平成 27 年度 第4回東員町まち・ひと・しごと創生推進本部会議 主な意見 日時:平成27年8月28日(金)午前9時~11 時 場所:西庁舎2階 201~202会議室 1.東員町人口ビジョン(仮称)骨子案、アンケート調査(速報)について (1)ミニ開発の状況、自然減・社会減の状況を説明すること ○ 現実的な話として、ミニ開発による転入人口の状況をしっかりと整理する必要がある。そ の上で、政策的に住宅開発をやったらこうなるという展開にすること。 ○町長 結婚で離職する。三重県よりも労働力が下回っている。この原因は、働く場所がないと いうことなのか、制度の問題なのかを突き詰めることが必要。東員町の女性は、結婚して も子どもを設けないことが大きな問題。よそから来るから良い、ということではない。合 計特殊出生率 1.28 を直視して、少子化問題に取り組む必要がある。原因をさぐっていかな いといけない。 ○町長 東員町の自然減、社会減の状況を示しておくことが必要。ミニ開発によって、社会増と して年間 400 人から 500 人がはいっている。自然減としては、高齢者が多いので、200 人 単位で亡くなっている。こういうことがわかるように示してほしい。現実がどういう状況 かがわかってないと、職員も考えられない。 ○ 住宅開発は、現状では法的に難しいが、やっていかないといけない、ということを書か ないといけない。 (2)出生率が低いことの分析 ○ 15P で、出生率を川越町と比べたら、なぜ低いのか、町の面積、女性の数、政策の違いな ど、その原因はなにか、分析してほしい。 ⇒朝日町や川越町の独自の女性政策については調べてないので、調べてみる。 ⇒子どもを持ちたくない、等の原因は、アンケート調査にあるので、そこを踏まえて、施策 を検討していきたい。 ○教育長 日本人が、自己中心的になっている。子どものことを思う心をどう育てていくかと いうことがよく言われている。自分が大切にされていることを育てるのが大切。日本人の 心がどうかわってきたか、都市化のマイナス面がどうでているのか、そういう本もでてい るので、なぜ、産まなくなったか、の分析が必要。 ○ P15 のグラフに、木曽岬町をいれることはできるか。木曽岬町と話をしたところ、結婚 して近隣にでていってしまうらしい。東員町も同じ。ネオポリスのときは、子どもが小学 校に入ってからが多かったが、近年の転入は、結婚して新規の人、共働きの人が多いので はと思う。川越・朝日町の転入状況をみることは可能か。 ⇒P15 に木曽岬町をいれることはできる。川越、朝日町の転入状況については、調査した い。 (3)受けてとしての町民を意識した施策の実施 ○町長 アンケートをみていると、課題があるのがみてとれる。町は子育てにがんばっている が、受け手としては、そうではない、ということ。どっかに問題がある。それを分析して 1 いかないといけない。受け手にとって、よいことをやっていかないと、実行力がないこと になる。いろいろな課題があると思う。 ⇒公共交通に問題がある。住み続けたいと思わない理由に交通の便が悪いとなっているの で、何とかしていく必要がある。総合戦略のほうに、対策の方法を書いていきたい。 ○町長 公共交通は、今のものでは不足しているとうことなので、根本的に変えていかないとい けない。 (4)出産、子育てしない理由の一つは経済的なこと ○町長 働くための職場がないということだが、本当は働きたいが、職場がない、ということだ と思う。アンケート調査では、出産や子育てしないのは、経済的な理由というのがあるの で、この点を考えていかないといけない。アンケート結果から、町の課題がみえていると 思う。 (5)東員町の愛着、魅力を高めることが重要 ○教育長 P6 で、東員町の歴史文化については、いろいろやっているが、1.6%の評価しかな い。町民のニーズを反映して施策をやっていく必要がある。昔は、小さいうちから地域の 遺跡を調べたりしていたが、いまはない。町の愛着を高めることが、子育てに効果がある と思うので、小さいうちから地域のことを学習することが必要。 ○ 昔は世話好きなおじいちゃん・おばあちゃんがいたが、そのようなおじいちゃん・おば あちゃんをつくっていくことを考えたいと思っている。 ○ 東員町を好きな人は多いので、町民への PR がへたなのでは。住民サービスが当たり前 になっているので、よそよりもすぐれていると感じないのではないか。 ○町長 東員町の魅力をブラッシュアップすることしかない。それのみしかない。町の魅力で はなく、東員町の魅力を高めることをトップにすべき。自治体間の競争を勝ち抜くため には、町を磨き上げていくこと。 ⇒町の魅力は、方向1,2にもある。方向3は社会増を増やすということを書いている。 方向1は、女性が安心して結婚、出産できる環境をつくることとしている。社会増を1 番にということであれば、戦略の4つの目標の順番を変えることになるが、自然増を一 番にしている。 (6)教育は、先のことを考えて取り組むべき ○町長 教育委員会としては、20 年、30 年先を考えて、今すぐの成果をもとめるのではな く、やってもらいたい。子どもたちが愛着をもって、この町を担っていく人材になって いくとか、その目を育てることが大切。教育に、今すぐの成果をもとめるべきではな い。 (7)保育園の入園基準など、親のニーズにあっているかどうか、議論すべき ○町長 未就学児のところで親のニーズにあっているのかといことがある。これ以上すると金が かかるかもしれないが、例えば、一人目は神田の保育園に行っているが、二人目は、定 員いっぱいなので稲部にいってほしい、ということがある。これはしかたないとみるの か、お金かけてでも対応すべきなのか、議論する必要がある。 (8)婚活の研究 ○町長 婚活は、うまくできてない。うまく、楽しくやる方法があるかもしれない。町として 2 は、欠けているところ。研究していただくことが必要。 (9)町民が本気になること、職員はその環境を整えること ○町長 東員町の魅力を高めるのは、当たり前の話。ブラッシュアップするのは、誰かをよく 考えてほしい、役場の職員ではできない、町民が本気になっていかないといけない。職 員は、環境を整えることしかできない。町民が本気になっていかないとできない。その ために、町民が議論する場をつくることだと思う。 ⇒いまのことは、まちづくりの考え方そのものであり、その方向で考えたい。ここでは、 人口減少を抑制することなので、町民が主体であることは、戦略の頭に書くことは必要 だと思う。 ○町長 町民ひとりひとりが本気になることが、大切。記載するかどうかは、意味があると思 わないが、現実は、自分たちが力入れてやるのではない。町民がどうしたら参加しても らえるのか、を考えていかないといけない。そうでないと人口が減っていく。町民をど う引っ張り込むかを考えてほしい。 ○町長 このアンケートだけで判断するのは乱暴かなと思うが、間違いないのは、女性が結 婚すると仕事やめてしまう。その率は、三重県平均よりも高い。M 字曲線が三重県より も下にいっている。三重県が余りよくないのに、それより下回っている。女性の出生 率が低いのも事実。好ましい傾向ではない。何か原因があるはず。アンケート調査だ けでの判断は乱暴であるが、原因を分析していかないといけない。行政だけがやって いく問題ではなく、町民もいっしょに考えるべきことであり、行政としては、こうい う環境を整える、ということ。 以上 3
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