「田友 四季報」2015年冬号(PDF形式 1207KB)

『田友』とは「参加しよう米づくりから酒づくり」を合言葉に田植えや仕込み体験などを行い、サポーターの皆様と造りあげるお酒の名称です。
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「田友」
四季報
友が集うところ
田友あり
平成 27年冬号
平成 27年12月 20 日発行
冬の訪れを待つ秋晴れの、アスカ冬井様の圃場風景(撮影 12 月 2 日)
もっと知りたい美味なる『田友』の世界
~「純米吟醸」編~
『田友』とともに過ごす時間をさら
に満喫するために、その魅力を探って
いきます。今回取りあげるのは 3 種類
ある『田友』シリーズのさきがけとな
った「純米吟醸」です。
スローガンに賛同していただいた方がサポータ
ーとして、毎年 5 月下旬に行われる田植え
と 1 月下旬の仕込み作業に参加し農家
や蔵人と一緒に汗を流します。
■『田友』の生い立ちは?
■どういう原材料で造られているの?
「原料米」 圃場は、小千谷市冬井地区
酒造りには、良質な米、清冽な水、澄み
きった空気などが不可欠であり、大自然の
恩恵そのものが酒蔵の大事な財産です。
地元小千谷市は豊かな自然に恵まれた
酒造りに適した環境にあります。平成 19
年、酒造りを通して地域の環境の大切さ、
すばらしさをもっと体験し肌で感じていただき
たいとの思いから
“田んぼに集う
友”の輪を広
げる『田友』
が誕生しまし
た。
■こだわりは?
自然あふれる小千谷の米・水・技そして
友にとことんこだわりました。
「友」とは飲み手も参加する酒造りを意味
します。“参加しよう米づくりから酒づくり”の
の山から清冽な湧き水が流れ込む山腹の
棚田です。昼夜の寒暖差で味が凝縮した
「越淡麗」を 100%使用しています。
「仕込水」 新潟県の名水にも選ばれ、
地元で愛されている「馬場清水」。“飲めば
病気が治る”とい
われるこの名
水を酒母仕
込みに使用
しています。
サポーター大募集中!お問合せは弊社まで
■料理との相性は?
まろやかでやさしい味わいは料理との相性
が良く、食中酒としてさまざまなシーンで楽し
むことができます。特に、なめらかな喉ごしと、
シコシコ歯ごたえのあ
る食感を楽しめ
る、小千谷名物
「へぎそば」との相
性は抜群です。
アルコール度:15 度以上 16 度未満
原 料 米:越淡麗
精米歩合:55%
日本酒度:+5.0
酸
度:1.3
アミノ酸:1.0
■美味しい飲み方は?
常温では、飲み飽きしない優しい香りとバ
ランスのとれたまろやかな味わい、米の旨みと
軽やかな甘みが口いっぱいに広がります。
寒い冬にはぬる燗もいいですね。すこし温
めることで、ふんわりと膨らむやさしい味わいに
変化します。
裏面もご覧下さい→
『田友』を飲めるおススメのお店 ~小千谷市編~
田友と鮮度のいい魚介類を
楽しめる寛ぎの隠れ家
いこい
小千谷市本町商店街の郵便局向かいに
位置し、日本海
近海の旬の鮮魚
を選りすぐり、活
きのいい魚料理
を堪能できるの
が『いこい』さん
です。
美味しそうな香りにつられて一歩足を踏み
入れれば、大人がホッとくつろぎ、美味しいお
酒と料理が味わえる癒しの和空間が広がっ
ています。
カウンターのみ
のこじんまりした店
内では、ご主人
自ら仕入れる活
きのいい鮮魚を
使った、プリップリのお刺身、アツアツの焼き
物、うまみがギュッとつまった煮物などが目の
前で手早く調理し提供されます。
新鮮な魚介類を気持ちの良い手さばき
で作り上げる料理の一品一品は、食材の良
さが一番引き立
つように工夫さ
れ、その味わい
にお酒もどんどん
すすみます。
今の季節は、
脂の乗ったサバの刺身、ほくほくの鱈の煮付
け、栄養満点の牡蠣など旬の魚介がテーブ
ルに並びます。
昭和 44 年から営業している『いこい』とい
う店名の由来は、「名前を覚えてもらいやす
いように、またお客様の憩いの場所となれる
ように、という思いでつけました」とご主人は当
時を振り返ってくれました。
お店です。週末のオープン前には予約で満
席になってしまうほどの人気店ですので、事
前の予約がお
ススメです。
市内であり
ながら郊外に
いるようなアッ
トホームで落ち
着いた隠れ家的な空間です。
『田友』と美味しい料理をいただきながら、
心おだやかに安らげる至福のひとときを過ご
せる、何度でも訪れたくなるお店です。
いこい
住
所:小千谷市本町1丁目13−2
電話番号:0258-82-7716
営業時間:17:00~23:00
定 休 日:日曜日・祝祭日
飲めるお酒:『田友』特別純米酒
梅の舞寒仕込辛口
季節限定のお酒
いこい
ご主人の人柄と居心地の良い雰囲気でリ
ピーターなど多くのお客様に支持されている
これであなたも日本酒通!?
第6回 なぜ「精米」が必要なのか
▼精米の目的
(左:玄米/右:精米歩合 55%)
▼精米の歴史
酒造りに精米が取り入れられたのは江
戸中期といわれ、当時は掛米(モロミ仕
込に使う蒸米)のみ精米した片白(か
たはく)でしたが、その後に麹米も精米し
た諸白(もろはく)で醸造されるように
なりました。
酒造業界ではあまり「米を削る」とは言
わず、「米を磨(みが)く」と言います。
多く削ったものを磨きがいい、あまり削ら
ないものを磨きが悪いなどと言います。
精米の目的は、玄米の外表部にある酒
造りに不適切な部分を除くことにあります。
玄米の外表部に多く存在するビタミンやミネ
ラルは麹菌や酵母の活動を活発にさせすぎ
るために障害となり、タンパク質や脂肪が多
すぎると香味を老化させる原因となるため
玄米の外表部を除いて、これらの不必要な
成分を減少させなければなりません。
▼精米歩合とは
精米歩合(精米後の白米重量を使用
した玄米重量で割り 100 を乗じた数)が
低いほど雑味が少なく品質の高いものにな
ると言われています。
ですので、飯米用のものは約 90%なの
に対して吟醸酒では 60%以下(40%以
上が米ぬか)となっています。
『田友』純米吟醸では、さらに 55%まで
米を磨き飲みやすさを追求しています。
「田友」四季報 冬号(通刊 6 号)
平成 27 年 12 月 20 日発行
高の井酒造株式会社
〒947-0004
小千谷市東栄3丁目7番 67 号
TEL 0258-83-3450
FAX 0258-83-4495
http://www.hatsuume.co.jp
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