アニュアルレポート 2013

アニュアルレポート 2013
JSCCは、2003年1月、我が国初となる有価証券債務引受業(現在の金融
商品債務引受業)の免許を取得し、取引所取引に係る清算業務を開始しました。
JSCCの誕生により、各取引所において個別に行われていた証券取引の清算
が一元的に行われるようになり、市場の効率性・利便性が飛躍的に向上しました。
近年は、2011年7月のCDS取引、2012年10月の金利スワップ取引の清算
業務開始を皮切りに、2013年2月には金利スワップ取引の清算対象取引範囲
を拡大、2013年7月には(株)大阪証券取引所に上場する派生商品の取扱いを
開始、同年10月には(株)日本国債清算機関との合併を通じた国債店頭取引の
取扱いを開始するなど、清算対象の一層の拡大を実現しております。
目 次
p.02∼03 社長挨拶
p.16 ∼17 清算参加者一覧
p.04 ∼07 拡大する清算機関としての役割
p.18 ∼19 財務諸表
p.08 ∼11 リスク管理機能の確実な強化に向けて
p.20 ∼21 取締役・監査役、
p.12 ∼13 海外参加者の利用促進に向けた取組み
p.14 ∼15 業務統計
会社概要、組織図
経営の基本理念
金 融 商 品 取引における
効 率 性 、利 便 性 及び 安 全 性の向 上を追 求し、
我が 国 金 融 資 本 市 場の
国 際 競 争力の強 化に資する
先般の金融危機後、金融市場の安定化・透明性向上の観点から、
グローバルに金融規制改革
が進められ、清算機関に求められる役割も一層重要性を増しております。JSCCは、金融資本
市場の清算・決済インフラの担い手として、
その役割を確実に果たしてまいります。
沿革
2013 年10月 (株)日本国債清算機関との合併
2013年8月
2013年7月
D種類株式を第三者割当増資により発行
(株)大阪証券取引所の上場デリバティブ取引に係る清算機関統合
2013
2012年10月
2012年9月
金利スワップ取引の清算業務を開始
C種類株式を第三者割当増資により発行
2011年7月
CDS
(クレジットデフォルトスワップ)取引の清算業務を開始
2012
B種類株式を第三者割当増資により発行。併せて、既発行株式をA種類株式に変更
2011
2010年9月
2010年7月
(株)日本国債清算機関への出資及びそれに伴い第三者割当増資を実施
PTS取引に係る清算業務開始
2010
2004年2月
(株)東京証券取引所の上場デリバティブ取引に係る清算業務開始
2004
2003年12月 (株)ほふりクリアリング、
( 株)証券保管振替機構と業務連携・相互協力について
基本合意
2003年1月
有価証券債務引受業(現在の金融商品債務引受業)に係る免許を取得し、
現物取引に係る清算業務開始
2002年7月
国内5証券取引所及び日本証券業協会の出資により設立
2003
2002
JSCC ANNUAL REPORT 2013
01
社長挨拶
JSCCは、取引所取引及びOTCデリ
バティブ取引の清算業務の取扱いなど、
清算サービスの一層の拡大に向け検討
を重ね、金融資本市場の一層の発展に
寄与していく所存です。
今後とも関係者皆様の一層のご理解
とご支援を賜りますよう、
よろしくお願い
申し上げます。
2013 年10月 代表取締役社長
02
JSCC ANNUAL REPORT 2013
2012年度の事業 総 括
JSCCは、金融商品取引における効率性、利便性及び安全性の向上を追求し、我が国金融資本市場の国際
競争力の強化に資するべく、次の諸施策に取り組んでまいりました。
清 算サービスの 一 層 の 拡 大
リスク管理機能の確実な強化
金 利 スワップ 取 引 の 内 外 主 要プレイヤ ー 21 社 にご 参 加
CPSS・IOSCOにより公表されている金融資本市場イン
いただき、2012 年10月にLiborを対象とする円金利スワップ
フラのための 原 則( F M I 原 則 )の 適 合に向けた対 応として 、
取 引の清 算 業 務を開 始しました。2 013 年 2月にはT i b o rを
現物取引に係る担保の日中預託制度を2012年12月に導入
対 象とする円 金 利スワップ取 引を清 算 対 象として追 加 いた
しました。
しました。
また 、金 利スワップ 取 引における市 場 流 動 性を加 味した
金 利スワップ 取 引における債 務 負 担 残 高 は 約 4 0 7 兆 円
当初証拠金の割増制度の導入やストレスシナリオを踏まえた
(2013年8月末現在)にまで急拡大しております。
上場デリバティブ取引の清算基金算出方法の変更など所要
の見直しを実施しました。
シ ステム機能 の 強 化
清算機関統合(大証・JGBCC)に向けた対応
2014 年1月に予定しております清算システムのリプレース
大証の上場デリバティブ取引に係る清算機関統合に向けた
に向け、開発を着実に進展させるとともに、OTCデリバティブ
諸準備を着実に進め、2013年7月、統合を完了いたしました。
清 算システムにつ いて、金 利スワップ取 引清 算 業 務の開 始
また、
( 株)日本国債清算機関(JGBCC)
との合併について、
に向けた対応を行い、予定どおり稼働いたしました。
2013年3月から協議を開始し、2013年10月、合併を実現いた
しました。
今 後 の展 望と課 題
JSCCは、グローバルな競争を勝ち抜くための業務基盤をより確実なものとすべく、以下3つの経営方針の
柱を掲げ、具体的な事業計画に取り組んでまいります。
事 業運営基盤 の 一 層 の 強 化
FMI原則やバーゼルⅢ等を基本とした新たな国内規制の枠組みや海外当局による規制・監督を意識した経営・組織レベルでの
体制の強化を行うとともに、
