学年制と単位制の違いについて - 高知県独立高等学校教職員組合

H27.5.26 高等学校課
学年制と単位制の違いについて
‘単 年 .
制
○ 学年 によ る教 育課 程 の 区 分 を設 け る。
・
、
進 級 規 定 が ある の で 、学 習 意欲 の低 い生徒 に とって は学 年 ごとに
のハ ー ドル を超 え て い く こと を 目指 して 学 習 に取 り組 む こ とが で
き る。
○ 教 育課 程 で は、 学 年 の 区分 に従 って学 校 が定 めた 教科 科 目を履修
す る.
。
・必 履修 科 目や 進 路 決定 に必 要 な科 ‘
目時 は ぼ決 まって い るの で、効
率 的 な学 習 が で き るカ リキ ュ ラム を 生徒.
に示 しや す い。
特
徴
単 位 制
0 .学 年 による教 育課 程 の区分 を 設 けな い。
・1 年次 生、 2 年 次隼 、 3 年 次 生 と入学 年 度 か ら年 次 が進 む 。
・科 目の履修 状 況 や単位 の修 得 状腕 に関 わ ちず 、 ホー ム ル ー ムは 同
じ入学 年度 の生徒 と編成 で き る。 (
進 級規 定 は な い)
○ 教 育課 程 で は、大 学 の よ うな 自由選 択制 を実 施 す る こ とが で き、
生徒 の個性 や進 路 目的 に応 じた 時 間割 を作成 で き る。
・小規模 校 で は現 実 的で はな い。 (
科 目当 た りの 生徒 数が 少 な い。教
‘貞 配置 で加 配が必 要 。)
○ 教 育課程 の弾 力 的な運 用 を行 いや す い。
○ 教 育 課程 の 弾 力 的な 運 用 を行 いに くい。
・未 履 修 にな っ た科 目が 1 科 目で もあれ ば 、原級 留置 (留年) に寧
・2 学期 制 に よ る半期 の単 位 認定 が 行 いや す い。病 気 や 怪我 で 長期
るので 、 2 学 期 制 に よ る半期 の単位 認 定 は、 リス クが 高い∴ また 、
欠席 を した場合 、半期 の科 目は未 履修 とな るが 、進 級規 定 は.
な いの
・通信 制 との併 修 や 高卒 認 定試 験 によ る単 位 認定 は 、卒業 条件 の緩和
で、 3’
年 間で卒業 す る ことは可能 。
・通 信制 との併 修や 高 卒認定 試 験 に よる単 位認 定 が行 いや す い。
にはつ な が らな い 。
○ 学 習指 導 要 領 で は 7 4 単 位 以 上 と して いるが 、 学校 ごと に下 限 の O r学 習 指導 要領 で は 7 4 単位 以 上 と して い るが 、 学校 ご と に下 限 の
単位 数 を 教務 内規 で定 め て い る。
単位数 を教務 内規で 定め て いる。
・本県 の学 年 制 高校 で は 8 2 単 位 の 学校 が多 い。 (ロングホー ム は除
・本 県 の単位 制高校 で は 7 4 単 位 の学校 が 多 い。
卒
業
規
定
くこ 5 単 位 ま で は未修 得 で も卒 業 可)
○ 本 県で は、 3 年 間 で 8 −
7 単 位 の うち 8 2 単位 以 上で 卒業 、 7 5 単
位 か ら 6 1・
単 位 は 卒業 延 期 、 7 4 こ
単位 以下 は原 級留 置 の学 校が 多 い。
進
級
規  ̄
定
○ 進 級 規 定が あ る 。
・学校 が 定 めた 細 目をす べ て履 修 す る こと
(本県 の県 立 高校 で を
ま授 業 時 数 の 3 分 の 2 以 上 の出 席 を もって 履
修 と して い る)
r
→
1 科 目で も未履 修 で あれ ば原 級 留 直
・
・進級 に必 要 な修 得 単位 数 を定 め る
(
本 県 の県 立 高校 で は 1 年 間 2 9 単 位 の うち 1 7 単位 以上 の修 得
○ 進級 規 定が な い。
・単 位 制 を実施 して い る総合 学科 高校 な どか ら、 進級 とい うハ ー ド
ル がな いた め に、学 習 意欲 の低 い生徒 を指 導 しに くい とい う声が あ
る。
・しか し、・
卒業 規 定 に定 め られ た単 位 数 を修 得 しな けれ ばな らな い
と いうハ ー ドル は あ り、 1 年 次 で も指導 は 同様 にで き る。
を条 件 と して い る学 校 が多 い)
→ ⊥定 の科 目が 未修 得 とな る と原 級 留 置 (
例 で は 1 3 単位 分 の
科 目が 未修 得 とな る と原級 留 置)
(1 )未 履修 の場合
(1 )未 履 修 の場 合
○
必履 修科 目が未 履修 の場 合 は、 2 年 次以 降 で履 修 する 必要 が ある。
0
1 科 目で も未 履 修 が あれ ば原 級 留置 な ので 、同 じ学 年で も うー 厚、
○ 学校 外の 学修 による単 位認 定
学 習す る こと に向 けて の 面接 指導 等 が 必軍 。
・原級 留置 にな らな い.
