがいいと思います。自分がもし
も通っていたとしたら、そう思っていたはずです。
[9]後輩に伝えたいこと 辛いことが多い毎日ですが、それを過ぎれば思い出は「楽しかったもの」しか残りません。「光
陰矢のごとし」と言いますが、本当にあっという間です。短い一瞬に、一生の思い出が作られるのが学生生活だと思いま
す。お年寄りになっても若い頃のことはよく覚えているものです。「みんなに話せるような面白い話を持っている」人になれ
たらいいなと思っているので、みんなも一緒になりましょう。
担当教科: 理 科
[1] 日本大学・文理学部・物理学科
[2] 一般受験
[3] 大学では、授業中心を心がけサークル活動やバイトもしませんでした。理系の学部でもバイトやサークル活動にも
参加しなければ 時間は十分に確保できるので、実験レポートなどの課題はじっくりと仕上げることができました。研究室
も理論系のゼミに配属されたので時間は確保でき、教員採用試験などの勉強に充てています。
[4] 高校でも、授業中心の生活で部活動にはあまり積極的には参加していません。部活動などは富士高校では盛んで
すし、就職活動のためなどにも入部しておけばよかったなと後悔しています。私は物理と数学の科目が得意だったの
で、放課後やテスト前などは友達と勉強を教えあったりして過ごしていました。ただ、社会などの苦手科目はほとんど手
を付けず、受験シーズンになって一人で勉強していました。今思えば、早くから友達に聞くなどして早期解決を図ってい
ればよかったと思います。
[5] 高校生の時は、考えていた進路は2つあり、一つは教職を含めた公務員、もう一つは航空関係の技術職、でした。
大学を選択する際、受験結果や大学の所在地などから考慮して、現在のように公務員の道を目指すことを決定しまし
た。そこからは進路はぶれていません。
[6] 得意科目がおろそかになっていたと思います。受験前になると苦手科目に取り組む時間が多くなり、物理などの主
要科目の勉強を怠っていました。その結果、思うように点数が伸びずうまくいかなかった気がします
[7] セミナー物理Ⅰ+Ⅱ 第一学習社 トライアル化学Ⅰ 数研出版 英文法ファイナル問題集
[8] 私は塾に通っていました。一人ではなかなか勉強を始めないので、講義がない時でも塾に行って机を借りて勉強
するようになりました。
[9] 現在富士高校は私たちの在籍していた代よりも受験に熱心なような気がします。おそらく進路先を自由に決定でき
るだけの環境は整ってきていると思うので、あとは皆さんの頑張り次第です。応援しています。
担当教科: 数 学
[1] 在学大学・学部・学科 千葉大学教育学部小学校教員養成課程
[2] 大学入学方式 センター試験は5教科7科目(国語、数学Ⅰ・A、英語、物理Ⅰ、化学Ⅰ、地理B、現
代社会)、2次試験は個別学力調査は数学Ⅰ・Aのみでした。
[3] 大学生活
大学での授業は「専門科目」と「普遍教育科目」に大別されます。専門科目の「数学」は
高校まで学んできた「微分・積分」、「確率」などといった分野の内容における理論が厳密にどうなっている
のかを探るもので、数学の奥深さが実感できます。「教育学」においては、児童生徒の人格がどのように発達
していくのかについて学ぶ「教育心理学」、各教科をどのように授業展開していくかを学ぶ「教科教育法」な
どがあり、教職を目指す学生にとって幅広く、興味深い科目が用意されています。
サークルはジャグリングサークルに所属しています。「ジャグリング」とはいろんな道具を投げたり回した
りして自由自在に操ることをいい、見る人を魅了したり笑顔にしたりする力を持っています。日々ジャグリン
グの技術を磨き、お互いに高め合い、年に1度の大学祭のステージ作りを通し「人とのつながり」「努力の素
晴らしさ」などを学べます。
将来は千葉県の教員採用試験を目指し、授業やゼミの課題の合間を縫って勉強に励んでいます。また千葉県
独自の「教職たまごプロジェクト」に参加し週に1,2回中学校に赴き先生の補助や、「学習サポーター」と
して船橋の小学校で児童と遊んだり一緒に授業を受けたりするボランティアもしています。
[4] 高校生活
