社会福祉法人 第 61 号 2015年 8 月 (平成27年度) 広瀬の祇園さん (安来市広瀬町) -24時間眠らぬ電話を目指して- 島根いのちの電話 ひとりぼっちで悩まないで… 相 談 電 話 0852‒26‒7575 9~22時 年中無休 毎週土曜日は翌朝まで、連続して受けます。 全国共通番号 ナビダイヤル 0570‒783‒556 10~22時 精神科診察室の窓から想うこと 松江赤十字病院精神神経科 部 長 室 津 和 男 「21世紀は心の時代」と言われるように、自 殺増加に関連したうつ病対策や高齢化社会に伴 う認知症問題等、国民の健康を守る上で精神医 療の果たすべき役割は益々重要となり、精神疾 患が政策医療における5疾病の1つに位置付け られるようになりました。 この20年で精神科診療所も急速に増加し、従 来の入院中心の精神医療から地域生活支援の精 神医療に移行しつつあり、また総合病院におい ても「リエゾン精神医療」「緩和医療」等精神 科と身体科が連携する統合医療が求められる時 代となり、私が精神科医を目指した30年前と比 べ隔世の感があります。 精神医学は主として「心」を対象とした医学 ですが、昔より「心」の存在については様々な 議論がなされるも未だ解明されておらず、 「実 体なき存在」としてあります。 「心身二元論」とは「心」と「身体」は存在 論的には全く異なるものであり、相互に影響し 合うという考え方ですが、医学においては「身 体」=物質的存在として客観的評価が可能であ るのに対し、 「心」=非物質的存在であるため 客観的評価ができないという特徴があり、精神 医学では「心」の評価は主観的認識法(評価す る人の心でしか評価できない)という手法が用 いられています。 「心」の存在とは「摩訶不思議な実体なき 存在」であり、無限大の拡がりを持つ神秘的 な「宇宙」と重ね合わせるのは私だけでしょう か? 人間の「心」と「身体」と同様に、社会にお いても「精神」と「物質」という二つの存在が あり、其々に対する社会の意思・価値観がその 社会を特徴づけるように思われます。 古来より日本社会は自然を畏怖し、自然との 対話と調和を大切にする伝統文化(精神)を築 き上げてきましたが、明治以降の西洋的自然科 学合理主義を基盤とした「物質」主義への急速 な傾倒により、相対的に「精神」が後退するこ ととなり、社会の様々な分野において歪みが生 じているように思われます。 昔は物がないため何かと不便で手間と時間が かかりましたが、物が豊かになり私たちは便 利さと快適さを楽に手に入れることができま した。しかし、「物が豊かになり、心も豊かに なったのでしょうか?」 例えば、母親が愛情込めて握った「おにぎ り」と機械による大量生産された「おにぎり」 とどちらが美味しいでしょうか? 「物質的」 「科学的」観点からはうまみ成分を 含む化学調味料を使用したおにぎりの方が万人 受けし客観的には「美味しい」のかもしれませ んが、その子供にとっては母親の握ったおにぎ りが一番でしょう。 私たちは何気ない日常場面においても単に 「物」ではなく、 「物」に宿る「心」を大切に感 じ求める精神が息づいているのではないでしょ うか? 物づくりにおいて「心を込める」とは「相手 を想い」 「手間をかける」ことですが、見た目 には大差ないので無駄・非効率的と考えること もできるでしょう。一方で「物」に宿る「心」 を大切に感じ、作り手と使い手の心が共鳴し、 幸せを感じることも可能でしょう。要は一人一 人の感性・価値観が問われているのだと思いま す。 「物質」中心の現代社会にあって私たちは無 意識的に「心」を求めているように思われま す。昨年の伊勢神宮と出雲大社の遷宮に沢山 の人が心惹かれたのも必然かもしれません。 「心」と「物」との調和を模索する時代が訪れ ました。「何を大切に生きるべきか?」一人一 人が自らに問いかけ、答えを出すことが大切で はないでしょうか? 日々診察室で患者さんと向き合いながら、ふ と窓の外を眺めながら想うことです。 -1- 診察室で“死にたい‥”と言われて 社会福祉法人 島根いのちの電話 理事長 釜 瀬 春 隆 このたび、角南先生の突然のご逝去の後、い のちの電話の理事長職をお引き受けすることに なりました。私のようなものが、との思いはあ りますが、いのちの電話の社会的な役割を絶や さないためにも、微力ながら職責を全うする所 存です。ご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げま す。 先日、中学の同窓会に出席しました。近況報 告の後は、不参加者の消息話、何人かが自死で 他界とのことでした。一人は以前親しくしてお り、“そうかー ”との思いでした。帰りの車中、 かの同級生を改めて思い出して、それに至るに は原因あり、1つの原因では説明できない複数 の原因が重なり、そして何かで背中を押され て‥。自死の一般論を思い浮かべて、誰にでも 起こりうることだから、で片付けていました。 私の本業である精神科診療業務、1日に30、 40人の患者さんの診察、“生きていても…”、自 死を話題にする人は多くあります。深刻さに もよりますが、まず沈黙の時間。本人から次 の言葉がなければ、さっきの“生きていても”だ けど、と話を向けます。それを聞いて、気にな る、心配していることを率直に伝えます。それ でも沈黙が続く、これで本人の気持ちが吹っ切 れる訳もありません。確認の時間的余裕もな く、途中で申し訳ないけど‥と診察を終えざる を得ません。そして次の患者さんを呼びます。 一日の診療終了後、振り返れば気になることは 多々あります。