ルネスタ™

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ルネスタ™
ルネスタ™
(エスゾピクロン) 1mg、2mg、3mg タブレット錠
ルネスタ™の体内での働き・・・
不眠症の科学
簡単に説明すると、不眠症は脳の“アウェイクケミカル(目覚めた状態
を保つ化学物質)”が“スリープケミカル(眠りを誘う化学物質)”よりも
活発になることによって起こります。
アウェイク ケミカルとはアドレナリンやノルアドレナリンなどをはじめ
とする、体のエンジンを始動させる全ての成分を指します。
スリープケミカルに関して言えば、ガンマアミノ酪酸(GABA)というア
ミノ酸が最も重要な物質とされています。GABA は脳の活動スピード
を下げ、心身共にリラックスさせて体が睡眠をとるように促します。
安眠できる人達は就寝時に、“アウェイクケミカル”の量を下げて
GABA の量を増やすことが自然にできるのです。
しかし残念なことに不眠症の方は、このケミカル物質の変換が簡単
にできなくなっているのです。特に GABA の働きがうまくいっていな
いことが主な要因となっているのです。その結果、脳内では“アウェイ
クケミカル”が主導権を握るため、質の高い睡眠を得ることが非常に
難しくなるのです。
ルネスタはどのように作用するの?
ルネスタ™(エスゾピクロン)1錠を夜に飲むだけで、安眠できる人達
みたいに体が作用するように補助されます。ルネスタ™が GABA の
活動を強化し、早く眠りにつくよう体にはたらきかけ、夜間に目覚める
回数も少なく、翌朝にはスッキリとした目覚めをもたらします。
私の睡眠障害は特殊なんだけど・・・
睡眠障害のタイプは人それぞれです
ある人は眠りにつくのに数時間かかり、夜の半分は寝返りをうって過
ごします。またある人は、すぐに眠りにつけるのに夜間に目が覚めて
しまい、その後再び眠ることができないまま朝を迎えます
あなたの睡眠障害がどれだけ特殊であろうとも、まずはその問題を
医師に相談することが大事です−その不眠が日中のあなたの活動
に影響を与える場合は特に重要です。職場や自宅で、日中眠くなった
り、イライラしたり、または集中力が欠けたりする場合、医師はその状
態を不眠症と診断するでしょう。
不眠症はあなたが考えているようなものではありません!
“不眠症”と聞くと、人は全く眠れない状態を想像します。しかし、それ
は違います。多くの不眠症の人は、僅か3~4時間ではありますが毎
晩眠っています。また他の不眠症の人は、週の半分は問題なく眠れ
ているのですが、残りの夜は眠れないといった状況にいたりしていま
す。
不眠症の症状がどうであれ、ルネスタが助けてくれます
幸い、ルネスタ™(エスゾピクロン)には不眠症の主要症状を和らげ
る補助作用があることが証明されています。不眠症の主要症状には
次のようなものが含まれます:

眠りにつけない

夜中に何度も目が覚めてしまう(ずっと寝ていられない)

朝起きた時に疲れがとれていない
上記のいずれか、もしくは全てに当てはまり、またそれらが日中の活
動に影響を与えていると感じている方は、不眠症の疑いがあります。
ルネスタの飲み方
全ての処方薬と同様、ルネスタ™(エスゾピクロン)は医師の処方箋
通りに飲むことが大事です。
ルネスタ1錠を就寝の直前に飲むだけで、たいていの人はすぐに眠
りにつくことができます。臨床実験では、ルネスタを飲んだ人の大部
分が平均7~8時間眠りました。
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ルネスタ™
ルネスタの服用はシンプルです
医師の指導に従い、次の3点を常に心に留めておいてください:
1. 一晩フルに眠れる時間がある時にだけルネスタを服用してく
ださい
2. アルコールでルネスタを飲まないでください
3. ルネスタ服用後は、例えば車の運転や」機械類の操作など注
意力を必要とするような行動・活動はしないでください。ルネ
スタを服用した翌朝にそのような行動・活動を行う場合は、通
常以上に慎重に行ってください
就寝直前に一粒を水で飲むだけで、一晩中安眠できるように体を整
えてくれます。
ルネスタの処方量
ルネスタ™(エスゾピクロン)は1mg 錠、2mg 錠、3mg 錠の3種類で
展開されています。
開始時の服用量は、年齢や睡眠障害の内容を基に医師が決定しま
す。
他の睡眠薬同様、医師に相談せずに勝手に服用量を増やさないでく
ださい。
初めてルネスタを飲む方へ
今晩ルネスタを飲もうとしていますか?
今晩初めてルネスタ™(エスゾピクロン)を飲む場合、いくつか準備す
ることがあります。言い換えると、枕を整え、カーテンを閉じて安眠態
勢を整えておいてください。
ルネスタを飲んだ直後はどのような感覚におちいるの?
ルネスタは、ほぼ全員の人がすぐに眠りにつくよう手助けします。ル
ネスタを飲んだ直後に眠気を感じはじめるでしょう。それは薬が効い
ている証拠なのです!
もしあなたの不眠タイプが、夜間に何度も目覚めてしまうタイプのも
のなら、ルネスタが改善を助けてくれます。事実ルネスタは、夜間妨
害される事なく安眠でき、より質の高い眠りを助けることが証明され
ているのです!
安全に関する重要事項: ルネスタは必ず就寝直前に飲んでください。
翌朝目が覚める前までに、最低8時間の睡眠時間を確保しておいてく
ださい。ルネスタ服用後は、例えば車の運転や」機械類の操作など注
意力を必要とするような行動・活動はしないでください。ルネスタを服
用した翌朝にそのような行動・活動を行う場合は、通常以上に慎重に
行ってください。(いかなるタイプでも)睡眠薬を服用中は、アルコー
ルは飲まないでください。睡眠薬は全て、依存性の危険性があります。
医師に相談せずに、睡眠薬を長期にわたって使用しないでください。
副作用には、不快な味、頭痛、傾眠、めまいなどが含まれます。
本文の健康関連情報は、教養のためであり、専門家の議論に代わることを
意図したものではありません。本文中であげられた製品は、国によって別の
名前で流通していることもあります。患者に関する全ての事項は、健康管理
の専門家が、患者の特性などを考慮した上で決断されなければなりません。
ルネスタは不眠症治療の薬です。万人に効く薬など存在しないということを
覚えていてください。そして、ルネスタをあなたに処方することができるのは
主治医だけです。

