CT検査におけるヨード造影剤の説明

造影CT検査を受けられる患者さまへ
CT検査におけるヨード造影剤の説明
今回のCT検査で、ヨード造影剤を使用する予定です。
このお薬は血管(静脈)に注射することで、体内構造を明確にし
て病巣をより正確に観察するために使用するものです。検査中に静
脈注射をして、検査を行います。
このお薬で、少し体が熱くなったり、時に嘔気が現れる方もいま
すが、これらは一過性で、特に心配はありません。また、くしゃみ
などの鼻炎症状、じん麻疹などアレルギー反応が現れる方がいます
(頻度5%以下)。また、稀ではありますが、ショックを起こす方
もいます(頻度0.004%)。なお、検査直後に異常がなくとも、
帰院した後や夕方、夜間など遅発性にじん麻疹など副作用が現れる
場合があります。
※以前にヨード造影剤を注射されて副作用が現れたことがある方、
他のお薬でアレルギーがあった方は必ずお申し出下さい。
※検査室またはその隣室に医師が常時待機しており、このようなア
レルギーなどが現れた方には、直ちに注射・点滴などの処置をさ
せて頂きます。
※注射に際し、投与中は厳重に観察しておりますが、稀に薬液が穿
刺した皮下に漏れる場合があります。多量に漏れた場合には、投
薬や皮膚の切開などの処置をさせて頂く場合があります。
※同意の撤回はいつでも可能であり、撤回してもあなたが診療上の
不利益を受けることはありません。
ご不明な点がありましたら、担当医にご相談ください。
久留米大学医療センター