重症心身症児(者)経鼻胃管使用者における

「重症心身障害児(者)経鼻胃管使用者における、内服薬による
pH チェッカーへの影響 」
重症心身障害児(者)の保護者、後見人の方へ
研究の概要:
経鼻胃管を 利用されている重症心身障害児(者)(以下重症児(者))の患者さまは
大勢いらっしゃいます。経鼻胃管は栄養補給に重要な医療行為ですが、栄養を注
入する際ならびに胃管を交換する際には、管が適正に胃内に留置されていることが
絶対に必要です。重症児(者)の方は側弯や嚥下障害があり、胃管が適正に留置さ
れていることを確認することが困難なことがあります。そのため、胃管が適正に胃内
に留置されていることをより厳密に確認するために、私たちは留置された管からの
逆流物の pH を確認し、胃酸と同等の値(pH5.5 以下)であることを確認しています。
一方で、重症児(者)の方は胃酸分泌抑制薬や、抗けいれん薬を複数内服されてい
ることが多く、これら薬剤内服によって pH チェックの値が影響を受けるか否か、す
なわち pH チェックの値が信頼できるものであるかどうかの検証が必要です
研究の方法:
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院小児神経科に入院歴の
ある経鼻胃管利用中の重症児(者)の患者さまの既存の診療録を用いて、臨床情
報と pH チェックの値を収集します。臨床情報は連結可能匿名化されます。その上
で、内服薬による pH チェックの値への影響を検証します。
お子様、被後見者の方が研究対象者になることを希望されない場合:
研究への参加は任意であり、いつでも参加拒否を行うことができます。お子様、被
後見人の方が研究対象者として臨床情報の提供を希望されない場合は、下記まで
ご連絡ください。研究への参加を希望しないことにより、不利益な対応を受けること
はございません。
研究期間:倫理審査承認後〜2020 年 6 月 1 日
研究計画書及び研究の方法に関する資料を入手又は閲覧に関しては、研究責任
者ならびに共同研究者が可能です。研究内容の情報入手・閲覧を希望される場合
には、研究責任者までお問い合わせください。他の研究対象者等の個人情報なら
びに知的財産の保護等に支障がない範囲で、かつ研究対象者の保護者、後見人で
あることを確認できる場合、情報入手・閲覧が可能です。
上記を「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」の規則に則って、公開いた
します。
平成 27 年 4 月
研究機関の名称:国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院
研究機関の長:水澤英洋
研究責任者:本橋裕子
連絡先
〒 187−8551 東京都小平市小川東町4−1−1
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院 小児神経科
電話:042-341-2711(代表)
担当者:本橋裕子(ymotohashi@ ncnp.go.jp)
苦情等の窓口:倫理委員会事務局 e-mail:[email protected]