平成27年7月2日 第93回定時総代会議事録 富 国 生 命 保 険 相 互 会 社 第93回定時総代会議事録 富 国 生 命 保 険 相 互 会 社 平成27年7月2日(木曜日)午前10時00分、東京都千代田区内幸町二丁目2番2 号、富国生命本社28階会議室に於て、全取締役11名(秋山智史、米山好映、古屋勝 正、平井堅治、秋川貞、酒井均、藤原利秀、櫻井祐記、一色浩三、田辺和夫、林俊勝) 及び全監査役5名(今井明雄、吉澤啓、根津嘉澄、大橋光夫、指田禎一)が出席し、第 93回定時総代会を開催した。 ・総代数 118名(定数120名) ・出席総代数 118名(うち、委任状による出席10名) 1.開会 午前10時00分、定款第20条の定めにより、代表取締役社長米山好映が議長と なり、開会を宣した。 次に、議長は、本日の出席総代数が、本総代会の議案の決議に必要な定足数を充足 しているので、適法に成立した旨を述べ、次いで、本日上程される議案のうち第3 号議案は、定款第40条に定める特別決議による事項であり、また、その他の議案 は定款第21条に定める普通決議による事項であることを述べた。 2.議事の経過の要領及びその結果 1)監査報告 議長は、まず、今井常勤監査役に監査報告を求めた。同監査役は、監査の方法、 内容及び結果は、監査役会の監査報告書謄本記載のとおりであること、また、本 総代会に提出の全ての議案及び書類は、法令・定款に適合しており、不当な事項 1 はない旨を述べた。 2)報告事項の報告 議長は、平成26年度事業報告の件、平成26年度計算書類報告の件、及び相互 会社制度運営報告の件について、スライドを用い、ナレーションにて報告を行う 旨を述べた。 ア. 平成26年度事業報告の件 平成26年度事業報告について、事業の経過、事業の成果などを報告した。 イ. 平成26年度計算書類報告の件 平成26年度計算書類報告について、貸借対照表、損益計算書を中心に前年度 からの増減理由も含め、主な項目について報告した。 さらに、決算の重要な指標として、基礎利益の状況、ソルベンシー・マージン 比率を報告した。 ウ.相互会社制度運営報告の件 相互会社の仕組みと総代の定数、総代の選出方法、平成26年度ご契約者懇談 会開催状況などについて報告した。 この後、議長は平成26年度事業報告の中の、会社が対処すべき課題について報 告した。 3)質疑 上記各報告事項の報告後、総代から事前に寄せられた以下の質問・意見に対し、 議長及び担当取締役より回答を行った。 ○ 他社において、総合福祉団体定期保険の加入を条件にメンタルヘルスサポ ートサービスを実施する所があるが、フコク生命として何かサービス実施 の予定はありますか。 ○ 利益を配当金という形で社員に還元されることはありがたいことですが、 フコク生命職員の待遇への反映については、どのようにお考えでしょうか。 2 会社の一層の発展には、一般職員のモチベーションの向上が肝要と考えま す。 ○ 20年程前になりますが、会社に勧誘に来ていたフコク生命がいつも他社 の問題になった新聞の切り抜きを持ち歩いていたのを覚えています。他社 を批難して自社を勧める姿を見て、とても嫌な気分になったのが事実です。 当時は大きな保険会社に対抗する為の指導方針だったのでしょうか。それ とも一部のセールスレディの顧客獲得手段だったのでしょうか。 ○ CSR活動について、お客さまの健康改善活動をもっと具体的にやるのは いかがでしょうか。 ○ お客さまアドバイザーにもっと早く手助けをして欲しい。保障はあまり必 要なくなりましたが、医療・年金等が必要になったので早目の見直しを行 いたかったです。 ○ 保険金の支払い書類を書く機会がありましたが、記入の仕方がわかりづら く、枚数も多く苦労しました。 ○ 相互会社では保険契約者が所有者という関係が成立しているために、保険 契約者の便益が守られやすいが、株式会社では保険契約者と所有者が異な るため、保険契約者よりも所有者の利益を優先する経営がなされるリスク があります。したがって、私はフコク生命には今後も相互会社形態を堅持 していただきたいと思っておりますが、どのように考えておられるのかに ついて、見解を伺いたいと思います。 ○ 私はフコク生命が大好きです。そして、信頼もしております。若い方達に 魅力ある保障内容、つまり新保険を考えてください。新しい発想に基づい た、若い人達が今求める保障内容の保険を是非期待しています。 ○ 現在、学資保険は団体扱いとならず給与天引きでの保険料払いも出来ませ ん。是非、他の保険と同様に団体扱いをしていただきたいです。 3 ○ 『保険は、いざという時の為に入っているが、その時になれば色々な手続 きが同時に押し寄せる為、うろたえがちになる。そんな時に顔見知りの保 険担当からいただくアドバイスは大変心強い。』というお話がご契約者懇談 会で出てきました。またその席で、 『例えば自治体からの支援に関する情報 などの生活の知恵的なアドバイスがあればもっとありがたい。』という話が ありました。お客さま基点の経営を掲げておられるフコク生命にはぜひ、 従業員教育の中に織り込んでもらいたいと思います。 ○ ご契約者懇談会の中で、 『“ネットで必要項目を入れれば、おすすめの保険 がわかるサービス”があれば、家で自分でシミュレートできる。』という意 見がありましたので、ぜひご検討願います。 ○ 損保会社と連携して自動車保険に参入することはお考えではありませんか。 外資企業含め、競争が激しすぎるため難しいのでしょうか。 ○ 昨年10月に奈良支社の新社屋(自社ビル)が竣工したことにより、支社 長をはじめ職員全体の業務意欲の高まりが感じられ、益々の事業発展も期 待できるところです。他支社においてもこのような新築、増改築等をはじ めとした支社独自の相当規模な事業計画があれば、総代の皆様方の意欲も 高まるのではないでしょうか。 ○ 業績・職員・役員皆様のモラルの高さ等、満足しております。 ○ 春先に開催されました「ご契約者懇談会」では、皆様から担当の方と長い お付き合いで、その方々が非常に面倒見がよく、いろんな相談にものって くれるという話が出ました。私自身も長いお付き合いの方が担当なので、 全く同感でした。様々な商品があり、たくさんの保険会社がある中で、適 格なアドバイスをもらえるようなお客さまアドバイザーが一番です。これ からもお客さま目線に立って、寄り添ってもらえるような方々を育成して いってほしいと思います。 4 ○ 資料を拝読し、揺るがぬ経営方針のもとで、堅実な事業運営を行われ、着 実に社業が発展しておりますこと、大変喜ばしく感じております。 ○ 今後もフコク生命さんに関わるすべての皆様がその会社存在に感激・感動 する様なあり方を模索・探索して行って欲しいと思います。外部からも応 援しておりますので頑張って下さい。 ○ 引き続き健全経営を行っていってください。 ○ ご契約者懇談会では質問意見も肯定的なものがほとんどで、その都度的確 な答えが出され和気あいあいの内に終わりました。フコク生命のことを未 だ知らない人がいるという意見もありましたので、総代の挨拶では私自身、 懇親会の席にはフコク生命キャラクターのハローキティのネクタイをして 出かけフコク生命の口コミをしていることを紹介しました。顧客満足度を 上げるためには、ニーズにあった商品開発とそれを支えるスタッフの力量 を上げていくことが大切だと思います。これからも堅実に長続きしながら、 大きな飛躍も期待しています。 さらに議長は、出席総代に対して質問・意見等を求めたところ、以下の質問・意 見が寄せられ、議長及び担当取締役より回答を行った。 ○ お客さまへの貢献度を重要視したり、社員に対してのアンケートでお客さ まアドバイザーの評価が出来るようになれば、すばらしいお客さまアドバ イザーが輩出され、後輩育成にも繋がるのではないでしょうか。 ○ 若い人たちが保険に加入する際のきっかけ作りについて、会社としてどう 取り組んでいますか。保険料の安い保険をきっかけとすることも一案では ないでしょうか。 ○ マイナンバー制度に対してどのような準備をされていますか。 5 4)決議事項の審議・採決 続いて、議長は、決議事項である第1号から第6号までの各議案について、それ ぞれ説明し採決を行う方法で審議を進めたい旨を述べ、出席総代に異議を問うた が、満場異議はなかった。 第1号議案 平成26年度剰余金処分案承認の件 議長は、平成26年度剰余金処分案について説明を行うとともに、社員配当比率 などについての説明を行った。 その後、議長は、本議案について異議を問い、採決したところ、満場異議なく原 案どおり承認可決された。 第2号議案 社員配当準備金分配の件 議長は、社員配当準備金分配について説明した。 その後、議長は、本議案について異議を問い、採決したところ、満場異議なく原 案どおり承認可決された。 第3号議案 定款一部変更の件 議長は、定款の一部について、「第93回定時総代会議案」に記載のとおり変更 したい旨を述べ、変更の趣旨・内容等を説明した。 その後、議長は、本議案について異議を問い、採決したところ、満場異議なく原 案どおり承認可決された。 第4号議案 評議員9名選任の件 議長は、現評議員9名全員が本総代会終結の時をもって任期満了となることにと もない、評議員9名を選任したい旨を述べた。 議長は、評議員として、泉谷直木、加藤奐、小林哲也、手島忠、西成活裕、野中 6 郁次郎、宮川努、八代ひろよ、和田勝の9名を選任したい旨、及びその推薦理由 を述べた。 その後、議長は、本議案について異議を問い、採決したところ、満場異議なく原 案どおり承認可決された。 第5号議案 取締役11名選任の件 議長は、現取締役11名全員が本総代会終結の時をもって任期満了となることに ともない、秋山智史、米山好映、古屋勝正、平井堅治、秋川貞、 酒井均、 藤原利秀、櫻井祐記、一色浩三、田辺和夫、林俊勝の11名を取締役として選任 したい旨を述べた。なお、一色浩三及び田辺和夫の2名については社外取締役の 候補者である旨を述べた。 その後、議長は、本議案について異議を問い、採決したところ、満場異議なく原 案どおり承認可決された。選任された11名は全員就任を承諾した。 第6号議案 監査役1名選任の件 議長は、監査役 今井明雄が本総代会終結の時をもって任期満了となることに ともない、今井明雄を監査役として選任したい旨を述べた。また、本議案につい ては監査役会の同意を得ていることを述べた。 その後、議長は、本議案について異議を問い、採決したところ、満場異議なく原 案どおり承認可決された。選任された同氏は就任を承諾した。 3.閉会 議長は、以上をもって本定時総代会の議案全部を議了した旨を述べ、 午前11時48分に、議長は第93回定時総代会の閉会を宣した。 7 以上の議事の経過及び決議を明確にするため、この議事録を作成した。 平成27年7月2日 富 国 生 命 保 険 相 互 会 社 第 93 回 定 時 総 代 会 議事録の作成に係る職務を行った取締役の氏名 代表取締役社長 米 山 好 以 8 映 上
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