事業報告書 - 学校法人 四天王寺学園

平成 26 年度
事 業 報 告 書
学 校 法 人
四天王寺学園
目
次
学校法人の概要・沿革・役員名簿・評議員名簿
1.法人本部
1 - 1 ~ 2 頁
2.四天王寺大学大学院
四天王寺大学
2 - 1 ~ 10 頁
四天王寺大学短期大学部
3.四天王寺高等学校
四天王寺中学校
4.四天王寺羽曳丘高等学校
四天王寺羽曳丘中学校
3 - 1 ~ 11 頁
4 - 1 ~ 10 頁
5.四天王寺学園中学校
5 - 1 ~ 6 頁
6.四天王寺学園小学校
6 - 1 ~ 8 頁
学 校 法 人 の 概 要
法人の
名称
学校法人四天王寺学園
学 校 名
四天王寺大学
事務所の
大阪府大阪市天王寺区四天王寺一丁目11番18号
所在地
学部・学科・課程名等
開設年度
入学定員
編入学定員
人
3年次
人
大学院
人文社会学研究科博士前期課程
人文社会学研究科博士後期課程
人文社会学部
日本学科
国際キャリア学科
社会学科
人間福祉学科
教育学部
教育学科
経営学部
経営学科
収容定員
人
平成15年
平成15年
10
3
20
9
平成24年
平成24年
昭和61年
平成10年
100
90
160
70
3
5
5
15
406
370
650
310
平成20年
240
17
994
5
650
平成20年
160
四天王寺大学短期大学部
保育科
生活ナビゲーション学科
昭和42年
平成22年
100
140
四天王寺高等学校
四天王寺中学校
全日制普通科
昭和23年
昭和22年
700
270
2100
810
四天王寺羽曳丘高等学校
四天王寺羽曳丘中学校
全日制普通科
昭和59年
昭和59年
240
90
720
270
平成26年
平成21年
140
90
420
540
四天王寺学園中学校
四天王寺学園小学校
推古元年 4月
聖徳太子が四天王寺敬田院(四箇院の中心)を創設。
大正11年 4月
聖徳太子1300年聖忌記念事業として天王寺高等女学校を四天王寺が設立。
昭和 3年 2月
大阪市天王寺区元町17番地(現 大阪市天王寺区四天王寺1丁目11番73号)に移転。
〃
8年12月
財団法人天王寺高等女学校認可。
〃 22年 4月
新学制実施に伴い四天王寺中学校を設立。
〃 23年 4月
新学制実施に伴い天王寺高等女学校を四天王寺高等学校と改称。
〃 23年12月
財団法人四天王寺学園に組織変更認可。
〃 26年 3月
学校法人四天王寺学園に組織変更認可。
〃 32年 4月
四天王寺学園女子短期大学保健科を設置。(平成21年9月廃止)
〃 33年 4月
四天王寺学園女子短期大学被服科を設置。(昭和61年3月廃止)
〃 37年 4月
四天王寺学園女子短期大学食物科を設置。(昭和42年1月食物栄養科に科名変更、昭和61年12月廃止)
四天王寺女子大学文学部を設置(仏教学科・教育学科・文学科)。(人文社会学部教育学科を平成23年9月廃止、
〃 42年 4月
200
280
―
―
人文社会学部仏教学科を平成25年9月廃止)
四天王寺学園女子短期大学を四天王寺女子短期大学と改称、保育科を増設、食物科を食物栄養科と科名変更。
四天王寺女子大学、四天王寺女子短期大学を羽曳野市埴生野1308番地(現 羽曳野市学園前3丁目2番1号)に移転。
法人の
沿革
〃 49年 4月
四天王寺女子大学文学部史学科を設置。(平成元年3月廃止)
四天王寺女子大学文学科を国文学・英米文学に専攻を分離。(平成元年3月廃止)
〃 56年 3月
法人事務所所在地が住居表示変更に伴い大阪市天王寺区四天王寺1丁目11番73号に変更。
〃 56年 4月
四天王寺女子大学を四天王寺国際仏教大学と改称、男女共学制とする。
四天王寺女子短期大学を四天王寺国際仏教大学短期大学部と改称。
〃 58年 4月
四天王寺国際仏教大学文学部言語文化学科(日本語日本文化専攻・英語英米文化専攻・アラビア語アラビア文化専攻)を設置。
四天王寺国際仏教大学短期大学部生活科学科・英語科(平成21年9月廃止)を設置。
〃 59年 4月
四天王寺国際仏教高等学校・四天王寺国際仏教中学校を羽曳野市埴生野1260番地(現 羽曳野市学園前
3丁目1番1号)に設置。
〃 61年 3月
四天王寺国際仏教大学短期大学部被服科を廃止。
〃 61年 4月
四天王寺国際仏教大学文学部社会学科を設置。
〃 61年12月
四天王寺国際仏教大学短期大学部食物栄養科を廃止。
平成元年 3月
四天王寺国際仏教大学文学科(国文学専攻・英米文学専攻)及び史学科を廃止。
〃
2年 4月
四天王寺国際仏教高等学校・四天王寺国際仏教中学校を四天王寺羽曳丘高等学校・四天王寺羽曳丘中学校に改称。
〃
9年 4月
四天王寺羽曳丘中学校を男女共学制とする。
〃 10年 4月
四天王寺国際仏教大学文学部人間福祉学科を設置。
〃 10年 9月
法人事務所所在地を大阪市天王寺区四天王寺1丁目11番18号に変更。
〃 12年 4月
四天王寺国際仏教大学文学部を人文社会学部に改称。
四天王寺羽曳丘高等学校を男女共学制とする。
〃 13年 4月
四天王寺国際仏教大学短期大学部生活科学科に生活科学専攻・生活福祉専攻を設置。
〃 15年 4月
四天王寺国際仏教大学大学院人文社会学研究科人間福祉学専攻博士課程(前期・後期)を設置。
四天王寺国際仏教大学短期大学部を男女共学制とする。
平静18年 4月
〃 20年 4月
四天王寺国際仏教大学人文社会学部人間福祉学科に社会福祉専攻・保育専攻を設置。
四天王寺大学大学院、四天王寺大学および四天王寺大学短期大学部と改称、四天王寺大学に人文社会
学部言語文化学科中国語アジア文化専攻(アラビア語アラビア文化専攻から名称変更)、英語文化学科、
教育学部教育学科、経営学部経営学科を設置。
法人の
沿革
〃 21年 4月
四天王寺学園小学校設置。
〃 22年 4月
四天王寺大学短期大学部生活科学科を生活ナビゲーション学科に名称変更、生活科学専攻をライフデザイン
専攻に名称変更。
〃 24年 4月
四天王寺大学人文社会学部日本学科、国際キャリア学科設置、人間福祉学科社会福祉専攻を健康福祉専攻に
名称変更。
四天王寺大学短期大学部生活ナビゲーション学科生活福祉専攻をライフケア専攻に名称変更。
〃 26年 4月
四天王寺大学教育学部教育学科小学校・幼児教育コースを小学校・幼児保育コースに名称変更し、保育士養成
課程を設置。
四天王寺高等学校に理数コース、四天王寺中学校に医志コースを設置。
四天王寺学園中学校設置。
学校法人四天王寺学園役員・評議員名簿
理事長
自:平成26年4月 1日
自:平成26年4月 1日
氏 名
氏 名
瀧 藤 尊 淳
瀧 藤 尊 淳
塚 原 昭 人
理 事
監 事
氏 名
吉 田 明 良
瀧 藤 尊 淳
坂 本 峰 德
塚 原 昭 人
森 田 惇 朗
吉 田 明 良
南 谷 恵 敬
坂 本 峰 德
辻 井 昭 雄
西 岡 祖 秀
加 藤 公 俊
辻 井 昭 雄
宮 﨑 雅 行
宮 﨑 雅 行
廣 瀬 善 重
森 田 惇 朗
西 岡 祖 秀
南 谷 恵 敬
鳩
山 﨑 武 德
石 附 敦
評議員
山
文
雄
山 上 周
前 原 聡
今
西
真
喜
野々内 ヤ ス
奥 田 行 信
鳥 井 信 吾
久 家 英 述
大 関 雅 弘
塚 原 和 人
小 谷 良 二
關 野 英 明
谷田部 慶 久
岡 田 和 貴
1.法人本部事務室
〔事業の概要〕
法人本部事務室においては、役員に関する秘書業務、理事会・評議員会等に関する文書・事務管理、並びに設置
学校間における連絡・調整等の役割を担い、学校法人の円滑な運営に取り組んだ。
平成26年度の事業報告は次のとおりである。
1. 人事
職員人員表(5月1日現在) 年度
事務職員
25
26
専任職員
1人
1人
※四天王寺学園学務情報室職員1人が、法人本部事務室を兼務する。
2.組織
四天王寺高等学校
四天王寺中学校
四天王寺学園中学校
四天王寺学園小学校
四天王寺学園高等学校 開設準備室
理事会
常務理事
理 事 長
法人本部事務室
四天王寺大学大学院
四天王寺大学
四天王寺大学短期大学部
四天王寺羽曳丘高等学校
四天王寺羽曳丘中学校
常務理事
3.事業
(1) 平成25年度決算業務に始まり、稟議書管理、理事会等に関する情報管理、平成26年度会計監査等に係る日程調整等、
設置学校間における日々の円滑な事務処理を行った。
(2) 学園主催の式典法要に関しては、第93回創立記念式典並びに物故者慰霊追悼法要(平成27年2月22日 於:和光館)
を挙行。
(3) 予算に関しては、下記の通り予算執行。
① 使用料及び手数料支出
275,980 円
登記費用、インターネットサービス、コピー機使用料等
また、総括部門として②・③を予算執行した。
② 役員報酬支出
56,076,500 円
役員報酬は各設置学校負担分を取り纏めて(宗)四天王寺に支払った。
③ 創立記念式典費及物故者法要費支出
314,159 円
第93回創立記念式典・物故者慰霊追悼法要に係る共通費用を支払った。
1-1
四天王寺学園高等学校開設準備室
〔事業の概要〕
建学の精神である聖徳太子の敬田院設立の精神を具現化するべく、その使命の実現においては、幼少
期からの教育が肝要であるため、平成21年4月 四天王寺学園小学校を開校し、一貫性と継続性を兼ね揃
えた小中一貫教育として、平成26年4月 四天王寺学園中学校を開校した。そして、責任ある一貫教育に
加えて、子供たち達の進路を確かなものにするために、後期中等教育を展開するべく、平成29年4月 高等
学校の開校に向けて、平成26年10月1日 四天王寺学園高等学校開設準備室を立ち上げた。
平成26年度については、以下の準備事業を行った。
1.人事関係
学校法人四天王寺学園 常務理事をはじめ、管理職、事務職員8名で構成している。
2.高等学校開設準備室連絡会の開催
高等学校開校に向け、主に毎週水曜日、開設準備室連絡会を設け、申請にかかる書類の作成や、教育
内容の検討を行なっている。
尚、平成26年度は合計19回の開設準備室連絡会を設けた。
1-2
2.四天王寺大学、四天王寺大学短期大学部、四天王寺大学大学院
〔事業の概要〕
本年度は、「四天王寺大学中期計画」をもとに大学創立50周年(平成29年)に向け、多方面での大学改革等に取り組んだ。
平成26年度の事業報告は次の通りである。
1
四天王寺大学中期計画
各学部・専攻部門では「教育研究上の目的」を観点別で、「取組み計画」「実際の学生の活動」「評価・課題」を、
各事務局部局では4ヵ年の計画と「初期計画」「進捗状況」「達成度・課題」等の進捗状況を確認し、PDCAサイクル
として進めた。
COCOROEプロジェクト
学生を中心としたCOCOROEプロジェクトを推進した。プロジェクト内容は多岐に渡り、学内にとどまらず、学外
での活動を通じ地域社会と繋がり、学生の主体性を育てることが、目的である。
・COCOROE塾プロジェクト
教員を目指す学生が、地域の中学生に英語を無料で教えるCOCOROE塾を開講した。授業内容は、学生が考え
たオリジナルとなっており、教員を目指す学生たちの実践的な学びの機会となっている。
・地域連携COCOROEプロジェクト
学生が、藤井寺駅周辺の商店街のお得な情報をカレンダーとしてまとめ、藤井寺のお祭りなどを紹介した
「こよみ手帳」を制作した。「こよみ手帳」は藤井寺駅、道明寺駅、藤井寺市役所、藤井寺市商工会、藤
井寺駅周辺のお寺や藤井寺一番街商店街にある「ゆめぷらざ」などで配布され、地域の皆様にお得な情報
を発信した。
・e-cocoroeプロジェクト
障害児入所施設の子供たちに、情報通信技術(ICT)を用いて、学習を遠隔地からサポートする取組みを行
った。学生は、ICTにおける人と人との触れ合いの実現を課題に、アイデアを出し合い、福祉現場での支援
のあり方を探っている。
各種研修会の実施
全教職員が、大学改革や学部学科および各部署の取り組みについての認識を共有させ、今後の課題と展望を理
解することを目的に各種研修会を開催した。
・合同研修会の開催
夏学期および冬学期が開講する3月下旬と9月上旬に、教職員全員が参加して、本学の経営方針、中期計画
ビジョン、各部署の取り組みについての認識を深める合同研修会を2回開催した。
・FSD全体研修会の開催
教育職員(FD)と事務職員(SD)の両者が、本学の教育研究活動を相互認識することを目的に、第1部では、
「これからの授業改善課題」と「SDワークショップ活動」が紹介され、第2部では、学生支援セミナーとして、
発達障害についての理解を深める講演会を実施した。
・事務局全体研修会の開催
SD活動についての相互理解と事務局全部署が連携を図るため、教学部署の責任者(教員)と事務職員全員
が出席して事務局全体研修会を開催した。研修会では、特に入試、就職、教務、学生支援による教学面と、
総務、人事、経理、管財による管理面双方の、現状と課題が報告された。
2
大学教育改革
日本学科
平成28年度より開設する学芸員養成課程に向けた調査・検討を行った。
国際キャリア学科
国際キャリア学科の学生の学業を奨励することを目的とした「海外留学等特待生奨学金規程」の適用を受け、
7人の学生が海外留学に参加した。帰国後のTOEICにおいては、それぞれのスコアアップを実現させ、さらに
i-talkでの積極的な英語活動に励んだ。
社会学科
平成28年度より人文社会学部社会学科を4コース制(「人間社会コース」「地域・環境コース」「メディア・
カルチャーコース」「心理コース」)に分け、社会学科の多角的な学びを学生の興味や目的に合わせて自由に選
択し学べることとした。
教育学科
現在の3コース(「小学校・幼児保育コース」「中学校英語・小学校コース」「保健教育コース」)について、
今後の大阪府を含め小学校教員採用数の減少に対応するため、中学校・高等学校教諭や特別支援学校教諭の免許
課程の新たな設置に向け、調査・検討を進めた。
経営学科
地域社会に貢献できる公務員の輩出を目指す「公共経営専攻(40名)」とコミュニティからグローバル企業まで
あらゆるフィールドにおけるリーダーとなる人材の育成を目指す「企業経営専攻(120名)」に平成28年4月専攻
分離することとした。
保育科
「保育実践演習」を通じて、学外実習での学びと学内での学び深く結びつけ、学生自らの保育実践力を高めた。
また、同時に保育現場と大学の連携や地域社会への貢献を進めることができた。
2-1
生活ナビゲーション学科ライフデザイン専攻
学生の学修成果をはかるとともにそれを可視化するため、学生が制作した作品の「学生作品集」を新たに作成。
今後ライフデザイン専攻の学びがイメージできるライフデザインルーム(仮称)の設置を進めている。
生活ナビゲーション学科ライフケア専攻
平成27年度入学生より介護福祉士育成のための奨学金制度を設け、介護福祉士を志す者の学業を支援するととも
に、定員充足率向上に向けて、高校訪問を検討した。
大学将来構想
平成30年~32年4月、既存の学部・学科の改組を含めた新たな学部・学科設置に向けた大学将来構想についての
グランドデザインを策定する。なお、平成31年度に閉校する四天王寺羽曳丘高等学校・中学校の校舎跡地の利用
計画も同時に進める。
3
教育環境の改善
一般教室のAV機器統一及び拡充
本学の各教室のAV機器は号館により導入時期が異なるため、操作方法に統一性がなく使用しにくいとの意見が教
員より出ていた。そこで、授業内容の質的向上を目指し、FD活動の一環としての教育環境の改善を目的として、
全体の約74%にあたる73教室のAV設備整備を行った。導入するにあたり現状の整備状況やカリキュラム、教室
配当を調査し、AV機器整備が必要と思われる教室の洗い出しを行った。整備にあたっては、目指すべきAV機器教
室の要件について、全教員向け説明会や教員への聞き取り調査を行い、必要とされる要件の骨子を作成した。
IBU.netを利用した成績直接入力システム導入
本学では以前よりマークシート用紙を利用した成績入力を行っていたが、研究・教育支援及び業務の省略化の
一環として、平成26年度冬学期よりIBU.netでの成績直接入力システムを導入した。これにより、教員はWEB上
で入力するため従来の成績記入用紙を教務課へ提出する必要がなくなり、成績提出期限を2日、延長すること
ができた。さらに、職員の事務負担及び経費(機器、印刷物等)についても大幅に削減が可能となった。実施に
ついては特に大きな問題もなく、採点期間は終了した。教員からも採点の負担が軽減されたと好評であった。
ICT教室用機器管理用パソコン及び移動用無線LANアンテナ等
ICT教室にある61台のiPadを一括管理する仕組みが用意されていないので、設定変更を行ったり、授業で使用し
た作業ファイルの削除などを行なうための管理用パソコン(2台、iPad接続器1台)を購入した。一般教室で無線
LANを使用する際に使用する移動用アンテナが1台しかないため、追加購入を行った(無線アンテナ5台)。iPad
の画像を無線で電子黒板やプロジェクタに投影するための画像転送機器(2台)を購入した。
4
キャリア関連科目の見直し
平成26年度3年次冬学期にキャリア科目「キャリアゼミ実践演習」を新規開講し、ビジネスマナーや模擬面接など
行い就職活動支援を強化した。平成27年度に向け、キャリア科目を体系化し、1年次に「キャリアデザイニング」
(通年)、2年次に「キャリアマネジメント」(通年)、3年次に「キャリアゼミ」(夏)、「キャリアゼミ実践演習」
(冬)の授業を設定した。さらに筆記試験対策として、SPI3に特化した「数学演習Ⅰ」(1年次冬)、「数学演習
Ⅱ」(2年次夏)の内容を見直し、加えて「キャリアアップ数学」(3年次夏)を新設して体系的に就職支援を実
施していく。
5
就職先からの卒業生評価調査
教育目的の達成状況を評価し、今後の教育内容の検討や改善を目的として卒業生の就職先に郵送調査を実施した。
調査票の構成は、学生が身につけるべき能力に関して、基礎・共通・専門教育科目に関する質問項目と自由記述で
ある。調査の結果、全体として「良好な関係の構築」、「周囲への配慮」、「自分を向上する」の評価は高かった。
この結果から、本学の仏教Ⅰ・Ⅱにおける教育研究上の目的がおおむね達成されていることが推測される。
6
新体育館建設及び寄付金事業
大学創立50周年事業の一つとして、環境配慮型施設として建設している新体育館は、当初は平成27年4月に竣工
予定であったが、工事の関係から6月末となった。竣工式は7月6日の予定。また、同時に寄付金も募っており、「
新体育館建設事業」「教育研究活動の活性化ならびに教育環境の整備推進事業」を合わせて、2,500万円を超える
寄付金を頂き、多くの方々に共感を得て、広く支援して頂いている。
7
