自己評価 報告書 - 東京ビジュアルアーツ

平成26年度
自己評価 報告書
学校法人 東京安達学園
専門学校 東京ビジュアルアーツ
作成:平成27年 8月31日
平成26年度自己評価表
1.教育目標
社会や経済の国際化・情報化が加速する中、各業界の専門分野において戦力として期待される人材を養成する
教育機関としての使命は大きく、業界そのものの活性化をも担っている。
本校では「学生たちへの未来サポート」を教育理念とし、プロとして活躍し続けるための「業界力」をつける
教育を行っている。
「業界力」とは
①「コミュニケーション力」
②「自己管理力」
③「主体力」
を身につけることから生まれるもので、業界・企業との連携を基に組織的かつ実践的な教育を行い、社会人
としてふさわしい「業界力」の高い人材育成を目標としている。
本年度に定めた重点的に取り組むことが必要な目標や計画
「コラボレーション教育」を目標・計画とし、遂行している。
○企業とのコラボレーション
・技術力の向上
・多様な実践授業の実施
・業界のプロから学ぶ
○学科間のコラボレーション
・コミュニケーション力の向上
・イベント内容の充実度向上
2.評価項目の達成及び取組状況
(1)教育理念・目標
適切・・・4、ほぼ適切・・・3
評価項目
やや不適切・・・2、不適切・・・1
・学校の理念・目的・育成人材像は定められているか
(専門分野の特性が明確になっているか)
4 3 2 1
・社会のニーズ等を踏まえた学校の将来構想を抱いているか
4 3 2 1
・理念・目的・育成人材・特色・将来構造等が学生、関係業界、保護者
等に周知がなされているか
・学科の教育目標、育成人材は、学科に対応する業界のニーズに
向けて方向づけられているか
4 3 2 1
4 3 2 1
①課題
・学科毎に職業教育目標にばらつきがあり、業界のニーズに素早く対応できていない部分もある。
・教育目標や理念など、保護者への周知不足。
②今後の改善方法
・教職員研修会の頻度を上げ、教育目標・職業教育目標設定を統一化する。
・キャリアサポートセンターとの連携を深め、業界のニーズに沿ったカリキュラムに変更できる
体制を整える。
・保護者会の更なる充実。
③特記事項
・1年次後期に保護者会を実施しているが、キャリアサポートセンターからの就職・オーディション
活動が主となるので、次年度は入学式後等の時間を利用し、早期に保護者への教育説明やカリキュラム
等の説明が必要と認識。
1
平成26年度自己評価表
(2)学校運営
適切・・・4、ほぼ適切・・・3
評価項目
やや不適切・・・2、不適切・・・1
・目的等に沿った運営方針が策定されているか
4 3 2 1
・事業計画に沿った運営方針が策定されているか
4 3 2 1
・教育活動に関する情報公開が適切になされているか
4 3 2 1
・情報システム化等による業務の効率化が図られているか
4 3 2 1
①課題
・教育活動の情報公開に関しては、学校のホームページ上を見る限り不足している。
・残業時間等、業務の効率化に関しては改善の余地あり。
②今後の改善方法
・今後、卒業制作作品展の内容を学科合同作品展に変更予定。在校生の作品を企業や一般の方々に
見てもらい、教育活動内容を公開。この学校評価の公開と共に、発信する場を設ける。
・教職員の適正な評価→モチベーションアップを図る。
③特記事項
・教職員の多くが、業務過多になっている点は否めない。今後更なる整備や効率化が必要。
2
平成26年度自己評価表
(3)教育活動
適切・・・4、ほぼ適切・・・3
評価項目
やや不適切・・・2、不適切・・・1
・教育理念などに沿った教育課程の編成・実施方針等が策定されて
いるか
・教育理念、育成人材や業界のニーズを踏まえた教育機関として
の修業年限に対応した教育到達レベルや学習時間の確保は明確か
・学科のカリキュラムは体系的に編成されているか
4 3 2 1
4 3 2 1
4 3 2 1
・キャリア教育・実践的な職業教育の視点に立ったカリキュラムや
教育方法の工夫・開発等が実施されているか
・関連分野の企業・関係施設等、業界団体との連携により、
カリキュラムの作成・見直し等が行われているか
・関連分野における実践的な職業教育(産学連携によるインターン
シップ、実技・演習等)が体系的に位置づけられているか
4 3 2 1
4 3 2 1
4 3 2 1
・授業評価の実施・評価体制はあるか
4 3 2 1
・職業に関する外部関係者からの評価を取り入れているか
4 3 2 1
・資格取得の指導体制、カリキュラムの中での体系的な位置づけ
はあるか
・人材育成目標に向け授業を行う事が出来る要件を備えた教員を
確保しているか
・関連分野における業界との連携において優れた教員(本務・兼務
含め)の提供先を確保する等マネジメントが行われているか
・関連分野における先端的な知識・技能等を修得するための研修や
教員の指導力育成等資質向上のための取組が行われているか
・職員の能力開発のための研修等が行われているか
4 3 2 1
4 3 2 1
4 3 2 1
4 3 2 1
