理科 入試対策 スーパー家庭教師 西川 友成 先生からのアドバイス

理科
入試対策
スーパー家庭教師
西川
友成
先生からのアドバイス
理科の出題内容は大きく分けると「生物・地学・化学・物理・環境」となっています。その中でも今
回は、26年度入試問題から化学分野を解析していきます。
出題範囲
(1)
Ⅲ
1
(2)
(3)
2
学習年
メスシリンダーの読み取
1年
密度計算
1年
物質の性質
1年
化学変化
2年
ろ過
1年
実験器具の使い方
1年
化学変化
2年
出題範囲
(1)
3
(2)
4
学習年
還元
1年
再結晶
1年
加熱分解
2年
中和
3年
加熱分解
2年
原子と分子
2年
物質の性質
1~3 年
化学はほかの分野に比べ、1題の中に各学年で学んだことが、総合的に出題される傾向があります。
これは各内容に相互的な関連性が非常に強く働いているためです。これに比べ、例えば物理であれば、
光・電気・運動など単元ごとに、ある程度分かれているので学習しやすいのです。(もちろん厳密には、
これらの内容にも相互的な関連性はあります。)
要するに化学は「1年生で学ぶ範囲は理解できているが、2年生で学ぶ範囲はあまり理解できていな
い」となってしまうと、関連する3年の単元はおのずと理解しにくくなってしまう分野なのです。その
ため、化学の勉強は体系的に行う必要があるのです。またその工夫も大切です。例えば、
「電気分解」は
2年生で学びますが、3年で「イオン」を学んだ後で復習すると、もっと深い理解が得られます。
「電流
と電子の流れ」がわかると、更に良いでしょう。
もちろん中学で学ぶ内容に限れば、丸暗記という方法もあります。しかしそれでは、その先にある高
校での学習や大学受験までを見据えたときに、あまり力にならない学習となってしまいます。高校に入
って急に成績が下がるという話を耳にします。様々な理由が考えられますが、その理由の一つが「学習
内容を理解して覚えていない」でしょう。高校になると、学習量・難易度ともに格段に上がります。そ
れらに対応できるようになるためには、中学時代から考える力を養う必要があるのです。
だからこそ、私たちは考える力を伸ばすための指導、その先まで見据えた指導を日々行っています。
本当の学力をこれから共に身につけていきましょう。