観測所名:八幡 0 2 4 6 8 10km

観測所名:八幡
所在地:石狩市大字生振村
管轄
札幌開発建設部
札幌道路事務所
設置路線名
一般国道 231 号
KP18.2
緯度
北緯: 43°13′31″
気象観測項目と記録年度
経度
東経:141°21′09″
風向
風速
気温
気圧
降水
路温
積雪
視程
海抜標高
5m
1993
1993
1993
-
1993
1993
1993
-
L側
観測開始年度
昭和 62 年(1987 年)
電子データ記録年度
平成 5 年(1993 年)
地理的条件
石狩平野の北西部、石狩川の河口付近右岸に位置する。市街地からも離れ、周囲に家屋や樹
木は少なく、地形的には大きく開けている。
当該道路の状況
石狩川河口橋があり、その両端は盛土になっている。冬期には道路北西側に吹き払い柵が設
けられている。なお、当該道路は 2 車線道路の単路である。
通行規制の対象
通行規制なし。
(位置図)
八幡テレメータ
石狩アメダス
0
近傍観測所
2
石狩アメダス(気象庁)
:南南東約 3.9km
4
6
8
(標高 5m、※標高差なし)
10km
気象概況
〔風向風速〕
春季から秋季は東よりの風が卓越し、冬季は西風となる。月平均風速は 4.6~6.5m/s であり、
石狩アメダスに比較して、年間を通じて 2.0~3.0m/s 大きい。
〔気温および路温〕
石狩アメダスと比較して大きな差はなく、夏季は 15~20℃、冬季は 0~-5℃である。最低
気温は-23.0℃である。月平均路温は 12 月~2 月に 0℃以下となる。
〔降水量および積雪〕
年間降水量は 745mm であり、月平均降水量は 7~10 月にかけて多くなる。積雪は 100cm
を超え、最深積雪は 2 月に現れる。降水量および積雪とも石狩アメダスと大きな差はない。
〔気象の代表性〕
当該地点の気象は、石狩アメダスで代表される。
統計年:1996 年~2005 年
①気候表
(八幡テレメータ)
1月
2月
3月
-4.7
-4.1
-0.4
17
25
28
平均気温
注 1)
合計降水量
平均風速
6.0
最多風向
東南東
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
年間
6.1
11.2
15.6
19.4
20.6
17.1
11.2
4.4
-2.1
7.8
33
67
48
111
99
124
87
77
31
745
6.0
6.3
5.8
東
東
東
5.7
東南東
5.4
5.0
4.9
4.6
5.2
6.1
6.5
5.6
東
東
東
東
東
西
西
東
最深積雪注 2)
111
153
141
87
0
0
0
0
0
0
131
130
153
平均路温
-3.6
-2.5
2.3
10.5
16.5
21.9
25.1
26.0
21.4
13.6
5.4
-1.2
11.3
※統計値の算出にあたってはデータの異常値や欠測の処理を行っていないので参考値扱いとする。
※:平均気温・平均路温は月平均の 10 年平均値、合計降水量は月合計の 10 年平均値である。
※注 1)
:( )は凍結により過小評価されている可能性がある。
※注 2)
:数値は統計期間の最大積雪深である。
(石狩アメダス)
1月
2月
3月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
年間
-5.3
-4.7
-1.0
5.8
11.1
15.2
19.2
20.4
16.7
10.7
4.0
-2.8
7.4
84
70
48
33
64
48
109
112
127
95
90
82
962
平均気温
合計降水量
平均風速
3.7
最多風向
西
最深積雪注 2)
134
4月
3.6
3.7
3.3
東南東
東南東
東南東
164
152
92
2.9
南東
0
2.6
2.3
2.2
2.1
2.6
東南東
東南東
東南東
東南東
東南東
0
0
0
0
1
3.5
4.0
西
西
29
3.0
東南東
73
164
降水量: 八幡
降水量: 石狩
積雪深: 八幡
積雪深: 石狩
気温: 八幡
気温: 石狩
風速: 八幡
風速: 石狩
30
400
20
300
10
200
0
100
-10
0
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
気象の月別経過図
8月
9月
10月
11月
12月
降水量(mm)、最大積雪深(cm)
平均気温(℃)・平均風速(m/s)
※単位:気温(℃)
、降水量(mm)
、風速(m/s)
、風向(16 方位)、積雪(cm)
、路温(℃)
200
八幡
石狩
最大積雪深(cm)
150
100
50
0
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
年最大積雪深の経過図
②風配図
〔1~3 月〕
〔4~6 月〕
〔7~9 月〕
〔10~12 月〕
③極値
最高気温 :34.5℃(1999/08/08) 最低気温:-23.0℃(1998/02/07)
時間降水量:20mm(1997/09/28) 日降水量:72mm(2001/09/11)
最大風速:20.7m/s(2000/12/24)
最深積雪:153cm(1996/02/23)
※極値の算出にあたってはデータの異常値や欠測の処理を行っていないので参考値扱いとする。
④道路雪氷に関わる統計値
30 年吹きだまり量 :40~50m3/m
30 年確率最大積雪深 :220~240cm
真冬日出現率
:45%以上~50%未満
寒候期最大風速
:15m/s 以上~20m/s 未満
累計降雪深
:250cm 以上~300cm 未満
視程障害発生頻度 :20%以上~30%未満
10 年確率最大積雪深 :220~240cm
積算寒度
:300℃以上~400℃未満
降雪日数出現率
:30%以上~35%未満(1cm 以上)
寒侯期最大日降雪深 :30cm 以上~35cm 未満
※統計値は「平成 15 年 7 月 道路吹雪対策マニュアル」の掲載資料からの読み取り値である。
○非積雪期の状況
〔非積雪期の周辺環境〕
道路の堤体下に位置している。東側に
樹木があるが、観測高度が高く、周囲は
十分開けているため、観測条件は概ね良
好である。
※データ利用上の留意点
①風向風速 ------周辺の樹木や地形の影響は少なく、データ利用上の問題点は特にない。
②気温 ------------百葉箱(自然通風)を用いて観測しており、強制通風による気象庁標準の観測方法とは異なる。
③降水量 ---------雨雪量計の設置高が約 5mと高く、風の強い箇所なので、過小評価されている可能性がある。
○積雪期の状況
〔積雪期の周辺環境〕
観測所の周辺環境は非積雪期と大差
はない。東側にある樹木も落葉広葉樹の
ため、その影響は少なく観測条件は概ね
良好である。
※データ利用上の留意点
①風向風速 ------特に北西側に開け、周辺の樹木や地形の影響はなく、データ利用上の問題点は特にない。
②気温 ------------百葉箱(自然通風)を用いて観測しており、強制通風による気象庁標準の観測方法とは異なる。
③降水量 ---------雨雪量計の設置高が約 5mと高く、風の強い箇所なので、過小評価されている可能性がある。
冬期間は、凍結により正常動作しないことが多いので、データの精度や扱いに注意する。
④積雪深 ---------局舎の周りの吹きだまりの影響を受けている可能性があるので、強風後のデータの扱いに注意
する他、異常値や欠側が多い。