重度の肝臓障害がある方は、1mg から始めてください。また、ル
ネスタを使用する際は、充分に注意してください。

次の CYP3A4 抑制剤と併用する方は、ルネスタの服用量を調整
する必要があります; ケトコナゾール(ニゾラール®)、イトラコ
ナゾール(スポラノックス®)、クラリスロマイシン(ビアキシン®)、
ネファゾドン(セルゾン®)、トロレアンドマイシン(タオ®)、リトナ
ビール(ノルビール®、カレトラ®)、ネルフィナビール(ビラセプト
®) これらの CYP3A4 抑制剤とルネスタを併用する方は、初回
服用量が1mg 以上にならないように気をつけてください; どうし
ても必要な場合、2mg まで増量することはできます。
ルネスタとは・・・;
ルネスタは“睡眠薬”です。睡眠薬には色々な種類がありますが、不
眠症は一時的なものです。不眠症の治療期間は、平均7日∼10日で
最長で2週間というものが通常です。中には2週間以上の治療期間
が必要な、慢性不眠症の方もいます。しかし、医師に相談せず、睡眠
薬の長期服用に関する利害を理解せずに睡眠薬を長期服用すること
は絶対にしないでください。
ルネスタ™
副作用について
医薬品には必ず副作用があります。睡眠薬の主な副作用は以下の
通りです;




眠気
めまい
立ちくらみ
調和異常
睡眠薬は日中の眠気を誘います。どれだけ眠くなるかは、体の薬に
対する反応や、薬の種類、また処方量によって変わります。日中の眠
気は、夜間眠れることができる最低ラインに服用量を保つことで回避
できます。詳しくは医師にご相談ください。ルネスタを服用した人の中
には、翌日まで眠気がある人もいました。
ルネスタ服用中のこれらの副作用に対する対処法:

ルネスタや他の睡眠薬を始めて飲む際は、翌日まで薬の効
果が残っているかどうかわかるまでは、注意力を要する作
業(運転、機械操作、飛行機の操縦など)などは特に慎重に
行うようにしましょう。

