浦川原中学校だより 重 点 目 標 き - おおらかに、たくましく生きぬく生徒 - ず な (1)自ら学ぶ意欲を育て、確かな学力の定着を図る。 (2)豊かな心と主体的に生きる力を育てる教育の充実を図る。 (3)将来の生き方を考えさせる体験活動の充実を図る。 (4)家庭や地域との連携を密にし、地域に開かれた学校の実現に努める。 第2号 平成27年6月1日発行 めん どう 面倒に生きる 校長 八木 一志 「面倒くさい、と思うことにはどんなことがありますか?」と、平成26年度の修了式の折、生徒 に質問しました。 そ 「行動です」と、一人の生徒が答えてくれました。それは、漠然とした答えでしたが、質問の意に副 ったものでした。「そうですね、食事の後の茶碗を洗うこと。洗濯物を畳むこと。掃除をすること・・ ・等の行動は面倒くさいですよね」 生きるということは、何らかの行動の連続です。行動=面倒くさいの論でいくと、生きることは面 倒くさいということになります。奥の深い話をしたものだと思います。その趣旨はこうです。 子どもの頃のアルバムを時折開きます。そこには、弟とお揃いのベスト(当時はチョッキと呼んで いました。)を着て当時、漫画で流行っていた、「おそ松くん」の中に登場するイヤミのシェーとい う、おどけたポーズで写っている私がいます。子どもの頃から、おちゃらけだったことを話したいの ではありません。そのベストが母の手縫いだった、ということを話したいのです。母はベストだけで なく、セーターなどもブラザー編み機で名前のKというイニシャル入りで作ってくれました。世界に 一つしかない母の作品を普段着ていたということです。 友達は皆、既製品の服を着ていました。そのことを、読者の皆様は嫌だったのか、と推察されるか もしれませんが、私は、「いいだろう」と、友達に自慢気でした。 遠足の時です。その楽しみは、何と言ってもお昼のお弁当です。友達のおかずは、銘々ですが主食 はおにぎりが主流です。しかし、私の定番は、お稲荷なのです。それもお菓子のように甘いお稲荷で す。友達はそのお稲荷をねだります。 父母は共稼ぎでしたが、食事作り、掃除、洗濯等家事全般は母が一人でやっていました。田んぼ仕 事もしていたのですから、子ども心にも母の大変さは分かりました。だから、手作りの服だとかお弁 当のお稲荷だとかの面倒なことを無理しなくてもいいのに、と思ったものです。そして、「母ちゃん も頑張っているのだから、子どものおまえ達も頑張れ」という、押し付けがましいことを言われた記 憶はありません。(勉強しろは耳にたこでした。)かように母の日常は、面倒くさいことで成り立っ ていました。 「面倒」の語源は、「ほめる」「感心する」などの意味を表す動詞「めでる」からとする説がある ことを知ります。それは、感謝を表す言葉からきているそうです。感謝の言葉が現在のような意味に 変化したのは、感謝を述べる時の「恥ずかしい」「決まりが悪い」といった複雑な感情だけが強調さ れたものとされます。と、インターネットの「語源由来辞典」にあります。この説を支持したいと思 います。 生きていくための種々の面倒は、感謝につながっています。めでるを漢字で書くと「愛でる」とな ります。面倒なことは、愛にもつながっているのです。面倒に向かうことは、誰かを幸せにすること です。そして、それは自分の幸せとして身にまわるものなのです。 父母の生の歩みは、私に幸せを与えてくれました。しかし、その恩を父母在りし時に返したかとい うと、哀切この上ありません。だから、私は面倒に生きることを常として、父母の生きた姿に少しで も近づきたい、と思ってはいるのですが・・・。 - 1 - 学校の様子を紹介します! チャレンジウォーク 5月1日(金) 晴天に恵まれて、全校で「大池いこいの森」までチャレンジウ ォークを実施しました。 中学校を出発し、有島→菱田→長 走→桜島→山本→末広小→大池いこいの森という行程でし た。途中、山本町内会館と末広小学校を休憩場所として使 用させていただきました。ありがとうございました。 みんなで楽しく 大池いこいの森を目指して レクリエーションの様子 昼食の様子 生徒総会 5月8日(金) 専門委員会や部活動の 活動計画が承認され、本格 的に今年度の活動がスタート しました。