沈黙の患者さんには電話を入れ ます。電話では、案外にそれに至った話をして くれました。お礼も言ってくれました。なん だ! でも良かった、安心した、と明るい声で 話して電話を切ります。こんないい話は、むし ろ少なく、何もできず、ただ経過を観ている、 といった場合の方が多いかもしれません。 昨今私のところでは、依存症とうつ状態がら みで、自死を心配するケースがしばしばありま す。依存症とは、ストレス解消のための良い習 慣が、高じて悪い習慣になっても、その習慣を 止められない状況に陥った人です。アルコール が代表格ですが、ギャンブルの相談もしばしば あります。ストレス処理が下手なため、現実逃 避の手段として手っ取り早いのが依存です。 普通の病気と異なるのは“苦痛感”の位置づけで す。通常は、病気の症状(痛みや熱など)に苦 痛を感じるため、楽になりたくて(動機づけ) 医療機関に受診します。ところが依存症の場合 は、病気の症状(飲酒やギャンブル)にはまっ ている時は、嫌なことから目をそらせておれる ため、苦痛を感じません。それが治療となる と、依存の世界から現実に引き戻されることに なります。その際のやりとり(通院と薬、断酒 会)が依存症の治療の難しいところです。依存 症の人との付き合いには、他の患者さん以上に 気を使います。依存からの立ち直りは簡単なも のではありません。その途上、お酒の場合は、 “乾いた酔っ払い”と表現される時期がありま す。断酒途中は怒りが生じやすいものです。外 に向かうと暴言や暴力などのトラブルに、内に 向かうと“うつ”、そしてしばしば“自死”行動に 至ります。 “自死の思い”を相談された場合、その時どう する? 自死関連の講演や書物の多くで必ず触 れてあります。誰にでも相談はしません、あな たにだけの相談です。よくぞ自分に相談してく れました、と受け止めるしかありません。話を はぐらかす、他での相談を勧める等々、逃げて はいけない。ここが一世一代の正念場と腹をく くります。ある大先輩の医師に聞いたことを思 い出します。これまでの人生で、本当に自分だ からこそ救えたという人はほんのわずか、1人 か2人かもしれない、と。まさにその1人目に 出会っている、と思うようにしています。 いのちの電話の相談員の皆さんは、日々こう した修羅場をくぐってきています。ボランティ アでこういう活動をしておられることに本当に 敬意を表します。こうした活動の縁の下で何か お役に立てれば、との思いが今の私の心境です。 -2- 島根いのちの電話 公開講座 私たちは人とのかかわりの中で生きている うつの反対語は好奇心 講師:㈱心理臨床センターしおやま 塩 山 二 郎 氏 今日は「うつの反対語は好奇心」というテーマ でお話をします。このテーマはもともと副題 だったのですが、こっちの方が面白いというこ とで、このテーマにいたしました。 私は、総合病院と大学で40数年カウンセラー として仕事をしてきました。カウンセラーとは 人の話を聴くというのが主たる仕事です。その 経験から得た対人関係とはどういうものかにつ いてお話をしたいと思います。 人の話を聴くという仕事をしていて思うこと は、人は話したがるものということです。それ は、癒されるからです。さらに、話を聴かれる ということは、自分が主役になるということで もあります。私は、去年四月に「心理臨床セン ターしおやま」というカウンセリングルームを 立ち上げました。びっくりしたことは、不登 校、引きこもりの子どもの親御さんが数多くお 見えになったことです。この子どもたちの情 況を見て感じたことが、どこにいても子ども が「主役になれない」ということでした。話を 聴かれるということは対人関係の中で主役を張 れるということなのです。傾聴の意味というの は、そういうところにあります。 対人関係とは目に見えないだけに、それをう まく表現するのは難しいところです。資料の中 に、母親の乳房と赤ん坊の図がありますね。こ れは精神分析家のビオンという人が表した図で す。母子の関係とは、個々に存在するのではな く、対、カップルとして存在するというので す。図に双方向の矢印がありますが、それはお 母さんが不安な気持ちで授乳すると、その気持 ちまで赤ん坊は飲み込んでしまう。そして、そ の不安な気持ちを赤ん坊は耐えられないので投 げ返すという交流が起こるのです。対人関係と いうのは一方通行ではなく、相互に影響を及ぼ しあっているということをこの図は表していま す。ニューヨークのホワイト研究所のレーベン ソン氏はこんな言い方をしています。「魚は自 分が水の中にいることに気づかない」と。つま り、自分の存在と周囲との関係がわからないと いうのです。対人関係も同じで、自分と周りの 人たちとの関係があまりにも慣れっこになりす ぎていると、その関係がわからないのですね。 カウンセラーはその関係のありようをクライエ ントに投げかけて、その人を取り巻く対人関係 を明らかにし、自分を知ってもらうという仕事 をしているのではないかと思います。自分自身 のことがわかれば、人との関係はうまくいくこ と間違いありませんし、自分のもっている能力 を発揮できると思います。 うつの人は自己の価値の切り下げと言います か、私なんか何の役にも立たない人間だ、私は 劣っている、あるいは将来に向けて、希望が持 てないという思いが強いのです。死にたいと訴 える、うつの人に対して、カウンセラーはどん な態度を取るかと言いますと、その人にどう やって好奇心を持ってもらうのかを考えます。 そのためには、カウンセラー自らが好奇心を 持ってクライエントに接することです。