足利市立富田中学校 校長室だより そ っ た く ど う じ 啐啄同時 ~ 校訓 平成27年 第 3月 6日(金) 13 号 発行者 大 島 「自己に厳しく、他人(ひと)に優しく」 一 彦 ~ □ 新しい門出! ~夢に向かって~ 3月を迎え、今年度もわずかとなってきました。 7日(土)には、3年生37名が中学校の全課程を修了 して、新たな世界に旅立ちます。3年生送る会での1年時 の写真を見たとき、『心も体も大きく成長したなあ。』と改 めて思いました。うれしかったことや悲しかったこと、 様々な体験を経て、大きくたくましくなって卒業を迎えた と思います。 巣立ちゆく37名の卒業生は、それぞれ進む道は違っても、この富田 中で過ごした仲間や先生方を心の糧に、それぞれの夢に向かって進んで いってほしいと思います。たとえ、平坦な道でなく、ジグザグ道でも、『自信』と『誇り』を 胸に着実に歩を進めてほしいと思います。 今、日本人で世界で頑張っている人というと誰が浮かびますか。私は、錦織圭選手が真っ 先に浮かんできます。錦織選手は、先のメキシコ・オープンの決勝で、スペインのフェレー ル選手に敗れはしましたが、準優勝に輝きました。大会前に、インフルエンザにかかったと いうことを考えれば、悪いコンディションの中でよくぞここまで勝ち上がってきたと思いま す。その裏には、本人の努力以外に、大勢の方の支援や応援があったからだと思います。彼 は一年前にはランキングは世界17位でしたが、今回4位になりました。夢の届くところま で来ています。彼はよくインタビューで順位のことを聞かれたとき、こう答えています。 『誰かを越すとか、誰かに抜かれるとかでなく、 自分ができる最大の努力をすることが大切と思います』 と。 卒業生の皆さんも、錦織選手同様、以前集会で話したように、自分の夢を追い求め、一歩 一歩焦らず着実に近づいていってほしいと思います。私たち富田中教職員は、皆さんの母校 として、いつまでも見守り、応援しています。卒業生の皆さんが大きく立派に成長し、それ ぞれの分野で活躍してくれることを願っています。 これまで本校の教育にご理解・ご支援いただいた保護者、地域の皆様に心から感謝申し上 げます。 □1年分の成長を確認できる「3月」 私たち教員は、「3月」が好きです。なぜなら、3年生が義務教育 を修了し、自分でつかみ取った自分の進路に向かって歩き出してい くからです。1、2年生も一人一人の1年分の『成長』が確認でき るからです。 さて、本校は今年度もいろいろな取り組みをしました。新しい活 動として、日々の清掃活動に『無言清掃』を取り入れました。10 0%とはいきませんが、少しずつ生徒の意識も変わり、雑巾の拭き 方やほうきのはき方も変わってきました。また『運動会』では、ク ラスマッチ形式を取り入れ、各学年・学級とも一つになり盛り上が ることができました。1年間の生徒の成長は、本当に顕著なものが ありました。小学生の延長のようだった1年生も立派な中学生、頼 りになるか不安だった彼らは、信頼のおける富田中を背負う2年生 に、そして、自立の時を迎えた3年生はいよいよ卒業です。 これも、保護者や地域の皆様のご理解とご協力があってのことと 深く感謝を申し上げます。 私たち教職員は、子どもたちの成長を振り返りながらも、一人一人の課題を明らかにし、 その改善に向けて、来年度もていねいに指導にあたりたいと思っております。 新年度も変わらぬご理解とご協力をお願いいたします。 □3年生に感謝!会場に楽しい時間が流れました 2月27日(金)、本校体育館において「3年生を送る会」が行われ ました。3年生の卒業に際し、巣立っていく先輩に後輩たちが感謝の 気持ちを込めて、楽しいひと時を過ごしてもらうこと、また、送り出 す1・2年生達にとってはその企画運営に携わることを通して自主性 や責任感を育むという目的があります。 出し物は、生徒会本部役員企画の「良い夫婦コンテスト」「ロシアンル ーレット」の他に、1 ・2 年生3クラスと音楽部がそれぞれに笑い を取る寸劇を、表現力豊かに演じ完成度の高い 出し物を披露してくれました。また、私たち教 職員も負けじと昨年ブレイクした日本エレキテ ル連合の分身朱美ちゃん『いいじゃないの 幸 せならば』の寸劇を披露しました。 3年生も、1・2年生に感謝の気持ちを笑顔 と拍手で返し、会場に楽しい時間が流れました。 人間はな 人間はな、 はな、人生というトイシで 人生というトイシで、 というトイシで、ごしごしこすられなくちゃ、 ごしごしこすられなくちゃ、光るようにならないんだ。 山 本 有 三 最近、その日その時の気分で行動し、事件を起こしてしまう人がいます。ちょっとした困 難に出会うとすぐに投げ出してしまう人。こんなことありませんか。自分の心に…。自分自 身で立ち向かおうとせず、他人に温めてもらおう、人にやってもらおうという人は「芯」が ありません。ロウソクのように自分の芯を燃やせば、周りを明るくするだけでなく、自分も 生きているということを実感し、その価値も認められるようになります。トイシ(砥石)も 同じです。自分の身に刃を当てられ、ごしごしこすられることによって、世の中の厳しさを 教えられ、自分も成長するのです。 目の前の辛いことや損なことを避けず、率先して引き受ける姿勢は、月日の経過とともに、 その人間を一回りも二回りも大きくすると思います。 【3年生関係】 ○足利市優良青少年表彰 A・N ○栃木県体育運動優良生徒 A・F K・T ○足利市中体連優秀選手 陸上競技: K・T バレーボール: S・N ○足利地区書初め展 金賞 C・N 入選: H・K 佳作 S・A N・C ○足利教育祭図工美術展 金賞 C・N 入選 A・F H・K M・M ○富田地区健連協標語表彰 優秀賞 T・R 【1、2年生関係】 ○足利理科研究展 金賞 2年 H・S A・Y O・M 銀賞 2年 M・M K・S 銅 賞 2年 H ・ M Y ・ K 1年 S ・ Y 佳 作 2年 S ・ Y S ・ M K ・ R K ・ A T ・ M 1年 K・A K・M K・R T・M S・A ○足利地区書初め展 特賞 1年 S・Y 金賞 2年 C・W 入選 2年 K・H 佳作 1年 K・M 2年 K・R M・M ○足利教育祭図工美術展 金賞 2年 T・M 入選 2年 A・Y T・M H・R 1年 K・A K・M ○富田地区健連協標語表彰 優秀賞 1年 W・M
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