我孫子市高齢者支援台帳システム構築事業 仕様書 1.前提条件 (1)システムの形態等 システムの形態は「Web型」「C/S型」等を想定しています(ASPは不可)。 (2)本市の環境 サーバの設置場所は本庁舎の電算室とします。 既設の庁内LANにより高齢者支援課と接続し、既設の専用線により市内の民間施 設4ヵ所の高齢者なんでも相談室と接続します。 サーバと高齢者支援課(庁内LAN)の間には既設のファイヤーウォールがありま す。 サーバおよびシステムは、庁内LAN(ファイヤーウォール)と民間の専用線(ビ ジネスイーサワード)の2つのネットワークに接続できる機能が必要です。 庁内のクライアントは高齢者支援課内42台のFAT端末および4台のシンクラ イアントを想定しています。どちらも情報管理部門で用意したハードです。一部の端 末(15台)には住民基本台帳システム(NEC社製COKAS-R/ADⅡ)が入っており、 競合などによる不具合を起こさないことが必要です。 高齢者なんでも相談室のクライアントは15台のFAT端末で、市役所とは既設の 専用線(ビジネスイーサワイド)によるネットワーク接続となります。 (3)現行のシステムのサーバの活用 現行のシステムのサーバを活用した新システムの構築を検討してください。 市から提供できるハードウェアおよびソフトウェアライセンス以外に機器、部品、ラ イセンスなどが必要な場合は、それらも見積に積算してください。 既存のサーバの活用が困難な場合は、必要な機器を見積に積算してください。 [既存のサーバのスペック等] サーバモデル 富士通製 PRIMERGY TX150 S8(タワー型) OS Windows Server 2008R2 Standard CPU Xeon E5-2403(4C/4T)1.8GHz メモリ 8GB ストレージ Cドライブ100GB・Dドライブ830GB(実効容量) その他 内臓LTO、無停電装置(Smart UPS 750) [提供できるライセンス等] Oracle database standard edition one(11.2.0.1.0)Processorライセンス(1個) Microsoft Office 2013 Standard (クライアント台数分) Microsoft Access 2013(クライアント台数分) (4)外字の表示 1 住民基本台帳システムの外字を余すところなく全て表示し、印刷できるかどうかは 重要な問題です。外字を表示するにあたっては「KAJO-J明朝」用外字フォントファイ ルを市から提供可能です(住基ネットの統一文字コード)。 2.導入システムの方針 導入するシステムの方針については以下のとおりとします。 ・パッケージソフトの利用を原則とするが、スクラッチ開発による構築も可とする。 パッケージソフトの場合、カスタマイズが必要になるとしても、最小限にとどめ、 運用・保守経費を低減すること。 ・操作性がよく、EUC機能の充実など汎用性が高いこと。 ・パッケージソフトにおいては、随時、機能強化・バージョンアップが図られ陳腐化 対策が図られていること。 3.導入スケジュール 平成27年4月~5月 平成27年7月 平成27年8月 平成27年8月~12月(予定) 平成27年12月末(予定) 導入システム選定作業(RFP) リースに係る一般競争入札 リース契約 構築、試験運用 本番運用開始 4.要件 (1)機能 RFP実施要領様式6(機能一覧)を参照してください。 (2)各資格情報の取り込み 基幹系システム(NEC社製 COKAS-R/ADⅡ)から情報を取り込むことを想定して います。ファイル形式はCSV、文字コードUTF-8を想定しています。 ・住民基本台帳情報 (65歳以上者及び40歳~65歳の要介護認定者の氏名、ふりがな、住所、性別、 生年月日、宛名番号、住基異動事由、住基異動日、世帯番号) ・介護認定情報(被保険者番号、要介護度、要介護認定日、要介護認定期間、被保 険者種別) ・他、DV被害者情報、送付先情報、外字を想定 (3)移行 移行が必要なデータは以下の通りです。 システムへのデータ取り込みは、既存システムからのデータ吐き出しが既存業者の 指定するフォーマットで行われることを前提としてください。 ・高齢者の基本情報、相談記録 2 既存の在宅適正システム(OracleDB 及び Access によるスクラッチ開発、外字なし) からデータを移行すること。 (テーブル数およびデータ件数) データの種類 テーブル数 おおよそのデータ件数 1 高齢者の基本データ 1 54,000 2 介護認定調査に関するデ 1 69,000 ータ 3 特別養護老人ホーム入所 1 3,300 申込に関するデータ 4 相談データ 3 730,000 5 各種マスター 約50 200 (4)バックアップ 自動で、日々のシステム及びデータのバックアップを行ってください。また、デー タのバックアップについては世代管理を行ってください。 (5)保守・運用支援 ・以下の業務を行ってください。 -ソフトウェアの保守 -ハードウェアの保守(特別に提案するハードウェアがある場合のみ) -運用支援(サポートセンター、SE作業等) ・リモート保守は不可とします。 ・制度改正等による軽微な変更・修正等については保守範囲内とすることが望ましい です。 (6)研修 システムの導入時に職員向け操作研修を行ってください。研修の際に使用する資料 は人数分用意してください。 5.成果物 以下のものを本市へ納品してください。 (1)高齢者支援台帳システム (2)システム機能仕様書 (3)システム設計書 (4)操作マニュアル (5)研修用資料 (6)その他必要と思われる資料 ※上記の書類関係は、書面及び CD-R(正・副 2 部)としてください。 6.機密保護 3 本市から知り得た情報(周知の情報を除く。)は、本システムの提案、構築、保守 の目的以外に使用せず、事業終了後も機密として保持し、第三者に開示もしくは漏洩 しないよう必要な措置をとってください。 また、個人情報保護については我孫子市個人情報保護条例を遵守してください。 7.その他 本仕様書に記載のない事項について、疑義が生じたときは速やかに本市と協議する こととします。 4
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