et al. Nature 460

2040年を見越した日本の社会保障を
考える
藤井賢一郎
上智大学総合人間科学部社会福祉学科
SOPHIA UNIVERSITY
話の流れ
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
1990年の日本
2040年の人口問題
2040年の医療・福祉問題
2040年の負担問題
Ken Fujii, Ph.D.
SOPHIA UNIVERSITY
1990年の日本とは
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「右肩上がり」しか経験していなかった(戦後の日本経済)。バブ
ル経済が終わったことにみんな気づいていなかった。
「民営化」時代(電電公社・専売公社民営化1985年、国鉄民営化
1987年)⇒規制緩和時代への突入
ベルリンの壁崩壊(1989)により、国際政治の枠組みが大きく変化
するとともに、新自由主義の考えが広がった。
女子高生コンクリート詰め殺人事件、東京・埼玉連続幼女誘拐殺人
事件、オウム真理教等の猟奇的犯罪が起きはじめた(1989)。
パソコン・ワープロ(1980年代後半に普及)はあったが、インター
ネットは普及していなかった。携帯がなかった(ムーバ発売1991)。
雇用の上での男女差別が当然視されていた(男女雇用機会均等法施
行1986)。派遣労働が生まれ始めた(労働者派遣法施行1986)。
Ken Fujii, Ph.D.
SOPHIA UNIVERSITY
25年たった2015年の日本(藤井の評価)
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成長が止まり、先進国から中進国に落下しつつある。
女性の社会参加は進みつつあるが、ガラスの天井は全く解消されて
いない。
企業は、日本型雇用を限定的に適用し、非正規雇用を増やすことで、
人件費増に対応しようとしている。その結果、日本型非正規雇用
(正規雇用との処遇・教育面の格差)による生活苦・貧困が広がっ
ている。
ネット、SNSが当たり前になり便利な世の中になったが、新たな社
会問題も発生している。ネットがグローバリゼーションを加速させ、
それが国内の格差を拡大した面がある。
既存の福祉の枠組みでは対応できないニーズが増えている。
世代間の負担格差に若者にいら立っている。全般に、社会全体に閉
塞感が広く覆い続けている。
Ken Fujii, Ph.D.
SOPHIA UNIVERSITY
2040の人口問題