所属していた水泳部は週に3,4回ほど練習があり、夏休みは日々練習があり、部活と勉
強の両立が大変でした。しかも毎日一生懸命勉強すると部活に身が入らなくなり、またその逆もしかりでし
た。その葛藤の中で、「メリハリ」のつけ方を学び、少しは成長できたのではないかと思います。高校生のみ
なさんもぜひ自分のやりたいことに精いっぱい打ち込んでほしいと思います。 高校での学習法について少し
述べておきます。数学は授業があった日に必ず家で復習して不明な点を明確にし、内容理解に努めました。課
題はできるだけその日のうちに仕上げるようにしました。数学は授業を受けただけではその内容を理解するこ
とは難しいため、復習の時間を設けて自分で考え、手を動かすことよって自分のものにすることができます。
国語は苦手でした。特に文章を読むのが苦手で、これは自分があまり読書習慣をもっていなかったからだと思
います。受験直前まであまり改善できませんでしたが、無理にでも読書や新聞を読む習慣をつけることによっ
て克服に努めました。この習慣づけは大学生になっても、役立つと思います。
[5] 進路上の目標は高校時代と現在で異なるか
変わっていません。むしろ同じ志を持つ友達が多くおり、互いに刺激しあうことで教員になりたいとの思いを
より一層強くいたしました。
[6] 大学受験に向けてどんな勉強が有効だったか・どの時期が重要だったか
大学受験に向けては何と言っても苦手科目の克服、受験するすべての科目の基礎固めを中心とした勉強が重
要になります。とにかく基礎固めに多くの時間を割き、理解していると思われる基本的な内容から振り返るよ
うにしました。例えば古典の品詞の活用や英語の基本的な熟語・単語などがそれに当たります。それから模試
の活用も大切です。模試の結果には志望大学の合否判定や各科目の分野ごとの成績や分析などが提示されます
が、残念ながらこれらはあまり役に立ちません。大切なのは受験科目の模試の解答解説を隅から隅まで読み込
んで、正解した問題も誤答した問題も両方振り返ることです。そうすることでその科目の全体的な振り返りが
でき、また自分が見落としていた穴に気づくことができるからです。
[7] 大学受験に役立った問題集・参考書
なかでも役に立ったのが英語の「速読英単語(以下速単)」・「速読英熟語(以下速熟)」と数学の「青
チャート」でした。このうち速単は自分が在学生のころに3年間通して英語の副教材でした。速単、速熟では
ある一定量の英文を読み込む中で、文章慣れができ、なおかつ受験に必要な英単語・熟語をよりよく覚えられ
るので英語が苦手な人にとっても・得意な人にとっても優れものだと思います。また数学の青チャートは基本
問題から応用問題まで幅広く掲載されており1つ1つの問題に対して、解き方の解説だけではなくどのような
思考プロセスをたどれば解法を思いつくのか説明されており、センターから国公立2次私大までのどの場面で
数学を受験するにしても対応できる参考書です。
[8]予備校・塾の利用法 予備校や塾には通っていませんでした。
[9]富士高の先輩として後輩に是非伝えたいこと
私は部活を3年になっても精一杯続けていました。部活に夢中になりすぎて受験勉強が疎かになり気がつく
と基礎がほとんど身につかないまま受験期の後半に突入してしまい、結果的に現役での大学進学は叶わなかっ
たものの、後悔はしておりません。後輩の皆さんも自分のやりたいことや今しかできないことに精いっぱい全
力で取り組んでほしいと思います。あとは自分の身近にいる友達を大切にしてほしいと思います。私は現在都
内に住んでいないので富士高で友達と会う機会はあまりありませんが、大学で出会った友人はとても大切で一
生の宝だと思っています。私は去年小学校で本実習を行い、先生になるための基礎を学びましたが、実習中は
児童への指導や教科指導がなかなかうまくいかずに、何度も心が折れそうになりましたが、同じ実習班になっ
た友達同士でお互いのつらさや、大変さを共有しあうことで逆境を喜びにかえ有意義な実習生活を過ごすこと
ができ、このとき改めて友達同士のつながりの大切さを痛感いたしました。友達を大切にするのは当たり前で
すがとても大切なことなのです。