阿波市告示第12号 阿波市定住促進リフォーム補助金交付要綱を次の

阿波市告示第12号
阿波市定住促進リフォーム補助金交付要綱を次のように定める。
平成27年3月23日
阿波市長
野
崎
國
勝
阿波市定住促進リフォーム補助金交付要綱
(目的)
第1条 この告示は、市内の施工業者を利用した住宅の修繕工事、補修工事、バリア
フリー対応工事等リフォーム工事を行う者に対し、予算の範囲内で補助金を交付
することについて、阿波市補助金交付規則(平成17年阿波市規則第38号。以
下「規則」という。)に定めるもののほか、必要な事項を定め、現在定住してい
る住民の住宅環境の向上に資するとともに、子育て環境の向上により、定住人口
の維持を図り、転入者のリフォームを支援することで、定住人口の増加を図るこ
とを目的とする。
(定義)
第2条 この告示において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定
めるところによる。
(1) 建築物 土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱又は壁を有するもの
(これに類する構造のものを含む。)であって、これに附属する門、塀、倉庫そ
の他これらに類する施設及び建築設備を含むものとする。
(2) 個人住宅 自己の所有であって、自己の居住の用に供する建築物(賃貸住
宅を除く。)をいう。
(3) 併用住宅 建築物に個人住宅部分及び店舗、事務所、賃貸住宅等(以下
「非個人住宅」という。)の部分がある建築物をいう。
(4) 住宅 前2号に掲げる建築物をいう。
(5) 改修工事 老朽化、災害その他の理由により住宅の機能向上のために行う
修繕、補修、模様替え、改造及び設備改善をいう。
(6) 施工業者 市内に主たる事業所を有する法人又は個人で、改修工事を行う
事業者をいう。
(7) 定住 本市の住民として永住の意思をもって居住し、本市の住民基本台帳
に記録され、かつ、生活の本拠が本市にあることをいう。
(8) 転入者 申請年度の4月1日において、前5年間本市に住民登録され
ていなかった者が、申請年度内に転入届を提出して市外の市区町村等から本市に
移り住み、定住する者のことをいう。
(9) 市税等 地方税法(昭和25年法律第226号)第5条に規定する市町村
税のうち、個人が納付する税をいう。
(補助対象者)
第3条 補助金の交付の対象となる者は、次に掲げる要件を満たすものとする。
(1)定住維持リフォーム
(ア) 現に市に住民登録を有する者で、リフォーム後市内に引き続き5年以上
居住する者であること。
(イ) 市税等を滞納していない者であること。
(ウ) 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条第6号に規定す
る暴力団員でないこと。
(2)転入促進リフォーム
(ア) 申請年度の4月1日において市に住民登録を有しない者で、前5年間市
に住民登録を有しないものであり、かつ、リフォーム後引き続き5年以上居住
するものであること。
(イ) 市税等を滞納していない者であること。
(ウ) 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条第6号に規定す
る暴力団員でないこと。
(補助対象住宅)
第4条 補助金の交付の対象となる住宅は、市内に存する個人住宅又は併用住宅の個
人住宅部分で築1年以上経過しているものとする。
(補助対象工事等)
第5条 補助金の交付の対象となる工事(以下「補助対象工事」という。)は、施工
業者を利用して、第8条第2項の規定による補助金の交付決定後に着手し、当該
工事に着手する日の属する年度の3月15日までに完了することができる改修工
事で、補助金の交付の対象となる経費が30万円以上のものとする。
2 補助対象経費は、補助対象工事に係る総工事費から、次に掲げる経費を減じて得
た額とする。
(1) 土地の購入に係る経費
(2) 外構工事に係る経費
(3) 備品等の購入に係る経費
(4) 増築工事(当該工事に係る床面積の合計が10平方メートルを超えるもの
をいう。)に係る経費
(5) この告示以外の法令及び条例等により補助金を受けることができる工
事の経費
(6) 前各号に掲げるもののほか、補助対象経費として認められない経費
3 併用住宅に係る改修工事において、屋根、外壁等の個人住宅部分と非個人住宅部
分とに分けることが困難なものがある場合は、それぞれの床面積によりあん分
し、補助対象経費を算出するものとする。
(補助金の額)
第6条 補助金の額は、「定住維持リフォーム」については補助対象経費の100分
の20に相当する額(当該額が20万円を超えるときは、20万円とする。)と
し、「転入促進リフォーム」については補助対象経費の100分の40に相当す
る額(当該額が40万円を超えるときは、40万円とする。)とする。この場合