人口の減少
 豊かさ(=医療・福祉負担力)は維持できるのか
 医療・介護の労働力を維持できるのか

負担の不均衡
 高齢化や後期高齢化はどこまで進むのか
Ken Fujii, Ph.D.
内閣府「平成26年高齢者白書」より抜粋
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2014/zenbun/s1_1_1.html
SOPHIA UNIVERSITY
「高齢化」と「人口減少」は別の現象
少子化
合計特殊出生率で表さ
れる
2.07以下
であると
人口数で表される
減少して
いると
長寿化
平均寿命で表される
藤井作成
人口減少
制度の維持可能性を
考える上でより重要
高齢化
向上して
いると
高齢化率で表される
SOPHIA UNIVERSITY
安定人口理論
人口の置換え
ロトカ(Lotka, Alfred J.)1911
出生率増加
少子化の停止
合計特殊出生率
※1が安定化
長寿化の収斂
平均寿命※2
が安定化
合計特殊出生率が
人口置換水準(現在
の日本の場合は2.07)
※1 正確には年齢別出生率
※2 正確には年齢別死亡率
藤井作成
一定期間続く
人口移動がない
一定期間続く
人口移動がない
安定人口
静止人口
年齢構成が一定
の形に収れんする
負担増
の終焉
人口が増えも減りも
しなくなる
はずれつづけてきた出生の前提
(将来人口推計の前提)
これまでに人口推計をするにあたって、国が仮定
してきた合計特殊出生率の推移(中位推計)
藤井賢一郎他「社会保障政策の観点に立った将来人口推計に関する研究 」三菱総合研究所報第39号(2001)
その結果の全く当たらなかった将来人口推計
(TFRは安定化することを勝手に前提に置いたので、高齢化は安定)
過去の将来人口推計の結果(中位推計)
藤井賢一郎他「社会保障政策の観点に立った将来人口推計に関する研究 」三菱総合研究所報第39号(2001)
合計特殊出生率の
推移の特徴
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou
/tokusyu/syussyo06/syussyo4.html
緩少子 (moderately low
fertility) の国(フランス、ス
ウェーデン、イギリス、アメリカ)
超少子化の国TFR<1.5
(日本、イタリア、ドイツ、
スペイン)
超超少子化の国TFR<1.2
(香港、韓国、シンガポール、
中国?)
SOPHIA UNIVERSITY
Nature 論文(vol.460 (7256))
 国が豊かになるとそれに伴って出生率が低下するため、多く
の先進国では出生率が、人口置換水準(1人の女性が一生
の間に産む子どもの数が約2.1人)以下に低下している。
 しかし、Myrskylä他は、合計特殊出生率と人間開発指数と
の関係を横断的および縦断的に分析し、経済がある程度以
上に発展すると、出生率が再び上昇し始め、人口高齢化の
速度が遅くなることを明らかにしている。
 その結果、現在の一般的議論や科学者による議論とは対照
的に、最も発展した段階に達した国は、人口が比較的安定す
ると考えられる。
 一方、日本、カナダ、韓国は、例外的にこうした方向性から逸
脱している。
名指しで逸脱視された日本
Ken Fujii, Ph.D.
M Myrskylä et al. Nature 460, 741-743 (2009) doi:10.1038/nature08230
Cross-sectional relationship between TFR and HDI in 1975 and 2005.
M Myrskylä et al. Nature 460, 741-743 (2009) doi:10.1038/nature08230
人間開発指数(Human Development Index)
以下の①~③の指標の平均から計算される。
①平均余命指数 =
②教育指数 =
•成人識字指数 (ALI) =
•総就学指数 (GEI) =
③GDP指数 =
CGER: 複合初等・中等・高等教育総就学率
GDPpc:購買力平価で計算した一人当たりGDP(USD)
Within-country time-path of the HDI–TFR relationship
for all countries that attained an HDI  0.9 by 2005.
M Myrskylä et al. Nature 460, 741-743 (2009) doi:10.1038/nature08230
基準年
SOPHIA UNIVERSITY
2.0
実は回復基調にある出生率
Myrskylä理論にしたがえば、この回復基
調は「一時的な偶然」とはいいきれない。
1.8
かりに、このまま順調に上昇すれば、
2040年には1.8
y = 0.0148x + 0.8452
1.6
1.43
1.39 1.39
1.371.37
1.41
1.34
1.4
1.29
1.42
1.32
1.29
1.26
1.2
1.0
1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020 2025
人口動態統計より藤井作成
SOPHIA UNIVERSITY
2.0
今度は、将来人口推計が悲観的になりすぎ…
1.8
1.6
2002年推計
中位推計:高齢化率の収束33%
2007年推計
中位推計:高齢化率の収束42%
2012年推計
中位推計:高齢化率の収束41%
高位推計
実績
1.4
中位推計
1.2
現在用いられている将来人口推計(2012
中位推計)は、悲観的な可能性大
低位推計
1.0
1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020 2025
人口動態統計、将来人口推計より藤井作成
高齢化率25~30%維持は困難ではない
80歳以上人口の割合
TFR1.5⇒高齢化率30%安定
TFR1.8⇒高齢化率25%安定
藤井賢一郎他「社会保障政策の観点に立った将来人口推計に関する研究 」三菱総合研究所報第39号(2001)
SOPHIA UNIVERSITY
育児支援⇒出生の多様化を可能とする社会づくり
未婚
同棲
既
既婚
婚
出生
未婚
既婚
出生
未婚
同棲
既
既婚
婚
出生
佐藤龍三郎:日本の「超少子化」―その原因と政策対応をめぐって―,人口
問題研究64-2(2008.6)pp.10~24
SOPHIA UNIVERSITY
婚外子比率と合計特殊出生率の関係(2008)
合計特殊出生率
2.2
婚外子40%超が
可能な社会とは?
アメリカ
フランス
2.0
アイルランド
1.8
R² = 0.5905
デンマーク
スウェーデン
(スウェーデン、デンマー
ク以外の国は1980~
2008の間に婚外子比率
を2~8倍上昇)
イギリス
オランダ
カナダ
1.6
日本
1.4
下のデータより藤井作成
スペイン