好奇心 を持って人に接すると、世界が面白くなりま す。みなさんも、ぜひ自分の世界を広げてほし いですね。それぞれみんな「人とのかかわりの 中で生きている」わけですから、自ら命を断つ と言ったことにはならないと思います。 私は広島いのちの電話の運営委員長を務めて いますが、年に一度くらい深夜の電話当番に入 ります。 「寂しくて誰かと話がしたいけど、誰 もいない」と言って電話をかけてくる人が多い こと。そういう中で、電話が通じて、 「もう死 にたい」という人がいます。そういう時、 「あ なたは死にたいとおっしゃるけど、電話をかけ てこられているということは生きたいという思 いの表れではないでしょうか」と終わりの方で 伝えます。この対応は、相談員としては、どう してもしなければならないことです。そして、 「人は決して一人で生きているのではない」と いうことを分かってもらわねばならないと一カ ウンセラーとしては強く願うものです。 -3- 島根いのちの電話 平成26年度事業報告書 法人の運営 1.理事会の開催 4回開催 2.評議員会の開催 4回開催 3.監査会の開催 1回 4.内部経理監査 1回 5.理事長変更届け 事業の運営 1.相談業務 総受信件数(2014年1月~12月)11,556件(男性:6,344件 女性:5,212件) ☆常設相談時間:(月~金)午前9時~午後10時 (土) 午前9時~(日) 午後10時まで連続受信 相談件数:2014年1月~12月 11,158件(内、自殺志向 1,140件) (男性6,132件、 女性5,026件) ☆フリーダイヤル電話相談 相談時間:毎月10日 午前9時~午後10時 相談件数:2014年1月~12月 398件(内、自殺志向135件) (男性 212件、 女性 186件) 電話相談員延べ数 月平均135人 電話相談担当実働数 月平均69人 電話台数:2台 年代別・男女別受信統計 2014年総計(年代別) 9歳以下 10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 不明 計 男 0 517 1,120 1,524 1,500 1,025 398 60 200 6,344 女 0 46 468 895 1,299 2,033 334 66 71 5,212 合計 0 563 1,588 2,419 2,799 3,058 732 126 271 11,556 40代 50代 年代別・男女別受信統計 (自殺統計) 9歳以下 男 10代 0 20代 28 30代 78 135 182 60代 80 70代 37 不明 7 計 2 549 女 0 12 126 139 179 200 52 15 3 726 合計 0 40 204 274 361 280 89 22 5 1,275 (受信件数) 3000 年代別・男女別 受信件数 2500 2033 2000 1524 1500 1120 517 0 0 0 男 女 1299 1025 895 1000 500 1500 468 398 334 46 男 9歳以下 女 男 10代 女 男 20代 女 男 30代 女 男 40代 女 男 50代 女 60代 60 66 男 女 200 男 70代以上 71 女 不明 (受信件数) 300 年代別・男女別 自殺志向相談受信件数 250 200 182 150 126 100 0 139 135 80 78 50 0 男 女 9歳以下 52 37 28 0 200 179 12 男 女 10代 7 男 女 20代 男 女 30代 男 女 40代 -4- 男 女 50代 男 女 60代 男 15 女 70代以上 2 3 男 女 不明 内容別・男女別受信統計 2014年総計 思想・ 人権 953 28 1,099 29 2,052 57 人生 男 女 合計 家族 夫婦 (親族含む) 61 694 285 53 676 281 114 1,370 566 職業 経済 282 162 444 教育 対人 46 39 85 男女 335 504 839 身体 330 247 577 精神 565 232 797 情報 1,332 1,539 2,871 その他 72 123 195 合計 1,361 6,344 228 5,212 1,589 11,556 内容別・男女別受信統計 2014年総計(自殺統計) 思想・ 人権 212 4 246 2 458 6 人生 男 女 合計 家族 夫婦 (親族含む) 10 21 8 8 54 38 18 75 46 職業 経済 23 18 41 教育 対人 3 3 6 男女 29 20 49 身体 10 18 28 精神 15 20 35 情報 201 289 490 その他 7 9 16 合計 6 1 7 549 726 1,275 (受信件数) 1800 内容別・男女別 受信件数 1539 1000 953 1099 694 676 600 200 28 男 女 人生 29 男 女 思想・人権 162 男 女 職業 300 200 212 335 285 281 61 53 男 女 経済 46 男 女 家族 (親族含む) (受信件数) 350 250 565 504 282 0 1361 1332 1400 男 女 夫婦 330 247 232 72 39 男 女 教育 男 女 対人 男 女 男女 男 女 身体 男 女 精神 内容別 自殺志向相談件数 228 123 男 女 情報 男 女 その他 289 246 201 150 100 50 0 4 男 女 人生 2 男 女 思想・人権 23 18 男 女 職業 10 8 男 女 経済 21 54 男 女 家族 (親族含む) 8 38 男 女 夫婦 2.