第1条 この要綱は

神戸町告示第6号
神戸町住宅改修助成金交付要綱
(趣旨)
第1条
この要綱は、町民が快適に安心して暮らすことができる居住環境の整
備を促進することにより人口の減少を抑制するとともに活力あるまちづくり
の推進を図るため、町民が自己の所有する住宅の改修工事(以下「工事」と
いう。)に要する費用の一部を助成することに関し、必要な事項を定めるも
のとする。
(定義)
第2条
この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各
号に定めるところによる。
(1) 住宅
町内において自己が所有する家屋(店舗や事務所等を併用する家
屋については居住の用に供する部分のみとする。)をいう。
(2) 工事
住宅の機能若しくは性能の維持又は向上のため、既存住宅の増改
築及び修繕等を行う工事 (外構工事及び工事を伴わない機器並びに設備等
の購入は除く。) をいう。
(3) 子育て世帯
0歳児から中学生までの子どもを持つ町内在住の夫婦世帯
をいう。
(4) 三世代同居世帯
親、子及び孫の三世代以上で構成される家族が同居し
ている世帯をいう。
(5) 新たな多世代同居
助成金の申請以降に、子や孫等の世代が町に転入す
ることにより、申請時点より多い世代(二世代、三世代又はそれ以上の世
代)が同居することをいう。
(6) 空き家
自ら所有している住宅であって、住宅の用に供されていないも
のをいう。
(7) 町内施工業者
町内に主たる事務所を有する法人又は町内で事業を営む
個人事業者をいう。
(交付対象者)
1
第3条
助成金の交付対象となる者(以下「交付対象者」という。)は、次の
各号に定めるすべての要件に該当するものとする。
(1) 本町の住民基本台帳に登録されている者であること。(ただし、空き家
についてはこの限りでない。)
(2) 工事を行う住宅の所有者又はその世帯員であること。
(3) 世帯員全員が、町税、使用料及び手数料等町の納付金を滞納していない
者であること
(4) 世帯員全員が、神戸町暴力団排除条例(平成24年神戸町条例第1号)
第2条第2項に定める暴力団員に該当しない者であること
(5) 過去にこの要綱に基づく助成金の交付を受けていない者であること
(対象となる工事)
第4条
この事業の対象となる工事(以下「交付対象工事」という。)は、次
の各号に定めるすべての要件に該当するものとする。
(1) 次のいずれかに該当する工事であって、別表第1に掲げるもの(ただし、
別表第2に掲げるものを除く。)
ア
耐震補強工事と併せて行う改修工事
イ
バリアフリー化(段差解消、手摺りの設置等)、省エネルギー化(断
熱改修、省エネ設備の導入等)又は環境対策工事(水洗化、水回りの改
修等)の何れかに該当する工事及び当該工事と併せて行う改修工事
ウ
子育て世帯又は三世代同居世帯が行う改修工事
エ
新たな多世代同居のために行う改修工事
オ
空き家に居住するために行う改修工事
(2) 交付対象工事に要する費用(消費税額及び地方消費税額を含む。以下「
工事費」という。)が50万円以上であるもの(当該工事に関し、他の制
度による補助又は給付等を受けている場合は、当該補助又は給付等の対象
となる工事費の額を減じた額が50万円以上であるもの)
(3) 神戸町定住促進奨励金の交付を受けた住宅でないこと
(4) 工事着手前の工事であること
(5) 助成金の交付を受けようとする日の属する年度(以下「申請年度」とい
う。)の4月1日以降に契約を締結するもの
2
(6) 申請年度の3月末日までに第9条の規定による完了報告ができる工事で
あること
(7) 申請者のほかに家屋又は土地の権利者が存在する場合においては、全て
の権利者から工事の施工について同意を得ていること
(助成金の額等)
第5条
助成金の額は、工事費の額に10分の2を乗じて得た額(当該10分
の2を乗じて得た額が20万円を超えるときは、20万円)とする。この場
合において、助成金の額に1,000円未満の端数が生じた場合は、その額
を切り捨てた額とする。
2
前項の規定にかかわらず、交付対象工事を町内施工業者が行う場合の助成
金の額は、前項の額に10分の11を乗じて得た額とする。
(交付申請)
第6条
助成金の交付を受けようとする者(以下「申請者」という、)は、工
事着手前に神戸町住宅改修助成金交付申請書(様式第 1 号。以下「申請書」
という。)に、次に掲げる書類を添えて町長に提出しなければならない。
(1) 工事契約書又は工事見積書の写し(工事内訳書を添付)
(2) 交付対象工事の工事内容が分かる図面
(3) 工事を行う住宅の外観及び工事施工箇所の写真(施工前の状況が分かる
もの)
(4) 第4条第7号の規定に該当する場合は、神戸町住宅改修工事施工同意書
(様式第2号)
(5) その他町長が必要と認める写真
(交付決定)
第7条
町長は、前条の規定による申請書の提出があったときは、その内容を
審査し、助成金を交付することが適当と認めるときは、神戸町住宅改修助成
金交付決定通知書(様式第3号)により申請者に通知するものとする。
2
町長は、前項の決定において必要と認めたときは、条件を付することがで
きる。
3
町長は、第1項の審査により、助成金を交付することが適当でないと認め
るときは、神戸町住宅改修助成金不交付決定通知書(様式第4号)により申
3
請者に通知するものとする。
(内容の変更等)
第8条
前条第1項の規定により決定通知書を受けた者(以下「交付決定者」