4 3 2 1
①課題
・教職員研修及び外部関係者からの評価は職業実践に伴い開始したものであり、まだ職員内で定着出来ていない。
②今後の改善方法
・職業実践に伴い、学校関係者評価や教育課程編成委員会の評価等を重視し、カリキュラムや教育
イベントへ反映することを重視。
・教職員研修の定期実施及び定着。
③特記事項
・本校では全教員(専任・非常勤)が担当する全授業について「授業計画書」を授業期初に提出。
毎回の授業実施内容を「授業報告書」に記入し、共有できるようにしている。また、授業期毎
に講師会議を実施する等、担当教員の総括・要望を取りまとめ、授業の質の向上や改善に
努めている。
・授業評価については、授業期毎に学生アンケート(「スチューデントエコー」)を実施。
学校長と担当教員が質問内容や実施方法について吟味し、学生の生の声が聞けるよう、確実に
実施できるようにしてきた。アンケート結果については、学科長にフィードバックし(非常勤
には担当部分)、現状の把握と授業内容・学校運営の改善に努めていく。また改善点は掲示板
での告知や各担任からホームルーム内で伝達する等、在校生へのフィードバックも心掛けている。
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平成26年度自己評価表
(4)学修成果
適切・・・4、ほぼ適切・・・3
評価項目
やや不適切・・・2、不適切・・・1
・就職率の向上が図られているか
4 3 2 1
・資格取得率の向上が図られているか
4 3 2 1
・退学率の低減が図られているか
4 3 2 1
・卒業生・在校生の社会的活躍及び評価を把握しているか
4 3 2 1
・卒業後のキャリア形成への効果を把握し学校の教育活動の改善
に活用されているか
4 3 2 1
①課題
・退学率が改善できている学科と出来ていない学科の差が激しい。全体的には数年前より徐々に
良くなっている。
・卒業生の情報は学科担当者に付いていることが多いため、担当者が変更になった際に情報が止まって
しまうことがある。
②今後の改善方法
・卒業生の情報を統括できるような環境づくり→SNSや専用サイトを使用したもの。
・教職員のカウンセリング能力UPのための研修実施。
・出席不良・成績不良者における保護者との連携強化。
③特記事項
・学校案内やホームページで卒業生を頻繁に紹介することもあり、近年卒業生状況の把握は良く
なっている。
・卒業生や在校生の活躍は、各学科のブログに掲載する等、情報の伝達と共有を心掛ける。
・校友会等の活用がまだまだできていないため、連携を強化する。
(5)生徒・学生支援
適切・・・4、ほぼ適切・・・3
評価項目
やや不適切・・・2、不適切・・・1
・進路・就職に関する支援体制は整備されているか
4 3 2 1
・学生相談に関する体制は整備されているか
4 3 2 1
・学生の経済的側面に対する支援体制は整備されているか
4 3 2 1
・保護者と適切に対応しているか
4 3 2 1
①課題
・転職活動等卒業生への支援も行っているが、個別でキャリアサポートセンターや担任が対応
しているため、共有記録としては無し。
・写真部や軽音楽部等高校の部活動を支援するプログラムは行っているが、キャリア教育の観点
での実施は無し。
②今後の改善方法
・高校生(進路検討者)へのキャリア教育や職業教育等はAO入学を通してしっかり指導していく。
③特記事項
・高校からの学校見学依頼等は積極的に行う。
・課外活動(部活動)等の実施は無し。姉妹校と手を組み、部活動を支援することも検討していく。
・学生の経済的な支援については、入学時の特待生制度、在校中の日本学生支援機構奨学金説明会、
校友会奨学金(創作奨励)制度がある。学費の分納や日本学生支援機構奨学金の緊急申請について
も、状況に応じて担任から事務局に依頼し、対応してもらっている。
・生徒の精神面ケアのため、学内にはスクールカウンセラーを配置している。(計3名日替わり)
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平成26年度自己評価表
(6)教育環境
適切・・・4、ほぼ適切・・・3
評価項目
やや不適切・・・2、不適切・・・1
・施設・設備は、教育上の必要性に十分対応できるよう整備されて
いるか
・学内外の実習施設、インターンシップ、海外研修の場等について
十分な教育体制を整備しているか
・防災に対する体制は整備されているか
4 3 2 1
4 3 2 1
4 3 2 1
①課題
・耐震は問題無いが、非常時における飲食の確保や災害の緊急対応の整備を進行中。
②今後の改善方法
・避難訓練の実施。
③特記事項
・校舎は耐震の建物のため、工事は必要無し。
・インターンシップ時の保険も数年前より実施。
・学生だけでなく、講師や教職員等も危機管理に努め、防災訓練や避難訓練等に積極的に参加してもらう。
・海外研修では各学科、現地での協力体制校での特別授業やスタジオ見学、特別レッスン等、
特色を出したプログラムを実施している。