相談員の研修 ☆相談員数:108名(2014年3月) ☆グループ継続研修 1~4グループ研修 毎月1回 延べ 48回 参加者 523人 石見分室グループ 毎月1回 延べ 12回 参加者 83人 ☆研修スタッフ養成コース 毎月1回 延べ 12回 参加者 153人 3 3 男 女 教育 29 20 男 女 対人 10 18 男 女 男女 15 20 男 女 身体 7 男 女 精神 9 男 女 情報 6 1 男 女 その他 ☆一泊研修 日時 平成26年11月23日(日)~24日(月) 場所 レインボープラザホテル(松江市) 講師 塩山 二郎 ㈱心理臨床センターしおやま主宰 内容 「母性と父性の認識」 参加者 24名 ☆合同研修会 第1回 日時 平成26年4月12日(土)10:00~15:30 -5- 場所 いきいきプラザ島根 講師 大西 俊江 臨床心理士 内容 グループワーク 感受性訓練 参加者 50名 第2回 日時 平成26年8月31日(火)13:00~16:30 場所 いきいきプラザ島根 内容 自死予防出前研修(日本いのちの電話連盟主催) 講師 阪田 憲二郎 (神戸いのちの電話研修委員長) 参加者 43名 3.相談員の養成 ☆第33期養成講座 開講 平成25年11月9日開講 継続平成27年3月認定 日時 毎週土曜日(月3回)14:00~16:30 研修内容 ロールプレイ 6回 ☆第34期養成講座 開講 平成26年11月8日開講 平成27年3月 第1課程修了 日時 毎週土曜日(月3回)14:00~16:30 研修内容 第1課程・35名 ☆石見分室第2期養成講座 開講 平成25年6月2日開講 継続平成26年10月30日認定 日時 毎週土曜日(月3回)13:30~16:00 研修内容 講義と一泊研修 16回、ロールプレイ 11回 4.会議の開催 ☆ 運営会議 6回開催 5.公開講座の開催 ☆第1回 日時 平成26年9月7日(日)14:00~16:00 場所 松江市総合福祉センター 4階大ホール 演題 命の大切さ「こうのとりのゆりかご」からの学び 講師 田尻 由貴子 (慈恵病院相談役) 参加者 131人 ☆第2回 日時 平成27年3月8日(日)14:00~15:45 場所 松江市総合福祉センター 4階大ホール 演題 私達は人との関わりの中で生きている -うつの反対語は好奇心- 講師 塩山 二郎 ㈱心理臨床センターしおやま主宰 参加者 207名 6.広報誌の発行 ☆「島根いのちの電話」第59号(平成26年8月発行) 13ページ 1,500部 ☆「島根いのちの電話」第60号(平成27年2月発行) 11ページ 1,500部 7.研修会・大会参加、会議等出席 日本いのちの電話連盟関係 ☆一般社団法人日本いのちの電話連盟第5回定期社員総会(43回) ☆中国四国いのちの電話事務局長会議 (主催:岡山いのちの電話) ☆全国いのちの電話事務局長会議 (主催:日本いのちの電話連盟) ☆日本自殺予防シンポジューム (主催:日本いのちの電話連盟) 会議等 ☆松江圏域自死総合対策連絡会 (主催:島根県松江保健所) ☆第1回島根県自死総合対策連絡協議会 (主催:島根県健康福祉部障がい福祉課) ☆島根県相談業務相互支援ネットワーク会議 (主催:島根県警察本部) ☆自殺対策官民連携協働中国・四国ブロック会議 (主催:内閣府自殺対策推進室) ☆島根県被害者支援連絡協議会総会及び講演会 (主催:島根県被害者支援連絡協議会) ☆松江市自死対策事業検討会 (主催:松江市健康福祉部) 連携研修等 ☆第32回いのちの電話相談員全国研修会群馬大会 (主催:日本いのちの電話連盟・社会福祉法人群馬いのちの電話) ☆平成26年度青少年育成島根県民会議 (主催:青少年島根県民会議) ☆第46回島根県精神保健福祉大会 講演会 (主催:島根県精神保健福祉協会) ☆自死遺族支援研修会 (主催:島根県立心と体の相談センター) ☆子どもと家庭電話相談にかかわる意見交換会 (主催:島根県健康福祉部青少年家庭課) 講師派遣 ☆安来市民講座 (主催:安来市健康福祉部福祉課) ☆千須賀組仏教会若婦人会 (主催:千須賀組仏教会) ☆松江法務局 自死予防関係啓発 ☆自死対策強化週間 心いきいきキャンペーン (主催:松江保健所) ☆自死対策強化月間街頭キャンペーン (主催 松江保健所) ☆イオン幸せの黄色いレシートキャンペーン参加(毎月11日) 贈呈・その他 ☆第66回保健文化賞受賞 (主催:第一生命保険株式会社) ☆島根県民共済生活協同組合寄付目録贈呈式 ☆イオン幸せの黄色いレシートキャンペーン贈呈式 -6- 財 産 目 録 貸 借 対 照 表 平成27年3月31日現在 資産・負債の内訳 Ⅰ.資産の部 1.流動資産の部 現金預金 普通預金 山陰合同銀行津田支店 通常郵便貯金 定期預金 郵貯定期預金 流動資産合計 2.固定資産 ⑴基本財産 定期預金 山陰合同銀行津田支店 基本財産合計 ⑵その他の固定資産 固定資産 ソフトウエア パソコン2台 ビデオカメラ コピー機 権 利 電話加入権 番号26-3816 電話相談充実積立特定預金 定額郵便貯金 石見分室充実費積立金積立額 周年記念事業費積立金積立額 その他の固定資産合計 固定資産合計 資 産 合 計 資 産 の 部 流 動 資 産 4,132,791 預 貯 金 4,132,791 未 収 金 0 前 払 金 0 固 定 資 産 16,215,228 基本財産 11,000,000 預 金 11,000,000 運用財産 5,215,228 固定資産物品 219,224 権 利 74,984 1,722,103 410,688 2,000,000 4,132,791 11,000,000 11,000,000 219,240 2 1 1 74,984 921,000 2,000,000 2,000,000 5,215,228 16,215,228 電話相談充実 積立特定預金 20,348,019 Ⅱ.