平成27年7月16日号

熊 野 東 中 通 信
友愛・真実・平和
平成 27 年7月 16 日号
熊野町立熊野東中学校 〒731-4213 安芸郡熊野町萩原一丁目 23 番1号
TEL082-854-7111 e-mail:[email protected]
http://www.15.ocn.ne.jp/^higasijh
熊野東中学校で育てたい資質・能力
校長
森政
英樹
台風 11 号の影響で予定より1日早い終業式とな
りました。
さて,6月 29 日の学習オリエンテーションで,
「今から 10 年後,20 年後の社会はどのようになっ
ているだろう?」と生徒たちに問いかけると,
「少
子高齢化が一層進んでいる。」「医療や科学技術が
さらに進歩している。」「まったく想像できない。」
などの答えが返ってきましたが,実際,想像する
ことはかなり難しいことです。
携帯電話の進化
その際,過去にさかのぼって「携帯電話の
進化」を生徒たちと共に見てみました。
日本で初めての携帯電話サービスが開始されたのは,昭和 62 年(1987 年)4 月のこと
です。この新サービスに伴って発売された携帯電話1号機は,体積 500cc,重さ約 900g
と大きくて重く,決して手軽な携帯電話ではありませんでした。しかし,現在では重さ
約 150g,契約件数も今年(2015 年)3月末時点で1億 5270 万件であり,総人口 1 億 2806
万人に対し,約 120%で 100%を超える状況にまでなっています。(総務省調査)
これから生徒たちが社会人として活躍する 10 年後,20 年後は,新しい知識・情報・技
術が,政治・経済・文化をはじめ社会のあらゆるところでの活動の基盤として,飛躍的
に重要性を増すとともに,それらを駆使して新たな付加価値を生み出していく,いわゆ
る「知識創造社会」の時代になると言われています。
区 分
資質・能力
このような「変化の激しい社会」では,学校で学
知 識
知識
んだ知識や技能を適用して解ける問題は少なく,問
先を見通す力
スキル
題に直面した時に集められる情報や知識を入手し,
振り返る力
自ら深く考え,それを統合して新しい答えを創り出
チャレンジ精神
意 欲
す力が必要となってきます。
態 度
粘り強さ
また,アイデア・情報・知識の交換や共有,アイ
他者理解
価値観
デアの深化や答えの再吟味のために他者と協働・協
倫理観
高い志
調できる力が不可欠となります。
そこで,本校ではそうした時代をたくましく生き抜いていくために必要な力を身に付
けるために,中学校時代に表に示したような資質・能力を育てたいと考えています。
<ホット・ニュース>
7月 11 日(土)に下村博文文部科学大臣が
熊野町を訪問されました。
その際,筆の里工房において,本校書道部,
熊野中学校書道部,熊野高等学校書道部が合
同で大書を披露しました。
この大書は,現在東公民館に展示されてい
ます。