ルネスタや他の睡眠薬を服用中は、アルコールを飲まない
でください。アルコールが薬の副作用を強くするおそれがあ
ります。

医師に相談せずに他の医薬品(市販・医師処方ともに)を服
用しないでください。ルネスタと併用しないほうが賢明な、眠
気を誘う医薬品もあります。

ルネスタの服用量は必ずお守りください。服用量を変更する
際は、必ず医師に相談してから変更してください。
特記
睡眠薬服用中にみられることがある諸問題
記憶障害
睡眠薬が“健忘症”や特殊な記憶喪失を引き起こすことがあります。
健忘症になると、薬を服用後数時間の間に起こったことを憶えていら
れなくなります。大多数の方にとっては、これは大した問題になりま
せん。なぜなら服用直後に眠りについてしまうからです。しかし、旅行
中に薬を服用するときは、これが問題になってきます。例えば機内で
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薬を飲んで眠り、薬の効果がなくなる前に目的地に到着してしまい、
起きなければならないときなどです。これを“旅行者健忘症”といいま
す。臨床実験では、ルネスタを服用した患者で記憶障害を訴えた人
はほとんどいませんでした。起きてから活動を開始するまでの間、一
晩まるまる眠ることができる状態であるなら、記憶障害はほとんどの
ケースで回避可能です。記憶障害があると感じたら、医師に相談して
ください。
耐性
睡眠薬を 2、3 週間続けて毎晩飲むと、睡眠作用が得られなくなって
きます。これを“耐性”といいます。臨床実験では、6 ヶ月間服用しても
ルネスタへの耐性はみられませんでした。不眠症は一般的に一時的
なものであるため、睡眠薬の長期服用は必要とされません。しかし、
中には睡眠薬を長期間服用する必要のある、慢性不眠症の患者もい
ます。ルネスタを服用しても睡眠障害が続く場合、医師に相談してく
ださい。別の治療法が必要かどうか判断してくれます。
依存症
特に 2、3 週間以上の長期定期服用や多量摂取した場合、依存症を
引き起こすおそれのある薬があります。依存症とは、服用を止めると
調子が悪くなるため、服用を続ける必要がある状態のことをいいます。
依存症になった場合、突然薬の服用を止めると不快な症状があらわ
れてきます(次項の禁断症状参照)。そうなると、この禁断症状を抑え
るために、処方された量かそれよりも多い量を服用し続けなくてはな
らないと考えるようになります。
睡眠薬を服用する全ての人は、依存症になる危険性があります。中
でも特に、過去にアルコールや他の薬に対して依存症を発症したこと
がある人は、睡眠薬に対する依存症を発症する確率が高くなってい
ます。睡眠薬を 2、3 週間以上服用しようと考えている方は、この点を
考慮する必要があります。以前、アルコールや薬への依存症があっ
た方は、ルネスタや他の睡眠薬を飲む前に医師にその事実を伝えて
おく必要があります。
禁断症状
睡眠薬を毎日長期にわたって服用している人が、服用を突然止めた
場合、禁断症状があらわれることがあります。中には 1、2 週間程度
の服用でも禁断症状がみられるケースもあります。禁断症状には、
軽いものでは不快感などがあります。更に深刻なケースになると、腹
部や筋肉の激しい痛み、嘔吐、発汗、震えなどがあり、また稀に発作
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を起こすことがあります。しかし、これらの深刻な禁断症状はめった
に起きません。ルネスタの統制実験件数は比較的少ないのですが、
それらの実験では禁断症状はみられていません。しかし、睡眠薬に
は禁断症状の危険性があることは憶えておいてください。
睡眠薬を止めるとみられる別の問題に、“リバウンド不眠症”がありま
す。これは、服用を止めて 2、3 日は、睡眠薬を開始する前よりも更に
眠れなくなる症状のことをいいます。リバウンド不眠症になっても落
胆しないでください。この症状は 1、2 晩ほどで自然に消えていきます。
ルネスタや他の睡眠薬を 1、2 週間以上服用している方は、勝手に服
用を止めたりしないでください。必ず医師の指導を受けてください。
行動や考えの変化
睡眠薬を服用している人の中には、考えや行動(もしくは両方)に変
わった変化がみられることがあります。これは、よくあるものではあり
ませんが、以下のようなものがあります:
 通常以上に外交的になったり攻撃的になったりする
 混乱
 おかしな行動
 動揺
 幻覚
 うつの悪化
 自殺願望
これらの症状が起こる確率は、普段の健康状態、他の薬の服用、ま
た睡眠薬の種類などといった複数の事柄に関わってきます。ルネス
タの臨床研究によると、ルネスタはこれらの行動変化との関連性は
ほとんどないと考えられています。
また、これらの行動変化が薬によるものなのか、病気によるものなの
か、または自発的に発症したものなのか、はっきりしていないことも
事実です。実際、改善がみられない睡眠障害は、睡眠薬を飲む前か
ら存在していた病気が原因であることもあるのです。行動の変化に
自分自身で、もしくは家族の人が気づいたり、異常な心をかき乱すよ
うな考えが浮かんだりした場合は、すぐに医師の診断をうけてくださ
い。
妊娠と授乳
妊娠の最終期に睡眠薬を飲むと、胎児に沈静作用やその他の悪影
響を与える危険性があります。妊娠している方、妊娠を考えている方、
またルネスタを服用中に妊娠が発覚した方は、その旨を必ず医師に
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伝えてください。
ルネスタを服用すると、ごくわずかな量が母乳に含まれることがあり
ます。ごく少量のルネスタが乳児に与える作用は明らかになっていま
せん:よって、他の睡眠薬同様、授乳中はルネスタを服用しないでく
ださい。