負債の部 1.流動負債の部 未払金 3月分社会保険料(事業主)他6件 預り金 3月分社会保険料 等 負 債 合 計 差 引 純 資 産 平成27年3月31日現在 (単位:円) 金 額 921,000 石見分室充実費 積立金 2,000,000 周年記念事業費 積立金 2,000,000 106,594 21,365 127,959 資産の部合計 (単位:円) 負 債 の 部 流 動 負 債 127,959 未 払 金 106,594 預 り 金 21,365 前 受 金 0 固 定 負 債 0 負債の部合計 127,959 純 資 産 の 部 基 金 11,000,000 基本財産基金 11,000,000 積 立 金 4,921,000 積 立 金 4,921,000 次期繰越金活動 収支差額 4,299,060 次期繰越金活動 収支差額 うち当期 活動収支差額 ( (1,234,309) 純資産の部合計 20,220,060 負債および 純資産の部合計 20,348,019 ( 20,348,019 20,220,060 平 成 26 年 度 事 業 活 動 収 支 決 算 書 勘 定 科 目 平成26年度決算 勘 定 科 目 2,512,548 受託金収入 3,600,000 助成金収入 3,730,000 支出 12,318,347 平成26年度決算 財産収入 4,473 事業活動外収入計⑷ 4,473 事業活動外支出計⑸ 0 経常収支差額⑺=⑶+⑹ 収入 事業活動収入計⑴ 0 (単位:円) 事業活動外収支差額⑹=⑷-⑸ 683,420 特別収支の部 雑収入 支出 寄付金収入 事業活動外収支の部 1,792,379 収入 4,473 1,391,589 施設整備等寄付金収入 69,520 特別収入計⑻ 69,520 特別支出計⑼ 0 法人運営費 1,162,564 事務費支出 4,397,495 特別収支差額⑽=⑻-⑼ 69,520 事業費支出 1,481,993 当期活動収支差額⑾=⑺+⑽ 1,461,109 受託事業費 3,600,000 負担金支出 218,200 雑支出 減価償却費 事業活動支出計⑵ 事業活動収支差額⑶=⑴-⑵ 63,419 7,560 10,931,231 1,387,116 繰越活動収支差額の部 収 入 支 出 事 業 活 動 収 支 の 部 会費収入 事業収入 4,299,060 前期繰越活動収支差額⑿ 2,837,951 当期末繰越活動収支差額⒀=⑾+⑿ 4,299,060 次期繰越活動収支差額 ⒁=⒀ 4,299,060 脚注 減価償却の方法は定額法による。 ※詳細につきましてはホームページをご覧ください。 監 査 報 告 書 社会福祉法第40条及び関係法令に基づき実施した平成26年度監査結果について、次のとおり報告します。 監事 1.監査日時 平成27年6月23日(火曜日)13:00~17:00 監事 2.監査場所 いきいきプラザ島根 2階相談室 3.監査実施内容・結果 平成26年4月1日から平成27年3月31日までの事業年度に関して、理事の業務執行状況、社会福祉法人島根いのちの電 話の財産の状況及び事業の執行状況について、監査を実施した結果、不整な点はないものと認めます。 -7- 島根いのちの電話 平成27年度事業計画 1.現況 「島根いのちの電話」は、本年7月で開局36年になります。これもひとえに行政をはじめ企業、 団体、個人など多くの皆様のご理解とご支援の賜物と厚く感謝申し上げます。 平成26年度の成果として1つは、開局35年の節目を迎えたこの佳き年に日本で最も栄誉ある「第 66回保健文化賞」を受賞しました。主催者第一生命保険株式会社より感謝状と賞金・厚生労働省よ り感謝状・NHK厚生文化事業団・朝日新聞厚生文化事業団より記念品を賜り、島根県知事からは 温かいお言葉を賜り、物心両面にわたる励ましを受けたことです。2つ目は、石見分室の相談員養 成講座第2期生14名が認定され、計26名で11月より月6日間(54時間)相談業務についており、石 見の地にいのちの電話の風土が育ちつつあることです。 さらに、9月8日の公開講座では、協賛事業として第1回自死遺族自助グループ「しまね分かち 合いの会・虹」のパネル展を同時開催することができ、命を大切にする連携の輪を広げる第1歩を 踏み出したことです。 島根いのちの電話は、365日休みなく、常設電話9時~22時(土曜日は24時間)と毎月10日は自 殺予防フリーダイヤルの2種の電話を今年度も実働月平均69名(現相談員数103名)での受信状況 です。当番は2人体制が基本ですが一人当番が多く、特に夜間当番相談員の負担感が増している現 状です。この現状を踏まえ、島根県から「自死予防相談員養成事業実施業務」を委託され、長年に わたって官民協働で自死予防対策と相談員増に努めています。その結果、十年振りに相談員が100 名に達したところです。しかし、退会者、当番につけない人も多く、相談員不足が最も重大な課題 です。また、時代的背景から病理的な相談も増えており、それに即した相談員の資質向上を図ると 共に相談員のメンタルヘルス対策は必要不可欠となっています。 