BeadLogic 簡易マニュアル 1.BeadLogic データファイルの作成 BeadLogic で解析するためのデータファイルを、FlowLogic で作製する。 1-1.FCS ファイルの読み込み FlowLogic を起動し、File -> Import FCS を選択する。 Flow Cytometer で測定したビーズの FCS ファイルを指定する。 画面左側に読み込んだデータが表示される。 全てのデータを選択し、右クリック->Group -> Add to new をクリックする。 データをグループ化することで、設定したゲートが全てのデータに反映される。 1 1-2.測定 Analyte の設定 Standard 1 のデータをダブルクリックする。上段に FSC/SSC で展開したドットプロッ トが表示される。 測定した Analyte の数、種類により、1 つまたは 2 つの集団に分類される。Analyte ごと のビーズの詳細はデータシートを参照。 2 つのビーズ集団にそれぞれゲートを設定する。 ゲート設定ツールをクリックし、ビーズ集団を囲むようにゲートを作成する。 2 設定したゲート内でダブルクリックし、それぞれのゲート集団で展開したグラフを作成 する。 ヒストグラムアイコンをクリックし、展開したグラフをヒストグラム表示に変更する。 表示パラメータをダブルクリックし、ビーズ識別蛍光のヒストグラムを表示する。 ヒストグラムマーカーアイコンをクリックし、ピークをゲーティングする。ビーズのサイ ズ、蛍光強度から、ゲート名を測定成分名に変更する。 測定した Analyte の数のゲートを作成する。 3 1-3.BeadLogic ファイルの作成 下段左側をクリックし、New Data Array を選択します。 96 well プレートが表示される。 4 使用しない列を除去する。 例:Standard が Blank 含め 10 系列の場合は、11,12 列を消去する。 A11,A12 を選択し、右クリック-> Delete -> Selected Column(s)を選択。 Standard を選択し、A1 のウェルにドラッグしてデータを入力する。 データは A1, A2・・, B1, B2 の順に入力される。 Sample のデータを選択し、C1 のウェルにドラッグしてデータを入力する。 プレートウインドウ左上の矢印をクリックし、メニューを表示させる。 BeadLogic Export タブをクリックする。 Standard のウェルを選択し、Standard をクリックする。選択したウェルの背景が青で表 示される。 5 Blank のウェルを選択し、Blank をクリックする。Blank のウェルの背景が緑に表示され る。 サンプルのウェルを選択し、Unknown をクリックする。Sample のウェルの背景は白に表 示されるので、画面上に変化はない。 Standard の Replicates を選択し、Direction で Vertical を選択します。 6 Unknown の Replicates を設定する。 n=2 以上で測定した場合には、 Direction も設定する。 Analyte タブを開く。 全てのゲートを選択し、右クリック -> Set Parameter to Selcted -> PE を検出するチャン ネルを選択する。 Export のチェックボックスにチェックが入っているゲートが BeadLogc に転送される。必 7 要のないゲートのチェックを外す。 Standard タブを開く。Analyte を選択し、Expected の Standard 1 に Standard 1 の濃度 を入力する。Standard 1 の濃度は Standard Mix の Info Sheet を参照。 8 Expected 上で右クリックし、Serial Dlution(Descending) -> :3 を選択する。Standard 2 以降が自動で計算されて入力される。 全ての Analyte について濃度を入力後、Export をクリックする。 BeadLogic 入力用ファイルを任意の場所に保存する。 9 2.BeadLogic による解析 2-1.データの読み込み BeadLogic を起動する。画面が表示されたら、Import Files をクリックする。 10 FlowLogic で作製したファイルを選択する。Importing File(s)が表示され、データが読み込 まれる。 データが読み込まれるとプレート表示されます。 11 2-1.スタンダードカーブの作成 Curve Fit タブを開きます。 左側に Analyte 情報、 右側にスタンダード情報が表示される。 Analyte リスト上で右クリック-> Auto Fit を選択すると、自動的にスタンダードカーブが 計算され、サンプルの濃度解析も実行される。 2-3.サンプルデータの解析 12 Analyse タブから、測定結果、解析結果の確認、表示が可能。 Table Setup でどの項目を表示するかを選択する。 各項目については以下の通り。 Value FI:測定された蛍光強度。 Observed:スタンダードカーブより計算された濃度(pg/ml)。 Observed(Limit):スタンダードより計算された濃度(pg/ml)。スタンダードカーブで定量 性を持つ範囲から外れたサンプルでは、定量性のある上限、下限の濃 度が表示される。 In Range:スタンダードより計算された濃度(pg/ml)。スタンダードカーブで定量性を持 つ範囲から外れたサンプルでは、N/A と表示される。 Bead Count:測定したビーズの数。 Stat Mean:平均値 13 CV%:変動係数 Std. Dev:標準偏差 Min:最小値 Max:最大値 Sum:合計値 Fields Show Standard:スタンダードサンプルの結果を表示する Show Blanks:ブランクサンプルの結果を表示する Show Controls:コントロールサンプルの結果を表示する Show Unknowns:未知サンプルの結果を表示する Show Keywords:設定したキーワードを表示する Table Setup でチェックを入れた項目が、Data Table および Quick Heatmap に表示される。 2-4.レポートの作成 14 Curve Fit タブの Analyte 上で右クリックし、Send all to report -> Default Analyte Report を選択する。 全 Analyte のスタンダードカーブ情報がレポートに表示される。 Report タブを開くと、全ての Analyte のスタンダードのデータが表示される。 GraphLogic のタブを開き、Worksheet をレポート上にドラッグすると、Analysis で表示 15 させたデータが表示されます。 Export Document をクリックし、PDF 形式でレポートファイルを作成します。 16 17
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