専門家・実務家のための税務戦略ニュース SBC First Tax 毎月 3 回(5 日.15 日.25 日)発行 2015 年(平成 27 年) 4 月 27 日(月) 発行:税理士法人 SBC パートナーズ エスビーシー・ファーストタックス 平成 27 年度改正政省令も 3 月 31 日付公布 受取配当等の区分見直しは 4 月以降から 大阪市北区太融寺町 3 番 24 号 日本生命梅田第二ビル 3 階 SBC Seminar セミナー案内 平成 27 年度改正により、平成 27 年 4 月 1 日以後開始する事業年度 創業1期目にしておきたい 節税対策 の所得に対する法人税から、受取配当等の益金不算入制度について、 持株比率の基準が見直され、持ち株比率 25%以上 100%、25%未満 50%とされていた益金不算入割合が、持ち株比率 3 分の 1 超 100%、 5%超 3 分の 1 以下 50%、5%以下 20%に縮減されている。 株式等の区分は、①完全子法人株式等、②関連法人株式等、③その 他の株式等、④非支配目的株式等の 4 種類となり、政令では、関連法 人株式等の保有期間の要件が明らかになっている。 完全子法人株式等と同様、 「配当等の額の計算期間の初日から当該 計算期間の末日まで引き続き有している場合」とされ、計算期間につ いても、前回の配当の基準日の翌日から、今回の配当の基準日までと している。ただし、前回の配当の基準日の翌日が、今回の配当の基準 日から起算して 6 月前の日以前の日である場合には、当該 6 月前の日 日 時:2015 年 6 月 3 日(水) 8:00~9:00( 開 場 7 :45~ ) 講 師:税理士法人 SBC パートナーズ 税理士 衣 川 匡 之 対 象:経営者・経営幹部 定 員:5 名(先着順) 参加費:1 名様 3,000 円(税込) ※弊社顧問契約先 1,000 円(税込) 当日会場にてお渡し下さい。 会 場:税理士法人SBCパートナーズ 名古屋支店 会議室 お問合せ:税理士法人 SBC パートナーズ Tel: 052-203-1112 (担当:野々部) の翌日としており、原則として株式保有割合 3 分の 1 超の状態が基準 日以前 6 月間継続していることが、関連法人株式等の要件とされる。 改正前の「関係法人株式等」に相当する株式等の保有要件が、 「配当 の効力発生日以前 6 月以上の保有」だったものが、原則「配当基準日 Scope 受取配当等の益金不算入 以前 6 月間の継続保有」に見直されたということだ。 新たに設けられた、持ち株比率 5%以下の非支配目的株式等の要件 については、「配当等の額の支払に係る基準日における保有割合が 5%以下」とされている。 また、改正法人税法施行令では、受取配当等の益金不算入制度に関 する施行日に関し、特段経過措置は設けられておらず、したがって、 平成 27 年 4 月 1 日以後開始する事業年度で支払われた配当等が、ス トレートに改正後の益金不算入制度の適用対象となる。 仮に、今回の配当基準日が、改正法の施行日である平成 27 年 4 月 1 日前であったとしても、配当の支払が行われたのが、4 月 1 日以降 であれば、改正法が適用される。 法人が内国法人から配当等を 受けた場合には、その受取配当 等の全部または一部は、課税所 得の計算上、益金の額に算入さ れないこととされています。こ れが「受取配当等の益金不算 入」制度です。これは、配当を 支払う法人においてその支払 原資に対する法人税課税が行 われているにも関わらず、配当 受取法人に対しても、その受取 配当に更に課税すると二重課 税となるため、この二重課税を 排除する目的で設けられた規 定です。 ■ 休刊のお知らせ…大型連休に係り、本紙次号は 5 月 15 日(金)発刊となりますのでご了承ください。 【注意】当記事に記載されている情報に万が一誤りがあった場合、または当記事を利用することにより生じた損失や損害などについては、いかなる 場合も一切の責任を負いません。あらかじめご了承ください。
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