IR戦略統合センター及び教職教育推進センターの設置
・IR戦略統合センター
学内のあらゆる部署からの情報や学部・学科等からの情報を収集・分析・統合して改善案、改革案を作り上
げ、全学の将来構想の検討および調査、立案することで大学全体の意思決定の支援を進める。
・教職教育推進センター
実践で活かせる指導力と豊かな教養を備えた教員養成を目指し、支援を行っている。教員採用試験に向けた
講座やガイダンスを実施するとともに各ゼミ担当教員および教職支援委員と連携し、きめ細かい指導・支援
を展開している。平成26年度の教員採用試験合格者数は総数196名となった。
8
保護者説明会及び懇談会
平成26年4月1日の入学式終了後、学部・学科の特色をはじめ、就職支援や経済支援のあり方、保護者へのお願いな
ど、今後の教育指導方針等をご理解いただくため、学科ごとの保護者説明会(参加者:802名)を開催した。また、
平成26年9月6日に、大学1~3年生及び短期大学部1~2年生の保護者を対象とした保護者懇談会を学生支援課、就職
課、教務課と合同で実施し、337組の参加があった。
2-2
9
SD活動報告
大学運営および教育・学生支援活動において、事務職員に期待される役割は大きく、平成26年度からは4つのワーク
ショップを立ち上げ、事務局研修会の実施、階層別研修、外部研修への参加支援など大きくその内容を充実させた。
平成27年度には従前業務の内容を見直し、無駄をなくした業務効率化の推進、多くのサービス向上や支援強化を目指
した「事務局業務の固定観念脱却コンテスト」を開催する。事前アンケートを平成27年3月に実施し、内容を事務局
各部署に報告した。4月にコンテスト応募、5月に応募選考の予定である。採用された案件は実施に移し、不採用や応
募にいたらなかった案件は担当部署の課長業務として取り組むか否かを検討する。応募されたすべての案件は、理由
を添えてアンケート集計結果として公開する予定である。
10
平成26年度自己点検・評価の取り組み
本学の教育研究、学生指導及び管理運営等の質的向上に資するよう、全学的な体制で実施するとともに、平成27年度
認証評価受審に向けての準備に入った。
①自己点検・自己評価委員会の開催
各部署の現状と課題を分析し、目標の設定と具体的な取り組みを検証するだけでなく、認証評価機関に提出する
自己点検・評価報告書の作成に向けた意思統一を図るために、自己点検・自己評価委員会を3回開催した。
②自己評価報告書
自己点検・評価の結果については、冊子「自己評価報告書(平成26年9月)(大学・大学院)」「自己点検・評価
報告書(平成26年9月)(短大)」としてまとめ、本学教職員へ配布するとともに、同報告書を本学学外ホームペ
ージへ掲載することで、関係者をはじめ、広く一般社会へ公開した。
11
学生数一覧表(平成26年5月1日現在)
大
学
人
文
社
会
学
部
大
学
人
文
社
会
学
部
短
大
12
英語文化学科
2年
3年
4年
計
1年
2年
3年
4年
計
1年
2年
3年
4年
計
25
0
0
85
84
169
0
1
79
89
169
132
115
0
0
247
26
0
0
1
91
92
0
1
1
85
87
125
122
110
0
357
国際キャリア学科
社会学科
人間福祉学科
年
度
1年
2年
3年
4年
計
1年
2年
3年
4年
計
1年
2年
3年
4年
計
25
119
75
0
0
194
188
141
166
160
655
129
112
118
99
458
26
100
110
70
0
280
158
170
133
175
636
71
120
112
121
424
教育学科
1年
2年
3年
4年
計
248
260
231
231
970
290
246
264
230
1030
年
度
1年
2年
3年
4年
計
25
944
825
814
815
3398
26
856
883
802
843
3384
年
度
1年
2年
計
1年
25
127
109
236
26
115
125
240
合計
保育科
経
営
学
部
前年度
との差
経営学科
年
度
1年
2年
3年
4年
計
25
128
121
135
152
536
26
112
114
111
141
478
年
度
人数
前年度
との差
25
8
26
5
年
度
1年
2年
計
前年度
との差
25
260
202
462
26
252
253
505
大
学
院
-14
生活ナビゲーション学科
2年
計
133
93
226
137
128
265
短
大
合
計
学部
学科(専攻・コース)
入学者
編入者
日本学科
125
1
人文社会 国際キャリア学科
学 部 社会学科
97
0
164
3
53
3
206
6
中学校英語・小学校コース
56
0
保健教育コース
45
0
人間福祉学科 健康福祉専攻
大 学
小学校・幼児教育コース
教育学部
教育学科
経営学部 経営学科
合 計
保育科
116
0
862
13
116
生活ナビ ライフデザイン専攻
ゲーション
ライフケア専攻
学科
合 計
総 合 計
95
16
227
1,089
大学院
専攻(課程)
人文社会学 人間福祉学専攻博士前期課程
研 究 科 人間福祉学専攻博士後期課程
合 計
入学者
2
0
2
2-3
-3
合計
平成27年度入学試験結果
(1) 大学・短期大学部
短 大
日本学科
1年
教 年
大 育 度
学 学 25
部
26
大
学
合
計
言語文化学科
年
度
43
(2) 大学・短期大学部 平成27年度入学生の募集に関する入学試験区分および入学試験日は次のとおりである。
入試区分
大学・短期大学部・大学院
入学試験日
自校推薦入学試験
大学・短期大学部
10月10日(金)
指定校制推薦入学試験
大学・短期大学部
10月11日(土)
推薦特技入学試験資格型
大学・短期大学部
10月11日(土)
10月23日(木)
公募制推薦入学試験 基礎
短期大学部
10月24日(金)
11月 6日(火)本学・学外
公募制推薦入学試験 前期日程
大学
11月 7日(水)本学・学外
公募制推薦入学試験 後期日程
大学
12月19日(金)
1月27日(木)本学・学外
一般入学試験 前期日程・短大一般
大学・短期大学部
1月28日(金)本学・学外
一般入学試験 中期日程
大学
2月16日(金)
一般入学試験 後期日程
大学
3月10日(火)本学・学外
センター試験利用入学試験Ⅰ期
大学・短期大学部
2月17日(土)
センター試験利用入学試験Ⅱ期
大学
3月11日(水)
AO入学試験 オープンキャンパス参加型 大学・短期大学部
9月14日(日)
AO入学試験 自由応募型・自由応募型Ⅰ期 大学・短期大学部
9月14日(日)
AO入学試験 自由応募型Ⅱ期
短期大学部
11月 8日(土)
AO入学試験 自由応募型Ⅲ期
短期大学部
11月25日(火)
社会人入学試験
大学・短期大学部
2月 7日(土)
10月25日(土)10月選考
外国人留学生入学試験
大学・短期大学部
2月 7日(土) 2月選考
8月23日(土) 9月入学(26年度)
帰国生徒入学試験
大学・短期大学部
2月 7日(土) 4月入学
9月13日(土)午前 併設短期大学部
9月13日(土)午後 指定校
編入学試験
大学
10月25日(土)10月選考
2月17日(火) 2月選考
9月13日(土) 9月選考
学内、一般、社会人選抜
大学院 博士前期課程
2月 7日(土) 2月選考
一般・社会人対象
大学院 博士後期課程
2月 7日(土)
13
学生生活
(1) 新入生歓迎会
入学オリエンテーション期間中に新入生歓迎イベントおよび食事会を学内で実施している。新入生歓迎イベン
トは、新入生にとって今後の大学生活を送るための情報提供や楽しいひと時を過ごしてもらえるように、学生
運営委員会中心となって企画。在学生によるクラブ紹介や音楽系クラブ団体の演奏、YOSAKOIソーラン部、チ
アリーディングクラブなどのパフォーマンス、歓迎イベント等を実施した。また、同級生および担任教員との
親睦・交流を目的に、学科クラス別オリエンテーションの昼食時に食事会を実施した。
(1) 日 時 平成26年4月2日・3日
(2) 場 所 本学キャンパス(音楽棟前中央広場)
(3) 参加者 大学院・大学・短期大学部新入生及び教育職員等 約2,200名
(2) 水無月祭
文化会および学生運営委員会主催による「水無月祭」を毎年6月末に実施している。盆踊りや、文化会傘下の
クラブ、同好会、サークルによる展示や発表、演劇・演奏などのパフォーマンス等を行い、日頃の活動成果を
発表した。また、全学生を対象としたスポーツ大会を同時開催し、学生同士の交流を深めた。水無月祭には多
くの近隣住民の方々が来場され、盆踊りを一緒に躍る楽しみを共有する等、地域社会への貢献を実践している。
(1) 日 時 平成26年6月29日
(2) 場 所 本学キャンパス
(3) 参加者 本学学生
1,979名
外部来場者 662名
合計
2,641名
(3) 大学祭
毎年11月初旬の3日間は学生運営委員会を母体とする「大学祭運営委員会」による大学祭(IBU祭)を実施して
いる。近隣住民の方々にもご理解いただき、伝統ある盛大な行事として地域社会に定着している。老若男女問わ
ず楽しめる企画作りのための適切な助言・指導を学生に行い、大学らしいアカデミックな催し物にも積極的に取
り組んだ。また、四天王寺大学同窓会総会やホームカミングデー、生涯学習フェスタ、オープンキャンパスを同
時開催し、卒業生と在学生さらには近隣住民、本学に入学を希望する高校生とのつながりを深めるきっかけとな
った。
(1) 日 時 平成26年11月1日~3日
(2) 場 所 本学キャンパス
(3) 来場者 学生(本学学生を含む) 7,427名
外部来場者 7,374名
合計
14,801名
(4) 卒業記念パーティー
毎年、学位授与式終了後に、学内の食堂やラウンジにて卒業記念パーティーを実施している。学内で実施してい
るため、卒業生のほぼ全員が参加している。パーティーでは、先生方や同級生との思い出話や将来について語り
合い、IBU生としての最後の別れを惜しんでもらった。さらに、学生運営委員会主催の卒業祝賀イベントで、
より華やかで思い出に残る卒業記念日とするため、音楽系クラブ団体の演奏、YOSAKOIソーラン部、チアリーディ
ングクラブなどのパフォーマンスを披露した。
2-4
(1) 日 時 平成27年3月14日
(2) 場 所 本学キャンパス
卒業パーティー : 1号館食堂および6号館ラウンジ
(3) 参加者 大学院・大学・短期大学部卒業生及び教員等 1,126名
(5) 奨学金の交付
①学内奨学金
②緊急・応急奨学金
支給額一人当たり30万円 主たる家計支持者が死亡・失職等で家計が急変した
種別
申請者数
支給者数
場合に申請できる奨学金である
第1回
第2回
合計
98(61)
113(84)
211(145)
25(25)
35(35)
60(60)
種別
緊急
応急
人数
4(2)
1(2)
支給額
一人あたり20万円
一人あたり10万円
( )は前年度
(6) 学長表彰―「年次成績優秀賞」「成績優秀賞」
「年次成績優秀賞」は各学科・専攻・コース、各学年から成績優秀な学生を1名ずつ(社会学科及び経営学科は
2名)選抜し、表彰状と記念品の贈呈を行った。「成績優秀賞」は、在学年数を通算した場合の学業成績優秀者。
各学科・専攻・コースの卒業年次生より学生を1名ずつ(社会学科及び経営学科は2名)選抜し、平成27年3月14日
の学位授与式にて表彰状と記念品の贈呈を行った。
(7) 研修・海外インターンシップ
①国際キャリア学科海外留学等特待生奨学金を利用した留学プログラムを実施、平成26年4月より5ヶ月間(語学
留学4ヶ月間+インターンシップ)を、9名の参加で行った。9名のうち奨学金対象学生は7名、残りの2名は全
額個人負担となった。平成26年度の国際キャリ学科入学生を対象とした、国際キャリア学科海外留学等特待生
奨学金制度については、6名の学生に対し一人当たり160万円の奨学金を支給。対象となった留学は、本学内で
のTOEIC講座(12回)受講後にニュージーランドにある本学の提携校であるオークランド大学への留学(4ヶ月)
とそれに続くオークランドでのインターンシップ(4週間)、そして帰国後に本学内でTOEIC講座(12回)を受
講し、TOEIC730点以上の取得を目指すプログラムとなる。
②アメリカ・サンラファエルのドミニカン大学において、平成27年2月に英語研修を4週間、11名の参加で行った。
③本学提携校のソルトレイク・コミュニティカレッジにおいて、平成26年5月より3ヶ月間、国際キャリア学科の
6名、生活ナビゲーション学科ライフデザイン専攻の3名のあわせて9名が留学を行った。
④本学提携校の浙江工商大学において、夏・冬学期を合わせて3名が交換留学(半年間/1年間)を行った。
⑤アメリカ(ロサンゼルス)、ニュージーランド(ウェリントン)において、平成27年2~3月にかけて海外イン
ターンシップを3週間、2名の参加で行った。内訳:ロサンゼルス1名(3週間)、ウェリントン1名(3週間)
⑥中国 浙江工商大学で文化研修を7日間、4名の参加で行った。
⑦カンボジア海外ボランティア体験(9日間)及びアメリカのグアム語学&ウェディング研修(8日間)は最小催
行人数に満たなかったため中止となった。
(8) 授業配慮申請
障がい学生への支援の理解を深めるために、平成25年度学生支援セミナーと称し精神科医による講演を実施した
ところ反響が大きかったことから、平成26年度も同様の研修会を実施した。また、担任教員や学生相談室と連携
を取りながら、不適応学生の早期発見に努めてきた。さらなる支援の充実を図るために、学生生活全般を支援す
る各専門部署の横のつながりを強化し、学生の入学から卒業までを一環して支援できるような形を作っていかな
ければならない。
(9) 卒業生アンケート
卒業生に対してアンケート調査を行っている。その分析結果については、教育開発推進本部等への報告会を行い、
SD活動の推進にも活用されている。特に、卒業生アンケートチームや食堂うまい化計画チーム等においては、卒
業生からの要望を基に関連部署と連携して改善を行い、後輩である在学生の学生生活の充実を図っている。
(10) その他
クラブ面談(予算プレゼンテーション)、リーダーズ研修会、喫煙マナー向上委員会啓発活動、課外活動団体設立
等、学生相談室、学生定期健康診断、救急処置講習会、卒煙支援等
14
教務関係
(1) 授戒会
実施日:平成26年4月12日(土)
場 所:四天王寺 五智光院
対 象:大学院・大学・短大の新入生と専任新任教員
出席者:合計1,078名(内教員24名)
(2) プレエントランス・ガイダンス(入学前教育)の開催
①平成27年度AO・推薦入試合格者等に対して、プレエントランス・ガイダンスを実施した。
第1回 11月29日(土)507名 第2回 2月7日(金)578名
②四天王寺羽曳丘高校の自校推薦合格者を対象に、10月24日(金)と2月7日(土)に実施した。なお、今年度より内容を
学修・学生支援に関する内容に変更した。
③短期大学部保育科推薦入試合格者に対して、入学前教育の一環としてプレエントランス・ガイダンス出席者を含み
別途、ピアノ・ガイダンスを開催した。
④入学前教育講座(eラーニング)ならびに入学生統一試験(国語・英語)の実施
(3) 転学部転学科試験実施
日時:平成27年2月14日(土)
対象:転学部転学科を希望する大学2・4セメスター
内容:書類審査・面接試験
結果:受験者14名 合格者6名
(4) 授業に関する「学生アンケート」及び「学内授業参観」の実施
FD活動の一環として、教員相互の授業改善や向上を図るため、非常勤講師を含む全教育職員を対象に実施した。
公開科目は学科ごとに決定し、参観後にて意見交換を行い授業改善に活用した。これらFDに関する年間活動及び
SDに関する年間活動の記録を掲載した「四天王寺大学FSD報告書」を発行した。
(5) 学外教育活動奨励金制度
学生が学内で学修した成果(知識・理論)と学外で実践する教育・研究・調査等との融合をはかり、学生が主体的に
2-5
学内外で学び、成長できる環境を促進し奨励することにより、実学的な教育活動を支援する目的で奨励金を設けた。
平成26年度は53件の申請があり、延べ704名の学生が利用した。
(6) 「社会福祉施設実習」懇談会
日時・場所:平成27年2月14日(土)本学キャンパス
対象 学科:人文社会学部人間福祉学科、短期大学部保育科および生活ナビゲーション学科ライフケア専攻
案内 施設:52施設78名
内
容:①学科専攻別懇談会 各学科より教育内容についての説明、意見交換等を行った。
②懇親会 各学科教員と施設の実習当者の情報交換の場として提供した。
(7) 四天王寺大学大学院博士課程を経ない者への博士学位授与について
大学院開設以来初めて、平成20年度末に博士後期課程を単位取得満期退学した方より「四天王寺大学大学院博士
課程を経ない者への博士学位授与に関する細則」による、博士論文の提出があり、大学院研究科委員会の審議で
受理が認められた。その後は、論文の領域を専門とする教員3名で審査委員会を編成し、論文の審査を行った。
1月31日に公開で口頭試問を行い、3月14日に「博士(人間福祉学)」の学位を授与した。
15
就職関係
(1) 就職ガイダンス・セミナー等
①大学3年次生および短大1年次生には、4月から翌年2月までの間に自己分析、履歴書の書き方、業界研究、内定
者相談会など順を追ってガイダンスを開いた。なお、公務員、保育士、幼稚園教諭、福祉職希望者には、別メ
ニューでガイダンスを行った。
②ゼミ担当教員との連携を強化し、ゼミ単位でのミニガイダンスも行った。
③「キャリアゼミ」(夏学期)「キャリアゼミ実践演習」(冬学期)では、就職意識の涵養と模擬面接などの実
践トレーニングを行った。本授業は大学3年生の準必修科目として開講されている。
④短大生活ナビゲーション学科ライフデザイン専攻では、「ライフデザインゼミナール」の授業と連携して、各
種案内や先輩の体験談などを企画・実施した。
⑤学内合同企業セミナーを5月・8月・10月に大学4年次生および短大2年次生向けに行い、3月には大学3年次生と
短大1年次生向けに開催した。個別の企業セミナーは本学またはサテライトで年間を通して6回行った。
⑥インターンシップはキャリア形成にとって重要な位置づけとして、単位を認定している。平成26年度のインタ
ーンシップ参加者は、企業・学校合わせて246人であった。
⑦ハローワークとの連携を10月中旬から3月まで月2回大学で個別相談・求人紹介を行ってた。参加人数は、28名。
