観測所名:松浦 0 2 4 6 8 10km

観測所名:松浦
所在地:松前郡福島町松浦 386-1
管轄
函館開発建設部
江差道路事務所
設置路線名
一般国道 228 号
KP80.6
緯度
北緯: 41°24′43″
気象観測項目と記録年度
経度
東経:140°12′56″
風向
風速
気温
気圧
降水
路温
積雪
視程
海抜標高
5m
1994
1994
1994
-
1994
1994
1994
-
L側
観測開始年度
昭和 63 年(1988 年)
電子データ記録年度
平成 6 年(1994 年)
地理的条件
松前半島の南端、津軽海峡に面した沿岸道路の福島町と松前町の境界、白神トンネルの福島
町側の抗口付近に位置する。北西側は山地斜面が近接し、南東側には海岸が広がっている。
当該道路の状況
海岸線の平坦な直線区間である。付近にはトンネル、覆道が連続している。なお、当該道路
は 2 車線道路の単路である。
通行規制の対象
特殊通行規制区間内にある。規制区間:KP79.0~KP85.0km(延長:6.0km)(落石)
(位置図)
起点:函館市
松
前
半
島
KP70
福
松
前
島
町
町
KP75
特殊通行規制区間
終点:江差町
松前道路テレメータ
KP90
一般国道 228 号
松 前 町
福 島 町
松前アメダス
軽
海
峡
KP80
松
前
湾
KP85
0
近傍観測所
津
2
松浦テレメータ
4
6
8
10km
松前アメダス(気象庁)
:西約 12 km (標高 30m、※約 25m 高い)
千軒アメダス(気象庁)
:北北東約 14km (降水量、積雪深)(標高 110m、※約 100m 高い)
松前道路テレメータ(北海道開発局)
:西約 12 km (標高 36m、※約 30m 高い)
気象概況
〔風向風速〕
冬期は南、夏期は北東の風が卓越する。月平均風速は 2.4~3.4m/s であり、松前アメダスと
比較して、冬期は 3.3m/s 程度小さく、夏期はほぼ同程度である。
〔気温および路温〕
月平均気温は松前アメダスと比較して大きな差はなく、7~8 月は 20~22℃、1~2 月は 0℃
である。最低気温は-0.4℃である。月平均路温は 1~2 月に 1℃程度になる。
〔降水量および積雪〕
年間降水量は(989)mm であり、月平均降水量は松前アメダスと同様の傾向で、8~9 月に多
くなる。積雪は、5 月に最深積雪となるが、除雪の影響を受けている可能性がある。
〔気象の代表性〕
当該地点の気象は、積雪を除き松前アメダスで代表できる。
統計年:1996 年~2005 年
①気候表
(松浦テレメータ)
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
年間
-0.4
0.0
3.0
8.2
12.0
15.8
19.6
22.0
19.5
13.9
7.7
1.7
10.3
合計降水量
-
-
-
69
106
104
135
180
141
141
113
-
(989)
平均風速
2.5
2.4
2.7
3.1
3.3
3.4
3.3
3.0
2.6
2.5
2.4
2.4
2.8
最多風向
南
南
南
南
北東
北東
北東
北東
北東
南
南
南
南
最深積雪
77
74
73
34
104
-
-
-
-
56
40
69
104
平均路温
1.1
0.8
2.8
7.9
11.7
15.6
18.9
21.5
20.1
15.3
9.2
3.4
10.7
平均気温
注 1)
注 2)
※統計値の算出にあたってはデータの異常値や欠測の処理を行っていないので参考値扱いとする。
※:平均気温・平均路温は月平均の 10 年平均値、合計降水量は月合計の 10 年平均値である。
※注 1)
:12 月~3 月は凍結により観測に影響があるため統計の対象外とし、年間値は( )で示す。
※注 2)
:数値は統計期間の最大積雪深である。6 月~9 月は非積雪期とし、統計の対象外とする。
(松前アメダス)
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
年間
平均気温
-0.6
-0.2
2.8
8.2
12.6
16.5
20.6
22.7
19.8
14.2
7.9
1.7
10.5
合計降水量
105
73
71
71
108
91