自死者数は全国的では3万人を切り、島根でも200人を切り、177人(平成25年度)に減少しまし たが、年々若い人の自死傾向が増え、対策が必要です。 (人口動態統計) 島根いのちの電話の年間相談件数は、平成26年度11,553件で横ばい状況が続いています。社会的 孤立や貧困・精神的病理の状況にある人々が増加する中で電話は全国からかかる状況にあり、社会 における「いのちの電話」の存在意義は一層高まっており、自死予防に寄与していることを実感し ています。 自死予防を目的とするいのちの電話では、市町村各機関や民間団体・企業との連携が不可欠で す。きめ細かな啓発活動を広範囲に亘って押し進めていかなければなりません。 さらに、社会の変化に即したいのちの電話の在り方を模索する時代にきていることを痛感しま す。全国52センターとの連携を深めつつ考えていく必要があります。 以上のような現状を踏まえ、今年度は、下記の課題を重点に事業を展開していきます。 2.活動方針 ⑴ 相談員確保のための諸施策を工夫し実践する。 ⑵ 開設したホームページを随時活用し、広くPRを実施する。 ⑶ 石見地域の関係機関や社会資源との連携を推進し、石見分室の安定充実を図っていく。 ⑷ 相談員の資質向上に努める。 ⑸ 運営委員会の機能性を高め、相談員が活動し易い組織運営の見直しを図る。 -8- 役 員 名 簿 役 職 名 〔任期 平成27年7月22日∼平成29年7月21日〕 氏 名 職 種(所 属) 理事長・評議員 佂 瀬 春 隆 佂瀬クリニック院長 理 事・ 評 議 員 引 野 友 子 元臨床心理士 理 事・ 評 議 員 折 坂 英 紀 元松江市職員 理 事・ 評 議 員 近 藤 佳 郎 島根総合福祉専門学校監事・社会福祉法人太陽とみどりの里理事 理 事・ 評 議 員 大 西 俊 江 島根大学名誉教授・山陰心理研究所長 臨床心理士 理 事・ 評 議 員 谷 正 次 元松江市職員 評 議 員 川 西 俊 雄 松江市朝日公民館運営協議会 会長 評 議 員 澤 田 暉 夫 サワダ表具店店長・ライオンズクラブ会員 評 議 員 田 村 節 美 総合健康推進財団 相談員 評 議 員 永 岡 秀 之 島根県立こころの医療センター医師 評 議 員 早 瀬 眞知子 島根大学保健管理センター臨床心理士 評 議 員 島 前島根県中央児童相談所長・島根県社会福祉協議会 事務局長 評 議 員 丸 山 創 島根丸山法律事務所 弁護士 監 事 竹 内 玄 光 島根県社会福祉事業団 監事 監 事 熊 野 節 雄 社会福祉法人松江青雲会・ケアハウス回生館 施設長 地 徳 郎 島根いのちの電話公開講座 ご案内 今こそ 文字の力 言葉の力 私たちは日々言葉を当たり前に使っています。文字も書ける。読 める。意味も知っている。しかし、いま、ひとのいのちが躍動す る物語を紡ぐ言葉が極端に減っているのではないでしょうか。 島根いのちの電話公開講座 今こそ文字の力 言葉の力 私たちは日々言葉を当たり前に使っています。 私 私たち たち たち ちは日 ちは は日 日々 々言葉 言葉を 言葉を 葉を を当たり 当た 当 当たり たり た り前に 前に使 に使ってい ています。 て 。文 文字も 文字 文字も書ける。 も書 書け け ける。 る。 。読 読め 読める。 る。 る 。 意味も知っている。 しかし、 いま、 ひとのいのちが躍動する物語を紡ぐ 意味も 意味も 意味 味も知 知っ って ってい ている。 いる いる る。 。 しかし し かし、 かし い いま ま、 ひ ひと との のいのちが いの いのち のちが の ちが躍 ちが が躍 動 動す する す る る物語 物語を 物語 語を紡 紡ぐ ぐ 言葉が極端に減っているのではないでし うか。 言葉 言葉 葉が 葉が極 が極 が極 極端 端に減 端に 端 に減 減ってい 減っている って ってい っ っている てい ている いる るので る るの のではない いで でしょうか う か か。 。 日時 平成27年 9月5日● 土 9月5日㈯ 日時 平成27年 講師 午後2時∼4時(1時30分開場) 午後2時∼4時(1時30分開場) 場所 松江市総合福祉センター 4階大ホール 松江市千鳥町70番地 TEL.0852-24-1643 ※駐車場は「水天閣」西側にあります 場所 里 みちこ氏 島根県飯南町(旧赤名) 出身、大阪市在住の詩人・エッセイスト。筆 文字の詩を読みながら、 自らの思いを語る 「詩がたり」 という新しいスタ イルを生み出し、 各地で講演活動を行っている。 松江市総合福祉センター 4階大ホール (松江市千鳥町70番地 ℡0852-24-1643) 駐車場は 「水天閣」西側にあります 500円 会費 手話通訳あります 主催:社会福祉法人島根いのちの電話 後援:島根県・松江市・島根県社会福祉協議会・ 山陰中央新報社 厚生労働省補助事業 申込・問合せ 手話通訳 あります 詩人 【プロフィール】 45歳の時(1992年)、京都・花園大学福祉学部に社会人入学。3回 生のときに起きた阪神大震災のボランティア体験から生まれた「希望」 の詩が新聞に取り上げられ、詩人としての活動が始まる。在学中から 大阪城公園で毎朝「詩がたり」 を始め、卒業後は震災仮設住宅集会 所へ「詩がたり」に通う。 03年から毎年8月、神戸で「詩がたり」 と作品展を開催。 そのほか、 国連大学の展示場や寺院など、 さまざまな奇縁から全国で個展を開 催(97年から2014年まで44回)。全国から講演や、 学校の「特別授業」 の依頼もある。 05年、58歳の時には島根県・奥出雲町の三沢小学校に転入、小学 3年生生活を1年間 (05年4月∼06年3月まで1か月に1週間) 体験。 