リスク評価のリアルタイム化、商品横断的なリスクモニタリング手法の導入等、
リスク管理の高度化に
向けた対応を行います。
清 算機能の提 供 範 囲 の 一 層 の 拡 大
金利スワップ取引に係るクライアント・クリアリングの導入等、OTCデリバティブ取引に係る清算機能の提供範囲の拡大を図る
とともに、海外参加者の利用促進としての米国商品取引所法に基づくデリバティブ清算機関(DCO)としての登録、欧州規制に
おける第三国清算機関としての承認の取得に向けた対応を進めてまいります。また、円金利関係商品のクロスマージン制度の
導入に向けた検討を進めるなど、
より効率的な担保制度の構築に取り組んでまいります。
シ ステム基盤 の 確 実 な 強 化
清算システムのリプレースや金利スワップ取引に係るクライアント・クリアリングの導入に向けたシステム面での対応を確実に
行うとともに、清算機能の提供範囲等の拡大やリスク管理の高度化に十分対応できるシステムの堅牢性や処理能力を維持・確保
するため、
システム開発・運用体制やキャパシティ管理・処理能力を強化してまいります。
JSCC ANNUAL REPORT 2013
03
拡大する清算機関としての役割
リーマン・ブラザ ーズの破 綻 以 降 、G2 0ピッツバ ーグサミット声 明における清 算 集中や
バーゼル3による自己資本規制強化、BCBS/IOSCOによる証拠金規制等、グローバルな
金融システム安定化のための様々な施策が講じられる中、清算機関に対する期待は高まって
おり、JSCCが金融資本市場において果たすべき役割も拡大しております。
我が国金融 資本市場におけるJSCCの役割
JSCCは我が国における現物取引を取扱うすべての証券取引所及びPTS(私設取引システム)
2社において
成立した現物取引、株式会社東京証券取引所及び株式会社大阪証券取引所において成立した先物・オプション
取引、OTCデリバティブ取引であるCDS取引及び金利スワップ( IRS)取引並びに国債店頭取引について、取引
当事者に代わって債務の引受けや決済履行保証等を行うことで、金融機関の破たんが市場全体に波及すること
を防止するなど、金融資本市場の安全性と効率性の向上に貢献しています。
取引所取引等
売 買
東京証券取引所
名古屋証券取引所
東京証券取引所
札幌証券取引所
福岡証券取引所
大阪証券取引所
Chi-X JAPAN PTS
ジャパンネクストPTS
株式・CB・REIT・ETF
先物・オプション
OTC 取引
CDS・IRS・国債
清 算
債務の引受け
決済保証
ネッティング
ネッティング
振替指図
証券決済
資金決済
04
JSCC ANNUAL REPORT 2013
証券決済
資金決済
証券保管振替機構/日本銀行
日本銀行/資金決済銀行
OTCデリバティブ 取引に係る清算業 務の取 扱い
JSCCは、2011年 7月より、OTCデリバティブ取引に係る清算業務として、CDS取引(インデックスCDS)の
清算業務を開始し、2012 年10月からは、Liborを対象とした円金利スワップ取引の清算業務を開始いたしま
した。金利スワップ取引に係る清算業務においては、業務開始時より、日・米・欧の主要金融機関 21社が参加し、
日々、数兆円規模の清算処理を行っております。
また、2013年2月からは、Tiborを対象とした円金利スワップ取引の取扱いを開始いたしました。
さらに、2014 年2月を目途として、金利スワップ取引に係るクライアント・クリアリングの取扱い開始に向けた
準備を進めており、引き続き、清算提供範囲・対象取引の拡大に向け、取り組んでまいります。
[OTCデリバティブ取引に係る検討の経緯]
JS C C における検討状況
「クライアント・クリアリング導入等に関する制度
要綱」公表
Tiborを対象とした円金利スワップ取引の取扱い
開始
規制等の状況
2013年7月
2013年2月
2012 年11月
金利スワップ取引の清算業務開始
「 金利スワップ取引の清 算 業 務に係る制 度 要 綱 」
公表
インデックスCDS取引に係る清算業務開始
改正金融商品取引法の施行
清算集中の開始
2012 年10月
2012 年 3月
2011年 7月
「金融商品取引法の一部を改正する法律」成立
「CDS取引の清算業務に係る制度要綱」公表
2010 年6月
2010 年5月
2010年1月
清算集中に係る法律改正が成立
金融庁「金融・資本市場に係る制度整備について」
公表
一定の条件を満たすOTCデリバティブ取引に
ついて、清算機関の利用義務付け(清算集中)
の方向性を提示
「OTCデリバティブに係る清算業務検討ワーキング・
グループ設置」
C D S 取 引・I R S 取 引に 係る清 算 制 度 の 詳 細
2009年9月
「標準化された全てのOTCデリバティブ契約
検討に着手
2009年5月
「OTCデリバティブのポストトレード処理の整備
に関する研究会」設置
G20ピッツバーグサミット
2008年9月
は、CCPを通じて決済されるべき」
リーマン・ブラザーズの破綻
2009年3月、最終報告書公表
JSCC ANNUAL REPORT 2013
05
株式会社 大阪証券取引所との清算機関統合
JSCCは、2013年7月、大阪証券取引所において成立した先物・オプション取引に係る清算を開始いたし
ました。
これにより、先物・オプション取引に係る取引証拠金の減殺や資金決済事務の一元化が可能となり、先物・
オプション市場における資金効率の向上や事務負担の軽減等が期待されます。
[清算機関統合前の清算・決済イメージ]
東証
大証
TOPIX先物、JGB先物 等
日経225先物、日経225オプション 等
約定データ
約定データ
大証
証拠金の授受等
証拠金の授受等
証券会社等