という。)が、前条の決定内容の変更又は中止をしようとするときは、神戸
町住宅改修助成金変更申請書(様式第5号)に、第6条各号に規定する書類
のうち当該変更に係る書類を添えて町長に提出しなければならない。
2
町長は、前項の規定により変更申請書の提出があったときは、その内容を
審査し、その結果を神戸町住宅改修助成金変更決定(却下)通知書(様式第
6号)により交付決定者に通知するものとする。
(完了報告)
第9条
交付決定者は、交付対象工事が完了したときは、工事が完了した日か
ら30日以内に、神戸町住宅改修助成金工事完了届出書(様式第7号。以下
「完了届」という。)に次に掲げる書類を添えて、町長に提出しなければな
らない。
(1) 工事代金領収書の写し
(2) 交付対象工事の工事写真及び完成写真
(3) その他町長が必要と認める写真
2
町長は、前項の規定による完了届が提出されたときは、その内容を審査し、
必要に応じ当該工事を施工した者に対し工事内容について説明を求め、又は
現地調査を行うことができる。
3
町長は、前項の調査の結果、交付対象工事が助成金交付決定の内容及びこ
れに付した条件に適合しないと認めるときは、これに適合させるための措置
を講ずるよう交付決定者に命ずることができる。
(助成金の額の確定)
第10条
町長は、前条第2項に規定する審査の結果、交付対象工事が助成金
交付決定の内容及びこれに付した条件に適合すると認めるときは、交付すべ
き助成金の額を確定し、神戸町住宅改修助成金確定通知書(様式第8号。以
下「確定通知書」という。)により交付決定者に通知するものとする。
(助成金の請求及び交付)
第11条
交付決定者は、前条に規定する確定通知書による通知を受けたとき
4
は、神戸町住宅改修助成金交付請求書(様式第9号。以下「請求書」という。
)を町長に提出しなければならない。
2
町長は、前項に規定する請求書を受理したときは、速やかに助成金を交付
するものとする。
(交付決定の取り消し)
第12条
町長は、交付決定者が次の各号のいずれかに該当するときは助成金
の交付額の全部又は一部を取り消すことができる。
(1) 助成金の交付の決定の内容又はこれに付した条件若しくは町長の指示に
違反したとき。
(2) 対象工事を承認なく変更等したとき。
(3) 虚偽その他不正の行為により助成金の交付を受け、又は受けようとした
とき。
(4) 前各号に掲げるもののほか、この要綱に違反したとき。
(助成金の返還)
第13条
交付決定者は、町長が助成金の交付決定を取り消した場合において、
助成金が既に交付されているときは、町長の定める期限内に、当該助成金を
返還するものとする。
(委任)
第14条
付
この要綱に定めるもののほか必要事項は、町長が別に定める。
則
(施行期日)
1
この要綱は、平成27年7月1日から施行する。
(失効)
2
この要綱は、平成29年3月31日に限り、その効力を失う。ただし、こ
の要綱の失効後において助成金の返還等の必要が生じた場合の手続きについ
ては、同日以後も、なおその効力を有する。
(経過措置)
3
平成27年度の申請に限り、第4条第5号中「4月1日」とあるのは「7
月1日」と読み替えるものとする。
5
別表第1
交付対象工事
工事種別
工事の内容
屋根の葺き替え、塗装(軒裏、軒天)、防水工事
屋根瓦の改修工事、雨樋の改修工事
屋根工事
断熱改修工事
屋根工事に伴う撤去、解体工事
外壁の張り替え、塗装(雨戸、庇を含む。)、防水工事
外壁、土台、基礎の修繕工事
外装工事
断熱改修工事
ベランダ、バルコニーの防水工事、塗装工事(新規取付工事は除く。)
外装工事に伴う撤去、解体工事
窓、ガラス、サッシの修繕、交換、断熱改修工事
建具工事
木製建具の修繕、間仕切りや開口部の変更工事
襖、障子の張り替えや畳の取替(他の工事に付随した場合に限る。)
壁、床、天井などの修繕、張り替え、断熱工事
段差解消、手摺り、廊下幅の拡張などバリアフリー化工事
浴室、台所、洗面所、トイレなど水回りの改修工事
内装工事
ペアガラス、二重窓への取替
造作家具の設置、修繕工事
内装工事に伴う撤去、解体工事
ユニットバス、トイレ、洗面台、水洗金具
システムキッチン、流し台の修繕、入れ替え
給排水衛生設備工事、給湯設備工事(宅外のみの工事、機器交換のみは除く。)
設備工事
床暖房工事
改修に伴う配管、配線工事
設備工事に伴う撤去、解体工事
6
別表第2
交付対象とならない工事
店舗、事務所などとの併用住宅での住宅部分以外の工事
車庫、物置、倉庫などの増設、改修工事
造園、門扉、塀、フェンス、シャッターなどの外構工事
ベランダ、ウッドデッキ、テラス、サンルームの設置工事
下水道、合併浄化槽への切り替え、接続工事
太陽光発電設備の設置、修繕工事
カーテン、ブラインドの設置、修繕工事
ハウスクリーニング、防虫、殺虫
住宅改修を伴わない解体工事
家電製品設置工事、家具の設置
電話、テレビ、インターネットの設置工事
エアコン、冷暖房設備の設置工事
ガスコンロ、食器洗浄機、レンジ等の取替や設置
防犯ライト、防犯カメラの設置、修繕工事
網戸の張り替え、防犯フィルムのみの工事
土地の造成に係る工事(切土、盛土)
宅外のみの配管工事
公共工事の施工に伴う補償の対象工事
国、県、町その他の公共機関から補助又は給付等を受けている場合は、当該補助又は給付等の対
象となる工事に要した経費
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