(2) あべのハルカスサテライトキャンパス
平成26年4月、あべのハルカス23階に「四天王寺大学あべのハルカスサテライトキャンパス」を開設した。キャリ
アセンター職員2人が常駐し、就職活動の拠点として、学生の相談や履歴書添削、面接練習、証明書類発行など本
学同様の活動支援を実施している。また、あべのハルカスに入居する他大学・企業と連携し、合同企業説明会や
就職セミナー、地域連携活動など幅広く事業を展開している。サテライトキャンパスの活用は、学生の就職活動
支援にとどまらず、教育職員の学会・研究会および各種会合などの教育研究活動に利用されている。また、本学
をめざす高校生等への情報発信の拠点、学生の教育研究や課外活動等の発表の場、卒業生の情報交換や交流の場
としても活用されている。
教職教育推進センター
(3) ①教員採用試験が不合格となった学生には、「再チャレンジ&講師セミナー」を実施し、OB・OGの講演、講師登
録の方法、これからの試験勉強方法などを指導した。
②大阪府教育委員会主催の「大阪教志セミナー」、大阪市教育委員会主催の「大阪市教師養成講座」などの「教
師塾」への参加を支援した。
③次年度、教諭・講師として教壇に立つ学生に対して、現場の実践力を高める講座を「あしたの学級」と銘打っ
て10月初旬から全6回実施した。12月実施分については、あべのハルカスサテライトキャンパスにおいて
教員1年目のOB・OGを招き座談会を行った。
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広報活動
(1) 受験生対象
①オープンキャンパスを下記の日程で行った。累計の参加者数は6,403名となった。
5月25日、6月22日、7月12・13日、8月19・20日、9月7日、10月5日、11月3日、12月14日
②キャンパス見学会の実施
学生募集で特に重要なイベント、在学生を今まで以上に活用し入試説明会、ミニ講義、入試相談会などイベン
トを充実させ実施した。5月25日を皮切りとして12月14日まで10回催し、合計5,031名が参加した。
③個人の施設見学や相談の受け入れ
年間を通し本学の概要説明や、施設説明、個別相談を行った。
④個人宛広報
年間を通して本学への資料請求者、見学者、説明会参加者等での情報提供希望者へオープンキャンパスや
入学試験等の告知を送付した。
⑤受験雑誌やインターネットホームページなどの広報媒体を通じ最新情報を提供した。
⑥大学案内、願書など請求された資料の発送
(2) 高等学校・予備校等に関して
①本学主催の高等学校・予備校教員対象入試説明会を、次の地区で実施した。
大阪府地区、和歌山県地区、京都府地区、兵庫県地区 合計102名の高校・予備校教員参加
②併設高校への説明会
併設の四天王寺高校・四天王寺羽曳丘高校へ7月に訪問し、入試制度の説明、その他情報交換を行った。
③高等学校・予備校への訪問
第Ⅰ期
5月には近畿二府四県、三重・中国・四国・九州(6月)・沖縄(7月)と広範囲にわたる地域の高等学校
2-6
781校を訪問し、本学の紹介、入学試験概要等の周知を図った。
第Ⅱ期
7月には、近畿(滋賀を除く)、三重県の高等学校234校に指定校制推薦入試の概要等の周知を図った。
第Ⅲ期
9月には、近畿(滋賀を除く)、三重県の高等学校305校に推薦入学試験の概要等の周知を図った。
第Ⅳ期
12月には、近畿地方(滋賀を除く)の高等学校および予備校115校を訪問し、推薦入試後期日程・一般入試
概要等の周知を図った。
第Ⅴ期
2月には、近畿地方(滋賀を除く)、三重県の高等学校および予備校163校を訪問し、一般入試後期日程概要
等の周知を図った。
その他
各学科の自主的高校訪問として教育学部134校、経営学部68校、生活ナビゲーション学科ライフケア専攻
23校の高等学校を訪問し、各学科の特色等の周知を図った。
④高等学校での説明会
高等学校および業者からの依頼により直接高等学校等へ出張し、本学の紹介、入試概要、入試結果、模擬授業
職業・学部学科内容などを生徒や保護者対象に説明を行い296校5,550名が参加した。
⑤高等学校単位での施設見学や体験学習の受け入れ
生徒・PTA会員・進路指導担当教員に対し、施設の見学やミニ講義および本学の概要説明を行う。5月~2月の
期間に、14校491名を受け入れた。
⑥高等学校・予備校・短期大学・専修学校に大学案内・願書などの入試に関する資料の一斉・個別発送をした。
(3) 一般に関して
①駅前ポスター広告において、校名・入試告知を目的として、関西・北陸・中国・四国地方の各駅構内へポスタ
ー掲出を年2回実施した。内1月実施分では1ヶ月間、車内ドアステッカーを実施した。これ以外に大阪環状線
に1ヶ月間の長期にわたり、オープンキャンパスの告知を行った。また、駅前看板広告において、校名等の告
知を目的として、大阪を中心に関西・中四国地方で13箇所の掲出を実施した。加えて、道路看板広告において、
羽曳野市の本学周辺5箇所の掲出を実施した。
②卒業生に対して、広報誌の発送と住所管理を行った。
③新聞へ年間40件の記事広告を掲載した。
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図書館関係について
(1) 図書8,384冊(科学研究費659冊含む) 25,001,325円(科学研究費2,767,283円含む)を受入
(2) 地下書庫狭隘などの理由により、図書館資料を除籍。(1,135冊 3,214,475円)
(3) 四天王寺大学紀要を2回刊行
①平成26年9月25日四天王寺大学紀要58号330部
②平成27年3月25日四天王寺大学紀要59号360部
(4) 平成26年度教職員業績一覧(150部)及び四天王寺大学大学院論集第9号(210部)を刊行
(5) 図書館相互協力
複写(他館へ依頼 225件 本館受付 231件)
閲覧(他館へ依頼 1件 本館受付 5件)
貸借(他館へ依頼 58件 本館受付 77件)
(6) 図書館来館者数 195,432人 総貸出冊数 27,310冊
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地域交流
(1) 第17回IBU桜WEEKS
日 時 平成26年3月22日(土)~平成26年4月13日(日)
参加人数 7,427名
(2) 生涯学習フェスタ2014-地域と社会人の生涯学習の祭典-
日 時 平成26年11月2日(日)3日(月・祝) 10:30~16:00
後 援 大阪府、羽曳野市、大阪狭山市教育委員会、河内長野市教育委員会、堺市教育委員会、富田林
市教育委員会、羽曳野市教育委員会、藤井寺市教育委員会、松原市教育委員会、河南町教育委
員会、太子町教育委員会、千早赤阪村教育委員会
参加人数 花器づくり55名、写経39名
(3) 教員免許状更新講習会
①必修講座:「教育の最新事情」
日 程 平成26年8月2日(土)~3日(日) 2日間
受講者数 186名
②選択講座:15講座、更新講習兼認定講習
日 程 選択講座:平成26年8月4日(月)~6日(水) 3日間
更新講習兼認定講習:平成26年8月18日(月)~20(水) 3日間
平成26年8月21日(木)~23(土) 3日間
受講者数 635名
(4) IBUオープンカレッジ・公開講座・特別公開講座「たいし塾」・公開シンポジウム
①IBUオープンカレッジ :本学キャンパス(29講座347名) 藤井寺駅前キャンパス(84講座1,039名)
②平成26年度公開講座 :あべのハルカス23階 本学サテライトキャンパス(全8回257名)
③公開講座フェスタ2014 :大阪府庁大研修室(全1回19名)
④特別公開講座「たいし塾」 :藤井寺駅前キャンパス(全20回819名)
⑤第18回公開シンポジウム :本学キャンパス(302名)
2-7
(5) 高大連携
各協定校からの依頼にもとづき、教員を派遣し、模擬授業を定期的に行った。平成27年3月には、協定校7校に、
「協定校実践プログラム」講座として「初心者のためのピアノ教室」を案内した。3高校から15名の応募があり、
9名の生徒に認定証を付与した。
(6) その他
①各種対策講座 教養教育講座等 受講者数合計1,111名
②各種資格検定 日本漢字能力検定等 受講者数合計1,079名
③称号認定 社会調査士等 受講者数合計 86名
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20
施設設備関係
(1) 建物改修関係
和修館改修工事等
(2) 構築物改修関係
学生駐車場バイク置き場拡張工事等
(3) 教育用機器備品
ネットワークカメラ3箇所設置等
(4) 管理用機器備品
IR戦略統合課什器一式
(5) 修繕関係
1号館関係
2号館関係
4号館関係
6号館関係
1~5号館受変電設備工事
1・5号館防煙・防水改修工事
大講堂座席上部照明器具取替工事
(6) 建設仮勘定
四天王寺大学体育館新築工事
26,230,400 円
3,434,400 円
7,507,080 円
1,511,892 円
3,981,960
6,492,400
16,680,600
9,987,144
2,084,400
5,411,664
3,639,600
円
円
円
円
円
円
円
1,105,977,600 円
学生納付金
下記のとおり学生納付金は前年度通りとした。
大学
25年度
短大
26年度
25年度
大学院
26年度
25年度
26年度
入学金
300,000
300,000
300,000
300,000
300,000
300,000
授業料
837,000
837,000
837,000
837,000
530,000
530,000
運営維持費
160,000
160,000
160,000
160,000
110,000
110,000
施設拡充費
160,000
160,000
160,000
160,000
110,000
110,000
計
1,457,000 1,457,000 1,457,000 1,457,000 1,050,000 1,050,000
入学検定料 大学
35,000円
短期大学部
30,000円
※推薦入学試験および一般入学試験において、インターネット出願をした場合、1出願に対して入学検定料を
3,000円割引(大学入試センター試験利用入学試験は割引対象外)
21
人事関係
(1) 平成26年4月1日から平成27年3月31日までの間の教職員異動数は次のとおり。
増 員
減 員
専任教育職員
(採用) 9
(退職) 9
特任教育職員
(委嘱) 1
(委嘱解除) 3
専任事務職員
(採用) 5
(退職) 2
特任事務職員
(委嘱) 1
(委嘱解除) 1
(2) 教職員人数表(平成26年5月1日現在)
・教育職員
・事務職員
専任教員
特任教員
非常勤
合計
専任職員
特任職員
119
15
206
340
81
17
2-8
合計
98
22
大学組織構成図(平成26年12月1日より組織変更)
総務課
総務係
庶務係
開発システム係
IR・戦略統合センター
IR・戦略統合課
教務部
教務課
学生支援センター
学生支援課
教務係
情報メディア係
・グローバル教育センター(i-Talk)
学長
理事長
キャリアセンター
就職課
教職教育推進センター
教職教育推進課
入試・広報部
入試・広報課
エクステンションセンター
エクステンション課
図書館
図書館課
仏教文化研究所
人事課
副学長
常務理事
事務局長
経理課
管財課
管財係
用務係
法人本部事務室
2-9
平成26年度 卒業生進路状況
平成27年4月1日現在
四天王寺大学短期大学部
四天王寺大学短期大学部
○ 大学 一般就職先
サントリービバレッジサービス㈱ ㈱セブン-イレブン・ジャパン ㈱エディオン はるやま商事㈱ ㈱万代
トヨタL&F近畿㈱ トヨタカローラ南海㈱ 大阪ダイハツ販売㈱ 日産大阪販売㈱ 日本通運㈱ 全日本空輸㈱
西日本旅客鉄道㈱ 近畿日本鉄道㈱ 大阪南農業協同組合 奈良県農業協同組合 ㈱りそな銀行 ㈱大正銀行
㈱南都銀行 大和ハウス工業㈱ タマホーム㈱ ㈱伊藤園 杉本商事㈱ ㈱ハピネット ㈱ユナイテッドアローズ
○ 大学 小学校教諭
大阪府 大阪市 堺市 大阪府豊能地区 奈良県 和歌山県 兵庫県 三重県 京都府 香川県
○ 大学 公立中学校・高等学校教諭
大阪府中学校(国語・英語) 大阪市(国語) 堺市(英語) 奈良県(国語)大阪府高等学校(国語・英語)
和歌山県高等学校(英語)
○ 大学 幼稚園、保育所
羽曳野市立幼稚園・保育所 堺市立保育所 東大阪市立保育所 尼崎市立保育所
(福)四天王寺福祉事業団
(福)なみはや福祉会 (福)晋栄福祉会 (福)八尾隣保館
○ 大学 公務員就職先
自衛官幹部候補生 自衛隊 大阪府警察 尼崎市消防局 泉大津市役所 丹波市役所
宍粟市役所 堺市役所
(社会福祉) 九度山町役場
○ 大学 福祉職就職先
(福)四天王寺福祉事業団
(福)大阪府障害者福祉事業団 (福)京都市社会福祉協議会 (社医)生長会・(福)悠人会
(宗)在日本南プレスビテリアンミッション 淀川キリスト教病院 (医)錦秀会 (福)永寿福祉会 (医)橘会
(福)博光福祉会 (福)大阪府衛生会
(福)みおつくし福祉会 パナソニックエイジフリーサービス(株)
○ 短大 一般就職先
㈱資生堂 日本通運㈱ 大阪シティ信用金庫 大阪厚生信用金庫 日産大阪販売㈱ ㈱きちり 日本生命保険相互
会社 江綿グループ
イトキン㈱ ㈱ナルミヤ・インターナショナル ㈱アバン ㈱十川ゴム ㈱サマンサタバサ
ジャパンリミテッド 阪本薬品工業㈱ ㈱日本特殊管製作所 ㈱ヨドバシカメラ YKK APエクステリア㈱ クボタ
機械設計㈱
大阪南農業協同組合 いずみの農業協同組合 大阪中河内農業協同組合
○ 短大 幼稚園、保育所
岸和田市立保育所 大和高田市立保育所 (学)久宝文化学院 (学)学愛集学園 (福)光久福祉会 (福)高屋福祉会
(福)愛和会 (福)四天王寺福祉事業団
○ 短大 福祉就職先
(福)四天王寺福祉事業団 (福)大阪府社会福祉事業団 (福)聖徳会
(福)豊中福祉会 (福)高津学園 (福)東光学園
2-10
(社医)生長会・(福)悠人会
(社医)愛仁会
3.四天王寺高等学校、四天王寺中学校
〔事業の概要〕
国内の景気は、企業部門に改善がみられるなど、緩やかな回復基調が続いている。生産は、持ち直しており、企業収益は
改善の動きがみられる。企業の業況判断は、おおむね横ばいとなっているが、一部に改善の兆しもみられる。よって、雇用
情勢は改善傾向にあることから、先行きについては、雇用・所得環境の改善傾向が続く中で、原油価格の下落の影響や各種
政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待される。
ただし、海外景気の下振れなどが、引き続き我が国の景気を下押しするリスクが存在するため、今後のマクロ経済指標の変動
にも留意が必要である。[出所『月例経済報告』(平成27年4月)]
教育面においては、少子化による就学対象人口の減少や標準授業料の設定による納付金改定の抑制などにより、生徒募集
のみならず学校経営を取巻く状況は、依然として厳しい状況下にある。
とりわけ、公立高校で定着化していた授業料の実質無償化が、今年度から就学支援金の支給に対して所得制限を設けたこと
により、一部の入学生において無償化が対象外となった。
一方、私立高校では、国及び大阪府の両面から高等学校等就学支援金及び授業料支援補助金制度が実施され、無償化
となる対象世帯が拡大されたことと、現補助金制度が延長されたことで、年々低下していた専願率が、ここ数年一部の私立
高校では回復している。その結果、公立高校の一部で定員割れが発生したことにより、学区制の全廃や多様なコースの設置、
さらに中・高一貫校の設立に取り組むなど、「公立の私学化」といった入試制度等の様々な改革が進展し、私立間の競争に
加え、公私間の競合がますます激しくなってきている。
本校においては、引き続き学校訪問・入試広報面にも叡智を結集し、加えて新コース設置後の教育内容の充実と共に、
その真価を発揮する入試制度改革に着手し、生徒募集・定員確保に注力した。あわせて、学校経営においては、「真摯」
「親身」「真剣」な教育事業姿勢により、生徒や保護者にとって「興味」「関心」「感動」をもたらす教育効果を目指して教育
サービスの充実に努め、教育水準の向上に寄与した結果、高等学校、中学校共に多数の入学者を迎えることができた。
また、施設・設備面では、継続課題である「安全」「衛生」「利便性」の向上を優先順位に、省エネルギー対策にも配慮した
改修・修繕を実施した。次年度以降もさらなる向上を目指して、改修・修繕計画を順次取り組む予定である。さらに、進学
実績面では、最難関国公立大学や有名難関私立大学はもとより、生徒・保護者の夢・希望が叶う進学・指導体制をより一層
強化することができた。
クラブ活動においても、スポーツ・芸術コースの生徒を中軸に、多数のクラブがインターハイ等の全国大会に出場し、
優勝するなど優秀な成績をおさめ学園の発展に益々貢献している。
平成26年度の事業の概要は次のとおりである。
1.生徒数(5月1日現在) 高
等
学
校
年度
26
募集人員
応募人員
165
632
309(内部進学者)
(内部進学者除く)
1年
人数 クラス
2年
人数 クラス
3年
人数 クラス
合計
人数 クラス
481
463
441
1,385
中
1年
年度
募集人員
応募人員
26
245
553
学
校
12
12
2年
11
3年
35
合計
前年度との差
人数 クラス
80
1
前年度との差
人数
クラス
人数
クラス
人数
クラス
人数
クラス
人数
クラス
293
8
342
9
355
9
990
26
△ 39
0
3-1
2.生徒納付金
高等学校・中学校とも入学金、授業料を据置き。
(
)は高等学校への内部進学者
項
入
目
学
26年度
200,000
(200,000)
金
授業料(全学年)
565,200
計
765,200
(765,200)
3.入学検定手数料
高等学校・中学校とも据置き。
(
)は高等学校への内部進学者
区
分
27年度入学志願者
高 等 学 校
15,000
(2,000)
中
15,000
学
校
4.高等学校等就学支援金事業の実施
私立高等学校に通う生徒全員に対し、平成25年度以前の入学生には一律に年額118,800円を支給し、さらに保護者の所得に応じて
年額59,400円または年額118,800円の加算額を、平成26年度入学生からは保護者の所得に応じて、年額118,800~297,000円を