[清算機関統合後の清算・決済イメージ]
東証
大証
TOPIX先物、JGB先物 等
日経225先物、日経225オプション 等
約定データ
統合によるメリット
● 日経 2 2 5 関 連 商 品 、T O P I X 関 連
商品に係る証拠金減殺効果。
証拠金の授受等
● 決済代金、
証拠金、清算基金の授受
が一本化され資金効率向上。
● 資金決済及び担保管理事務の一元
証券会社等
06
JSCC ANNUAL REPORT 2013
化によるオペレーションの効率化。
株式会社日本国債 清算機関との合併
2013 年10月1日、日本国債清算機関(JGBCC)
と合併を行い、同日以降、JSCCは国債証券店頭取引に係る
清算業務を行っております。
合併の経緯
JSCCとJGBCCは、JGBCCの開業準備段階から業務面における提携を進めてまいりましたが、先般の金融危機以降は、
「国債取引等の証券決済・清算態勢の強化」の必要性が我が国金融資本市場の重要課題として強く認識されたことを踏まえ、
JGBCCへの資本参加の強化等、更なる連携強化を図っていました。
昨今の国際的な規制環境を踏まえ、清算機関の重要性がますます高まっている中、
リスク管理機能や経営基盤の一層の強化、
金利関連取引間でのクロスマージンの実施等による市場の利便性、効率性及び安全性の向上を図り、我が国金融資本市場の
国際競争力の強化に資するべく、2013年合併を実施しました。
[JGBCCにおける債務引受高及び件数(一日平均)の推移]
件数(左軸)
債務引受高[額面]
(右軸)
(件)
(兆円)
12,000
100
90
10,000
80
70
8,000
60
6,000
50
40
4,000
30
20
2,000
10
0
0
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
5月∼12月
2013
1月∼8月
[市場取引全体における債務引受残高の割合]
(%)
売買取引
100
現先取引
90
80
貸借取引
70
60
50
40
30
20
10
0
2005
5月∼12月
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
(年)
1月∼7月
JSCC ANNUAL REPORT 2013
07
リスク 管 理 機 能の確 実な強 化に 向けて
リスク管理体制の基 本的枠組み
JSCCは、清算参加者の信用・決済リスクを集中的に引き受けることから、
これらのリスクを適切に把握・管理
する必要があります。そのため、JSCCでは、清算参加者の信用リスク管理の観点から、清算参加者に対し一定
の参加基準を設け、常にその健全性をチェックするとともに、清算参加者のポジションが適切なものであるか、
管理を行っています。
また、JSCCは、清算参加者間の取引のうち、債務の引受けを行った取引については債権・債務の当事者となる
ため、清算参加者が決済不履行を生じさせた場合でも、他の清算参加者との決済は履行しなければなりません。
このため、決済履行保証制度として、破綻参加者の担保によりその損失を補填する自己責任原則を基本としつつ、
重層的な損失補償の枠組みを構築しています。
清算参加者制度
JSCCは、清算資格の種類ごとに資格要件を定めるとともに、資格要件にはそれぞれ取得基準と維持基準を設けています。
また、
清算資格ごとに自社清算資格と他社清算資格の2区分を定めています。自社清算資格は自らの取引の清算のみが行える資格、他社
清算資格は自らの取引だけでなく、他の金融商品取引業者が行った取引の清算を行える資格です。
清算参加者のモニタリング
JSCCは、清算参加者の経営体制、業務執行体制及び財務状況を定期的にモニタリングしています。問題があると認められた
場合は、当該清算参加者の債務について引受けを停止することができるほか、清算資格の取消しを行うことが可能となっています。
担保制度
JSCCは、取引所取引及びOTC取引のいずれにも、清算参加者の有するポジションに係るリスク管理のため、清算参加者に担保
の預託を求めています。担保の種類や計算方法は、取引種別ごとに異なります。
破綻時の取扱い
清算参加者が破綻した場合、
JSCCは、まずその清算参加者に対する決済代金及び現物取引においては証券の引渡しを停止
します。その後は取引の種別に定められた損失補償スキームに則って処理が行われます。
いずれの取引においても、他の清算参加者との決済については、
JSCCが債権・債務の当事者として決済を履行しますので、
清算参加者は安心して取引を行うことができます。
また、
JSCCは、清算参加者の破綻に備え、資金決済銀行との間で流動性供給に関する契約を締結しております。
08
JSCC ANNUAL REPORT 2013
取引所取引等に係るリスク管理
清算参加者制度
【取引所取引に係る清算資格の主な取得基準】
金融商品
取引業者
自社清算
資格
他社清算
資格
資本金の額
3億円以上
3億円以上
純財産額
20億円以上
200億円以上
自己資本
規制比率
200%超
登録金融機関
自社清算資格
他社清算資格
資本金の額又は出資の総額
3億円以上
3億円以上
純資産額
20億円以上
200億円以上
自己資本
比率
国際統一基準
(1)普通株式等
(1)普通株式等
Tier1比率 4.5%超※
Tier1比率 4.5%超※
(2)Tier1比率 6%超※
(3)総自己資本比率 8%超 (3)総自己資本比率 8%超
国内基準
200%超
(2)Tier1比率 6%超※
4%超
ソルベンシー・マージン比率
※
400%超
4%超
※
400%超
※2015 年3月30日まで経過措置あり。国際統一基準行などに該当しない登録金融機関については、自己資本比率8%超