特に、今年度は公 開討議を行いました。それぞ れのテーマについて、活発な 意見が出されていました。 公開討議の様子 教育実習 5月11日(月)~29日(金) 当校の卒業生2名を含み、5名の皆さんが実習を行いました。授業に部活動に、さわや かに活躍してくれました。 栄養教諭を目指して 担当教科…社会 担当教科…数学 担当教科…理科 - 2 - 担当教科…国語 全校生徒でエールを送りました 1年生宿泊体験学習 5月20日(水)21日(木) 1泊2日で国立妙高青少年自然の家で宿泊体験学習を行いました。妙高アドベンチャ ープログラムやオリエンテーリングに挑戦しました。大自然の中で様々な体験活動を行いま した。活動を通して、仲間のよい面を発見したり、他者への思いやりの心や自然に感動する 心を育んだりしていました。 妙高アドベンチャープログラム・オリエンテーリングの様子 第10回上越中学校合同陸上競技大会結果 5月29日(金) 高田公園陸上競技場 共通男子砲丸投 第2位 内山隼輝 共通男子走幅跳 第3位 長壁輝哉 共通男子400m 第8位 山崎誠樹 1年男子走幅跳 第4位 滝沢知也 部員全員で集合写真 大会の様子→ - 3 - 第3位 横田聖英 同窓会活動報告 地域協議会提案事業審査会 5月24日(日) 浦川原区地域支援事業に、同窓会として吹奏楽部の 楽器支援を事業提案しました。同窓会副会長さんが中心 となり、提案書作成から当日のプレゼンテーションを担当し てくださいました。地域協議会による提案事業の審査協議 を経て支援していただけることが決まりました。詳細は、次 号で御報告いたします。 交通安全・防犯講話 浦川原駐在所より講師をお招きし、交通 安全や防犯、そして命の大切さについてお 話いただきました。生徒は、真剣な態度で 聞き、安 全や防 犯 に つ い て 意 識 を 高 めていま した。 プレゼンテーションの様子 校長先生のエッセイ集 『夏みかんのお土産』 校長先生の学校だより5年 間分の巻頭言をまとめたエッ セイ集が発刊されました。5月 9日(土)付けの上越タイムスで も紹介されました。また、高田図書館や直 江津図書館、浦川原分館から郷土資料 として寄贈の依頼がありました。当校の図 書館に寄贈していただきましたので、是非 御覧ください。 6・7月の行事予定です 日付 曜 行 事 予 定 日付 曜 行 事 予 定 1 月 各種大会壮行式 部活動あり 17 水 学習会 2 火 18 木 第1回定期テスト1日目 3 水 上越合同各種大会1日目(弁当) 19 金 第1回定期テスト2日目 クラスマッチ 4 木 上越合同各種大会2日目(弁当) 20 土 5 金 上越合同大会予備日 21 日 うらスポマラソン大会 6 土 3学年進路説明会&親子レレク(AM) 1学年親子レク(PM) 22 月 振替休業 7 日 2学年親子レク(AM) 23 火 上越地区陸上大会1日目 8 月 全校朝会(大会表彰) 24 水 上越地区陸上大会2日目 9 火 学級優先日 25 木 生徒会優先日 10 水 1年歯肉炎予防教室 26 金 3年「赤ちゃんの力を知る講座」 スクールカウンセラー勤務 11 木 吉川高等特別支援学校説明会 27 土 PTA東頸ブロック交流会(ソフトバレーボール大会) 12 金 生徒朝会 地区陸上大会壮行式 ノーテレビ・ノーゲーム運動(~18日) 28 日 13 土 テスト前部活動停止(~18日まで) 29 月 通信陸上大会・地区各種大会壮行式 14 日 30 火 15 月 7/1 水 上越地区各種大会1日目(弁当) 16 火 3学年保育園訪問 学習会 2 木 上越地区各種大会2日目(弁当) 【お知らせ】生徒の学校の様子をホームページで紹介しています。「上越市立浦川原中学校」で 検索し、「学校だより」の項目を御覧ください。 上越市立浦川原中学校 〒942-0314 新潟県上越市浦川原区顕聖寺350 ℡ 025-599-2230 FAX 025-599-3960 Email [email protected] ホームページ http://uragawara.jorne.ed.jp - 4 -
© Copyright 2024 ExpyDoc