国が支給する制度である。
扶養控除廃止に伴い、平成24年度分より子どもの人数に応じた基準額が設定された。
今年度は下記の通り支給を行い、実施方法は授業料との相殺とした。
<平成25年度以前 入学生>
年額
一律分
118,800円
加算分 A
118,800円
加算分 B
59,400円
合計
平成25年度以前入学生
116,869,500円
金額
106,900,200円
7,949,700円
2,019,600円
116,869,500円
平成26年度以降入学生
+
36,417,150円
<平成26年度以降 入学生>
年額
一律分
118,800円
加算分 A
178,200円
加算分 B
118,800円
加算分 C
59,400円
合計
金額
25,799,400円
6,355,800円
1,732,500円
2,529,450円
36,417,150円
支援金合計
=
153,286,650円
5.大阪府私立高等学校等授業料支援補助金事業の実施
「高等学校等就学支援金」の創設に伴い、平成22年度より従来の「授業料軽減補助金」が「授業料支援補助金」として
再構築された。保護者の所得に応じて、平成25年度以前入学生は年額461,200~342,400円、平成26年度以降入学生は
年額461,200~283,000円が、「高等学校等就学支援金」に上乗せされ、助成される。
扶養控除廃止に伴い、平成24年度分より子どもの人数に応じた基準額が設定された。
また上記補助金制度は、大阪府の定めた基準により、標準授業料を超える授業料を学校が負担することを条件に交付される
補助金である為、超過する部分については奨学給付金として学校が負担した。
今年度は下記の通り交付し、実施方法は原則として授業料との相殺とした。
3-2
年額
283,000円
268,200円
A
342,400円
327,600円
342,400円
327,600円
B
401,800円
387,000円
401,800円
C1
387,000円
C・
461,200円
C2
446,400円
361,200円
D
346,400円
合 計
3ヶ月分
対象
(4月~6月) 人数
70,750円 21人
67,050円
4人
85,600円 42人
81,900円 10人
85,600円 14人
81,900円
2人
100,450円 25人
96,750円
6人
100,450円 26人
96,750円
5人
115,300円 79人
111,600円 13人
90,300円 114人
86,600円 16人
377人
上記補助金制度に伴う、奨学給付金
3ヶ月分
対象
超過金額
(4月~6月) 人数
8,600円
2,150円 48人
32,000円
8,000円 215人
55,400円
13,850円 58人
合 計
321人
補助金額
※1
※2
1,490,700円
268,200円
3,595,200円
819,000円
1,198,400円
163,800円
2,511,250円
580,500円
2,611,700円
483,750円
9,108,700円
1,450,800円
10,234,000円
1,385,600円
35,901,600円
9ヶ月分
対象
補助金額
補助金合計額
(7月~3月) 人数
212,250円 24人 5,094,000円 6,584,700円
201,150円
3人
603,450円
871,650円
256,800円 52人 13,373,400円 16,968,600円
245,700円 11人 2,566,200円 3,385,200円
256,800円
8人 2,054,400円 3,252,800円
245,700円
4人
982,800円 1,146,600円
301,350円 22人 6,629,700円 9,140,950円
290,250円
6人 1,741,500円 2,322,000円
301,350円 33人 9,777,133円 12,388,833円
290,250円
4人 1,161,000円 1,644,750円
345,900円 75人 25,917,500円 35,026,200円
334,800円 15人 5,022,000円 6,472,800円
270,900円 124人 33,591,600円 43,825,600円
259,800円 13人 3,377,400円 4,763,000円
394人 111,892,083円 147,793,683円
※1 4月保護者離婚1人 ※2 6月のみ対象1人
※3 8月保護者死去1人 ※4 1/1~休学者1人,9/1付復学者1人
※5 10/31付転学者1人 ※6 9月保護者死去1人
※3
※4
※5
※6
9ヶ月分
対象
(7月~3月) 人数
103,200円
6,450円 50人
1,714,666円
24,000円 226人
803,300円
41,550円 62人
2,621,166円
338人
奨学給付金
※1
奨学給付金
合計額
322,500円
425,700円
5,410,667円 7,125,333円
2,576,100円 3,379,400円
8,309,267円 10,930,433円
※1 6月のみ対象 1人
※2 10/31付転学者 1人
奨学給付金
※2
6.授業料軽減事業の実施
当該府県に在住する高等学校生徒の保護者に対し、下記の通り授業料軽減補助金の交付事業を行った。
扶養控除廃止に伴い、平成24年度分より子どもの人数に応じた基準額が設定された。
実施方法は原則として授業料との相殺とした。
(1)奈良県授業料軽減補助金(保護者の所得により制限がある)
補助単価
16,000円
A
31,000円
12,000円
B
23,000円
学年
1年生
2年生
3年生
1年生
2年生
3年生
合 計
対象人数
4人
1人
2人
3人
2人
4人
16人
補助金額
64,000円
31,000円
62,000円
36,000円
46,000円
92,000円
331,000円
(2)兵庫県授業料軽減補助金(保護者の所得により制限がある)
A
B
補助単価
20,500円
10,000円
35,000円
C
25,000円
D
15,000円
合 計
学年
1年生
1年生
2年生
2年生
3年生
2年生
3年生
対象人数
4人
1人
4人
1人
2人
3人
1人
16人
※1
補助金額
82,000円
10,000円
140,000円
25,000円
50,000円
41,250円
15,000円
363,250円
※1 1/1~休学者 1人
3-3
7.永年勤続職員に感謝状並びに記念品料を贈呈
第93回創立記念式典(平成27年2月22日 於 和光館)において、永年勤続40年にあたる者3人、30年にあたる者4人、
20年にあたる者2人、10年にあたる者6人に、感謝状並びに記念品料を贈呈した。
8.教育振興協力金、学校協力金の募集
教育振興協力金(中学校・高等学校 新入生保護者対象 一口100,000円任意)及び学校協力金(中学校・高等学校
在校生及び高一内部進学者保護者対象 一口50,000円任意)を募集した。
(1)教育振興協力金
区分
対象者数 賛助者数
口数
金額
高等学校
171人
65人
65口
6,500,000円
中学校
293人
195人
215口 21,500,000円
計
464人
260人
280口 28,000,000円
(2)学校協力金
区分
対象者数 賛助者数
口数
金額
高等学校
1,211人
114人
120口
6,000,000円
中学校
697人
131人
141口
7,050,000円
計
1,908人
245人
261口 13,050,000円
9.災害共済給付制度について
独立行政法人日本スポーツ振興センターの『免責の特約を付した災害共済給付制度』に継続加入した。
平成26年度の加入者数・共済掛金・給付状況(平成26年4月~平成27年3月)
イ
加入者数
四天王寺中学校
990人
四天王寺高等学校
1,385人
計
2,375人
共済掛金1人当り
ロ
ハ
ニ
その他
設置者
保護者 共済掛金額 計 医療費給付数 給付金額 計 障害見舞金
455円
490円
935,550円
111件
959,436円
円
305円
1,560円
2,583,025円
255件
3,373,967円
円
3,518,575円
366件
4,333,403円
10.生徒の課外活動について
(1)塔影祭
① 体育祭
平成26年6月18日(水) 於 大阪城ホール
② 文化祭
平成26年9月13日(土) 中学校2年生 高等学校2年生
平成26年9月14日(日) 中学校1年生・3年生 高等学校1年生
ハ/イ
被災率
11.2%
18.4%
15.4%
2,370人
1,926人
テーマ
“ 鍵穴 ”
伝統的な行事である塔影祭の一端として、全校生徒及び全職員が今年のテーマのもとに協力しあって成功裏に所期の目的を
達成する事が出来た。多数の保護者並びに卒業生等の入場者があったことも記録にとどめておきたい。
尚、文化祭では高3生は大学受験準備の時期のため自宅学習とした。
(2)校外活動
①花まつり (別名 降誕会 仏生会 潅仏会とも言う) 中学3年生2クラス
80人
平成26年4月8日(火)釈迦牟尼仏(お釈迦さま)の誕生をお祝いする場として、始業式当日、校門正面の慈母観音の
前に花御堂を設置し、登下校の際に、生徒職員が自由に釈迦誕生仏に甘茶を注ぎ、人間として生まれてきたことへの
感謝と、いのちの尊さを学ぶ機会とした。
②校外学習
春季
平成26年4月25日(金)
中学校 1年生
信楽陶芸村
参加生徒数
292人
2年生
淡輪海水浴場
〃
340人
3年生
ブルーメの丘
〃
353人
高等学校 1年生
和歌山マリーナシティ
〃
476人
2年生
京都・嵐山方面
〃
459人
3年生
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
〃
433人
秋季
平成26年10月28日(火)
中学校 1年生
上の太子観光みかん園
参加生徒数
292人
2年生2年生信楽陶芸村
グリーンピア三木
〃
〃
336人
309人
高等学校 1年生
国立民族学博物館
京都太秦映画村
〃
〃
510人472人
(中学3年生・高校2年生は修学旅行につき、高校3年生は受験につき実施せず。)
3-4
③修学旅行
中学校 3年生
平成26年10月21日(火)~10月24日(金)
参加生徒数
351人
北九州方面
北九州方面
(阿蘇・長崎・佐世保)
(阿蘇・長崎・佐世保)
A班 (4・8~12組) 平成26年10月20日(月)~10月24日(金)
高等学校 2年生
B班 (1~3・5~7組) 平成26年10月21日(火)~10月25日(土)
北海道 (道央方面)
参加生徒数
430人
「学びて思わざれば則ち罔し」(論語より)の訓えの如く、生徒たちにとって教室では学ぶことが出来ない自然と異郷土
の文化に親しみ、見聞を広め、さらに団体生活を通じて友情を深めるうえで、貴重な学習活動の場であった。
④高等学校林間学舎 (高等学校希望者)
平成26年8月2日(土)~8月4日(月) 長野県下伊那郡
参加生徒数
127人
⑤中学校2年夏季合宿 (全員)
平成26年7月31日(木)~8月2日(土) 鉢伏高原
参加生徒数
336人
⑥中学校1年夏季合宿 (全員)
平成26年8月3日(日)~8月5日(火) 広島県福山方面
参加生徒数
286人
自然とのふれあいの中で、飯盒炊さんを初めとする共同作業を通じて助け合うことの大切さ、日々の家事労働の重要
さを学ぶ有意義且つ貴重な野外生活体験の場となった。本年度より、中学校1年夏季合宿を実施した。
⑦授戒灌頂 (高等学校3年生全員)
平成26年5月 8日(木)
1・2・3・4組
参加生徒数
435人
平成26年5月 9日(金)
5・6・7・8組
平成26年5月 10日(土)
9・10・11組
卒業を控えた生徒たちが、総本山四天王寺で永年にわたり厳修されてきた伝統的な法儀に参加することにより、日常
生活では体験することが出来ない、人としての正しい生きる道を考える貴重な機会であった。
⑧スキー教室 (中学校希望者)
平成26年12月25日(木)~12月29日(月)
参加生徒数
平成27年 3月28日(土)~ 4月 1日(水)
参加生徒数
自然に親しみ、心身の鍛練とスキー技術の向上に努めた。
88人
68人
新潟県関スキー場
新潟県関スキー場
⑨四天王寺参拝
平成26年4月11日(金)
中学校1年生
347人
入学に際し、周りの多くの方々の慈愛に感謝すると共に、太子のご精神を体し、行学共によく精進することをご霊前に
お誓いした。
(3)クラブ活動
心身の錬磨と技術の修得向上等を目的とするクラブ活動は、高等学校において文化系25部、体育系9部、中学校に
おいても文化系15部、体育系4部が活動し、それぞれの成果を収めた。うち対外的栄冠を得たものは次の通りである。
(尚、入部は随時任意制となっている。)
① 高等学校
A. 体育系
総合の部
第 61 回
第 69 回
大阪私立高等学校総合体育大会
大阪高等学校総合体育大会
女子総合 第2位
女子総合 第2位
近畿高等学校卓球選手権大会
全国高等学校総合体育大会
全国高等学校選抜卓球大会
全日本卓球選手権大会
優勝
優勝
優勝
出場
卓球部
(団体の部)
第 68 回
平成26年度
第 42 回
(個人の部)
第 68 回
近畿高等学校卓球選手権大会
ダブルス
〃
シングルス
〃
3-5
平
石
橋
塩
芝
森
塚 叶
田
本帆乃
見 紗
田 沙
薗 美
梨
葵
香
希
季
月
第2位
第3位
第2位
第3位
平成26年度
全国高等学校総合体育大会
ダブルス
〃
第 53 回
第 69 回
シングルス
〃
近畿卓球選手権大会(一般の部) シングルス
〃
( 〃 )
〃
(ジュニアの部)
国民体育大会(少年少女の部)
全日本卓球選手権大会(一般の部)
ダブルス
阿
森
橋
塩
芝
森
芝
森
石
阿
阿
森
部 愛
薗 美
本帆乃
見 紗
田 沙
薗 美
田 沙
薗 美
田
部 愛
部 愛
薗 美
莉
月
香
希
季
月
季
月
葵
莉
莉
月
第2位
第6位
第4位
第10位
優勝
第2位
第2位
第3位
第2位
体操部
(団体の部)
平成26年度
平成26年度
優勝
第3位
近畿高等学校体操選手権
全国高等学校総合体育大会
(個人の部)
第 69 回
国民体育大会
第 31 回
全国高等学校選抜体操大会
個人総合
〃
跳
馬
平 均 台
金
中
平
中
平
平
田 得
村有美
井 美
村有美
井 美
井 美
佐
香
優
香
優
優
第3位
第3位
第3位
第4位
優勝
第3位
ハンドボール部
平成26年度
第 38 回
全国高等学校総合体育大会
全国高等学校ハンドボール選抜大会
ベスト8
第3位
全国高等学校選抜バドミントン大会
出場
バドミントン部
(団体の部)
第 43 回
(個人の部)
平成26年度
全国高等学校総合体育大会
ダブルス
〃
シングルス
和
高
畠
徳
高
田 奈
橋は る
中真奈
岡 怜
橋は る
由
か
美
奈
か
出場
出場
出場
ソフトテニス部
(個人の部)
平成26年度
久
川
住
高
全国高等学校総合体育大会
近畿高等学校インドア大会
シンクロナイズドスイミング
日本選手権水泳競技大会
第 69 回
国民体育大会
第 67 回
コンビネーション
近畿高等学校選手権大会
田
田
山
宮
木
端
本
谷
優
理
侑
美
崎明日
崎明日
崎 舞
繁穂乃
佳
沙
香
奈
花
花
子
佳
出場
第3位
優勝
優勝
総合優勝
B. 文化系
囲碁
(団体の部)
第 38 回
第 38 回
文部科学大臣杯全国高等学校囲碁選手権大会
全国高等学校総合文化祭 囲碁部門 大阪府選抜チーム 日 野 里 衣 子
第5位
第3位
11.仏教教育の充実
平成16年度、聖徳太子十七条憲法制定千四百年を期して、本学園における仏教教育の充実を図るべく仏教教育部を新設した。
同専門部署の設置によって、建学の祖、聖徳太子の立学の精神(敬田院設立のご精神)のさらなる顕揚と実践を目的に
平成26年度は以下の教育活動を実施した。
(1)仏教教育新聞 『四恩』 の発刊 第31号 平成26年 5月31日
第32号 平成26年 11月29日
第33号 平成27年 2月16日
3-6
(2)講堂特別活動として仏教関係者及び学内講師による法話、講演の実施
学 年
中学1年生
中学2年生
中学3年生
高校1年生
実 施 日
平成26年 6月 2日
平成26年10月 6日
平成26年 5月26日
平成26年 9月29日
平成26年 5月26日
平成26年 9月29日
平成26年 5月27日
平成26年 9月30日
平成26年 5月28日
高校2年生
平成26年10月 1日
テ ー マ
仏教を学ぶこと
校長 鳩山文雄先生
仏教と私たち
仏教教育部 今井宥善教諭
共に生きるよろこび
般若心経の精神
法相宗大本山 薬師寺
副住職 村上太胤先生
学校法人 四天王寺学園 常務理事
一切衆生悉有仏性の理を悟れ
四天王寺大学 経営学部 教授
~仏性を求めて~
塚原昭應(昭人)先生
平成26年 5月29日
高校3年生
講 師
勝鬘経のこころ
平成26年10月 2日
和宗総本山 四天王寺 法務部長兼勧学部長
四天王寺大学 人文社会学部 教授
南谷恵敬先生
12.人権教育の実施
「人権教育推進要綱」を作成し、聖徳太子の「和のご精神」を基として積極的に差別解消に取り組んだ。差別を許さない人間
形成を目指し、各学年ごとに年間のテーマを定め、それにそった内容の授業を展開した。また、人権啓発映画の鑑賞
も行った。なお人権週間には、「人権標語」を募集した。
テーマ
一
学
期
中学一年
中学二年
中学三年
高校一年
高校二年
高校三年
差別について
人権について
平和について 部落解放の歴史について 人権について
進路について
*校長講話
*担任によるLHR *担任によるLHR *校長講話
*啓発映画
*啓発映画
「本校の人権教育 「本年度の
「本年度の
「本校の人権教育 「若者たちの旅立ち」 「ホームタウン」
の基本方針」
基本方針」
基本方針」
の基本方針」
4月21日 和光館 4月21日 教室 4月21日 教室 4月22日 和光館 4月23日 和光館 4月24日 和光館
*啓発映画
「いじめ、
*啓発映画
*啓発映画
*担任によるLHR *担任によるLHR *担任によるLHR
「アイムヒア
「私たちの人権宣言
「アンケート」の実施 「いろいろな差別 「進路について」
14歳のメッセージ」 僕はここにいる」 転校生は、おばあちゃん」
について」
(いじめアンケート実施) (いじめアンケート実施) (いじめアンケート実施)