担保制度
現物 取引
担保の種類
概 要
● 過去120日間の価格変動のうち、99%をカバーする水準の価格変動が生じた場合における
清算基金
想定損失等をカバーすべく、預託を求めるもの。
● 所要額は毎日見直し。
決済促進
担保金
先物・
● 現 物 取 引のDV P決 済において、証 券を早 期に受 領 するための担 保として参 加 者が任意に
預託を行うもの。
担保の種類
オプション取引
概 要
● 価格・ボラティリティの変動のうち、99%をカバーする水準の変動が生じた場合の想定損失等
取引証拠金
をカバーすべく、預託を求めるもの。
● 所要額は毎日見直し。算出にはSPAN ®※ の仕組みを利用。
※シカゴ・マーカンタイル取引所(Chicago Mercantile Exchange)が1988年に開発したリスクベースの証拠金計算方法及びシステム
● 以 下の損 失 額が発 生 するリスクをカバーするため預託を求めるもの。
清算基金
① 極端であるが現実に起こりうる市場環境において複数の清算参加者の破綻により生じる損失。
② 破綻参加者の差金・代金の未払いにより発生する損失。
● 所要額は毎月見直し。
損 失補償スキーム
第1順位
破綻清算参加者の預託している担保
破綻清算参加者の清算基金等
清算参加者の破綻によりJSCCに
損失が発生した場合には、右記の
順位によって補填します。
第2順位
各市場による損失補償
現物取引:約111億
先物・オプション取引:約174億円
第3順位
JSCCによる補填
約121億
第4順位
破綻清算参加者以外の清算基金
(先物・オプション取引のみ)
第5順位
破綻清算参加者以外の
清算参加者による特別清算料
JSCC ANNUAL REPORT 2013
09
OTCデリバティブ 取引に係るリスク管理
CDS取引に係るリスク管理
清算参加者制度
【CDS清算資格に係る主な取得基準】
項目
基 準
自己資本額
1,000億円以上
自己資本規制比率
200%超
金 融商品
取引業者
登録金融
機関
項目
基 準
自己資本額
1,000億円以上
(1)普通株式等
Tier1比率 4.5%超※1
自己資本 国際統一基準
(2)Tier1比率 6%超※1
比率
(3)総自己資本比率 8%超
国内基準
信用状況 ※2
4%超 ※1
ソルベンシー・マージン比率
一定の信用力を有する
信用状況 ※2
400%超
一定の信用力を有する
※1 2015年3月30日まで経過措置あり。国際統一基準行などに該当しない登録金融機関については、
自己資本比率8%超。 ※2 清算参加者の格付けを判断要素の一つとしつつ、総合的に判断。
担保管理
担保の種類
概 要
● 過去750日間の価格変動のうち99%を超える上位1%の平均値をカバーする水準が生じた場合における損失
をカバーすべく、預託を求めるもの。
● 所要額は毎日見直し。
当初証拠金
● このほか、参加者のポジションにかかるリスクに応じ、以下のとおり加算。
・ 参照組織にクレジット・イベントが発生した場合のリスクをカバーするため、CDSの売方に対し一定額を加算(ショート・チャージ)。
・ 銘柄毎の流動性リスクをカバーするため、銘柄に応じた額を加算(ビッド/オファー・チャージ)。
・ クレジット・イベント発 生からクレジット・イベント決 済までのリスクを回 避 するため 、クレジット・イベント発 生 銘 柄
について一定額を加算(クレジット・イベント証拠金)。
変動証拠金
● 日々の価格変動をカバーすべく、日々の価格変動に伴うNPV*の変動分を現金により授受するもの。
*Net Present Value(正味現在価値)
● 以下の2つの損失が発生するリスクをカバーすべく、預託を求めるもの。
・ 各参加者の日々の変動証拠金が決済時限までに支払われず、また、当初証拠金の支払いが行われない状態で清算
清算基金
参加者が破綻した場合に発生する損失。
・ ストレス状態においてリスクの大きな2社の清算参加者が破綻した場合に、当該清算参加者の預託する証拠金が不足
することで発生する損失をカバーすべく、預託を求めるもの。
● 所要額は毎週見直し。
損 失補償スキーム
第1順位
破綻清算参加者の担保
清算参加者の破綻によりJSCCに
損失が発生した場合には、右記の
順位によって補填します。
※1 CDS取引に係る清算基金に限る
※2 最初の破綻から30日まで(その間に破綻が
第2順位
JSCCによる補填(20億円)
第3順位
破綻清算参加者以外の清算参加者の
清算基金※1及びJSCCによる補填(20億円)
発生した場合には、当該破綻から30日まで)
に発 生した 参 加 者 破 綻につ い ては 、清 算
基 金の額を上 限とする。
第4順位
破綻参加者以外の
清算参加者による特別清算料※2
第5順位
10
JSCC ANNUAL REPORT 2013
破綻後における変動証拠金等の
累計が勝ち方の清算参加者による補填
金利スワップ取引に係るリスク管理
清算参加者制度
【IRS清算資格に係る主な取得基準】
項目
基 準
自己資本額
1,000億円以上
自己資本規制比率
200%超
金融商品
取引業者
登録金融
機関
項目
基 準
自己資本額
1,000億円以上
(1)普通株式等
Tier1比率 4.5%超※1
自己資本 国際統一基準
(2)Tier1比率 6%超※1
比率
(3)総自己資本比率 8%超
国内基準
信用状況 ※2
4%超 ※1
ソルベンシー・マージン比率
一定の信用力を有する
信用状況 ※2
400%超
一定の信用力を有する
※1 2015年3月30日まで経過措置あり。国際統一基準行などに該当しない登録金融機関については、
自己資本比率8%超。 ※2 清算参加者の格付けを判断要素の一つとしつつ、総合的に判断。
担保管理
