ホテル・旅館 杉橋興産 株式会社(今津サンブリッジホテル) 滋賀県高島市 エコ・アイス 給 湯 活かす 贈呈理由:高効率空冷式ヒートポンプの採用をはじめ、国内 CDM の活用により省 CO2 に大きく貢献 エコキュート 地域の先進事例として注目を集め、スタッフの励みにも 今津サンブリッジホテル 外観 開業 15 周年 を 機 にリニューア ル 社会的責任 を 果 たす 琵 琶 湖 を 一 望 で きる 好 立 地 が 人 気 の 一連 の 空調・給湯 などの 改修 は、省エ そうした 意 義 を さらに 高 め て い る の 今津サ ンブリッジホテ ル。 開業 15 周年 を ネ ル ギー・省 CO2・省コ スト の 効 果 を も た が 国 内クレジット 制 度 の 活 用 で ある。 今 迎 えた 2009 年、客室 や バ ン ケット ルーム らすと 期待 されて いる。 試算 では、年間 回 は、今津サ ンブリッジ ホ テ ル が 排出削 のリニューア ル に あ わ せ、空調 や 給湯 の の CO2 排 出 量 を 約 353t 削 減 できる 見 通し 減 事 業 者、 関 西 電 力 が 共 同 実 施 者 とな 熱 源 を 電 気 に 切 り 替 え た。 従 来 は、 空 で あ る。 琵 琶 湖 は 環 境 保 護 の 象 徴 的 な り、 全 量 を 関 西 電 力 が 買 い 取 る 仕 組 み 調 に 油 焚 吸 収 式 冷 温 水 機、 給 湯 に 重 油 存在 で あり、同ホ テ ル にとって は 社 会 的 責任 の 観点からも 意義 の 大きいリニュー ア ル となった。 で、同制度 を 活用した 先進事例として 大 ボ イ ラーを 使用して い たが、近年、油価 き な 注 目 を 集 め、 ス タッフ の 励 み に も 格 が 高 騰 し、 ピ ーク 時 に は 開 業 当 初 に なって いる。 比 べ て 3 倍 程 度 まで 跳 ね 上 がった。しか も 価 格 変 動 が 大 きく、 予 算 を 組 み にく い 点 も 問 題 となった。 さらに 設 備 の 老 今津サンブリッジホテル 朽化 が すす みトラブ ル が 目立ってきたこ ・所在地:滋賀県高島市今津町今津 1689-2 ・延床面積:8,386 ㎡ ・竣工:2009 年 ■蓄熱設備概要 エコ・アイス mini 5 馬力相当× 1 台 業務用エコキュート 40kW × 4 台 ヒートポンプ給湯機 56kW × 1 台 ともリニューア ル を 決断した 要因 の ひと つとなり、空調・給湯設備 を 環境保全性・ 省エ ネ ル ギー 性 に 優 れた 電 気 式 へ 熱 源 を 転換した。 給 湯 設 備 の 熱 源 機 器 を 重 油ボ イ ラー (2 台 )からヒートポ ン プ 給 湯機( 5 台 )に 一次エネルギー消費量削減効果 更新し、空調設備 を 油焚吸収式冷温水機 (2 台 )から 空 冷 式 ヒ ートポ ンプ( 5 台 )、 エコ・ア イ スmini ( 1 台 )へ 更 新 した。 電 気 は 価 格 が 安 定 し て い ることに 加 え、 電 気 式 の 設 備 は 燃 焼 をとも な わ な い た め 従 来 に 比 べ メン テ ナ ン ス が 容 易 で あ るとともに 設備 が 傷 みにくい。 さらに ス イッチ ひとつ で 冷 暖 房 を 切 り替 えら れ、 操作性 がよい。 今回採用 空冷ヒートポンプチラー + 業務用エコキュート 従来方式 油焚吸収式冷温水機 + 重油ボイラー 30% 削減効果 [諸元] 同一空調給湯負荷条件による年間シミュレーション比較 一次エネルギー原単位 : 電力(全日):9.76MJ/kWh (※) A 重油:39.1MJ/ℓ(※) (※) 「エネルギーの使用の合理化に関する法律施行規則」 (10 年改正) CO 2 排出量削減効果 今回採用 空冷ヒートポンプチラー + 業務用エコキュート 従来方式 油焚吸収式冷温水機 + 重油ボイラー 54% 削減効果 [諸元] 同一空調給湯負荷条件による年間シミュレーション比較 CO2 排出原単位 : [諸元]電力(全日):0.299kg-CO2/kWh(※1) A 重油:2.71kg-CO2/ℓ(※2) (※1) 関西電力温対法政令値 (08 年度実績) 京都メカニズムクレジット反映後 )温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル Ver.2.4( 」09 年) (※2「 COOL & HOT No.38 ● 69
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