報告 杉本梨恵子

杉本梨恵子
七尾湾岸トライアスロンで国体出場と決まってから2ヵ月あまり。
8月に珠洲トラもあり、あっという間にこの日がきました。
結果は44人中34位。スイム32分17秒(38位)、バイク1時間14分9秒(27位)、
ラン40分58秒(11位)
国体当日は12時スタートなので、朝は比較的のんびりモードで、北方さんの9時30分
スタートに間に合うように会場入りしました。
スタート10分前からスターティングセレモニーが始まり、緊張はしていなかったけど寒
くてテンションが上がらず少し不安になりました。
北海道から順番に各都道府県の選手の紹介がありスタートポジションへ。私が紹介されて
堀野さんと握手をしたら『行くぞ!!』とやる気が湧いてきました。
スタートラインに立ちお隣の山口県の選手と話していると、いきなりスタートの号砲!!
ゆっくり海へ向かって走って行きレースが始まりました。
前日に木下さんからダッシュをすると心拍が上がるので、それを落とすようにドルフィン
をするようにとアドバイスを頂いたのに、ドルフィンが下手なので逆に心拍が上がってし
まい、泳ぎ始めてすぐに『ヤバイ、大丈夫か!?』と不安になりましたが、『マイペース、
マイペース』と自分に言い聞かせると普段通りに泳げました。
やはり他県の選手は泳力があるので、あっという間に行ってしまい1周目の第1ブイ(3
15m地点)から一人取り残された感じでした。
第2ブイから浜辺に向かう時はヘッドアップをしても目印がなかなか見えず、なかば混乱
状態。なんとか辿り着き2周目。
マーシャルが側にべったりとついてきたので、
『ヤッバイ最下位なんや~』って思いながら
ひたすら泳いでスイムアップ。
急いでバイクラックに行くと、まだ数台バイクが残っていたので少し安心しました。
さぁ、今から大好きなバイクと思い気合いを入れ直そうかと思ったけど、スイムで体力を
消耗したのか、足が重くていつものようにまわらない。
スタートしてしばらくすると、トップ集団とすれ違い『周回遅れになってしまう~』と恐
れながら走り続けました。
ドラフティングがOKなのでパックができているのかなぁと思っていたら、バラけていた
ので『よし!!』と思い、少しでもスイムの差を縮めなければと思い頑張りました。
周を重ねるごとに風が強くなり嫌になってしまいましたが、なんとか4周を終えランへ。
走り始めてすぐに感じたことはいつもと違って鉛のような足じゃない!!
周回遅れなので、順位があがっているのかわからなかったけど、1人また1人とどんどん
抜けることが気持ちよくてテンションが上がりました。
タイムは10キロのレースでも出したことのない40分58秒。すごく嬉しかったです。
リザルトを見て、課題はやっぱりスイムです。
せめて30分以内でスイムアップすれば、もう少し順位をあげることができたのに・・・
全国のトップアスリートと共にレースできた事が貴重な経験となりました。
9月に入ってから週1回、堀野さんと北方さんと練習会を行い、いろいろ教えて頂きまし
た。今後の練習の参考になりました。
松本さんにはレース前からアドバイスや励ましのメールを頂き本当に感謝しています。
そしてリラックスしてレースに臨め、無事に終えることができたのは同行して下さった皆
様のおかげです。
ありがとうございました。