担保の種類
概 要
● 過 去 12 5 0日間における5日間のマーケットデータの変 動を基にシナリオを組 成し、当日のマーケットデータを
当該各シナリオに基づき変化させた場合のNPVの変動額をカバーすべく、預託を求めるもの。
当初証拠金
● 所要額は毎日見直し。
● その他、一定の基準を超えるリスクの規模となっている清算参加者に対し、当初証拠金割増しを行う(流動性
チャージ)。
変動証拠金
日中証拠金
● 日々の価格変動をカバーすべく、日々の価格変動に伴うNPVの変動分を現金により授受するもの。
● 正午時点の清算参加者のポジションについて、直近のマーケットデータを用いて再計算した当初証拠金相当額に、
直近のマーケットデータで再計算した変動証拠金相当額を加減した額について当時中に預託を求めるもの。
● ストレス状態においてリスクの大きな2社の清算参加者が破綻した場合に、当該破綻参加者の預託する証拠金
清算基金
が不 足 することで発 生 する損 失をカバーす べく、預 託を求めるもの。
● 所要額は毎週見直し。
損 失補償スキーム
第1順位
破綻清算参加者の担保
清算参加者の破綻によりJSCCに
損失が発生した場合には、右記の
順位によって補填します。
※1 IRS取引に係る清算基金に限る。
※2 最初の破綻から30日まで(その間に破綻が
第2順位
JSCCによる補填(20億円)
第3順位
破綻清算参加者以外の清算参加者の
清算基金※1及びJSCCによる補填(20億円)
発生した場合には、当該破綻から30日まで)
に発生した参加者破綻については、清算基金
の額を上限とする。
第4順位
破綻参加者以外の
清算参加者による特別清算料※2
第5順位
破綻後における変動証拠金等の
累計が勝ち方の清算参加者による補填
JSCC ANNUAL REPORT 2013
11
海外参加者の利用促進に向けた取組み
O T Cデリバティブ 取 引を 巡る国 際 的 な 規 制 の 動 向
2 0 0 9 年のG2 0ピッツバーグ・サミット声 明でO T Cデリバティブ取引に係る清 算 機 関の利用
義務付けによる決済の安定性の向上などが掲げられました。
この時から、各国は、同声明を反映した
ルール作りを進めてきました。
欧米における清算機関の利用義務 付けに向けた動き
米国においては、商品取引所法により、CDS取引及び金利スワップ取引のうち一定の条件を満た
した取引について、米国商品先物取引委員会(CFTC)にDCO(Derivatives Clearing Organization)
として登録された清算機関における清算の義務付けが始まっており、今後も、対象取引の
拡大が見込まれています。
また、欧州においても、EMIR(European Market Infrastructure Regulation)により一定
のOTCデリバティブ取引については、認定を受けた清算機関における清算が義務化される見込み
となっています。
JSCCの取 組み
J S C C が 、米 国 の 金 融 機 関 等 を相 手としてO T C デリバティブ 取 引の 清 算 を行うためには 、
CFTCにDCOとして登録をする必要があります。このため、JSCCは、CDS取引及び金利スワップ
取引の 清 算 業 務 に関し、J S C C に対するD C O 登 録 義 務 及び J S C C の 清 算 参 加 者 等 に対する
DCOでの取引清算義務(清算参加者等がJSCCで清算を行ったOTCデリバティブ取引に限る)
について、一 定の条 件に従って米 国 規 制 適 用を免 除する趣旨のノーアクションレターをC F T C
から取得するとともに、金利スワップ取引清算業務について、DCO登録を受けるための手続きを
進めております。
また、同様にESMA(European Securities and Markets Authority)から、EMIRに基づく
第三国清算機関としての承認を取得するための手続きを進めております。
12
JSCC ANNUAL REPORT 2013
JSCC ANNUAL REPORT 2013
13
業務統計
取引所取引に係る債務引受額
(兆円)
現物取引に係る
1日平均債務引受額
4
3兆6,978億円
2
(2013年4月∼8月)
3
1
0
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
(年度)
4月∼8月
(兆円)
国債先物取引に係る
1日平均債務引受額
(額面ベース)
3兆4,400億円
(2013年4月∼8月)
6
5
4
3
2
1
0
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
(年度)
4月∼8月
(億円)
指数先物取引に係る
1日平均債務引受額
12,000
10,000
8,000
1兆471億円
6,000
(2013年4月∼8月)
2,000
4,000
0
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
(年度)
4月∼8月
取引所取引におけるネッティングの状況
金額べース・1日平均(2012年度)
(兆円)
2
1兆 8,411億円
数量べース・1日平均(2012年度)
(億株)
ネッティングによる削減比率
30
29億7,150万株
94.3%
ネッティングによる削減比率
76.8%
20
1
10
6億8,954万株
1,050億円
0
14
債務引受額
JSCC ANNUAL REPORT 2013
ネッティング後の受渡金額
0
債務引受額
ネッティング後の受渡数量
CDS取引に係る債務負担金額等の推移
(億円)
債務負担金額(左軸)
債務負担件数(右軸)
(件)
800
