平成27年度 御殿場市後期高齢者医療 健康教育事業実施計画

平成27年度
御殿場市後期高齢者医療
健康教育事業実施計画
御 殿 場 市 国 保 年 金 課
1.御殿場市後期高齢者医療の保健事業の現状と課題
当 市 の こ れ ま で の 保 健 事 業 は 、静 岡 県 後 期 高 齢 者 医 療 広 域 連 合 か ら の 受 託 事
業として「後期高齢者健康診査」を行なうのみであった。
昨年 度 から「 脳 ド ック 受 診費 助 成 事 業 」を 開 始 し 、保 健事 業 の充 実 に 努 めた
が 、更 な る 充 実 策 と し て 健 診 の フ ォ ロ ー ア ッ プ の 必 要 性 を 感 じ 、よ り 効 果 的 な
保 健 事 業 を 模 索 す る 中 で 、平 成 2 7 年 度 は 静 岡 県 後 期 高 齢 者 医 療 広 域 連 合 の 補
助を受け「後期高齢者医療健康教育事業」に取り組むこととした。
2.目
的
本 事 業 で は 、対 象 者 の 生 活 習 慣 の 改 善 を 通 し て 健 診 数 値 等 の 改 善 を 目 指 す だ
け で は な く 、生 涯 に わ た っ て 健 康 で 意 義 あ る 生 活 を 送 る こ と が で き る よ う 、正
しい生活習慣を身につけることで、健康寿命の延伸を図ることを目的とする。
さらに、被保険者の自主的な健康増進への取り組みを支援することにより、
予 防 可 能 と さ れ る 生 活 習 慣 病 ( 糖 尿 病 、虚 血 性 心 疾 患 、脳 血 管 疾 患 )関 連 の 医
療 費 の 適 正 化 を 図 る と と も に 、市 全 体 と し て 健 康 的 な ラ イ フ ス タ イ ル を 送 る 機
運を高めていく。
3.実施主体
この事業の実施主体は御殿場市であるが、御殿場市国民健康保険が行なう
「 国 保 保 健 指 導 事 業 」と の 連 携 事 業 と す る 。業 務 は プ ロ ポ ー ザ ル 方 式 に よ り 決
定した外部業者に委託し実施する。
4.実施期間
業務委託契約日から平成28年3月までとする。
5.事業内容
(1)対象者
健康診査の結果、要受診と判定されなかった者
約30人
(2)広報
対象者の内、75歳から80歳までの方(約700人)に案内通知を送
付し参加者を募るほか、案内通知の時期に合わせて、市ホームページに募
集案内記事を掲載する。
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(3)実施方法
「 国 保 保 健 指 導 事 業 」と の 連 携 に よ り 、事 業 を 効 率 的 に 運 営 す る と 伴 に 、
後期高齢者特有の健康課題等に配慮した事業計画とする。
また、PDCAサイクルに則り、グループワークを取り入れた集団教室
を 5 回以上開催し、並行して個別支援を行う。
階層化、中間・終了時の評価のための検査・計測のほか、
①食事摂取基準や食事療法の各種学会ガイドライン等の科学的根拠を踏
まえ、対象者一人ひとりにとって改善しやすい食行動の基礎知識の学習
② 運 動 生 理 学 、ス ポ ー ツ 医 科 学 、体 力 測 定・評 価 に 関 す る 基 礎 知 識 を 踏 ま
え 、身 体 活 動 や 運 動 の 習 慣 と 生 活 習 慣 病 発 症 と の 関 連 に お い て 科 学 的 根
拠を活用し、対象者にわかりやすく説明、実技指導する。
③御殿場市の地域特性、医療費の動向や健診分析を踏まえ、かつ個人のラ
イフスタイルにあわせて適切に活用できる学習教材を使用する。科学的
根拠(生活習慣病関連の各学会ガイドライン等)に基づいて作成し、常
に最新のものに更新する。
④保健指導は、医師、保健師、管理栄養士、健康・体力づくり事業財団が
認定する健康運動指導士等が実施する
⑤保健指導は、対象者が代謝等の身体のメカニズムと生活習慣との関係を
理 解 し 、生 活 習 慣 の 改 善 を 自 ら が 選 択 し 、行 動 変 容 に 資 す る も の と す る 。
(4)実施時期
業務委託契約日から平成28年3月まで
ただし、集団教室は10~12月を目安に実施する。
6.評価
集 団 教 室 終 了 時 に 中 間 評 価 を 行 う 。ま た 、平 成 2 8 年 2 月 ま で に フ ォ ロ ー
ア ッ プ の 会 の 開 催 や ア ン ケ ー ト 等 を 実 施 し 、簡 単 な 計 測 、聞 き 取 り 等 に よ る
最 終 評 価 を 行 う 。 具 体 的 に は 、「 平 成 2 7 年 度 御 殿 場 市 国 保 保 健 指 導 事 業 実
施計画」に準じる。
7.健康教育の具体的内容(案)
「平成27年度御殿場市国保保健指導事業実施計画」に準じる
8.会場
公 営 ・ 民 間 は 問 わ な い が 、経 済 効 果 や 事 業 終 了 後 の 継 続 的 な 実 践 を 考 慮 し
て、御殿場市内で実施するものとする。
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