ので 、 年 次が 進 ん だ段 階 で 、 高卒 認定 試 験 の
合 格科 目を 自校 の単位 として 認定 で き る。
・原 級 留置 にな らな いの で 、年 次が 進 んだ段 階 で 、通 信 制 との併修
制度 によ.
り、通 信制 で認 定 され た単位 を 自校 の単位 と して 認定 で き
る。
未
.履
修
や
未
修
(2 )未 修 得 の場 合
得
ア 修得 単位 数 が進 級 規定 に達 しな い場 合 は 、原級 留 置 で、 再度 、 当
の
生
該 学 年 の科 ‘
目を す べて履 修 。
徒
イ 修 得 単 位数 が 進級 固 定 に達 した場 合
へ
の  ̄ ○ 追 試 験 の 実施
支
・進級 後 に年 2 回 実施 す る学校 が 多 い
援
・事 前 指導 を行 った うえで 、追 試 験 を行 い、合 格す れ ば 5 段 階評価
を 「1 」 か ら 「2 」 に修 正す る。
(2 )未修 得の場 合
0 3 年 次 を終 了 す る 時 点 で 修 得 単 位 数 が 卒 業 規 定 に達 しな い場 合
は 、 4 年 次 に 卒業 規 定 に達 す る よ う に不 足 す る 単 位 数 の 科 目を 履
修 ・修 得 す る。
○ 追 試験 の 実施
・追試 は実 施せ ず 、 成績 会 議 で未修 得 が 決 定 した 後 に、年 度 内 に補
習や 再試 験 な どを行 った うえ で、年 度 末 (3 月 3 1 日まで) に単位
認定 を行 う学校 もあ る。
○ 学校 外 の 学修 によ る単 位 認定
・高 卒 認定 試験 や 英検 、漢検 な どを 自校 の単 位 と して認 定
○ 学校 外の 学修 に よる単 位認 定
・高卒 認定試 験 や英検 、漢 検 な どを 自校 の単 位 と して 認定
【補足】
*「履修」は、科目を学習したと認定すること、「修得」は、科目の内容を修めたと認定することであり、その科目を履修したうえで修得すれば
単位を認定される。
* 現 在 の ’
、立 l高 交
普.
通科
全 日制
定時 制
通信 制
総 合 学科
高知 丸 の 内高校 ・
※ 県 立 高 等 学 校 再 編 振 興 計 画 に よ り H29 年 度 か ら城 山 高 校 、 高 岡 高 校 、 大 方 高 校 が 全 .
日制 単 位 制 に 改 編 す る
室 戸 高 校 、 高 知 東 高 校 、春 野 高 校 、 須 崎 高 校 、 宿 毛 高 校
※ 県 立 高 等 学 校 再 編 振 興 計 画 に よ り Ⅲ 9 年 度 か ら須 崎 高 校 、 が 全 日制 学 年 制 普 通 科 に改 編 す る
商業 科
伊 野商 業 高校
昼 間由
中 芸 高校 、 高 知 北 高 疎 、・大 方 高 校
夜 間部
す べ て の定 時制 の課 程 (
室 戸 高 校 、 中 芸 高 校 、 山 田 高 校 、 高 知 東 工 業 高 校 、高 知 工 業 高 校 、 佐 川 高 校 、 高 岡 高 校 、 須 崎 尚
校 、大 方 高校 、宿 毛 高校 、 清水 高校)
す べ て の 通 信 制 の 課 程 (高 知 北 高 校 、 大 方 高 校 )