ナッツご担当各位 2015 年5月7日発行 ナッツインフォメーション 東海ナッツ株式会社 2015 年産アーモンド第一次収穫予想量は 18 億 5000 万ポンドと発表されました! 米国産アーモンドの第一次収穫予想量が、現地時間5月5日、NASS(米国農務省農業 統計局)から発表されました。収穫可能面積は、89 万エーカーであり、昨年より増えて いますが、4年続きの干ばつの影響は深刻で反収は昨年比 3.3%減の 1 エーカー当たり 2,080 ポンドと見込まれております。過去5年間の収穫面積と反収は下表の通りです。 CROP YEAR 収穫面積 反 収 2011/2012 800,000 ACRES 2,540 LBS/ACRE 2012/2013 820,000 ACRES 2,300 LBS/ACRE 2013/2014 850,000 ACRES 2,360 LBS/ACRE 2014/2015 870,000 ACRES 2,150 LBS/ACRE 2015/2016 890,000 ACRES 2,080 LBS/ACRE ☆第一次収穫予想は、4月 15 日~29 日に農家への電話による聞き取り調査結果から 算出されています。アーモンド農園は密植化が進み収穫面積も増えて行くため反収の 向上、収穫量の増加が期待されるところですが、干ばつの影響は避けられません。 ☆各地の農園で行なわれる品種毎の実測調査に基づいた第二次(最終)収穫予想は、現地 時間 7 月 1 日に発表される予定ですが、ご参考までに過去5年間の第一次・第二次 収穫予想量と最終収穫量(実績数量)を下表に示します。 CROP YEAR 第一次収穫予想量 第二次収穫予想量 最終収穫量(ABC) 2011/2012 1,750 MILL.LBS 1,950 MILL.LBS 2,020 MILL.LBS 2012/2013 2,000 MILL.LBS 2,100 MILL.LBS 1,884 MILL.LBS 2013/2014 2,000 MILL.LBS 1,850 MILL.LBS 2,009 MILL.LBS 2014/2015 1,950 MILL.LBS 2,100 MILL.LBS 1,862 MILL.LBS 2015/2016 1,850 MILL.LBS ??? ??? ☆近年収穫予想量と最終収穫実績との乖離が大きく、第一次・第二次ともに収穫予想の 信頼性が著しく低下しており、作柄は実際に収穫してみるまで分からないというのが 実態ではないでしょうか。水不足の懸念が増す中で、当面上がりやすく下がりにくい 相場展開が続くかと思われます。毎年6月頃、木が実を落とす JUNE-DROP という 現象が見られますが、今年は4年続きの干ばつの影響で木が相当疲弊しているため JUNE-DROP の量が多くなる可能性があり、反収がどこまで下がるかが問題です。 2015 年トルコ産ヘーゼルナッツについて ☆2015’CROP については、信憑性は疑わしいものですが、第一次収穫予想量として 64 万 6,000 トンと発表された後、未だ更新されておりません。作柄がほぼ平年作に 戻るとすれば、暴騰した価格が適正な価格へと修正されるべきですが、一部の地域に 限定的とは言え昨年同様霜害発生の懸念があり、引き続き高値で推移しています。 ☆5月中旬にヘーゼルナッツ販売促進団体が農園の視察を行なう予定で、視察後霜害の 実態や収穫予想量の見直しなど何らかの発表がある見通しです。 お問合せは、お気軽にどうぞ。 TEL 03-3254-8093
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