40
700
35
600
30
500
25
400
20
300
15
200
10
100
5
0
0
12/9
12/10
12/11
12/12
13/1
13/2
13/3
13/4
13/5
13/6
13/7
13/8
(年/月)
金利スワップ取引に係る債務負担金額等の推移
(兆円)
債務負担金額(左軸)
債務負担件数(右軸)
(件)
60
6,000
50
5,000
40
4,000
30
3,000
20
2,000
10
1,000
0
0
12/10
12/11
12/12
13/1
13/2
13/3
13/4
13/5
13/6
金利スワップ取引に係るテナー別債務負担件数等
13/8
債務負担残高(金額)
合計
18.7
0.01
合計
407.81兆円
40,426件
6,579
(年/月)
※2013 年 8月 現在
債 務負担 残 高( 件 数 )
11
13/7
4,788
9,761
0-2Y
116.2
162.0
2-5Y
19,287
5-10Y
10-30Y
(件)
30+Y
0-2Y
2-5Y
5-10Y
110.9
10-30Y
(兆円)
30+Y
JSCC ANNUAL REPORT 2013
15
清算参加者一覧 ( 2013 年10 月1日 現在)
取引所取引等に係る清算参加者(130社)
清算参加者名
a
b
c
○
○
○
アール・ビー・エス証券会社
○
○
○
藍澤證券株式会社
○
○
○
あ アーク 証券株式会社
株式会社あおぞら銀行
a
○
信金中央金庫
○
株式会社新生銀行
ソシエテ ジェネラル証券会社
た 株式会社だいこう証券ビジネス
c
○
○
★
★
★
○
大和証券株式会社
○
○
○
○
○
髙木証券株式会社
○
○
○
○
○
立花証券株式会社
○
○
○
株式会社池田泉州銀行
○
○
株式会社千葉銀行
○
いちよし証券株式会社
○
○
○
ちばぎん証券株式会社
今村証券株式会社
○
○
○
株式会社中国銀行
岩井コスモ証券株式会社
★
○
○
中部証券金融株式会社
○
ウツミ屋証券株式会社
○
○
○
ドイツ証券株式会社
○
○
○
エイチ・エス証券株式会社
○
○
○
東海東京証券株式会社
○
○
○
HSBC証券会社
○
○
○
東洋証券株式会社
○
○
○
○
○
な 内藤証券株式会社
○
○
○
長野證券株式会社
○
○
○
永和証券株式会社
エース証券株式会社
○
○
○
○
○
○
○
エービーエヌ・アムロ・クリアリング証券株式会社
○
○
○
中原証券株式会社
○
○
○
SMBC日興証券株式会社
○
○
○
ナティクシス日本証券株式会社
○
○
○
SMBCフレンド証券株式会社
○
○
○
新潟証券株式会社
○
○
○
株式会社SBI証券
○
○
○
株式会社西日本シティ銀行
○
西村証券株式会社
○
○
○
岡三証券株式会社
★
○
○
日産センチュリー証券株式会社
○
○
○
岡地証券株式会社
○
○
○
日本アジア証券株式会社
○
○
○
岡安証券株式会社
○
日本証券金融株式会社
○
○
○
株式会社大垣共立銀行
か かざか証券株式会社
○
○
○
カブドットコム証券株式会社
木村証券株式会社
○
○
株式会社紀陽銀行
○
野村證券株式会社
は バークレイズ証券株式会社
○
○
○
○
○
極東証券株式会社
○
○
クレディ・アグリコル証券会社
○
○
クレディ・スイス証券株式会社
○
○
株式会社群馬銀行
八十二証券株式会社
光世証券株式会社
○
○
○
ゴールドマン・サックス証券株式会社
○
○
○
○
三栄証券株式会社
○
★
三京証券株式会社
○
三晃証券株式会社
○
GMOクリック証券株式会社
○
JPモルガン証券株式会社
○
CLSA証券株式会社
○
○
○
○
○
○
○
○
BNPパリバ証券株式会社
○
○
○
光証券株式会社
○
○
○
日の出証券株式会社
○
○
○
ひびき証券株式会社
○
○
○
○
○
○
○
○
株式会社福岡銀行
○
株式会社北越銀行
ま 松井証券株式会社
★
○
○
廣田証券株式会社
ふくおか証券株式会社
○
○
フィリップ証券株式会社
○
マッコーリーキャピタル証券会社
○
○
○
○
○
○
○
○
○
株式会社静岡銀行
○
マネックス証券株式会社
○
株式会社七十七銀行
○
丸國証券株式会社
○
○
○
○
シティグループ証券株式会社
○
○
○
丸三証券株式会社
○
○
○
シティバンク銀行株式会社
★
★
★
丸八証券株式会社
○
○
○
株式会社証券ジャパン
○
○
○
丸福証券株式会社
○
○
○
○
○
○
株式会社商工組合中央金庫
○
三木証券株式会社
株式会社常陽銀行
○
株式会社みずほ銀行
JSCC ANNUAL REPORT 2013
○
○
株式会社マネーパートナーズ
○
○
○
○
○
○
○
○
株式会社百十四銀行
○
★
○
○
ばんせい証券株式会社
○
○
○
株式会社八十二銀行
○
さ 株式会社佐賀銀行
ニュース証券株式会社
農林中央金庫
○
共和証券株式会社
バンキング・コーポレイション・リミテッド
○
○
株式会社京都銀行
ザ・ホンコン・アンド・シャンハイ・
ニューエッジ・ジャパン証券株式会社
○
d
○
○
株式会社第四銀行
○
b
しんきん証券株式会社
安藤証券株式会社
あかつき証券株式会社
16
d
清算参加者名
○
○
清算資格の種類
a:現物 b:国債先物等 c:指数先物等 d:FX ○:自社清算参加者 ★:他社清算参加者
清算参加者名
みずほ証券株式会社
a
b
c
○
○
○
みずほ信託銀行株式会社
d
○
三田証券株式会社
○
清算参加者名
a
b
c
ヤマゲン証券株式会社
○
○
○
山二証券株式会社
○
○
○
○
○
山和証券株式会社
○
株式会社三井住友銀行
○
UBS証券株式会社