9月29日 和光館 10月6日 和光館 10月6日 和光館 9月16日 教室 9月24日 教室 9月25日 教室
*担任によるLHR *担任によるLHR *担任によるLHR *担任によるLHR *担任によるLHR *啓発映画
「差別について」 「人権について」 「平和について」 「部落解放の
「現代の差別
「ラストからはじまる」
あゆみについて」
について」
(いじめアンケート実施) (いじめアンケート実施) (いじめアンケート実施)
二
学
期
10月27日 教室 10月27日 教室 10月27日 教室 11月4日 教室 11月5日 教室 11月6日 和光館
*講演 講師 松尾幸子
演題 「被爆体験」
10月22日 長崎
人権尊重標語の募集
(全員参加)
10月27日~11月1日
人権尊重標語の募集
(全員参加)
10月27日~11月1日
年間のまとめ
11月27日 和光館
*年間のまとめ
*年間のまとめ
*年間のまとめ
*年間のまとめ
*年間のまとめ
*進路指導
三
学
期
1月26日 和光館 1月26日 和光館 1月26日 和光館 1月27日 和光館 1月28日 和光館
3-7
随時実施
13.視聴覚行事の実施
全校芸術鑑賞・土曜鑑賞を通して、生徒の学園生活をより豊かで楽しいものにすることができた。コンサート・演劇・
クラブ発表等の鑑賞によって、様々な文化・芸能鑑賞の喜びとクラブ活動の大切さを学び取った。
本年度はまず、夏の全校芸術鑑賞において、わらび座が制作したミュージカル『ブッダ』を鑑賞した。わらび座はこれまで、
第一弾『火の鳥 鳳凰編』では生命の連なりを、第二弾『アトム』では愛をテーマに、手塚治虫の普遍的なメッセージを
舞台化し上演してきた。今回鑑賞した手塚治虫の「ブッダ」は、仏教の祖・仏陀に独自の視点を交え、生きる意味を問い、
歩き続けていく人間・ブッダの物語として描かれている。時代と民衆の渦の中でひたむきに生きるブッダの姿は、2500年経った
今も、悩み苦しみながら現代を生きる私たちに、生きるとは何かの根源を投げかけている。東日本大震災復興支援公演として
全国でも上演されている『ブッダ』は、東日本大震災をきっかけに東北の劇団として何かできないかという想いのもと制作された
作品でもあり、震災後を生きる私たちにとって、命の尊さと儚さ、そして生きることに対する価値観を考え直すきっかけを与えて
くれた。
また、冬の全校芸術鑑賞においては、被災地のシンボルとして2014年4月に全線開通した三陸鉄道が運行している
「震災学習列車」を、特別出張授業という形で本校に招いた。被災地の「今」を列車で移動しながら直接「見て」「聞いて」「感じて」
防災に役立つようにという思いで運行されている「震災学習列車」を、そして、自然の猛威、津波の威力、人と人のつながりを
多くの人に知ってほしいという強い願いから実現した「震災学習列車」を、和光館において再現して、生徒たちは多くのことを
学んだ。同時に、大阪市音楽団木管五重奏によるミニコンサートで、「あまちゃんのテーマ」等を鑑賞した。
これらを通して、東日本大震災からの復興を共に願い、被災者の方々のことを思い、世界中の人々と慈悲の心を持って
共生きしていこうという気持ちを強く育む「共生きの集い」を実施することができた。
(1)全体鑑賞
① 平成26年 7月14日・15日 ② 平成26年12月15日・16日 ミュージカル『ブッダ』鑑賞
『共生きの集い』 「トーク&ライブ」鑑賞
(2)土曜鑑賞
① 平成26年 5月22日 映画 「コクリコ坂から」鑑賞
② 平成26年 6月 7日 クラブ発表 「演劇部・バトン部」
③ 平成26年 6月14日 クラブ発表 「軽音楽部・ダンス部」
14.施設関係
(1)建物
・ 2号館吸収式空調室外機取替
・ 1号館のエレベーター改修
・ 道心館のエレベーター改修
・ 塵芥集積場新設
・ 1号館に災害時用備蓄倉庫設置
・ 1号館のエレベーター撤去
合 計
(2)構築物
・ 敷地北側の塀開口部閉鎖
・ 2号館北渡廊下ゴミ集積場上屋撤去
25,920,000
15,660,000
10,476,000
5,016,037
2,214,289
795,210
60,081,536
円
円
円
円
円
円
円
合 計
1,993,923 円
20 円
1,993,943 円
合 計
3,996,000 円
3,996,000 円
合 計
992,520 円
594,000 円
1,586,520 円
15.設備・備品関係
(1)教育用機器備品
・ C棟2階用のガスヒートポンプ空調室外機とC棟2階2室の空調室内機の取替
(2)管理用機器備品
・ 学内ネットワーク機器VDSL装置買替
・ 郵便料金計器買替
3-8
(3)その他の工事等
・ 第1,第2体育館の照明器具取替
・ 第2体育館及びプレイホールの腰壁安全対策
・ 和光館電気室の高圧機器取替
・ 塵芥集積場撤去跡更地工事
・ 和光館屋上防水
・ グラウンド南側下屋、壁面の安全対策
・ 美術教室の照明器具取替
・ 和光館1階東の下屋張替
・ 図書閲覧机にパネル取付
・ 第1会議室の照明取替
合 計
5,775,840
4,592,626
4,298,400
3,879,874
2,538,000
1,231,200
838,080
816,809
806,069
735,480
25,512,378
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
16.人事関係
(1)平成26年5月1日から平成27年4月30日までの間の職員異動数は次のとおり。
専 任 教 員
期限付常勤講師
期限付非常勤講
期 限 付 職 員
兼 務 職 員
(採用)
(契約)
(契約)
(契約)
(契約)
増 員
4人
(異動)
15 人
65 人
15 人
1人
(2)職員人員表(5月1日現在) 教
専任 常勤
非常勤 合計
育
教諭 講師
職
86
14
53
153
員
減 員
(退職)
6人
(満了)
14 人
(満了・解除) 55 人
(満了・解除) 14 人
(満了)
1人
4人
事
務
職
員
事務
嘱託
現業
計
13
13
1
27
その他
合計
業務
1
28
(3)組織 (平成26年5月1日現在)
常務理事
( 1 人 )
校
長
( 1 人 )
高校教頭
( 1 人 )
教 育 職
55人他
期限付(教員)
5人
非 常 勤 26 人
派
遣 4人
中学教頭
( 1 人 )
教 育 職
27人他
期限付(教員)
9人
非 常 勤 27 人
派
遣 4人
庶 務 係
3人他
人 事 係
2人
副 校 長
( 1 人 )
総務課長
期限付(事務)
派遣・委託員
2人
6人
(1人、兼務)
期限付(事務)
非 常 勤
事務局次長
( 1 人 )
財務課長
(1人)
教学課長
(1人、兼務)
3-9
経 理 係
2人
管 財 係
3人他
教 学 係
2人他
2人
1人
派遣・委託員
0人
5人
期限付(事務)
派遣・委託員
9人
0人
期限付(事務)
(4)業務委託について
株式会社 日経サービスへの業務委託について、平成26年度は次の業務について請負契約を締結した。
①警備業務 (昼夜の警備業務[昭和53年6月~昭和56年3月までの警備業務は夜間のみの業務]:2人による
交替勤務)
1人
②環境整備業務 (日常清掃による環境衛生の維持及び建材の保全[平成24年8月からトイレ清掃は近鉄ビル
サービスへ委託したことに伴い、3人勤務体制から3人の交代勤務による2人体制に変更])
2人
③寮監業務 2人
(生徒寮滴心館の寮生活規律に関する指導等の寮監業務)
日本ゼネラルフード株式会社への業務委託について、平成26年度は次の業務について請負契約を締結した。
①生徒寮滴心館給食業務 (生徒寮滴心館の調理提供等:2人による交替勤務)
1人
株式会社 エデュケーショナルネットワークとの労働者派遣基本契約に基づき、平成26年度は次の業務について
契約を締結した。
①職員派遣
技術科非常勤講師 (通常授業、テスト作成・採点・監督、成績処理、教科会・成績会議出席、補講業務等)
(平成24年4月から委託) 1人
英語科非常勤講師 (通常授業、テスト作成・採点・監督、成績処理、教科会・成績会議出席、補講業務等)
(平成24年4月から委託) 2人
国語科非常勤講師 (通常授業、テスト作成・採点・監督、成績処理、教科会・成績会議出席、補講業務等)
(平成24年5月から委託) 3人
株式会社 アイザックと英会話研修の契約を締結し、平成25年10月よりネイティブスピーカーの派遣を受けた。
2人
近鉄ビルサービス株式会社への業務委託に伴う請負契約を平成24年9月から次の業務について締結した。
①清掃業務 (トイレの日常清掃管理と定期清掃管理:日常清掃管理は交替勤務による2人体制)
2人
3-10
平成26年度卒業生進路状況
四 天 王 寺 高 等 学 校
平成27年4月17日現在
★平成26年度高等学校卒業生進路内訳
卒業者数
大学
439
54%
短期大学 各種学校
1%
就職
その他
0%
43%
2%
◎国公立大学及び国公立短期大学合格者内訳
国公立大学合計 名
(206名)以下、過年度含む
大阪大学
31
神戸大学
20
大阪府立大学
20
京都大学
18
大阪市立大学
15
奈良女子大学
12
京都工芸繊維大学
5
滋賀医科大学
5
大阪教育大学
5
兵庫県立大学
5
和歌山県立医科大学
5
鳥取大学
4
京都府立医科大学
4
横浜国立大学
3
和歌山大学
3
北海道大学
2
東京医科歯科大学
2
富山大学
2
名古屋市立大学
2
三重大学
2
滋賀県立大学
2
神戸市看護大学
2
奈良県立医科大学
2
奈良県立大学
2
岡山大学
2
広島大学
2
徳島大学
2
香川大学
2
鹿児島大学
2
東北大学
1
一橋大学
1
新潟大学
1
福井大学
1
福井県立大学
1
山梨大学
1
信州大学
1
静岡大学
1
静岡県立大学
1
名古屋大学
1
滋賀大学
1
京都府立大学
1
神戸市外国語大学
1
奈良教育大学
1
岡山県立大学
1
県立広島大学
1
愛媛大学
1
高知大学
1
九州大学
1
北九州市立大学
1
福岡県立大学
1
大分大学
1
琉球大学
1
◎私立大学及び私立短期大学合格者内訳
私立大学 (872名)
四天王寺大学
4
近畿大学
134
同志社大学
99
立命館大学
86
関西大学
81
関西学院大学
67
京都薬科大学
39
龍谷大学
24
京都女子大学
23
大阪薬科大学
22
大阪医科大学
20
京都産業大学
19
早稲田大学
18
同志社女子大学
17
武庫川女子大学
17
関西医科大学
15
慶應大学
14
兵庫医科大学
13
神戸薬科大学
8
甲南大学
8
大阪歯科大学
8
摂南大学
7
東海大学
5
東京理科大学
5
中央大学
5
日本大学
5
朝日大学
5
佛教大学
5
神戸女学院大学
5
昭和大学
3
日本女子大学
3
明治大学
3
金沢医科大学
3
愛知医科大学
3
神戸女子大学
3
兵庫医療大学
3
天理大学
3
芝浦工業大学
2
聖マリアンナ医科大学
2
東京歯科大学
2
東京女子医科大学
2
法政大学
2
星薬科大学
2
立教大学
2
藤田保健衛生大学
2
京都外国語大学
京都看護大学
2
大阪工業大学
2
関西外国語大学
2
大和大学
2
2
畿央大学
2
帝塚山大学
岩手医科大学
1
青山学院大学
1
麻布大学
1
北里大学
上智大学
1
昭和薬科大学
1
専修大学
1
帝京大学
東京慈恵医科大学
1
東京女子大学
1
東京女子体育大学
1
東京薬科大学
2
1
1
1
東洋大学
1
日本歯科大学
1
日本獣医生命大学
1
日本体育大学
1
武蔵野大学
1
鶴見大学
1
松本歯科大学
1
金城大学
1
中部大学
1
鈴鹿医療科学大学
長浜バイオ大学
1
京都学園大学
1
京都光華女子大学
1
大阪大谷大学
1
1
大阪経済大学
1
大阪産業大学
1
千里金蘭大学
1
太成学院大学
1
森ノ宮医療大学
1
大手前大学
1
関西国際大学
1
1
神戸学院大学
1
神戸常盤大学
姫路独協大学
川崎医科大学
1
産業医科大学
1
1
福岡大学
1
1
1
常磐会短期大学
2
白鳳女子短期大学
2
1
1
大阪南医療センター付属看護学校
1
大阪医専
1
奈良大学
私立短期大学(5名)
龍谷大学短期大学部
◎専門学校合格者内訳(7名)
大阪医療センター付属看護学校
2
京都医療センター付属看護助産学校
グラムール美容専門学校
1
なにわ歯科衛生専門学校
◎就職(1名)
㈱サンリツ
1
3-11
4.四天王寺羽曳丘高等学校、四天王寺羽曳丘中学校
〔事業の概要〕
最近の経済状況は昨年度に続き、緩やかな回復傾向が続いているとみられるが、個人消費はまだまだ回復
傾向にあるとは言い難い。政府は経済再生と財政再建の双方を同時に実現して景気回復をしていこうとして
いる。この様に2020年までに国と地方を合わせた基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化する目標
を掲げている。他方、所得・賃金・資産等の経済格差や情報格差他により、総中流社会が損なわれた状態と
なり、富裕層と貧困層に二極化した格差社会に突入している。且つまた、混沌とした世界情勢の現状を鑑み
て、我国の歩む道標を明確にしなければならない。
国の力を示す総合力の一つの要素として、国民の教育レベル・文化レベルがある。国力=「人材」すなわ
ち“次世代を担う青少年の育成”が大切であると従前に増して唱えらえている。それには、まず青少年が夢
・希望する自身の将来像への実現力・社会を生き抜くための社会適応力等々、社会参画・自立に向けた施策
が大切である。加えて、これらを実践するための基礎的な条件として、『安心安全』をさらに充実させた教
育機会にアクセスできる環境づくりを提供することが第一義とされる。
また、教育改革も一朝一夕でなるものではなく、全ての国民が連携・協働しつつ社会総がかりで進めて行
くことが不可欠である。社会も絶えず変化し、その時代に求められる教育政策も見直しが求められている。
本校ではこれまでの教育理念に基づき、感謝の気持ちや人を思いやる心の育成とお互いに助け合い、教え
合い、また切磋琢磨する“慈悲共生”の意識を高め、心身共に調和のとれた、新しい時代に求められる人物
の育成・こころの教育に加え、既存の取組に捉われることなく、より良い生徒指導・教科指導・進路指導の
実現に向けて方向を一にして取り込む学校方針のもと、次の平成26年度事業報告詳細のとおり取り組んだ。
今後とも本校では「全て意志あるものがその能力に応じた教育機会を得られ、持てる能力を最大限伸長し、
自己実現を図り、教育を通じて幸福な人生をおくるように」という一貫した指導方針の下で、時代の流れを
いち早く感じ取り即応性をもって、『安心安全』を基軸として事業に取り組んでいきたい。
平成26年度の事業報告は次のとおりである。
1.生徒数(5月1日現在)
年度 募集人員
高
等
学
校
中
学
校
26
応募人数
(内部進学者)
160
(内部進学
者を除く)
年度 募集人員
26
―
237
49(内部進学者)
応募人数
―
性別
1年
人数
男子
59
女子
60
計
119
性別
2年
クラス
人数
61
4
人数
―
女子
―
計
―
531,600円
計
731,600円
(721,600円)
4
127
クラス
人数
21
31
4-1
人数
5
人数
2
36
58
13
434
クラス
人数
57
89
△ 6
0
前年度との差
クラス
32
2
クラス
△ 18
合計
22
人数
△ 12
221
3年
クラス
前年度との差
クラス
213
188
10
―
合計
クラス
95
2年
2.生徒納付金
入学金・授業料を据置き。
(
)は高等学校への内部進学者
項
目
26年度
200,000円
入
学
金
(190,000円)
授業料(全学年)
人数
93
66
1年
男子
3年
クラス
人数
クラス
△ 23
4
△ 48
△ 71
△ 3
3.入学検定手数料
入学検定手数料を据置き。
(
)は高等学校への内部進学者
区
分
26年度入学志願者
15,000円
高 等 学 校
(12,000円)
中
学
校
15,000円
4.国の高等学校等就学支援金制度の実施
・制度の趣旨
平成22年度から高校生等の生徒が、安心して勉学に打ち込める社会を作るために、国の費用により、
就学支援金を支給し、家庭の教育費負担を軽減する制度が創設された。
尚、平成26年度より制度が大幅に改訂された。
・対象となる要件
生徒が日本国内に住所を有し、所得要件を満たす世帯に対し、月額9,900円(年額118,800円)が支給
され、そのうち低所得世帯の生徒については、一定額が加算された。
・所得基準と支給額
【26年度入学生】
4月~6月分は平成25年度、7月~翌3月分は平成26年度の市(町村)民税所得割額で認定される。
支給限度額(年額) (円)
補助金
保護者等の市(町村)民税所得割額
備考
ランク
基礎額
加算額
計
非課税
118,800
178,200
297,000 2.5倍加算
A
100円~ 51,200円
118,800
118,800
237,600 2.0倍加算
B
51,300円~154,400円
118,800
59,400
178,200 1.5倍加算
C1
154,500円~162,800円
118,800
0
118,800
基礎額
C2
162,900円~251,000円
118,800
0
118,800
基礎額
D
251,100円~304,100円
118,800
0
118,800
基礎額
E
304,200円~
0
0
0 支給対象外
【25年度以前入学生】
4月~6月分は平成25年度、7月~翌3月分は平成26年度の市(町村)民税所得割額で認定される。
支給限度額(年額) (円)
補助金
保護者等の市(町村)民税所得割額
備考
ランク
一律分
加算分
計
非課税
118,800
118,800
237,600
2倍加算
A
B
18,900円に16歳未満扶養親族数×21,300円と
16歳以上19歳未満扶養親族数×11,100円を
加えた額未満(平成24年7月改定)
118,800
59,400
178,200
1.5倍加算
-
Bの額以上
118,800
0
118,800
加算対象外
・支給資格認定者(生徒)学年別による就学支援金の生徒の人数及び支給金額は次の通り。
就学支援金の支給方法は授業料から相殺、場合により還付の方法として当該制度に係る事業を行った。
〔平成27年3月31日現在〕
加算対象生徒数
学年
1
学年
2
3
計
対象者合計
4~6月
7~3月
4~6月 7~3月
基礎額
