大村雄一郎委員、板谷隆輝委員、野口直次委員、田畑義次

会
議
録
1
会議の名称
川根本町農林業センター運営委員会
2
会議日時
平成27年2月27日(金)
3
開催場所
川根本町地域資源活用総合交流促進施設(農林業センター地内)
4
出席した者の氏名
(1)委
午前9時30分から11時00分まで
小平史郎委員長、中野暉副委員長、坂本政司委員、高畑秀行委員、
員
大村雄一郎委員、板谷隆輝委員、野口直次委員、田畑義次委員、
藤田博巳委員、芦沢哲哉委員
(2)執行機関(事務局) 産業課農業室長 鈴木浩之、
農林業センター場長 小平勝彦、業務員 浜谷卓弥
(3)そ の 他
5
なし
議題
(1) 平成27年度事業計画及び予算の状況について
(2) その他
6
意見交換
会議資料の名称
・平成27年度農林業センター事業方針
・平成27年度農林業センター予算(案)の概要
・(参考)農林業センター運営委員会規則、川根本町使用料条例農林業センター関連
7
発言の内容
【開
会】
(副委員長)
本日はお忙しいところご参集いただきありがとうございます。皆で良い知恵
を出し合い、この農林業センターが中心となって川根茶を盛り上げていけたら
と思います。ただ今より、平成26年度第2回農林業センター運営委員会を開
催いたします。
(事務局)
農業委員改選に伴い、委員の変更がありましたので報告します。前委員の宮
上正則さんから高畑秀行さんに代わりましたので、委嘱状をお渡しします。
<高畑委員に委嘱状を交付>
【委員長あいさつ】
(委員長)
本日は風が強く、農作業には大変な日となりました。ここのところ雨が多く
お茶の芽も膨らんでいるようで、このままいけば早いお茶になるのではないで
しょうか。相変わらず茶況は厳しいですが、順調に生育することを期待してい
ます。本日はご協議のほどよろしくお願いします。
【議
題】
(1) 平成27年度農林業センター事業方針及び予算の状況について
事務局より、平成27年度の事業方針、事業計画について資料に基づき説明
・農業用機械の貸出し・作業受託
・苗木の育成・販売(茶苗木、わさび苗、自然薯苗、ゆず苗木)
・茶生産(生葉売り・役場贈答用・冷凍蒸葉、中火茶)
・計画に基づく茶改植や液肥試験
・全国茶品評会出品者への対応、試験製造及び技術支援
・製茶技術指導員の雇用
・県農林技術研究所茶業研究センター試験圃場の管理受託
・視察や課外授業の受け入れ、農業関連事業への協力
(委員長)
何か質問やご意見はありますか。
(委
新規事業としてゆず苗木の生産に取り組むようですが、品種は何ですか。
員)
(事務局)
穂木をゆず組合員から入手する予定ですので、その入手先によります。
(委
種苗法による許諾契約に注意してください。
員)
(事務局)
町内で栽培されているものには許諾契約が必要ないことを確認しています。
(委
製茶技術指導員を雇用する経緯を教えてください。
員)
(事務局)
本施設の製茶機械については、品評会の出品だけでなく新品種の製造試験を
行うためにも必要です。あくまでも農協の営農を中心に製造を進めていくべき
と考えますが、町としても製造マニュアルの整理や職員の製造技術習得を進め、
製茶技術を蓄積していけるよう製茶技術指導員を雇用したく、準備をしていま
す。
(委
員)
人選の進捗具合はいかがですか。
(事務局)
全国茶品評会出品茶の製造経験があり、茶園巡回などにも加わっていただけ
る方を中心に、現在交渉にあたっています。
(委
員)
予算規模からも、年間雇用ではないということですか。
(事務局)
はい。4月中旬過ぎから5月末あたりまでを想定しています。
(委
員)
相手方の都合もあることですので、早めの人選をお願いします。
(委
員)
農家として、新規作物である薬草の栽培を始めました。香りが独特であるた
めなのか、獣による被害がありません。収穫や出荷調整に手間がかかりますが、
徐々に機械化されています。市町単位でまとまった出荷量が必要で栽培面積の