○
○
○
三井住友信託銀行株式会社
○
豊証券株式会社
○
○
○
株式会社三菱東京UFJ銀行
○
株式会社横浜銀行
三菱UFJ信託銀行株式会社
○
株式会社ライブスター証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
○
○
○
水戸証券株式会社
○
○
○
むさし証券株式会社
○
○
○
○
○
明和證券株式会社
メリルリンチ日本証券株式会社
★
○
○
モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社
○
○
○
○
○
○
や 八幡証券株式会社
株式会社山口銀行
○
○
ら 楽天証券株式会社
リーディング証券株式会社
○
d
○
○
○
○
○
○
○
株式会社りそな銀行
○
リテラ・クレア証券株式会社
○
○
○
自社清算参加者
84
112
86
11
他社清算参加者
6
2
3
1
○
○
CDS清算参加者(10 社 )
清算参加者名
ゴールドマン・サックス証券株式会社
野村證券株式会社
シティグループ証券株式会社
ビー・エヌ・ピー・パリバ(ビー・エヌ・ピー・パリバ銀行) モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社
大和証券株式会社
みずほ証券株式会社
メリルリンチ日本証券株式会社
ドイチェ・バンク・アクチエンゲゼルシヤフト
(ドイツ銀行) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
金利スワップ清算参加者(21社 )
清算参加者名
SMBC日興証券株式会社
ドイチェ・バンク・アクチエンゲゼルシヤフト
(ドイツ銀行) 株式会社三菱東京UFJ銀行
クレディ・スイス証券株式会社
野村證券株式会社
ゴールドマン・サックス証券株式会社
バークレイズ・バンク・ピーエルシー(バークレイズ銀行) メリルリンチ日本証券株式会社
JPモルガン証券株式会社
ビー・エヌ・ピー・パリバ(ビー・エヌ・ピー・パリバ銀行) モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社
シティグループ証券株式会社
株式会社みずほ銀行
ソシエテ・ジェネラル(ソシエテ・ジェネラル銀行)
株式会社三井住友銀行
株式会社りそな銀行
大和証券株式会社
三井住友信託銀行株式会社
ロイヤルバンク・オブ・スコットランド・ピーエルシー
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
ユービーエス・エイ・ジー(銀行)
国債 店頭取引清算参加者(3 4 社 )
清算参加者名
清算資格の区分
清算参加者名
○:自社清算参加者 ★:他社清算参加者
清算資格の区分
清算参加者名
清算資格の区分
アール・ビー・エス・証券会社
○
セントラル東短証券株式会社
○
BNPパリバ証券株式会社
○
上田八木短資株式会社
○
ソシエテ ジェネラル証券会社
○
株式会社みずほ銀行
○
SMBC日興証券株式会社
○
大和証券株式会社
○
みずほ証券株式会社
○
SMBCフレンド証券株式会社
○
ドイツ証券株式会社
○
株式会社三井住友銀行
○
岡三証券株式会社
○
東海東京証券株式会社
○
三井住友信託銀行株式会社
○
クレディ・アグリコル証券会社
○
東京短資株式会社
○
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
クレディ・スイス証券株式会社
○
日本証券金融株式会社
○
株式会社
ゴールドマン・サックス証券株式会社
○
日本相互証券株式会社
○
株式会社三菱東京UFJ銀行
○
シティグループ証券株式会社
○
農林中央金庫
○
メリルリンチ日本証券株式会社
○
シティバンク銀行株式会社
★
野村證券株式会社
○
モルガン・スタンレーMUFG証券
JP モルガン証券株式会社
○
野村信託銀行株式会社
○
株式会社
セントラル短資株式会社
○
バークレイズ証券株式会社
○
UBS証券株式会社
○
○
○
JSCC ANNUAL REPORT 2013
17
財務諸表
貸借対照表
資 産の部
(単位:百万円)
2013
2012
2013.3.31 現在
2012.3.31 現在
444,503
201,279
現金及び預金
24,494
18,309
営業未収入金
1,582
1,099
繰延税金資産
71
37
取引証拠金特定資産
230,213
111,004
清算基金特定資産
106,862
59,376
10,000
11,110
売買証拠金特定資産
192
292
CDS証拠金特定資産
2,825
−
994
IRS証拠金特定資産
IRS清算基金特定資産
流動資産
決済促進担保金特定資産
CDS清算基金特定資産
その他の流動資産
2013
負債の部
2012.3.31 現在
420,145
182,893
992
846
預り取引証拠金
230,213
111,004
預り清算基金
106,862
59,376
10,000
11,110
預り売買証拠金
192
292
預りCDS証拠金
2,825
−
994
−
預りIRS証拠金
46,499
−
−
預りIRS清算基金
20,707
−
46,499
−
未払法人税等
550
170
20,707
−
未払消費税等
61
21
59
50
賞与引当金
47
41
役員賞与引当金
20
15
178
15
固定 負債
3
7
3
7
420,149
182,901
27,865
21,848
資本金
7,350
4,850
資本剰余金
6,900
4,400
6,900
4,400
13,615
12,598
13,615
12,598
12,180