生徒数 2.5倍 2倍 1.5倍 2.5倍 2倍 1.5倍 受給率 受給率
加算A 加算B 加算C 加算A 加算B 加算C 84% 80%
38人
29人
9人
24人 21人
9人
27人 100人 95人
加算対象生徒数
一律対象
4~6月
7~3月
生徒数
2倍加算A
1.5倍加算B
2倍加算A
1.5倍加算B
21人
10人
22人
10人
127人
20人
21人
20人
20人
191人
41人
31人
42人
30人
318人
合計
4-2
支給金額
(年額)
18,037,800円
支給金額
(年額)
18,186,300円
25,824,150円
44,010,450円
62,048,250円
5.大阪府の私立高等学校等授業料支援補助金制度の実施
・制度の趣旨
平成22年度から私立高等学校等授業料支援補助金制度が創設された。
概要は、国の就学支援金と併せて、保護者等の市(町村)民税所得割額の所得区分に応じて、
授業料の実質無償化並びに一部を軽減するための給付型補助金。
尚、平成26年度より、国の就学支援金制度の改正に伴い、所得基準が改正された。
・対象となる要件
・国の就学支援金の支給を受けていること。
・生徒及びその保護者等(父母)が大阪府内に住所を有していること。
・「私立高校生等就学支援推進校」と指定された府内の私立高等学校に在籍(基準日:10月1日)して
いること。
・市(町村)民税所得割額は、下表の世帯であること。
・所得基準と補助金額
【26年度入学生】
4月~6月分は平成25年度、7月~翌3月分は平成26年度の市(町村)民税所得割額で認定される。
保護者等の
市(町村)民税所得割額
補助金
ランク
支援補助金
限度額(年額)
非課税・生活保護
100円~ 51,200円
51,300円~154,400円
154,500円~162,800円
162,900円~251,000円
251,100円~304,100円
304,200円~ A
B
C1
C2
D
E
支援補助金限度額 (円)
4~6月[3ヶ月] 7~3月[9ヶ月]
234,600
294,000
353,400
412,800
312,800
58,650
73,500
88,350
103,200
78,200
175,950
220,500
265,050
309,600
234,600
府の補助金対象外
府の補助金・国の支援金対象外
平成26年度入学生の国の就学支援金と府の支援補助金制度概要図
補助金ランク
A
B
C1
C2
D
E
およその年収
※(標準世帯)
約250万円
以下
約350万円
以下
約590万円
以下
約610万円
以下
約800万円
以下
約910万円
以下
約910万円
超~
市町村民税
所得割額
非課税
生活保護
100円~
51,200円
51,300円~
154,400円
154,500円~
162,800円
162,900円~
251,000円
251,100円~
304,100円
304,200円~
100,000
412,800
531,600
府の授業料支援補助
年間授業料
531,600円
234,600
294,000
353,400
297,000
(2.5倍)
237,600
(2倍)
178,200
(1.5倍)
412,800
保護者授業料負担
312,800
118,800(基礎額)
国の就学支援金
※標準世帯…保護者2人のうち、どちらかが働き、高校生1人、中学生1人の4人世帯
【25年度以前入学生】
4月~6月分は平成25年度、7月~翌3月分は平成26年度の市(町村)民税所得割額で認定される。
ラ補
ン助
ク金
保護者等の
市(町村)民税所得割額
支援補助金
限度額(年額)
A
B
C
D
E
非課税
294,000
353,400
412,800
312,800
新基準(早見表)
約800万円超
支援補助金限度額 (円)
4~6月[3ヶ月] 7~3月[9ヶ月]
73,500
88,350
103,200
78,200
補助金対象外
4-3
220,500
265,050
309,600
234,600
扶養親族の
人数パターン
~15歳
0人
0人
1人
0人
1人
2人
0人
1人
2人
3人
0人
1人
2人
3人
4人
保護者の市(町村)民税所得割額 〔単位:円未満〕
就学支援金 新加算基準
新基準額
~18歳
0人
1人
0人
2人
1人
0人
3人
2人
1人
0人
4人
3人
2人
1人
0人
A
B
18,900
30,000
40,200
41,100
51,300
61,500
52,200
62,400
72,600
82,800
63,300
73,500
83,700
93,900
104,100
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
C
135,900
143,200
155,800
152,800
162,900
175,600
163,500
173,500
183,500
195,300
174,300
184,300
194,300
204,300
215,100
D
224,100
231,300
243,900
238,500
251,100
263,700
245,700
258,300
270,900
283,500
252,900
265,500
278,100
290,700
303,300
※扶養親族数が5人以上分は省略
平成25年度以前入学生の国の就学支援金と府の支援補助金制度概要図
A
B
C
D
E
補助金ランク
およその年収
※(標準世帯)
約250万円
以下
約350万円
以下
約610万円
以下
約800万円
以下
約800万円
超~
100,000
412,800
府の授業料支援補助
294,000
353,400
保護者授業料負担額
412,800
312,800
年間授業料
531,600円
国の就学支援金加算
118,800
59,400
(2倍加算)
(1.5倍加算)
118,800 (一律)
国の就学支援金一律
※標準世帯…保護者2人うち、どちらかが働き、高校生1人、中学生1人の4人世帯
・授業料支援補助金の学年別による人数及び支給金額は次の通り。
保護者から2年分の課税証明の提出を受け、大阪府に申請、交付後、対象者に対し次の通り当該授業料支援
補助金制度に係る事業を行なった。支援実施方法は授業料から相殺、場合により還付とした。
〔平成27年3月31日現在〕
学年
1
2
3
計
大阪府在住
92
121
175
388
人
人
人
人
対象者数
87
87
123
297
人
人
人
人
補助金額(年額)
24,823,500
29,854,966
42,616,150
97,294,616
円
円
円
円
受給率
対象者/大阪府在住
95%
72%
70%
77%
6.私立高等学校等授業料軽減補助金制度の実施
奈良県
・制度の趣旨
私立高等学校等在籍の生徒の学費の軽減を図るため、市(町村)民税所得割額が106,500円に
16歳未満扶養親族数×21,300円と16歳以上19歳未満扶養親族数×11,100円を加えた額未満の
ものについて、授業料軽減事業を行う学校法人に対し補助金を交付した。
・対象となる要件
4-4
・生徒の保護者が、その他生徒を養育し、学費を負担しているもので奈良県内に住所を有して
いること。
・自ら学費を負担している生徒で奈良県内に住所を有すること。
・学年別による人数及び支給金額は次の通り。
保護者から課税証明を徴収し、奈良県に申請、交付後、対象者に対し次の通り、授業料軽減補助金制度に
係る事業を行なった。支援実施方法は授業料から相殺した。
〔平成27年3月31日現在〕
奈良県在住
学年
1
3
人
2
5
人
3
12
人
計
20
人
区分
対象者数
16,000
12,000
31,000
23,000
31,000
23,000
0人
2人
0人
2人
3人
0人
3人
4人
16,000/31,000
12,000/23,000
受給率
補助金額(年額)
0
24,000
0
46,000
93,000
0
93,000
70,000
対象者/奈良県在住
円
円
円
円
円
円
円
円
67%
40%
25%
35%
7.授業料減免事業について
大阪府高等学校等授業料減免事業補助金
昨今の経済不況による失職・倒産など、家計急変で授業料の納付が困難となった生徒の修学を保障
するため授業料の減免措置を行った学校法人に対して補助金を交付する制度である。
対象生徒の授業料を学園学費減免規程第2条第6号により減免措置を行い、学資負担者の銀行口座へ
振込。大阪府より減免額と同額の補助金が交付される。平成26年度は対象者なし。
8.永年勤続職員に感謝状並びに記念品料を贈呈
第93回創立記念式典(平成27年2月22日 於 和光館)において、20年にあたる者2名、
30年にあたる者1名に、感謝状並びに記念品料を贈呈した。
9.教育振興費、学校協力金の募集
教育振興費(高等学校 新入生保護者対象、一口10万円・任意)及び、
学校協力金(中学校・高等学校 在校生及び高1内部進学者保護者対象、一口5万円・任意)を募集。
(1)教育振興費
区 分
高等学校
中 学 校
合 計
(2)学校協力金
区 分
学 年
1年生
2年生
3年生
計
1年生
2年生
3年生
計
高等学校
中 学 校
合 計
対象人数 振込人数
71人
24人
―
―
71人
24人
口
数
26口
―
26口
対象人数 振込人数
119人
6人
127人
6人
188人
6人
434人
18人
―
―
31人
3人
58人
4人
89人
7人
523人
25人
口 数
12口
6口
6口
24口
―
4口
4口
8口
32口
金
額
2,600,000円
―
2,600,000円
賛 助 人 率
33.8%
―
33.8%
金
賛 助 人 率
5.0%
4.7%
3.2%
4.1%
―
9.7%
6.9%
7.9%
4.8%
額
600,000円
300,000円
300,000円
1,200,000円
―
200,000円
200,000円
400,000円
1,600,000円
10.災害共済給付制度について
独立行政法人日本スポーツ振興センターの『免責の特約を付した災害共済給付制度』に継続加入。
共済掛金1人当り
設置者
保護者
区分
イ
加入者数
ロ
ハ
ニ
その他
共済掛金額 計医療費給付数 給付金額 計 障害見舞金
高等学校
434人
305円
1,560円
809,410円
48件
751,003円
― 円
11.1%
中学校
89人
455円
490円
84,105円
9件
68,052円
― 円
10.1%
計
523人
893,515円
57件
11.生徒の学習・活動について
4-5
819,055円
ハ/イ
被災率
10.9%
(1)演習 7限目(15:45~16:35)
基礎学力の充実及び大学入試に向けて実力増進を図った。
(2)夏季・冬季・春季講習
学習内容の復習と定着、さらに学力の増強と実力養成を図った。
①夏季 中学生 2年生 平成26年7月22~25・28・29日
文理(1組)希望制、特進(2組)全員対象
高校生
②冬季
中学生
高校生
③春季
中学生
高校生
3年生 平成26年7月22~25・28~30日
1年生 平成26年7月22~25・28~31日
2年生
〃
3年生
〃
文理(1組)希望制、特進(2組)全員対象
Ⅰ類(1組)希望制、Ⅱ・Ⅲ類(2~4組)全員対象
Ⅰ類(1・2組)希望制、Ⅱ・Ⅲ類(3・4組)全員対象
Ⅰ類(1・2組)希望制、Ⅱ・Ⅲ類(3~5組)全員対象
2年生 平成26年12月16・17・22・24~26日
3年生 平成26年12月16・17・22・24~26日
1年生 平成26年12月16・17・22・24~26日
文理(1組)希望制、特進(2組)全員対象
文理(1組)希望制、特進(2組)全員対象
Ⅰ類(1組)希望制、Ⅱ類(2.3組)全員対象
Ⅲ類(4組)全員対象
2年生 平成26年12月16・17・22・24~26日
Ⅰ類(1・2組)希望制
平成26年12月16・17・20・22・24~26日 Ⅱ類(3組)全員対象、Ⅲ類(4組)全員対象
3年生 平成26年12月16・17・18~20・22・24~26日
Ⅰ類(1・2組)希望制,Ⅱ・Ⅲ類(3~5組)全員対象
平成27年1月20~31日
特別授業(3~5組)対象者のみ
2年生 平成27年3月10・14・16日
3年生 平成27年3月2~4日
1年生 平成27年3月14・16~20日
2年生 平成27年3月14・16~20・23日
文理(1組)希望制、特進(2組)全員対象
次年度高1 Ⅱ・Ⅲ類全員対象
Ⅰ類(指名者)、Ⅱ・Ⅲ類全員対象
Ⅱ・Ⅲ類全員対象
(3)交通安全教育 平成26年4月18日 於:講堂 DVD鑑賞と自転車の安全運転についての講話(講師:羽曳野警察署員) 中学生・高校1年生
(4)映画鑑賞会 平成26年4月19日 於:視聴覚教室 (希望制)
『怪盗グルーのミニオン危機一髪』
生徒会主催による生徒の親睦等を目的として実施し、幅広い知識と教養を養った。
(5)避難・消火器訓練(防災訓練) 平成26年5月30日 於:グラウンド 中学生・高校生
災害予防と避難経路を学び、消火器具の知識も身につけた。
(6)進路指導 卒業生を囲む会 平成26年5月31日 於:講堂 高校1・2年(Ⅱ.Ⅲ類)・3年生
卒業生6名を講師として招き、大学受験にあたり経験談など生の声を聞き受験への励みとなった。
(7)視聴覚行事 芸術鑑賞 平成26年7月14日 於:本校講堂 中学生・高校生全学年
『奈良雅楽アンサンブル』の公演を鑑賞し、文化芸術を享受した。
(8)夏休み海外研修 平成26年7月30日~8月10日 中学3年生・高校生 26人
オーストラリアのゴールドコーストにて英語力の向上と国際感覚を培った。
(9)薬物乱用防止教室 ・ 平成26年 9月16日 於:武道場 高校3年生 187人
薬物乱用の現状と防止についての講話 講師:羽曳野警察署 木田博信氏
・ 平成26年11月11日 於:視聴覚教室 中学3年生 58人
薬物乱用の現状と防止についての講話 講師:羽曳野警察署 木田博信氏
(10)第31回敬田祭(文化祭) 平成26年9月17日 中学生・高校生
テーマ『JOY』-喜びの種を蒔こう生徒会役員に全企画・運営をまかせ、自分たちの思い描く文化祭を実現させた。
生徒一人ひとりが集団の一員としての自覚を持って取り組み、行動力・創造力・責任感を養い達成
した喜びを味わった。
(11)第31回体育祭 平成26年9月19日 中学生・高校生
4-6
体育の授業の延長としての発表の場であるとともに、生徒主体の体育祭を目指し、集団演技など
華やいだ体育祭へとなった。また猛暑対策の検討を重ね、万全な体制のもと行事を行った。
(12)生徒会イベント 平成26年10月2日 於:四天王寺大学大講堂 中学生・高校生・保護者
野球解説者 宮本慎也氏による講演 『意識力』‐言い訳は進歩の敵- 何事も意欲的に取り組むための動機付けとなった。
(13)校内合唱コンクール 平成26年11月18日 於:講堂 中学生・高校1・2年生
各クラスが課題曲と自由曲(高校生は自由曲のみ)を発表し、審査により上位3クラスを表彰した。
春季
平成17年4月
合唱を通じてクラスがひとつとなり、達成感を得た。
(14)創作ダンス発表会 平成27年1月14日 於:講堂 中学生・高校1・2年生 女子
各クラスより代表グループを選び、コンクール形式とし各学年上位3作品を表彰。
テーマ、音楽、動き、衣装などの要素を上手に取り入れた作品を創り、華やかな発表会となった。
(15)第21回マラソン大会 平成27年2月7日 於:本校・大学内・駐車場 中学2年生・高校生(3年生は希望者)
体力つくりの一環として、持久力・克己心・忍耐力の養成を図った。
(16)法教育授業 平成27年2月24日 各ホームルーム教室 高校2年生 弁護士による法律に基づいた日常に起こりうる様々な事案についての授業を行った。
(17)校外活動
①花まつり 平成26年4月8日 於:大阪国際交流センター
中学3年生58人
第64回釈迦降誕を祝うことにより、立学の精神である仏教精神を涵養した。
②新入生授戒会 平成26年4月16日 於:四天王寺本坊 五智光院
高校1年生 119人
仏教を礎とする太子の和の精神を学び、実りある学校生活を過ごすための学習となった。
③新入生叡福寺参拝 平成26年4月16日
高校1年生 119人
入学にあたり聖徳太子の御廟に参拝、太子の和の精神を学び、誠実に勉学する決意を固めた。
④授戒灌頂会 平成26年5月6・7日
高校3年生 188人
在学中、太子の和の精神を学び、卒業前に和宗総本山四天王寺で永年にわたり厳修されてきた
伝統的な法儀に参加することにより、人としての正しく生きる道を考える貴重な体験をした。
⑤校外学習 平成26年10月17日
中学2年生 35人、高校1年生 126人
平素と異なる生活環境にあって見聞を広め、自然や文化などに親しむとともに公衆道徳などにつ
いての望ましい体験を積み、集団行動の規律や生徒間の信頼関係を高めることを目的に行った。
⑥修学旅行
中学3年生 57人 平成26年10月15日~18日(3泊4日) 沖縄県
高校2年生 126人 平成26年10月14日~18日(4泊5日) 北海道[道央・道南方面]
⑦修正会結願法要(どやどや) 平成27年1月14日 於 四天王寺
中学生・高校生男子
国家社会の安泰、五穀豊穣を祈願する仏教行事に参加し、厳しい寒さの中、心身の鍛錬に努めた。
⑧スキー実習・スキー教室 於 新潟県妙高高原 関温泉スキー場
スキー実習 中学2年生 24人 平成27年3月2日~3月7日(5泊6日)
スキー教室 実施せず
体育授業の一環としてスキーを通じ心身の鍛錬とスキー技術の向上に努めた。
(18)人権教育
聖徳太子の「和」の精神を基本として積極的に差別解消に取り組み差別を許さない人間形成を
目指して教育を推進した。
①生徒への取り組み
平成26年5月9日
障がい者問題
中学2年生
4-7
在日韓国・朝鮮人問題
高校1年生
平成26年5月13日
いじめアンケート①
全校生徒
平成26年5月26日
統一応募用紙
高校3年生
平成26年6月17日
同和問題
高校1年生
〃
男女共同参画社会
高校3年生
平成26年6月24日
平和学習①
中学3年生
平成26年10月3日
アイヌ問題①
高校2年生
平成26年10月11日
アイヌ問題②
高校2年生
平成26年10月21日
平和学習②
中学3年生
〃
いじめアンケート②
全校生徒
平成26年10月27日
映画『ペコロスの母に会いに行く』鑑賞
全校生徒
平成26年11月13日
ネット問題
中学全学年
平成27年1月30日