著作に、言葉や漢字遊びのエッセイ 「感字在菩薩」 (01年)、 「字遊 自在」 (03年) =ともに朝日新聞に連載=の二部作のほか、和綴じの手 作り詩集「さながら」 「かけはし」 「玉繭」の三部作がある。 下記にお申し込みください。後日整理券を郵送いたします。ただし当日も可。 島根いのちの電話事務局 〒690-0011 島根県松江市東津田町1741−3 いきいきプラザ島根2F 会費 500円 TEL 0852-32-5985 (9:00∼17:00) FAX 0852-32-5986 (24時間) メ ー ル [email protected] 島根いのちの電話 講師 詩人 里 みちこ氏 申込・問合せ 下記にお申し込みください。後日整理券を郵送いたします。ただし当日も可 島根県松江市東津田町1741−3 いきいきプラザ島根2F 島根いのちの電話事務局 〒690-0011 メ ー ル [email protected] TEL 0852-32-5985 (9:00∼17:00) FAX 0852-32-5986 (24時間) 島根いのちの電話 -9- 検索 検索 平 成 27 年 度 第35期電話相談ボランティア養成講座のご案内 ■第1課程【公開講座~人との関係をよくするために~】 どなたでも受講できます。関心のある人は、ぜひご参加ください。 と き 11月7日(土)開講式 以降毎週土曜日(27年11月~28年3月) 午後2時から4時30分(ただし第4土曜日を除く。 ) ところ いきいきプラザ島根(東津田町) 受講料 10,000円(資料代を含む)学生5,000円 自死予防と危機介入(いのちの電話とは) ボランティアのこころ 身近な法律相談から(人権など) 心の病気を知る 精神障がい者への援助 高齢者の心と援助 依存症の理解 子どもの虐待と育児不安 性について パーソナリティー障がいの理解 人の話を聴くということ 相談員のメンタルヘルス 被害者のこころ 島根県の自死の現状と対策 自死遺族に寄り添う 釜瀬 春隆 山本 寿子 丸山 創 室津 和男 永岡 秀之 今岡 雅史 斉藤 文章 鈴宮 寛子 河野 美江 大竹 徹 大西 俊江 蔵 あすか 早瀬眞知子 山崎 浩司 桑原 正好 島根いのちの電話理事長 日本ボランティア協会理事 島根丸山法律事務所弁護士 松江赤十字病院 島根県立こころの医療センター 細田クリニック 松江赤十字病院 島根県健康福祉部参事 島根大学保健管理センター 松江市立病院 山陰心理研究所 臨床心理士 島根大学保健管理センター 島根県健康福祉部 自死遺族の会 ■第2課程【相談ボランティア養成講座~良き聴き手になるために~】 受講資格 ①20~67歳で「いのちの電話」の趣旨に賛同し、電話相談ボランティアとして活動する 意欲のある方。 ②第1課程を修了(10回以上出席)した方。 ※第2課程に進むための申込書の提出と面接があります。 と き 平成28年4月~12月 受講料 10,000円 人間関係基礎トレーニング(1泊研修) 電話相談に必要な理論と実習 岡本 貴志 八雲病院 心理職 田中 晋 八雲病院 精神保健福祉士 島根いのちの電話 養成・研修スタッフ <問い合わせ・申し込み先> 島根いのちの電話事務局 〒690-0011 松江市東津田町1741-3 電 話 0852-32-5985 F A X 0852-32-5986 Eメール [email protected] ホームページ - 10 - 島根いのちの電話 検索 ご支援ありがとうございます 2015年1月₁日~2015年6月30日 次のかたがたにご支援をいただきました。心から感謝し、ご報告いたします。今後共、変わりま せずご指導とご協力をお願い申し上げます。なお、はなはだ勝手ながら敬称は略させて頂きます。 社会福祉法人 島根いのちの電話 理事長 釜 瀬 春 隆 〔寄 付 者〕 荒木 伸子 猪野 和子 大島 晴江 岡本 貴志 小川 式子 折坂 英紀 門脇 侑衣 狩野 律子 狩野 律子 川西 俊雄 県庁松江地区職員共同文化祭実行委員長 佐々岡星児 澤田 暉夫 田中 晋 角田 操 永岡 秀行 引野 友子 広江 律子 藤原 富夫 藤原 良子 若杉 陽 匿名 4名 島根県民共済生活協同組合 中国労働金庫 〔維持会員〕 浅井奈緒子 浅井 弘子 足立 隆 足立 幸枝 安部 清吉 安部山星児 雨川 直人 荒木 伸子 荒木 美幸 有田 美恵 池田 琴恵 石倉 好女 伊藤 洋子 稲村 博子 猪野 和子 上木 雄一 上野 幸美 内田 考子 大石 美央 大島 晴江 大島 久 大谷 早苗 大西 俊江 小川 律子 小草 京子 小草太樹男 小草 優子 奥野 憲明 落合るり子 折坂 明代 折坂 英紀 折坂 宏行 楫 康治 梶谷ひろみ 勝部 健二 加藤 玲子 門脇 潤子 狩野 和人 狩野 律子 川内みどり 川西 俊雄 蔵 あすか 倉知 浩子 河野美登里 河野 洋子 近藤 佳郎 佐々岡礼子 澄川 弘敏 曽田美代子 田浦 律恵 高橋 豊子 高橋麻由美 竹原 千春 田中 孝江 田村 節美 塚本 織恵 塚本 香苗 塚本 隆富 土江 信雄 角田 徹 角田 宏美 角田 操 角田 裕 角田由美子 永妻 政代 成田 名津 錦織 静子 能美ゆかり 能美ゆかり 林 香織 引野 友子 平野 紀子 広江 律子 福代 裕子 福間 暁美 藤井真由子 藤原 良子 藤本のり子 藤脇 慶子 古井 啓子 保母 淳子 前横寿美子 松田 修平 三上奈穂恵 三原 美雪 村上 英子 村田 幸子 森口 康子 森廣 浩子 森山 春枝 森脇 和子 山崎 優 山本 久雄 与倉 節子 吉岡こずえ 吉川 