イタリア
ドイツ
1.2


1.0
0
20
40
婚外子割合(%)
60
婚外子比率は、日本⇒厚生労働省大臣
官房統計情報部「人口動態統計」、その
他の国⇒アメリカ商務省「Statistical
Abstract of the United States
2012」より
合計特殊出生率は、世界銀行
(http://data.worldbank.org/indic
ator)より
英国・アイルランドは2006年、カナダ・イ
タリアは2007年のデータ。
内閣府「選択する未来」委員会資料
外国人・外国人生まれ労働者の総労働力に
対する比率
野口悠紀雄「2040年問題」ダイヤモンド社より抜粋
※ 数値がゼロの部分は各国が統計をとっていない(例えば、日本では、外国生まれの労働
者数の統計が無く、アメリカでは、外国人労働者の統計がない)ことの影響である
総労働者に占める医療・介護労働者の割合
野口悠紀雄「2040年問題」ダイヤモンド社より抜粋
2040の人口問題のまとめ
• 合計特殊出生率の改善傾向を維持できれ
ば、負担不均衡と人口減少問題にめどがつ
けられる。
• それでも労働力不足は深刻。海外の人材に
は頼らざるをえない現実がある。
• これまで日本の介護が築いてきたことを、維
持しつつ、外国人労働に頼るために政策と現
場の智を動員する必要がある。
1990年の医療
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
SOPHIA UNIVERSITY
医師が自由に病院を開設でき、「荒稼ぎ」が期待でき(1985年病床規制⇒駆
け込み増床:第一期看護不足)、歯科医師が高額所得の職業だった(2013年
現在では平均年収730万円まで落ちている)。
「戦時養成医」が医療の中核を担ってきており(1990で60歳半ば)、医療事
故はよほどのものでない限り見逃された(広尾病院事件1999、杏林大病院割
りばし死事件1999.東京女子医大事件2001、慈恵医大青戸病院事件2002)。
世界全体で医療は「アート」に多くを依存しており、EBMが存在していなかっ
た。EBMが医学文献に紹介されたのが1991(Guyatt G. Evidence-based
medicine. ACP J Club (Ann Intern Med). 1991; 114 (suppl 2): A–16.)、
Cochrane共同計画は1992発足。
「総合病院」が存在(~1997)、特定機能病院や療養病床が存在しなかった
(1992~)。
がん=死を意味し、告知はほとんどされていなかった(病院で死ぬということ
1990、逸見さん会見1993)。がんの末期に除細動が行われていた。
心臓等の臓器移植が、ルーチン医療ではなかった(シクロスポリン登場が
1980年代前半)。
DNAR指示の適切使用のためのガイドライン(1991)、在宅での人工呼吸器管
理料が保険点数化(1990)
入院すると付添婦にお金を払っていた(付き添い看護廃止1996)
看護婦は15K(きつい、危険、汚い、給料が安い、休暇が少ない、休憩が取れ
ない、帰れない、気が休まらない、きりがない、体を壊す、気が狂う、堪忍袋
の緒が切れる、結婚できない、子どもが作れない、化粧がのらない)だから、
人材が集まらないと言われた。
訪問看護ステーションがなかった(病院訪問看護診療報酬点数化1983、ス
テーション1992年制度化)。
藤井作成
SOPHIA UNIVERSITY
1990年の福祉
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


福祉は、行政か社会福祉法人が行うものだった(NPO法人制度
1998)。
身体拘束、特養カット、廊下でのおむつ交換、男女混浴がめずらし
くなかった。冷えた食事が職員都合の時間に提供されるのが当たり
前だった。
認知症は精神病院か特殊な老人ホームにしか入居できなかった。
ケアマネジメントという考え方が無かった。在宅サービスはばらば
らに提供されるのが当然だった。
日本型雇用(=一家の主が、企業に全て捧げる代わりに、生涯生活
費を稼ぐ)を前提として日本型福祉(雇用や居住の確保は社会保障
としてあまり考えなくてよく、保育、障害児・高齢者は、専業主婦
が担うことを前提とした仕組み)がうまく機能していた。
結果として、福祉は、家族が世話をしてくれない気の毒な人を対象
とするというイメージが強かった。保育所定員は1981年(217万
人)をピークに1998年(191万人)まで減少続けていた。
Ken Fujii, Ph.D.
藤井作成
SOPHIA UNIVERSITY
25年たって(医療)