ネット問題
高校1年生
平成27年2月17日
②職員人権研修会
平成26年7月9日 於 視聴覚教室
講演「相談室6か年の経過と現状」
講師 森内 明美 氏(本校スクールカウンセラー)
(19)クラブ活動
心身の錬磨と技術の修得向上等を目的とする
高等学校は体育系13クラブと文化系7クラブ、中学校は体育系14クラブと文化系6クラブが活動。
①中学校
A.体育系
・卓球部
平成26年8月6・7日
平成26年8月22~25日
第63回近畿中学校総合体育大会
女子団体 優勝
女子個人 優勝
第3位他
全国中学校体育大会
・第45回全国中学校卓球大会
女子団体 優勝(11連覇)
女子個人 第3位他
2014・長崎がんばらんば国民体育大会
女子団体(大阪府代表) 第3位
平成26年10月13~16日
・バレーボール部
平成26年8月6・7日
平成26年8月22~25日
②高等学校
A.体育系
・剣道部
平成26年7月12・13日
平成26年8月1~4日
平成26年8月24日
平成26年10月19~21日
平成27年3月22日
・日本拳法部
平成26年8月20日
第63回近畿中学校総合体育大会
女子団体 準優勝
全国中学校体育大会
・第44回全国中学校バレーボール選手権大会
女子団体 ベスト8
第52回近畿高等学校剣道大会
男子団体 出場
女子団体 ベスト8
女子個人 準優勝
平成26年度全国高等学校総合体育大会
・第61回全国高等学校剣道大会
男子団体 初出場
国民体育大会近畿ブロック大会 男子団体(大阪府代表)準優勝
女子団体(大阪府代表) 出場
2014・長崎がんばらんば国民体育大会
男子団体(大阪府代表) 出場
第8回近畿高等学校剣道選抜大会
男子団体 出場
女子団体 ベスト8
第59回全国高等学校日本拳法選手権大会
男子個人 出場
12.学校見学会 於 本校
・第1回 平成26年 8月30日 午後1時~2時
・第2回 平成26年 9月 6日 午後1時~2時
20組参加
19組参加
4-8
・第3回 平成26年 9月13日 午後1時~2時
12組参加
13.入試説明会 於 本校講堂他
・第1回 平成26年11月 1日 午後1時~3時 50組参加
・第2回 平成26年11月29日 午後1時~3時 70組参加
・第3回 平成26年12月 6日 午後1時~3時 49組参加
高等学校の受験希望者や保護者を対象に、各教科の勉強方法や施設やクラブ活動の紹介等の説明を
行い、また、希望者には個別相談にて質問等に答え、学校生活全般や入学試験に関することを、
より以上に知ってもらうために行なった。
14.設備関係
(1)教育用機器備品
CDプレーヤー
74,520円
15.人事関係
(1)平成26年5月1日から平成27年4月30日までの間の職員異動数は次のとおり。
増 員
減 員
専
任
教
員
(
異
動
)
期限付常勤講師
( 契 約 )
1人
( 契 約 満 了 )
期限付非常勤講師
( 契 約 )
9人
(契約解除・満了)
専 任 事 務 職 員
( 採 用 )
1人
(
異
動
)
期 限 付 職 員
( 契 約 )
3人
( 契 約 満 了 )
兼
務
職
員
( 契 約 )
1人
(2)職員人員表(5月1日現在)
教育 専 任 教 諭 常 勤 講 師 非常勤講師
職員
事務
職員
36
事
2
務
嘱
6
11
託
5
ワーク出向
1
3
2
12
1
5
人
人
人
人
人
(名)
合 計
49
合
計
12
(3)組織図(5月1日現在)
教 育 職 34名 (他 常勤2名、非常勤11名)
教 頭
( 1名)
常務理事
( 1名)
校 長
( 1名)
総務課主幹
( 1名)
総務課長
( 1名)
庶 務 係 3名 (他 期限付職員1名、委託4名)
財 務 係 2名 (他 期限付職員2名、委託4名)
教 学 係 1名 (他 期限付職員1名、派遣1名)
(4)業務委託について
株式会社 日経サービスとの業務委託に伴う請負契約を平成26年度は次の業務について締結した。
①警備業務:昭和61年8月より委託し平成18年11月からは警備員室での24時間体制の警備業務
②清掃等用務員業務:平成24年4月より派遣契約から請負契約に切替(4人交代勤務による2人体制)
株式会社トーコーとの業務委託に伴う請負契約を平成26年度は次の業務について締結した。
①運転業務:平成9年4月より委託しているスクールバスの運転業務
株式会社エデュケーショナルネットワークとの業務委託に伴う労働者派遣基本契約を平成26年度は
次の業務について締結した。
①教員室事務業務:平成24年9月より派遣している事務局総務課教学係の業務
4-9
(4名)
(2名)
(2名)
(1名)
平成26年度 卒業生進路状況
平成27年4月23日 現在
四天王寺羽曳丘高等学校
○ 高等学校卒業生進路内訳
卒業者数
大 学
187人
76%
短期大学 各種学校
9%
9%
就 職
そ の 他
3%
3%
○ 国公立大学合格者内訳(合計8人)
大阪府立大学
1 人 大阪教育大学
山梨大学
1 人 高知工科大学
釧路公立大学
1人
1 人 愛媛大学
2 人 山口県立大学
1人
1人
○ 文部科学省管轄外大学校合格者内訳(合計4人)
近畿職業能力開発大学校
4人
○ 私立大学合格者内訳(合計302人)
四天王寺大学
37
同志社大学
2
京都産業大学
14
大阪大谷大学
1
大阪学院大学
1
大阪工業大学
10
大阪電気通信大学
5
関西外国語大学
10
畿央大学
6
京都橘学園
3
摂南大学
26
太成学院大学
1
帝塚山大学
8
佛教大学
4
森ノ宮医療大学
1
中央大学
1
東海大学
1
専修大学
3
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
○ 私立短期大学合格者内訳(合計22人)
四天王寺大学短期大学部
7人
大阪芸術大学短期大学部
1人
関西外国語大学短期大学部
1人
常磐会短期大学
1人
愛知工科大学自動車短期大学
1人
○ 各種・専門学校合格者内訳(合計14人)
大阪ECO動物海洋専門学校
2人
大原学園
1人
中央工学校
1人
バンタンデザイン研究所
1人
和歌山工業高等専門学校
1人
関西大学
立命館大学
龍谷大学
藍野大学
大阪経済法科大学
大阪産業大学
大阪物療大学
関西看護医療大学
京都外国語大学
甲南女子大学
千里金蘭大学
宝塚大学
奈良大学
武庫川女子大学
流通科学大学
東洋大学
日本大学
拓殖大学
20
5
15
1
3
4
2
1
1
3
3
1
1
2
1
1
1
1
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
関西学院大学
近畿大学
甲南大学
大手門学院大学
大阪芸術大学
大阪商業大学
関西医療大学
関西福祉科学大学
京都学園大学
神戸女学院大学
相愛大学
帝塚山学院大学
花園大学
桃山学院大学
国士舘大学
獨協大学
駒澤大学
岡山理科大学
藍野大学短期大学部
大阪女子短期大学
近畿大学短期大学部
奈良芸術短期大学
2
2
2
1
人
人
人
人
大阪アニメーションカレッジ専門学校
1
1
1
1
人
人
人
人
関西美容専門学校
日本写真専門学校
放送芸術学院専門学校
5
43
8
8
4
1
2
13
1
1
2
4
1
3
1
1
3
1
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
大阪キリスト教短期大学
大阪夕陽丘短期大学部
堺女子短期大学
白鳳女子短期大学
1
1
1
1
人
人
人
人
大手前栄養学院専門学校
京都建築大学校
日本コンピュータ専門学校
HAL
1
1
1
1
人
人
人
人
※過年度生含む
4-10
5.四天王寺学園中学校
〔事業の概要〕
日本国内の景気は、企業部門に改善がみられるなど、緩やかな回復基調が続いている。
先行きについては、雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、原油価格下落の影響や各種政策の効果も
あって、緩やかに回復していくことが期待される。ただし、海外景気の下振れなど、我が国の景気を下押し
するリスクに留意する必要がある。[『月例経済報告』(内閣府)平成27年4月より]
平成26年4月、男女共学の新しい中学校として四天王寺学園中学校が開校し、1年が経過した。
この1年間で生徒達は勉強にスポーツに一生懸命取り組み、校舎に元気な声を響かせ、学校全体が
躍動感にあふれている。
四天王寺学園中学校の平成26年度の生徒数は、中高一貫生13名と四天王寺学園小学校から進学
した小中一貫生21名の合計34名であった。今後より一層生徒募集活動に注力し、充実した教育活
動・最新の教育施設・情報サービスの提供を通じて、本校への入学希望者を確保し、将来は学園
が設置する学校間の発展に寄与することを目指す。
そして、本校の教育方針である「強い精神力」「規律と厳しさを備えた人格」「各分野で雄飛
し得る学力」を生徒一人ひとりが身につけることが出来るように、全教職員が一丸となり取り組み、
教育環境の充実や大学入試制度改革などへの迅速な対応に私立学校としての存在意義を高め、生徒や
保護者の皆様の満足度を高めていきたい。
平成26年度の事業報告は次の通りである。
1.生徒数(5月1日現在)
年度
中
学
校
26
募集人員
応募人数
性別
91
70
(小中一貫生を除く) 21(小中一貫生)
2.生徒納付金
項
目
入
学
金
授
業
料
教 育 充 実 費
計
3.入学検定手数料
区
分
中高一貫生
小中一貫生
人数
男子
11
女子
23
計
34
1年
クラス
人数
2年
クラス
—
2
—
—
人数
3年
クラス
合計
人数 クラス
—
―
—
11
―
—
26年度
250,000
580,000
120,000
950,000
27年度入学志願者
15,000
2,000
4.永年勤続職員に感謝状並びに記念品料を贈呈
第93回創立記念式典(平成27年2月22日 於 和光館)において、30年にあたる者1名、20年に
あたる者1名に感謝状並びに記念品料を贈呈した。
5.教育振興協力費の募集
教育振興協力費(新入生・転入生保護者対象、一口10万円任意)を募集した。
対象者数
賛助者数
口数
金額
34人
20人
22口
2,200,000円
5-1
23
34
2
6.災害共済給付制度について
独立行政法人日本スポーツ振興センターの『免責の特約を付した災害共済給付制度』に加入。
イ
共済掛金1人当り
加入者数
設置者
保護者
34人
455円
490円
ロ
ハ
共済掛金額 計
ニ
医療費給付数 給付金額 計
32,130円
2件
その他
ハ/イ
障害見舞金
被災率
―
5.9%
11,148円
7.生徒の学習・課外活動について
(1)夏期・冬期・春期特別講習
夏期・冬期・春期特別講習及び,通常時の放課後個別学習(希望制)で基礎学力の定着を図り、
さらに実力養成をめざす。特に、放課後個別学習では、チューター制を採用し専任教員と
ともに、学習習慣や学習方法など自学自習の姿勢を習得できる指導を行う。
①夏期 平成26年7月15~19日・24・25・28・29日、8月25~29日
②冬季 平成26年12月17~19日・24・25日
③春期 平成27年3月13・14・16・17日・23~25日
(2)花まつり 平成26年4月8日
釈迦降誕を祝うことにより、立学の精神である仏教精神を涵養する。
(3)避難訓練(防災訓練) 平成26年5月30日 於 グラウンド 生徒・教職員
(4)球技大会 平成26年6月20日 於 体育館
体育祭活動の一つという位置づけで体育祭と同じ趣旨での取り組みを目指した。
(5)体育祭 平成26年6月21日 於 グラウンド
運動を通してクラスの交流、団結する力を育み、仲間とともに参加する喜びを実感した。
(6)音楽鑑賞会 平成26年7月16日 於 講堂 「クラシック音楽」 京都フィルハーモニー室内合奏団
優れた演奏を間近に鑑賞することを通して音楽の美しさ・楽しさに感動する豊かな心情を育み、
音楽鑑賞のマナーを身に付けることを目指した。
(7)薬物乱用防止教室 平成26年7月19日 於 会議室1 33名
近畿大学農業生産科学科 助教 冨 研一氏
脱法ハーブ、覚せい剤等その気になれば身近に存在する昨今、薬物の危険性を啓発した。
(8)文化祭 平成26年9月13日
文化的な活動を通じて、クラスの交流、団結する力を育み、仲間とともに参加する
喜びを実感し合った。
(9)英語スピーチコンテスト 平成26年11月15日 於 会議室1 31名
英語の授業で身につけた英語力を駆使して、自己の主張や考えを英語で発表する機会を
設けて、将来日本国内のみならず海外でも通用する英語力の伸長を目指した。
(10)芸術鑑賞会 平成26年12月19日 於 体育館 32名
演劇鑑賞 劇団かかし座
第1部 手影絵パフォーマンス・ワークショップ
第2部 かぐや姫
(11)音楽祭 平成27年2月21日 於 体育館 32名
世界の名曲を集め「音楽で世界を旅しよう」をテーマに、リコ—ダ—と歌の合奏やリコーダー
アンサンブルに教員賛助出演を行うなど、練習から当日の発表を通じ、全員がひとつに
なり達成感を得た。
(12)防災(地震)訓練 平成27年2月13日 於 グラウンド 生徒・教職員
緊急避難時の避難経路、集合場所の把握、避難時に注意すべきことの理解と、緊急地震
5-2
速報に対する身の安全を守るための避難方法を学習した。
(13)校外活動
①新入生授戒会 平成26年4月7日 於 四天王寺本坊 五智光院 34名
仏教を礎とする太子の和の精神を学び、実りある学校生活を過ごさせた。
②宿泊学習
中学1年 平成26年5月16日~18日 34名 広島県福山市「ツネイシしまなみビレッジ」
生徒達の親睦や友情を育み、日常経験できない体験を行うことにより自主性や協調性を
養うことを目的とした。
③校外学習
中学1年 平成26年10月24日 32名
大阪府庁、大阪歴史博物館、NHK大阪放送局 規律ある集団生活を通して社会性を身に付けさせ、社会施設を見学し普段目に触れない
営みが私たちの生活を支えていること、また歴史的事物に触れ、歴史に親しみ、歴史への
理解を深めた。
(14)人権教育
①人権教育基本方針
日本国憲法においては、全ての国民は法の下に平等であり、その基本的人権は保障され
ているにもかかわらず、現在さまざまな差別が心理的・実態的差別として存在している。
すなわち社会意識と個人意識としての多種多様な差別感情が普遍的に存在し、人権が阻
害されている。本校においては聖徳太子の「和」の精神を基本として、積極的に差別解消
に取り組み、建学の精神に基づき「仏性」を育てることで、差別を許さない人間形成をめざ
して教育を推進した。
②重点目標
人権教育の実践に当たっては、さまざまな差別が存在することをまず知らせる。
そして人間尊重の自覚を高め、自らを大切にすると同時に周りの人間を自分と同様に大切
にするという意識を持ち、人間の基本的人権を尊重し、あらゆる差別に関わる問題を正しく
認識できるように指導した。
③各学年での学習テーマ
本校は開校1年目の学校であり、現在、第1学年のみの学年編成である。
人権教育の実施計画として、生徒の発達段階に応じて、学年ごとに決められたテーマに
沿って学習する。
テーマ:部落差別をはじめとする、いろいろな差別を学ぶ 上記の取り組みと平行して、「いじめ」に関する意識を高め、「いじめ」のない学校作りに
努めた。
④年間の取り組み
生徒の取り組み
4月 校長による人権講話
本校の人権教育に関して、校長より生徒に対して講話を実施。
5月 担任によるLHR 「心の健康アンケート1」
いじめ問題を含む、生徒対象の心の健康アンケートを実施。
7月16日 仏教講話 講師 教学顧問 奥田行信 於 会議室1
5-3
10月 担任によるLHRにて「心の健康アンケート2」
いじめ問題を含む、生徒対象の心の健康アンケートを実施。
11月 第1週~第2週を12月の人権週間に先立ち人権教育の重点期間とした。
担任による人権HRを実施。 部落差別に関するDVDも用いて、担任によるLHRを展開し、差別について学んだ。
①11月8日 いじめ防止講演 於 会議室1
講師 大阪私立学校人権教育研究会 川西 寿美子先生
②人権尊重標語の募集を行い、1週間の間で人権標語を生徒全員が
最低1点考え、募集作品の中 から優秀作品を選出
11月29日 仏教講話 講師 常務理事 塚原昭應 於 体育館
1月31日 仏教教育部長(人権教育推進委員)、学年主任による「年間のまとめ」を行った。
2月20日 「いのちの授業」 於 会議室1
講師 大和高田市立病院 助産師 細川 喜美恵氏
人権教育の一環として、いのちの大切さ知り、自他の生命を尊重する心を養うことを目的と
した。
8.教員の取り組み
5月 本校教頭による本校の「いじめ防止基本方針」についての研修を実施 。
9月 本校カウンセラーによる講演を実施。
10月15日 いじめ防止研修 於 会議室1
講師 大阪私立学校人権教育研究会 川西 寿美子先生
9.中学校開学記念式典
「竣工・開学感謝の集い」 平成26年6月16日 於 講堂兼体育館
近隣官公署、私立中学校・高等学校、大手進学塾、工事関係等取引業者、地元関係者をはじめ、
総本山四天王寺管長及び一山、四天王寺学園(教学幹部職員・事務幹部職員・顧問弁護士等)
関係者を招待し、大勢の出席者の中、安全祈願法要、竣工・開学式典、校内見学、懇親会を
盛会裏に終えた。
10.教職員研修
平成26年6月11日
平成27年3月10日
救急蘇生法研修 於 体育館 教職員全員 指導:柏・羽・藤消防組合消防本部
「姿勢教育」研修 於 会議室1 教職員全員
姿勢の崩れが子どもたちの体力低下が原因であることが取り上げられ、
研修を通じて正しい姿勢を身に付けて、疲れにくく集中して授業に取り組める
指導を生徒に行うために行った。
5-4
11.施設関係
(1)土地
・ 隣地土地取得
・ 四天王寺学園小学校から移管
合計
(2)建物
・ 喫煙ルーム設置工事
95,650,000 円
111,412,846 円
207,062,846 円
1,220,400 円
(3)修繕
・ 天体観測施設内手摺り増設
・ 門衛所内電気錠スイッチ設置
・ 6・7階北側ガラス窓ストッパー取付け
合計
239,760
98,000
34,560
372,320
円
円
円
円
合計
220,000
149,000
68,688
172,700
63,308
3,369,683
689,688
67,200
832,032
74,000
87,429
4,538,775
235,872
1,296,000
318,600
1,481,760