澄男 吉永さおり 若杉 陽 若槻ちえみ 匿名 12名 〔団体会員〕 飯島クリニック - 11 - 〔賛助会員〕 青木 悦子 青笹 美香 青戸 有子 吾郷 正則 安達 愛子 安達 隆寿 安部 和枝 天野 和子 荒木 哲也 有田 修 安食 治外 安食 剛 飯塚あずさ 飯塚奈津美 家本 賢 池淵 明美 石川茉由子 石川 祐子 石倉 徳夫 石富 仁志 石橋 剛之 石原 達也 石原 利康 伊藤 恭子 伊藤 健 伊藤 耕 糸賀 晴樹 糸原 勝則 今岡きみ子 今岡 操 今岡 充 今若 陽子 岩谷 宏一 岩野 真保 岩本 昭徳 魚谷 幸枝 宇都宮拓也 江尻 守人 塩冶 朋江 大城 等 大田 健介 太田 澄子 大塚 律子 大野 和見 大野 浩 大矢 敬子 岡村 茂 奥村 和正 小畑 芳夫 小室 俊子 香川 譲 梶谷 雅敏 勝部かつこ 勝部 恵治 加藤 章子 加藤 和之 加藤 幸子 加藤 智治 狩野 綾子 川畑 裕子 川本 浩史 北脇 悠平 来待 幹夫 木村 清志 黒崎千賀子 黒﨑 雅美 黒崎 守人 小玉 恵美 小塚 瑞枝 小森 正志 嵯峨 友樹 境 英治 坂本 浩二 佐々木昭子 佐々木友孝 佐々木真紀子 佐藤 寛志 眞田 美紀 佐野 優子 塩野 恭次 宍倉 広樹 嶋崎さとみ 嶋田 慎司 嶋田 隆 新谷 伊子 杉橋 章義 須田 裕子 周藤 豊 澄田 恵理 世良敬一郎 曽田 彰二 高梨 友子 高橋 雅子 竹内 和子 竹内 俊介 竹森 順子 立石 正計 田中 貞光 田中 悟 田中 崇 田邊 香子 常松 基子 寺本 直史 道前 緑 徳永 恵美 得能 佑太 長尾 方博 長岡 隆 中川 昭生 長﨑みゆき 長﨑 康弘 永田 淳 中西 輝雄 中村真裕子 中村 令 柳楽真佐実 奈良井浩人 成相 房枝 錦織 友紀 西村 圭祐 西山 友美 野海真理子 乃木 梢 橋本 潤 長谷川さやか 八澤 弘志 林 晋平 林 礼子 林原 幹治 原 大輔 原 朋宏 原 仁史 原田 陽子 原 ようこ 引野 萌子 平岡 昇 平賀 瑞雄 広江純一郎 福澤陽一郎 福代 健太 福田 俊治 福屋由紀子 福頼 尚志 藤田 葉子 藤原 修 藤原 清喜 本郷 範善 本間 直子 前島 千秋 前島 秀子 牧野由美子 昌子 道男 昌子 暢賢 松浦香代子 松浦 法幸 松尾 和巳 松田 智美 松田 均 松田 裕朋 三島 貴志 三谷 耕司 三成 哲也 三成奈保子 三原 典子 宮廻 陽吉 三好 隆浩 村川 達吉 母里 誠章 森川 卓 柳 俊徳 山口 幸祐 山口 満明 山崎 浩司 山崎 俊行 山崎 真理 山田富美代 山根 和也 山根 夏生 山根 宏 山根 美行 山本 高志 山本 知子 山本 祐子 山本有希子 幸村 仁 横川 裕 吉井千栄子 吉川真悠子 吉田 智美 吉田 政昭 吉原 司 渡邊 剛 渡邊真理奈 渡邊 利恵 奥出雲町社会福祉協議会 島根県健康福祉部健康推進課 島根県出納局 島根県政策企画統計調査課 島根県立石見養護学校 商工労働部産業振興課 総務企画グループ 浜田市役所地域医療対策課 浜田水産事務所 匿名 308名 ※この事業は、松江市社会福祉協議会から配分を受けた篤志寄付金を財源の一部として 行っています。 - 12 - あなたの援助をお待ちしています 「いのちの電話」は相談員の無償の活動で支えられていますが、広報費や 相談員の研修・養成、センターの運営のために資金を必要とします。 皆様のご支援をいただきますようお願いいたします。 維持会員(会員として毎年度会費を納める) 年2回発行の広報誌、公開講座のご案内などお送りします 個人会費…… 3, 000円以上 団体会費……10, 000円以上 賛助会員(金額はご自由に、いつでもご支援ください) 寄 付 社会福祉事業へのご寄付は税法上の優遇措置がありますので、 詳細は島根いのちの電話事務局にお尋ねください。 お振り込みは ①郵便振替 01460-6-9398 社会福祉法人島根いのちの電話 ②山陰合同銀行津田支店(普)2385156 フク)シマネイノチノデンワ 表 紙 編 集 後 記 広瀬の祇園さん(祇園祭)は島根県下3大夏祭 りの一つと伝えられている。写真は7月21日の神 輿巡行と提灯行列のようすであり、神輿は午後6 時すぎに八幡町の御旅所から担ぎ出され、各町内 に引き継がれ神社に帰るのは午後11時過ぎである。 (安来観光協会広瀬支部写真提供) 庭の鉢植えのハイビスカスが真夏の日ざしの下 で真紅の花を咲かせている。じりじりと照りつけ る暑さと真っ赤なハイビスカスが沖縄への想いを 呼び起こす。8月にはあの悲惨な大戦が終わって 70年目を迎える。 私が国民小学校1年生の夏だった。8月15日、 社会福祉法人 島根いのちの電話 事務局 〒690-0011 松江市東津田町1741-3 いきいきプラザ島根 TEL(0852)32-5985 FAX(0852)32-5986 Eメール s-inochi@smile.ocn.ne.jp ホームページURL http://www.shimane-inochi.jp/ 発行人 理事長 釜 瀬 春 隆 編 集 島根いのちの電話広報委員会 雑音交じりのラジオから玉音放送が流れた。家族 はみな黙り悲痛な面持ちだった。私は川で泳いで いる姉たちにそのことを伝えるために懸命に走っ た。今でもその時のことを鮮明に思い出す。戦後 70年、平穏な日々の内に暮らし、豊かに繁栄する ことが出来た。先の大戦の戦火で数多の国民が犠 牲となった上に、今日を生かさせていただいてい る私たちがある。共に祈りたい。世界の恒久平和 を! - 13 -
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