において、補助金の額に1,000円未満の端数があるときは、これを切り捨て
る。
(補助回数の制限)
第7条 前条の規定による補助金の交付を受けたことのある者又は補助金の交付を受
けて改修工事を行った建築物については、再度この補助金を受けることができな
い。
(補助金の交付申請及び交付決定)
第8条 規則第3条の規定により、補助金の交付申請をしようとする者は、定住促進
リフォーム補助金交付申請書(様式第1号)に、次に掲げる書類を添えて別に定
める日までに市長に提出しなければならない。
(1) 事業計画書
(2) 固定資産評価証明書
(3) 工事見積書及び設計図面
(4) 市税等完納証明書
(5) 補助対象工事を行う予定箇所の写真
(6) その他市長が特に必要と認める書類
2 規則第4条第1項の規定により、市長が補助金の交付を決定した場合における
規則第6条の規定による通知をする場合又は補助金の交付の申請内容を審査した
結果、市長が補助金を交付すべきでないと決定した場合は、定住促進リフォーム
補助金交付(不交付)決定指令書(様式第2号)により当該申請をした者に通知
するものとする。
3 市長は、補助金の交付決定について、補助金の交付の目的を達成するため、必要
な条件を付すことができる。
(権利譲渡の禁止)
第9条 前条第2項の規定により補助金の交付決定を受けた者(以下「補助決定者」
という。)は、補助金の交付を受ける権利を第三者に譲渡し、又は担保に供して
はならない。
(補助事業の変更、中止又は廃止)
第10条 規則第5条第1項第1号から第3号までに規定する補助事業の変更、中止
又は廃止について市長の承認を受けようとする場合は、定住促進リフォーム補助
金交付事業変更(中止・廃止)申請書(様式第3号)に次に掲げる書類を添えて
市長に提出しなければならない。
(1) 事業計画書
(2) 工事見積書及び設計図面
(3) 現況写真
(4) 誓約書
(5) その他市長が特に必要と認める書類
2 市長は、前項の申請内容を審査の上承認の可否を決定し、定住促進リフォーム補
助金交付事業変更(中止・廃止)承認(不承認)決定指令書(様式第4号)によ
り、その旨を補助決定者に通知するものとする。
3 第8条第3項の規定は、前項の場合について準用する。
(状況報告及び実地調査)
第11条 市長は、必要があるときは、補助対象工事の遂行状況に関し、補助決定
者、施工業者等に報告を求め、又は担当職員に実地調査を行わせることができ
る。
(実績報告)
第12条 規則第11条の規定により、補助決定者は、補助対象工事が完了したとき
は、完了の日から起算して14日を経過した日又は補助金の決定があった日の属
する年度の3月15日のいずれか早い日までに実績報告書(様式第5号)に、次
に掲げる書類を添えて、市長に提出しなければならない。
(1) 工事代金領収書
(2) 補助対象工事実施後の工事施工箇所の写真
(3) その他市長が特に必要と認める書類
2 市長は、前項の規定による実績報告書について必要と認めるときは、補助決定
者、施工業者等に報告を求め、又は担当職員に実地調査を行わせることができ
る。
3 市長は、前項の規定による調査の結果、補助対象工事の成果が補助金の交付の決
定の内容及びこれに付した条件に適合しないと認めるときは、これを適合させる
ための措置を講ずるよう補助決定者に命ずることができる。
(交付額の確定)
第13条 規則第12条の規定により、市長は、前条の実績報告書の提出があったと
きは、当該報告書を審査し、補助事業の成果が補助金の交付の内容及びこれに付
した条件に適合すると認めるときは、補助金の交付額を確定し、補助金交付額確
定通知書(様式第6号)により速やかに補助決定者に通知するものとする。
(補助金の請求及び交付)
第14条 市長は、前条の規定による補助金の額の確定後、定住促進リフォーム補助
金交付請求書(様式第7号)による補助決定者の請求に基づき補助金を交付する
ものとする。
(決定の取消し)
第15条 市長は、補助決定者が次の各号のいずれかに該当する場合は、補助金の交
付決定の全部又は一部を取り消すことができる。
(1) 補助金の交付決定の内容又はこれに付した条件に違反したとき。
(2) 補助対象工事を市長の承認なく変更し、又は取りやめたとき。
(3) 虚偽その他不正の行為により補助金の交付を受け、又は受けようとしたと
き。
(4) 前3号に規定するもののほか、この告示及び規則に違反したとき。
(補助金の返還)
第16条 補助決定者は、市長が補助金の交付決定を取り消した場合において、補助
金が既に交付されているときは、市長の定める期限内に、当該補助金を返還しな
ければならない。
(その他)
第17条 この告示に定めるもののほか、補助金の申請、交付等に関し必要な事項に
ついては、別に定める。
附 則
この告示は、平成27年3月31日から施行する。