正誤表PDF

「第二次世界大戦以前の北大東島と南大東島の鳥類」
① 正誤表
頁
p.108
箇所
原文
6 行目
まず種名から
まず鳥名から
学術記録に… 2 行目
var. domesteica
var. domestica
アカアシシギ T. totanus
p.120
修正
シギ科
アオアシシギ
T.nebularia
アカアシシギ T. tetanus
(下線なし)
アオアシシギ T.nebularia
p.129
シジュウカラ科下 2 行目
スズメが
スズメ Passer montanus が
p.130
ハタオリドリ科
スズメ Passer montanus
スズメ
p.132
下 11 行目
水鳥 6 種+陸鳥 7 種
陸鳥 7 種+水鳥 6 種
p.133
引用文献 新垣 1980
引 用 文 献 Hachisuka &
Udagawa 1953
47-48
48
4:
6:
清棲 1952b
Kiyosu 1952b
清棲 1952b
Kiyosu 1952b
清棲 1952b
Kiyosu 1952b
Contents of Orii(1922)
Date
Oct. 4,8,13,16,18,19,20
Oct. 4,8,13,16,18,19,22
p.139
Podicipedidae 1922Date
Sept.27-Oct.i12
Sept.27-Oct.12
p.140
記号 e1 Reference
Takehara(2003,
Takehara(2003),
p.144
記号 n5
{omitted}
{中略}
I.cinnamomeus
p.137
Records
C.acuminata
Records
p.138
p.138
Gallinago gallinago
Records
Columba jouyi
Original text
② 発表後に確認した情報(2015/5/14)
頁
p.108
項目
南北二島の確認種数
情報
2010 年にツクシガモ,2013 年にコミミズクが新たに確認さ
れ(姉崎 2015)、218 種になった。
p.123
リュウキュウコノハズク
「北大東島では戦後,1972 年 10 月に黄金山で鳴き声を確認
した記録しかなく」と記述したが、宮城・嵩原(1992)に
1990 年頃の記録があり、その後 2000 年頃にも観察されて
いる(姉崎 2015)
。
p.124
アオバズク
「
(1922 年に採集された)北大東島産オスも亜種アオバズク
の範囲に含まれる可能性があるだろう」と記述したが、日本
鳥学会(2012)は八丈島と石垣島で採集された大型個体を
亜種チョウセンアオバズクとしたので、測定値が近似する北
大東島産オスは、チョウセンアオバズクであった可能性が高
いと思われる。
p.125
ヒヨドリ
「渡りの群れが,亜種ダイトウヒヨドリに置き換わって新た
に定着した可能性も考えられる」と記述したが、南大東島で
採集された1個体(採集年月日は明示されていないが、標本
のID番号からおそらく2003年2月採集)は、他地域の個体群
と遺伝的に大きくかけ離れていることが明らかになった
(Saitoh et al. 2015,BOLD Systems)
。なお、南大東島か
らは遺伝的に本土と区別できない個体も採集されている
(BOLD Systems)
。
p.131
ミヤマガラス
「沖縄県の南大東島以外の地域では1985年に初確認」と記
述したが、それより前の1977年2月に沖縄島で記録があった
(McWhirter et al. 1996)
。
p.132
北大東島の留鳥種数
南北二島の留鳥種数について、
「現在の留鳥種数は…13種と
なった」と記述したが、北大東島に移入されて定着している
キジも留鳥なので、正しくは14種である。また、2013年7月
14~16日に筆者が北大東島で行った調査では、上記14種の
うち、マガモ,リュウキュウヨシゴイ,ヒクイナ,リュウキ
ュウコノハズクおよびウグイスを確認することができなか
った(姉崎 2015)。
《 引用文献 》
姉崎悟(2015)大東諸島北大東島で 2013 年 7 月に確認した鳥類.山階鳥類学雑誌
46:127-140.
宮城邦治・嵩原建二(1992)北大東島の鳥類と哺乳類.ダイトウオオコウモリ保護対策緊
急調査報告書.pp.53-62.沖縄県教育委員会.
日本鳥学会(2012)日本鳥類目録 改訂第 7 版.日本鳥学会.
McWhirter D., Ikenaga H., Iozawa H., Shoyama M. & Takehara K.(1996)A check-list of
the birds of Okinawa Prefecture with notes on recent status including hypothetical
records.Bulletin of the Okinawa Prefectural Museum (22):33-152.
Saitoh T., Sugita N., Someya S., Iwami Y., Kobayashi S., Kamigaichi H., Higuchi A.,
Asai S., Yamamoto Y. & Nishiumi I. (2015) DNA barcoding reveals 24 distinct
lineages as cryptic bird species candidates in and around the Japanese Archipelago.
Molecular Ecology Resources 15: 177-186.