確保が課題ではありますが、農業経営として組合の設立なども視野に入れて検
討していきたいと考えています。
(委員長)
薬草栽培が耕作放棄地対策に貢献するという可能性はありますか。
(委
あと1~2年で栽培方法やコストの目途をつけたいと思います。
員)
(事務局)
薬草栽培においては、来年度予算で対応する「うね立用管理機」が利用可能
になります。また、町の農業振興補助金の補助対象としては、茶からの転換作
物の作目が限られており、耕作放棄地対策としての機能を重視するか、従来の
特産品振興の観点から販売を目指したものとするか、現在検討中です。作目の
拡充については、薬草も候補の1つです。対象面積を茶改植の最小面積に合わ
せることも検討しております。
(委
員)
作物を管理していなければ獣の餌場となり、獣害が増えます。行政には、栽
培管理を含めた作目選定の指導をお願いしたいと思います。
(事務局)
町の制度については、農業委員会においても議論させていただきながら、行
政主導で決定していきたいと考えます。また、行政担当者の異動などにより安
定した指導を継続しにくい状態になることも考えられるため、農協の営農とも
連携を取っていきます。委員の皆様におかれましても、農協との情報共有をし
ていただきますようお願いします。
(委員長)
今後も耕作放棄地は増えていくと予想されますので、行政には栽培管理や獣
害対策も考慮した補助制度にしていただくことを望みます。
(委員長)
耕作放棄地対策の状況はどうですか。また、茶園から他の作物へ転換した面
積はどのくらいでしょうか。
(事務局)
耕作放棄地再生事業については作目を問わず、苗代や土壌改良などの経費の
全てを国・県・町の補助金で賄えます。当町では、茶園の再生や柑橘類への転
換の事例があります。事業としては農振農用地(青地)のみが対象であるため、
今後農振整備計画変更の際は、各地域での農用地の除外の関しての慎重な議論
が必要と考えます。なお、転換作物の面積は把握していません。
(委
員)
川根高校生農作業体験事業はどのような内容を予定していますか。
(事務局)
高校の担当教諭から茶摘み体験の要望があり、それに基づいて様々な提案を
しました。協議の結果、茶摘み、茶の概要(座学)、淹れ方(実践)ということ
で計3回の体験を計画しています。川根高校の文化祭等において、この事業を
通しての何らかの行動があればありがたいと考えています。
(委
員)
平成26年度導入予定の農業機械は納入されましたか。
(事務局) 1月末に入札を行い、契約を済ませました。3月中旬に納入される予定です。
(委
員)
機械を長持ちさせるためにも、オペレーターに対する操作指導をお願いしま
す。
(事務局)
改めて操作の講習・指導を行うようにいたします。
(委員長)
続いて予算概要について事務局より説明お願いします。
事務局より、平成27年度の予算の状況について資料に基づき説明
・歳入
茶苗出荷量の減少や生葉単価の低下により減
・歳出
人件費は製茶技術指導員の雇用により増
消耗品、原材料など経費見直しにより減
備品については「うね立用管理機」を購入予定
草刈機などの機械操作安全講習の予算を計上
(事務局) 農家の高齢化などで改植面積が減っており、それに伴い茶苗の出荷本数はピー
ク時の半分ほどに落ち込んでいます。茶況も厳しいところでありますが、良質
茶の生産のためにも改植は引き続き進めていきます。
(委
員)
事務所の軒下が剥がれていましたが、修理はしましたか。
(事務局)
屋根と外壁の修繕の見積りを取りましたが、費用と効果のバランスを考え、
対応可能な範囲で職員による修理を行いました。
(委員長)
事業方針、予算の状況の他にも様々な意見交換ができました。予定の時間と
なりましたので、以上で議事を終了します。
【閉
会】
(副委員長)
本日は、貴重なご意見をいただき感謝申し上げます。今後も情報交換を行い
ながら町の農業を盛り立ていけるよう、ご協力をお願いいたします。
上記に相違ないことを確認する。
委員長
小
平
史
郎