127
164
160
136
123
96
1325
平均風速
5.8
5.5
5.2
4.1
3.7
3.5
3.4
3.5
3.5
4.3
5.2
5.8
4.5
最多風向
西北西
北西
西北西
西北西
東
東
東
東
東
西北西
西北西
西北西
西北西
最深積雪
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
降水量: 松浦
降水量: 松前
積雪深: 松浦
系列8
気温: 松浦
気温: 松前
風速: 松浦
風速: 松前
30
400
20
300
10
200
0
100
-10
0
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
気象の月別経過図
8月
9月
10月
11月
12月
降水量(mm)、最大積雪深(cm)
平均気温(℃)・平均風速(m/s)
※単位:気温(℃)
、降水量(mm)
、風速(m/s)
、風向(16 方位)、積雪(cm)
、路温(℃)
300
松浦
千軒
最大積雪深(cm)
250
200
150
100
50
0
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
年最大積雪深の経過図
②風配図
〔1~3 月〕
〔4~6 月〕
〔7~9 月〕
〔10~12 月〕
③極値
最高気温 :32.0℃(2004/08/01) 最低気温:-10.2℃(1996/02/02)
時間降水量:54mm(2005/08/09) 日降水量:127mm(2002/08/09)
最大風速:21.0m/s(2004/09/08)
最深積雪:104cm(2003/05/31)
※極値の算出にあたってはデータの異常値や欠測の処理を行っていないので参考値扱いとする。
④道路雪氷に関わる統計値
30 年吹きだまり量 :40m3/m 以上~50m3/m 未満
30 年確率最大積雪深 :160cm~180cm
真冬日出現率
:30%未満
寒候期最大風速
:15m/s 以上~20m/s 未満
累計降雪深
:150cm 以上~200cm 未満
視程障害発生頻度 :30%以上~40%未満
10 年確率最大積雪深 :120cm~140cm
積算寒度
:300℃・day 未満
降雪日数出現率
:25%以上~30%未満(1cm 以上)
寒侯期最大日降雪深 :20cm 以上~25cm 未満
※統計値は「平成 15 年 7 月 道路吹雪対策マニュアル」の掲載資料からの読み取り値である。
○非積雪期の状況
〔非積雪期の周辺環境〕
道路脇の狭いスペースに設置されて
いる。南東側は海岸で開けているが、北
西側に急峻な山岳斜面が迫っているた
め、地形の影響を受けている恐れがあ
る。特に北~西系の風は弱くなる可能性
がある。
※データ利用上の留意点
①風向風速 ------南東側は開けているが、北西側に山地斜面が近接しているため、地形の影響を受けている恐れ
があり、データ利用の際は留意する。
②気温 ------------百葉箱(自然通風)を用いて観測しており、強制通風による気象庁標準の観測方法とは異なる。
③降水量 ---------雨量計が高さ約 5m の位置に設置されており、風の影響を受けるため捕捉率が低く、降水量が
過少評価される恐れがある。
○積雪期の状況
〔積雪期の周辺環境〕
道路脇の狭いスペースに設置されて
いる。南東側は海岸と開けているが、北
西側に急峻な山岳斜面が迫っているた
め、地形の影響を受けている恐れがあ
る。特に北~西系の風は弱くなる可能性
がある。
積雪深計が道路側に向かって設置さ
れているため、除雪の影響が懸念され
る。
※データ利用上の留意点
①風向風速 ------南東側は開けているが、北西側に山地斜面が近接しているため、地形の影響を受けている恐れ
があり、データ利用の際は留意する。
②気温 ------------百葉箱(自然通風)を用いて観測しており、強制通風による気象庁標準の観測方法とは異なる。
③降水量 ---------雨量計が高さ約 5m の位置に設置されており、風の影響を受けるため捕捉率が低く、降水量が
過少評価される恐れがある。
④積雪深 ---------積雪深計が道路側に向かって設置されているため、除雪の影響を受けている恐れがある。デー
タ利用の際は留意する。