12,180
410
−
1,025
418
27,865
21,848
448,015
204,750
流 動 負債
営業未払金
預り決済促進担保金
預りCDS清算基金
その他の流動負債
固定 資 産
3,489
3,455
104
24
長期未払金
建物
73
21
器具・備品
30
2
負債 合 計
【無形固定資産】
0
5
ソフトウェア
0
5
3,384
3,425
投資有価証券
1,583
1,591
関係会社株式
1,750
1,750
長期前払費用
1
33
繰延税金資産
1
2
48
48
【有形固定資産】
【投資その他の資産】
差入保証金
純 資 産の部
株 主 資本
資本準備金
利益剰余金
その他利益剰余金
証券取引等決済保証積立金
繰延資産
21
14
株式交付費
21
14
448,015
204,750
資産合計
2012
2013.3.31 現在
別途積立金
繰越利益剰余金
純資産合計
負債 及び 純 資 産 合 計
(記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しております)
18
JSCC ANNUAL REPORT 2013
取締役・監査役
2013 年10 月1日 現在
代 表取 締 役 社 長
取締役副社長
取締役
深山 浩永
園部 真
鈴木 康史
取 締役( 非 常 勤 )
取締役(非常勤)
取締役(非常勤)
安藤 道倫
岩永 守幸
久保田 政一
SM B C日興証券(株) 常務取締役
(株)日本 取引所グループ 常 務 執 行 役
( 社 )日本 経 済 団 体 連 合 会 専 務 理 事
取 締役( 非 常 勤 )
取締役(非常勤)
取締役(非常勤)
永井 智亮
中川 雅久
野 村證券(株) 常務執行役員
大和証 券( 株 ) 常 務 執 行 役員
取 締役( 非 常 勤 )
取締役(非常勤)
常勤監査役
宮内 誠治
山下 幹夫
佐藤 昭
極 東証券(株) 取締役専務 執行役員
モルガン・スタンレー MU FG 証 券( 株 ) 取 締 役
監 査役
監査役
中島 茂
松本 傳
弁 護士
公認会 計 士
西 惠正
( 株 )みずほ銀 行
常 務 取 締 役 兼 常 務 執 行 役員
組織図
株主総会
2013 年10 月1日 現在
取締役会
社長
常勤取締役
監査役会
内部監 査 室
経営管理グループ
企画グループ
リスク管理グループ
監査役
取引所取引清算グループ
OTCデリバティブ清算グループ
国債店頭取引清算グループ
諮問委員会
措置評価委員会
取引所取引等
CDS取引
● 証券取引等
● CDS
● 金利スワップ
● ユーザーコミッティ
● CDS
● 金利スワップ
リスク管理委員会
リスク管理委員会
破綻管理委員会
● JSCC決定委員会
20
JSCC ANNUAL REPORT 2013
金利スワップ取引
運営委員会
破綻管理委員会
国債店頭取引
● 国債店頭取引
運営委員会
会社概要
2013 年10 月1日 現在
商 号
株式会社 日本証券クリアリング機構
英文商号
Japan Securities Clearing Corporation
代表者
代表取締役社長 深山 浩永
所在地
〒103 - 0026 東京都中央区日本橋兜町2-1
電話番号
03 - 3665 -1234(代)
URL
http://www. jscc.co. jp
設立年月日
2002年7月1日 (業務開始 2003年1月14日)
資本金
89億5千万円
株 主
A種類株式
● 株式会社日本取引所グループ
● 株式会社名古屋証券取引所
● 証券会員制法人 福岡証券取引所
● 証券会員制法人 札幌証券取引所
B種 類 株 式
● 株式会社日本取引所グループ
C種類株式
● 株式会社日本取引所グループ
● ドイツ証券株式会社
● メリルリンチ日本証券株式会社
● クレディ・スイス証券株式会社
● バークレイズ・バンク・ピーエルシー
● モルガン・スタンレーMUFG証券
● 野村ホールディングス株式会社
● ユービーエス・エイ・ジー(銀行)
● BNPパリバ証券株式会社
● 株式会社りそな銀行
● 株式会社みずほ銀行
● ロイヤルバンク・オブ・
● ゴールドマン・サックス証券
株式会社
● JPモルガン証券株式会社
● シティグループ証券株式会社
(バークレイズ銀行)
● ソシエテ・ジェネラル
● 株式会社三井住友銀行
● 株式会社大和証券グループ本社
● 株式会社三菱東京UFJ銀行
(ソシエテ・ジェネラル銀行)
● 三井住友信託銀行株式会社
株式会社
スコットランド・ピーエルシー
東京支店
D種 類 株 式
● 株式会社日本取引所グループ
● 上田八木短資株式会社
● 株式会社岡三証券グループ
● 東海東京フィナンシャル・
ホールディングス株式会社
● ドイツ証券株式会社
● メリルリンチ日本証券株式会社
● モルガン・スタンレーMUFG証券
株式会社
● 日本証券金融株式会社
● UBS証券株式会社
● 日本相互証券株式会社
● みずほ証券株式会社
● クレディ・スイス証券株式会社
● 農林中央金庫
● 株式会社三菱東京UFJ銀行
● JPモルガン証券株式会社
● 野村ホールディングス株式会社
● 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
● セントラル短資株式会社
● バークレイズ証券株式会社
● セントラル東短証券株式会社
● BNPパリバ証券株式会社
● 大和証券株式会社
● BGCショウケンカイシャリミテッド
● 東短ホールディングス株式会社
● 株式会社三井住友銀行
● クレディ・アグリコル・セキュリティーズ・
アジア・ビー・ヴィ
株式会社
● 株式会社みずほ銀行
JSCC ANNUAL REPORT 2013
21