臨床研修医制度がスタート。医局の支配が緩み始めている。
病床機能報告制度、ビックデータに基づいた医療機能分化が緒につきは
じめた。
臨床研修制度世代が医療の最前線に立ちつつあり、EBMが一般化。他職
種との共通言語が生まれつつある。
在宅医療が当たり前になりつつある。「専門医」ではない「家庭医」が
体系的に生みだされつつある(スーパーローテート)。
看護師の大学化を進めること等により、専門性の高い人気の高い職種と
なった。看護師不足は、医療機能の不均衡と養成大学不足問題と考えら
れるようになった。
訪問看護ステーションが再び増加傾向にある。
ITが本格的に用いられつつある。
形の上での医薬分業が相当進んだ(処方箋受取率約70%)。
藤井作成
1975
促
成
部
分
医師の年齢別人数
戦時促成医が中心的存在
○結核病院⇒精神・老人病院
○医師の権力拡大
第二世代
2002
第一世代
一県一医大時代医(第二世代)が
中心に
○「専門医」の拡大
○第一世代の亡霊は存在
8 000
第
三
世
代
7 000
6 000
医
師
数
5 000
(
人
)
4 000
2012
医育機関附属の病院
の従事者 50,404人
第二世代
医療施設以外の者
14,416人
第一世代
3 000
臨床研修医世代(第三世代)が
中核的存在になりはじめている
診療所の従事者
100,544人
2 000
病院(医育機関附属の病院を
除く)の従事者 137,902人
1 000
0
24
30
40
50
60
70
80
90
(歳)
医師・歯科医師・薬剤師調査をもとにした厚労省作成の図表を用いて作成
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/02/kekka1-2-2.html
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/043/siryo/__ic
sFiles/afieldfile/2011/01/18/1300372_2.pdf
医学部
入学定員
8991名
医師定員増の影響
2012
8280名
8 000
25←7630
舛添裁定(定員7 000
の根拠なき大幅
増)の影響は?6 000
医
師
数
5 000
(
人
医育機関附属の病院
の従事者 50,404人
4 000
)
2040年には第三
世代が50歳代後
半に達する。 3 000
2 000
研医
修師
制臨
度床
医療施設以外の者
14,416人
診療所の従事者
100,544人
病院(医育機関附属の病院を
除く)の従事者 137,902人
1 000
0
24
30
40
50
60
70
80
以下の資料をもとに藤井作成
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/043/siryo/__icsFiles/afieldfile/2011/01/18/1300372_2.pdf
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/10/1352932.htm
90
(歳)
2040年までに医療はどう変わるか
• 病床は機能分化し、病床数・平均在院日数が他
の先進国なみになっている。
• 医薬分業が実質的に機能するよう改革が行わ
れている。
• 「増えすぎた医師」は、23区等の特定地域には
過剰となる(過疎地・夜間は相変わらず不足?)
• 「会話のできる医師」が地域医療の中核を担って
いる。
• 医療と介護のintegrationが実質的に進むととも
に、地域包括ケアが多くの地域で構築されてい
る。
SOPHIA UNIVERSITY
2040の医療・福祉問題

医療の変革において
 改革についていけない医療機関はどうするか
 過剰医師は生じないか。生じるとすればどういう問題が発
生するか。

福祉の変革において
 雇用・居住保障を立て直せるのか(従来の福祉だけでは対
応しにくくなっている)
 地域・家族の関係性のリフォームはどのように行えるか
 「家族とは、地域とは」「家族、地域の問題は何か」から
Ken Fujii, Ph.D.
SOPHIA UNIVERSITY
2040年の負担問題


「負担の余地」がある日本
消費税(付加価値税)がなぜ世界の基幹税となったのか
 安定性
 グローバル化

既存税の問題
 法人税:国際競争
 所得税:資産関連所得への課税の累進性維持の困難さ

ピケティ税の可能性
 安定的であり消費税の欠陥(逆進性)を埋めるものとして期待
できるが、2015年時点では技術的に現実的ではない。
 ITの進歩と各国政府との協調により、2040年には基幹税として
導入が始まっている?
Ken Fujii, Ph.D.
日本は「負担」の割に「給付」はむしろ多い。
しかし高齢化の割に「給付」は少ない。
OECD諸国の「負担」と「給付」の関係
35
OECD諸国の高齢化率と「給付」の関係
社
会
保 30
障
給
付
( 25
フランス
35
フランス
社
会
保 30
障
給
付 25
(
ドイツ
日 本
イタリア
)
(
% 20
)
ドイツ
イギリス
÷GDP
÷GDP
アメリカ
日本
アメリカ
20
)
(
%
)
イギリス
15
イタリア
15
カナダ
カナダ
10
5
10
5
「負担を伸ばさないために給付減」するよりは、「負担
を伸ばして給付も伸ばす」ことが必要ではないか
0
0
10
20
30
40
税・社会保険負担(÷GDP) (%)
50
0
5
10
15
20
25
高齢化率(%)
OECD.Statより藤井作成。税・社会保険負担、社会保障給付、高齢化率の値は、それぞれ直近
の2011、2012、2013年のデータ。図中の直線は、全体の傾向を表す線(回帰直線)。
30
所得別所得税負担率
30%
所得が1億円を超えると、むしろ負担率は下がる
27.5%
25%
20%
15%
26.1%
なぜか?
23.2%
資産に対する分離&軽減課税の
結果(高額所得者は資産所得比
率が高くなる)
19.1%
17.6%
「資産に対する分離&軽減課税」
は資産(株・債券等)のグローバ
ル化の上ではやむをえない
13.2%
13.1%
11.1%
10%
さらに高額所得者ほどコストをか
けて「縮税」することが可能
5%
つまり、グローバリゼーションの
時代において、所得税の再分配
機能は限定的である
0%
国税庁「申告所得税標本調査」平成25年分調査より藤井作成
付加価値税(消費税)の標準税率の国際比較
付加価値税は再分配の点で問題があるが、
網羅性の点では相対的に優れているため、
多くの国で基幹税として採用されている
日本はまだ低い水準といえる
財務省HP(http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/102.htm)
主要税収の推移
法人税・所得税に比較して、消費
税の変動は小さい
財務省HP(https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/011.htm)