1,296,000
327,500
334,800
15,623,035
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
合計
115,628
76,923
1,317,600
408,240
614,520
55,252
1,895,051
410,400
4,893,614
円
円
円
円
円
円
円
円
円
合計
720,914 円
1,761,778 円
2,482,692 円
12.設備・備品関係
(1)教育用機器備品
朝礼台
ワイヤレスチューナユニット・アンプ
理科実験用分子運動モデル
カウンセラー教材箱庭セット
教員用脇机・書庫
2階教科教材室用、2・4階会議室用机・椅子
教員室用3段キャビネット
人工芝用メンテナンスマット
生物顕微鏡及びカラーカメラシステム
体育科試合用デジタルタイマー
教員室用フロアケース
生徒用机・椅子・教卓
給食用配膳台
放送室マイク・スピーカ等放送設備
図書室閲覧・貸出・返却タッチパネル対応パソコン
理科(物理・化学・生物)準備室の準備作業台及び椅子
メディア教室用マルチスキャン画像表示システム導入
体育科剣道打込台及びプールフロア
給食用運搬用コンテナワゴン
(2)管理用機器備品
公衆電話設置
事務局用トレイキャビネット
校務システム構築「生徒出欠管理・実力考査管理」
校旗製作
教員室「聖徳太子像図」と前机
校長室入試問題保管用ロッカー
倉庫・教科教材室用物品棚
電話内線ネットワーク追加設備
(3)図書
蔵書 748冊
蔵書 774冊 (四天王寺羽曳丘高等学校・中学校から移管)
5-5
13.人事関係
(1)職員数(5月1日現在)
教
育
職
員
事
務
職
員
年 度
専 任
常 勤
非常勤
派 遣
合 計
26
14
2
4
0
20
年 度
専 任
常 勤
非常勤
派 遣
合 計
26
2
1
2
2
7
(2)組織(5月1日現在)
教 頭
(1人)
常務理事
(1人)
教育職
(15人)
校 長
(1人)※兼務
事務局長
(1人)※兼務
総務課長
(1人)
総務課
(3人)
(3)業務委託について(5月1日現在)
①平成26年4月より
給食業務を、株式会社魚国総本社へ委託する。(2名)
②平成26年4月より
環境整備業務を、株式会社日経サービスへ委託する。(2名)
③平成26年4月より
24時間警備業務(受付業務含む)を、株式会社誠美社へ委託する。(3名)
④平成26年4月より
事務業務(総務課事務)を株式会社日経サービスへ委託する。(1名)
⑤平成26年4月より
事務業務(教務事務)を株式会社エデュケーショナルネットワークへ委託する。(1名)
⑥平成26年4月より
教員(放課後学習指導 専従教員)を株式会社エデュケーショナルネットワーク
へ委託する。(1名)
5-6
6.四天王寺学園小学校
〔事業の概要〕
日本国内の景気は、企業部門に改善がみられるなど、緩やかな回復基調が続いている。先行きについ
ては、雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、原油価格下落の影響や各種政策の効果もあって、緩や
かに回復していくことが期待される。ただし、海外景気の下振れなど、我が国の景気を下押しするリス
クに留意する必要がある。[『月例経済報告』(内閣府)平成27年4月より]
このような社会・経済環境の中にあって、本校では、聖徳太子の仏教精神に基づき、四天王寺学園の
学園訓を実践するべく、発達段階に合わせた特色ある教育を行い、知的好奇心の旺盛な子どもたちを育
成したいと考えている。そして「確かな学力」「豊かな心」
「たくましい体」と、私たち日本人が古来よ
り大切にしてきた人間にとってかけがいのないものを修得し、“たくましく教養豊かな日本の心”を培
う教育に取り組んだ。
『知育』では総合的な学力と、豊かな宗教的情操、道徳心を兼ね備え「学徳兼備」の児童を育てたい
と考えている。高い学力も、豊かな宗教的情操や道徳心があって初めて意味があると言えるからである。
もちろん、総合的な学力の養成には、全ての知的活動の基礎となる国語教育が重視されることから、
「日
本語」の時間、「読書」の時間を設け、表現力や読解力、想像力などを育成した。今年度も「日本漢字
能力検定」を1年生から6年生全員が受験し、「奨励賞」を受賞した。
『徳育』では、感謝の気持ちや道徳心を身につけるために礼拝を行い、集中力を高めるために授業前
の瞑想、そして豊かな心を養うために宗教の時間を週1回設け、建学の祖である聖徳太子の仏教精神を
礎に人間教育を行い、基本的な倫理観や社会性を養った。また、学園の役員と共に、併設校の学長、校
長、仏教教育の先生から仏教講話、教育講話を聴く「ともいきタイム」という時間を設け、聖徳太子の
仏教精神の一端に触れ、共に生きる喜び、感謝の気持ちを育んだ。
『体育』では、健康や体力は、人間が成長し学習を行っていくためにはなくてはならないものである
ことから、学校給食を通じて健康の保持、体力の向上を図っている。また、2時間目と3時間目の間に
15分間の「パワーアップタイム」を設け、全児童と教員が天然芝のグラウンドに出て、様々な運動を
し、クラス学年単位だけでなく、時にはクラス学年の垣根を越えて、元気に活動した。
児童募集については、厳しい経済環境に加えて、私学を希望する子どもの絶対数が減少傾向にある中
で、学校 PR の機会として、大手塾の模擬テスト会場に施設を貸し出し、施設見学会も行った。また、
幼稚園・塾等での学校説明会を大手のみならず、地元の中小の保育園や幼稚園、塾へも積極的に出向く
といった幅広い広報活動を行う中で、開校以来7回目の入学選抜を実施したが、応募人数は募集定員を
下回った。よって、次年度に向けては、入試制度の改革や広報活動の充実化に着手している。本校の教
育効果をより高めるためには、受験者数を増やすことが、本校発展のカギをにぎる重要な指針と考える。
平成 26 年 4 月に開校した四天王寺学園中学校と連携を図り、われわれ役職員一同より一層の協働・
連携を基調としながら、魅力ある学校づくりを目標に、本校に通う児童の学びをより強力にサポートし
ていきたい。
将来のわが国を支えうる素晴らしい人材を輩出するには、教育環境のさらなる充実に加え、教育内容
の質的向上にも、より一層努めなくてはならない。また、在校生の保護者はもちろんのこと、小学校受
験を控える保護者の期待にも応えられる学校を目指し、日々研鑽を積みながら、子どもや保護者に信頼
される学校となるよう注力する。今後も、新たなる受験者層の開拓を図り、本校の魅力や特色ある教育
の周知徹底に取り組む所存であります。
平成26年度の事業概要は次のとおりである。
6-1
1. 児童数(5月1日現在)
年度
募集 応募
性別
人員 人数
第一学年
90
第三学年
第四学年
第五学年
第六学年
合
計
人 数 クラス 人 数 クラス 人 数 クラス 人 数 クラス 人 数 クラス 人 数 クラス 人 数 クラス
男子 21
26
第二学年
79 女子 31
計
12
2
15
35
52
2
49
47
64
17
3
58
75
32
3
44
76
23
3
51
74
2.児童納付金
項 目
26 年度
入学金
250,000
授業料(全学年)
576,000
教育充実費
120,000
合計
946,000
3.入学検定手数料
26 年度入学志願者
20,000
4.教育振興協力金、学校協力金の募集
教育振興協力金(新入生対象、一口100,000円)
区分
対象人数
振込人数
口数
金額
1年生
52
46
50
5,000,000
3 年生(編入生)
3
3
3
300,000
4 年生(編入生)
1
1
1
100,000
合計
56
50
54
5,400,000
学校協力金(在校生対象、一口50,000円)
区分
対象人数
振込人数
口数
金額
2 年生
47
29
58
2,900,000
3 年生
64
28
29
1,450,000
4 年生
75
41
44
2,200,000
5 年生
76
37
45
2,250,000
6 年生
74
27
31
1,550,000
合計
336
162
207
10,350,000
6-2
120
3
268
388
16
5.災害共済給付制度について
独立行政法人日本スポーツ振興センターの『免責の特約を付した災害共済給付制度』に加入。
掛金単価
加入
人数
掛金合計
医療費
給付数
給付金額
被災率
388
366,660
42
276,184
10.8%
945
設置者負担額
保護者負担額
393
552
6.児童の学習・活動について
(1)花まつり 平成26年4月8日(火) 於 小学校体育館(講堂)、ガレリア
釈迦降誕を祝うことにより、建学の精神である仏教精神を涵養する。
(2)運動会 平成26年6月7日(土)
教科の体育学習の発展として、その成果を発表し身体を動かす楽しさを味わう。
また、集団で協力して力いっぱい演技をしたり応援したりすることを通して、集団の規律
を学ぶ。保護者には、積極的に参加、応援してもらうことで帰属意識を高め、愛校心を育
む一助とする。
(3)夏季講習(サマースクール)
平成26年7月25日(金)~31日(木)
平成26年8月25日(月)~29日(金)
夏休み中の規則正しい生活を習慣づけるとともに、夏休み中のゆとりある時間を活用して
課業中にはできない学習や国語と算数を中心にした1学期の復習等を行い、既学習事項の
定着を図る。また、水泳指導を行うとともに、読書指導も行い、休業中の読書習慣を身に
つけさせる。
(4)マラソン大会 平成27年2月20日(金) 於 校内
冬季の体力作りの一環としてまた、忍耐力の養成行事として、練習してきた成果を試す場
とする。
(5)校外活動
①新入生授戒会 平成26年4月7日(月) 於 四天王寺本坊 五智光院
1年生 保護者同伴にて実施する。
仏教を礎とする太子の和の精神を学び、実りのある学校生活を過ごす決意を持たせる。
②新入生叡福寺参拝 平成26年 5月16日(金)
入学にあたり聖徳太子の御廟に参拝し、太子の和の精神を学ぶことで、聖徳太子に親し
みをもたせる。
1年生:叡福寺、橿原市昆虫館
③校外学習
1年生:門林農園
2年生:大阪万博記念公園
3年生:須磨海浜水族館
平成26年10月 8日(水)
平成26年10月 7日(火)
平成26年 5月13日(火)
6-3
4年生:法隆寺、東大寺
平成26年 5月 9日(金)
5年生:関西空港、大阪ガス科学館
平成26年 5月12日(月)
6年生:飛鳥、石舞台、橘寺
平成26年 5月 9日(金)
平素と異なる生活環境にあって見聞を広め、自然や文化などに親しむとともに公衆道徳
などについての望ましい体験を積み、集団行動の規律を学ぶとともに児童同士の仲間づ
くりを目的とする。
④社会見学
3年生:大寅
平成26年11月28日(金)
キッズプラザ、くらしの今昔館
平成27年 1月21日(水)
4年生:庭窪浄水場、柏羽藤クリーンセンター
平成26年 6月23日(月)
大和川付け替え場所
平成26年 9月22日(月)
柏羽藤消防組合
平成26年11月28日(金)
5年生:ダイハツ工業、伊丹市昆虫館 平成26年11月19日(水)
6年生:こころの劇場(オリックス劇場)平成26年10月29日(水)
体験を重視した問題解決的な学習を通して、主体的に取り組む能力を身につけさせると
ともに、本物と触れ合うことで学ぶ楽しさを味わわせる。
⑤宿泊学習
1年生
2年生
3年生
4年生
平成26年 7月10日(木)
平成26年 6月12日(木)
平成26年10月23日(木)
平成26年10月15日(水)
~
~
~
~
11日(金)
(一泊二日)
13日(金)
(一泊二日)
24日(金)
(一泊二日)
17日(金)
(二泊三日)
校内
白浜
淡路島
勝山方面
永平寺
5年生
平成26年 9月17日(水) ~ 19日(金)
(二泊三日)比叡山延暦寺
宿泊を伴う行事を通して、自然とふれあい、自主性や協調性を養うと共に、互いの友
情を深める。
6年生
平成26年 7月29日(火) ~ 31日(木)
(二泊三日)鳥取・大山方面
自然の中で集中して勉学に励む。家庭をはなれて団体生活に参加することにより、自分
の生活に責任を持ち、自立した学習態度を身につける。また、友だちと寝食を共にする
ことにより、自主・協調の心を養い、友情を深めると共に、学び合う姿勢を身につける。
⑥修学旅行
6年生
平成26年11月26日(水) ~ 28日(金)
(二泊三日)
東京・横浜方面
修学旅行を通して、協調性や責任感を養うとともに、マナーや安全に気をつけて行動する。
自然や文化にふれ、感性豊かな心情を培う。また、友情を深め、小学校生活の楽しい思い
出になるようにする。
6-4
(6)視聴覚行事
平成26年 12月19日(金) 芸術鑑賞会
日本の伝統文化にふれ、豊かな感性を養う。日本の伝統文化である昔話に親しみ、
「かげ絵」
や劇を楽しむ。約束を守って鑑賞し、鑑賞に対する態度を身につける。
(7)学習発表会
平成26年 6月21日(土) ミニコンサート
平成26年11月15日(土) 音楽発表会
(8)交通安全指導
平成26年 4月19日(土) 於
平成26年 7月 3日(木) 於
於 ガレリア(1年生)
於 体育館・講堂(全学年)
体育館・講堂
体育館・講堂
交通安全教室(1年のみ)
(9)避難訓練 (防災訓練)と併せて、下校指導(乗車マナー)
火災:平成26年 5月30日(金)
於 グラウンド
台風:平成26年 9月 5日(金)
於 体育館
地震:平成27年 2月13日(金)
於 グラウンド
(10)防犯教室
平成27年 2月24日(火) 於
体育館
(11)コンクール等受賞報告
コンクール名等
受賞内容等
個人受賞者名
優秀小学校
1
3年い組
飯田
6年ろ組
中山 未来
サクラクレパス賞
6年は組
安達 志織
ミキハウス賞
5年は組 松本 真里奈
交通安全コンテスト
海斗
優秀作品
2
第 23 回夏休み
「こども絵画コンクール」
5年ろ組
山越 柊磨
5年ろ組
塚原 大陽
5年は組
益倉 慎弥
近畿経済産業局長賞
5年ろ組
巽 結衣子
大阪市教育委員会賞
6年ろ組 阿部 陽奈乃
日本弁理士会近畿支部長賞
3年い組
努力賞
団体賞
3
第 44 回大阪府生徒児童
発明くふう展
6-5
巽 日向子
第 44 回大阪府生徒児童
発明くふう展
4
5
6
4年は組
田 茉由
1年ろ組
石戸 晄築
読売新聞社賞 入選
4年い組
岩上 真依
読売新聞社賞 佳作
4年い組 夛根井 初穂
大阪府教育委員会教育長賞
5年ろ組
雑賀 萌
2年い組
小松 美優
3年い組
大野 志穂
入選
第 64 回「全国小・中学校作文
コンクール」
大阪府コンクール
野菜バリバリ・朝食モリモリ
ポスターコンクール
3年は組 森井 沙都寧
入選
第 32 回全国小・中学生作品
優秀賞(理科部門)
コンクール
4年い組
椋本 沙良
6年ろ組
西村 アン
3年ろ組
瀧澤 和真
6年ろ組
辻尾 碧貴
7
第 51 回全国児童才能開発コンテ
財団科学賞
スト(科学部門)
8
漢字能力検定
奨励賞
第 13 回「みんなの約束・交通ルー
ル!」交通安全コンテスト
大阪市こども会育成連合会
1年ろ組 南島 涼花
9
会長賞
4年い組 中村 愛
奨励賞
6年ろ組 阿部 陽奈乃
10
第 73 回全日本学生児童
発明くふう展
(12)特別活動「ともいきタイム」
講話日時
講話内容
講話者
時間帯
5 月 17 日(土)
第 1 回 2 時限
お釈迦様の教え
体育館(講堂)
学校法人 四天王寺学園
常務理事 塚原 昭應 先生
9:45~
10:30
6 月 21 日(土)
第 2 回 3 時限
聖徳太子様の教え
体育館(講堂)
学校法人 四天王寺学園
常務理事 塚原 昭應 先生
10:50~
11:35
6-6
7 月 5 日(土)
四天王寺学園中学校
ジャータカ物語よりライ
第 3 回 2 時限
教学顧問 奥田 行信 先生
オンと山犬のお話
体育館(講堂)
9:45~
10:30
9 月 6 日(土)
第 4 回 2 時限
共に生きる
体育館(講堂)
学校法人 四天王寺学園
理事長 瀧藤 尊淳 先生
9:45~
10:30
10 月 4 日(土)
第 5 回 2 時限
生命の尊さ
体育館(講堂)
和宗総本山四天王寺
副管長 森田 俊朗 先生
9:45~
10:30
11 月 8 日(土)
第 6 回 2 時限
仏性って何?
体育館(講堂)
四天王寺学園中学校・小学校
校長 前原 聡 先生
9:45~
10:30
12 月 6 日(土)
第 7 回 2 時限
お悟り開いたお釈迦様
体育館(講堂)
和宗総本山四天王寺
仏教青年連盟
代表 山岡 武明 師
9:45~
10:30
1 月 10 日(土)
第 8 回 2 時限
幸福って何?
体育館(講堂)
和宗総本山四天王寺
副管長 森田 俊朗 先生
9:45~
10:30
2 月 14 日(土)
第 9 回 2 時限
仏の道を求めて
体育館(講堂)
四天王寺高等学校・中学校
仏教教育部部長
原 寛彰 先生
9:45~
10:30
7.施設関係
(1)土地
(2)建設仮勘定
8.設備関係
(1)教育用機器備品支出
琴セット
サッカーゴール
跳び箱
テーブル兼用座卓
教育用機器その他
△111,412,846 円 四天王寺学園中学校へ移管分
2,160,000 円 体育館設計委託監理業務報酬
1,184,034 円
6-7
17 点
362,250 円
261,000 円
166,600 円
134,784 円
259,400 円
(2)図書
1,182,294 円
921 冊
9. 人事関係
(1)教員の採用
平成26年4月1日から平成27年3月31日までの間の職員異動数は次のとおり。
増 員
減 員
専任教員
(採用)
3
(退職)
特任教員
(契約)
2
(契約満了) 2
専任事務職員
(採用)
0
期限付事務職員
(契約)
0
(退職)
兼務者除く
1
1
(契約満了) 1
(2)職員数(5月1日現在)
教育職員
事務職員
専任教員
特任教員
非常勤
合計
22
5
7
34
専任職員
特任職員
合計
4
2
6
(3)組織(5月1日現在)
常務理事
(1人)
校 長
(1人)
教 頭
(1人)
事務局長
(1人)
教育職(25人)
総務課長
(1人)※兼務
総務係(5人)
(4)業務委託について
①平成21年4月より
給食業務を、株式会社魚国総本社へ委託する。(5名)
委託する。
(2名)
②平成24年4月より
環境整備業務を、株式会社日経サービスへ委託する。
(2名)
③平成26年4月より
24時間警備業務(受付業務含む)を、株式会社誠美社へ委託する。(3名)
6-8