・緊急対応マニュアルを作成し、全教職員で共有。
・非常時における飲食物は、全校生徒3日分の備蓄がある。
(7)学生の受入れ募集
適切・・・4、ほぼ適切・・・3
評価項目
やや不適切・・・2、不適切・・・1
・高等学校等接続する機関に対する情報提供等の取組を行って
いるか
・生徒募集活動は、適正に行われているか
4 3 2 1
4 3 2 1
・生徒募集活動において、資格取得・就職状況等の情報は正確に
伝えられているか
4 3 2 1
①課題
・毎年2万人以上の資料請求者をいただいているが、実際に来校まで結び付いているのは12%前後。
・来校してから検討していた業界へ進路決定をし、入学までに辿り着く学生は来校者の23%前後。
→業界への憧れや夢を持って来校してくれた学生へのサポート対応としてはもう少し伸ばしたい。
②今後の改善方法
・来校したくなる「魅了ある学科」にしていく。
・体験レッスンの内容の見直し・充実。
・来校した学生の進路をしっかりアドバイス・サポートしてあげる。
・学生の声に耳を傾ける「ヒアリング」能力の向上。
③特記事項
・資料請求者へのサポート(夢を現実にしていくサポート)。
・来校者へのサポート(入学・就職への不安をなくすサポート)を心掛ける。
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平成26年度自己評価表
(8)財務
適切・・・4、ほぼ適切・・・3
評価項目
やや不適切・・・2、不適切・・・1
・中長期的に学校の財政基盤は安定しているといえるか
4 3 2 1
・予算・収支計画は有効かつ妥当なものとなっているか
4 3 2 1
・財務について会計監査が適正に行われているか
4 3 2 1
・財務情報公開の体制整備はできているか
4 3 2 1
①課題
・財務情報の開示に向けて取り組んでいる。
②今後の改善方法
・特になし。
③特記事項
・入学者の安定確保が財政基盤の安定には不可欠であり、全教職員で同じ意識をもって取り組ん でいる。また、収支予算の予測、支出状況の把握に努め、バランスのとれた収支状況の実現
に向けて取り組んでいる。
(9)法令等の遵守
適切・・・4、ほぼ適切・・・3
評価項目
やや不適切・・・2、不適切・・・1
・法令、専修学校設置基準等の遵守と適正な運営がなされているか
4 3 2 1
・個人情報に関し、その保護のための対策がとられているか
4 3 2 1
・自己評価の実施と問題点の改善に努めているか
4 3 2 1
・自己評価結果を公開しているか
4 3 2 1
①課題
・自己評価の公開については、現在準備中である。
②今後の改善方法
・定期的な評価委員会の実施。
・ホームページ等を利用した自己評価の公開。
③特記事項
・法令及び専修学校設置基準を遵守し、適正な学校運営を行っている。情報管理については、
教職員及び学生の個人情報の取り扱いには細心の注意を払い、適正に管理を行っている。
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平成26年度自己評価表
(10)社会貢献・地域貢献
適切・・・4、ほぼ適切・・・3
評価項目
やや不適切・・・2、不適切・・・1
・学校の教育資源や施設を活用した社会貢献・地域貢献を行って
いるか
・学生のボランティア活動を奨励、支援しているか
4 3 2 1
4 3 2 1
・地域に対する公開講座、教育訓練(公共職業訓練等)の受託等を
積極的に実施しているか
4 3 2 1
①課題
・ボランティア活動として行っているのは「千代田区一斉清掃」への協力。
・学校の所在地である千代田区四番町で行っている「番町祭り」への参加。
・地域への公開講座等は、過去の実績はあるが継続して行えていない。
②今後の改善方法
・地域交流のイベントへの積極的な参加。
③特記事項
・地域からの依頼により、千代田区・四番町の防災マップを本校のマスコミ・映像学科の学生が作成。
・本校の周辺にある飲食店等を取材した「フリーペーパー」の制作を本校が担当。
(11)国際交流
適切・・・4、ほぼ適切・・・3
評価項目
やや不適切・・・2、不適切・・・1
・留学生の受け入れ・派遣について戦略をもって国際交流を行って
いる
4 3 2 1
・受け入れ・派遣等において適切な手続き等がとられているか
4 3 2 1
・学習効果が国内外で評価される取組を行っているか
4 3 2 1
・学内での適切な体制が整備されているか
4 3 2 1
①課題
・国外から出願する学生への対応強化。
・学生作品や成果の発信はほとんど行っていないのが現状。
②今後の改善方法
・学生作品や成果の発信→専用サイトや現地のサイトへの掲載を考える。
③特記事項
・留学生の受け入れは学園本部と本校の留学生担当者が定期的なミーティングを行い、日本語学校
訪問やガイダンス等を実施。
・毎年、日本語学校の先生方へのイベントも実施。
・留学生を対象にした日本語力向上のためのゼミナールを実施。
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