シンガポール駐在員事務所情報(27年11月分 「日本の食」に

No.043
シンガポール駐
駐在
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務所
所情
情報
報
平成 27 年 11 月 2 日
伊予銀行 シンガポール駐在員事務所
<経済>
○シンガポール
「日本の食」に特化した ASEAN 市場最大の見本市開催
10 月 22 日(木)から 3 日間、サンテック・シンガポール国際会議展示場において、日本の食に特
化した ASEAN 市場最大の見本市「Oishii JAPAN」が開催されました。4 回目の開催となる見本
市ですが、今年は伊予銀行を含むシンガポールに拠点を有する 12 地方銀行も、開催趣旨に賛
同し協力銀行として名を連ね、過去最多となる 42 都道府県から 294 社・団体が参加出展しま
した(愛媛県からは、5 社・団体がブースを出展)
。
会場には農林水産品、加工食品・飲料、食器・伝統工芸品、調理器具などのブースが所せま
しと並べられ、参加企業・団体の皆さまが、レストラン・スーパー等の仕入責任者や食品メー
カーの商品開発者に対して自社の商品を最大限アピールし、消費意欲が旺盛な ASEAN の胃袋を
つかもうと熱心に活動していました。
宇和島水産高校フィッシュガールズ参上
「Oishii JAPAN」では、著名シェフやクッキングスタジオ講師による日本の食の提案会や寿司デモ
ンストレーションなどの各種プログラムが連日行われていますが、そのトップバッターとして、宇和
島水産高校の女子高生“フィッシュガールズ”の 3 名がマグロの解体ショーにチャレンジしました。
愛媛県から届いたばかりの重さ 51kgの養殖クロマグロを豪快にさばきながら、物怖じせずに英語
でナレーションするフィッシュガールズの姿に、会場に詰めかけた多くの来場者からは大きな拍手が
送られていました。
フィッシュガールズはその後、シンガポールのメイン通りに立地する伊勢丹スコッツ店でも同様に
愛媛県産マグロの解体ショーを行いましたが、会場に集まった見物客の多さに普段はクールな同店の
担当者も驚きを隠せませんでした。おそるべしフィッシュガールズ!
多くの人で賑わうおいしい JAPAN 会場
英語で説明を行うフィッシュガールズ
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<社会>
ヘイズがシンガポールに与える影響
ヘイズ(煙害)が今年もやって来ました。今年は例年と
比べ長期化しており、健康被害だけでなくビジネスや教育
にも影響が出て、国際問題化の様相をも呈してきました。
ここ数年のヘイズ被害を振り返りますと、2013 年に大気
汚染の指数 PSI が「非常に危険」水準に達し、外国人が一
時帰国する事態が発生しましたが、1~2 週間と短期間の影
響でした。
私が赴任した 2014 年はそれほどひどくなかった
と記憶しています。しかし、今年は 9 月初旬から悪化し始
め、9 月末には PSI が「危険」水準を記録。10 月中旬には
「非常に危険」水準を記録しました。期間も、既に約 1 ヶ
月半「不健康」水準を超える日が続いており、専門家から
は来年 3 月まで続くのではないかという意見も出ています。
(写真は PSI 125 の写真。200 を超えると景色が真っ白でビルが見えなくなります。
)
シンガポールアトラクション協会の発表では、アトラクション施設への入場者が例年の 5~
10%減少し、ゴルフ場やユニバーサルスタジオなどで有名なセントーサ島への訪問者は 20%減
少しているとのことです。そのほか、マラソンやウォーキングなどの屋外イベントも中止や延
期を余儀なくされており、経済に与えるダメージは甚大です。そんな私も出場予定だった日本
人会のソフトボール大会が中止になったり、レッスン料先払いの息子のサッカースクールが休
みになったりと他人ごとではありません。
シンガポールやマレーシアの学校が休校になったり、屋外での活動を停止したりと、教育現
場にも影響は及んでいます。また、ヘイズの影響で喘息や頭痛に悩まされる人が続出し、企業
や個人の医療費負担が増加しています。駐在員の中には家族を一時帰国させる動きもあります。
シンガポール政府は、何度もインドネシアに苦情を訴えると同時に、煙害のもとになってい
る野焼きの消火活動に協力しています。しかし、今のところインドネシア政府の情報開示が十
分でないなどの理由で根本的な解決に至っておらず、沈静化の目処が立っていません。シンガ
ポール環境評議会が、煙害の原因にかかわっている疑いのある企業の紙製品を取り扱わないよ
う地元小売業界に要請するなどして、野焼きを行っている企業へ経済的圧力をかけ始めました。
また、ヘイズの影響がシンガポールやマレーシアだけでなくタイ、フィリピン、ブルネイにま
で及んでいることを受け、周辺国と協力して問題の解決に臨む姿勢を強めており、もはや ASEAN
諸国全体の問題に拡大してきているといえます。
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シンガポールの見本市情報
Marina Bay Sands
名称
Asia TV Forum & Market 2015
期間
12 月 01 日~12 月 04 日
Suntec
名称
AFA2015
期間
11 月 27 日~11 月 29 日
Singapore Expo
名称
期間
該当なし
*上記の見本市は予定が変更になる場合もありますのでご留意ください。
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★トピックスレポート(シンガポール人スタッフ便り)★
ティッシュ売りの登録料徴収について
シンガポールの街中でも、日本のようにポケットティッ
シュを道行く人に配布している人を見かけます。広告目的
の場合はもちろん無料なのですが、お年寄りや体が不自由
な人が売っているポケットティッシュは有料になります。
有料ティッシュを配っている人は、交差点、スターバック
スのテラス、ホッカーセンター(屋台)などでよく見かけ
ます。多くの人は断ったり、見て見ないふりをするのです
が、たまに自ら駆け寄って何個も購入する人を見かけます。
会社勤めができない体の不自由な人やお年寄りにとって、
貴重な収入源になっているのだと思います。
最近、シンガポール国家環境庁(NEA)がそんな彼らを
取り締まる規制を発表し、物議を醸しています。NEA は、
路上でティッシュを販売する人を「Street Hawker」(露天商)に認定し、月 S$10(約 900 円)
のライセンス料を徴収することを決めたのです。規制施行後は、ライセンスを取得した人が指
定されたエリアだけで販売ができるようになります。
NEA によると、
「Street Hawker」
(露天商)とは、街中でアイスクリームや缶飲料、ナッツ類
などの飲食物や、テレホンカードや新聞紙を販売する人のことを指すそうです。NEA は、ポケ
ットティッシュを売るためにライセンス料を払うのは当然のことだと考えているようですが、
ポケットティッシュを売っているのは、ほとんどが貧乏な老人と体が不自由な人で、月 S$10
ものライセンス料の支払いができるとは到底思えません。フェイスブックなどの SNS を見てい
ると、住民からは多くの反対の声があがってい
ます。
ローカルの人に混じって中国人がポケットテ
ィッシュを売り歩いているのをよく見かけます。
彼らの多くはライセンス料を払う必要があるこ
とを全く知らず、これまで通り販売を続けるで
しょう。一方、ローカルの人は律儀に毎月 S$10
のライセンス料を払ったうえでこうした中国人
のティッシュ販売者と競争しなければならず、
とてもかわいそうだと感じます。
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