特定非営利活動法人 スポーツクラブ札幌 設立趣旨書 1 設立の趣旨 近年の都市化の進展、さらには社会の複雑・高度化などの社会環境の変化は、 日常生活において身体活動が減少するとともに心理的ストレスの増大、また人 間関係の希薄化など我々の生活に多大な影響をもたらしています。 また、青少年においては、その取り巻く生活環境の大きな変化に伴い、社会 性を身につける機会の減少とともに体力・運動能力の低下が指摘され、さらに、 人口の急速な高齢化が進み、高齢者が生きがいを持ち、老後をいかに豊かに過 ごしていくかということが重要となっております。 このような中で、 「札幌市スポーツクラブ推進協議会」はスポーツ・文化活動 を地域で支えるシステム、さらに地域住民による主体的運営のなされる新たな スポーツクラブシステムを確立し、だれもが、身近で、気軽に、学び、交流し、 四季折々のスポーツ・文化を楽しむことができ、生涯を通じてスポーツ・文化 に親しみ、豊かな生活を自らが構築し、明るく健康的な生活を送れるようにな ることを願い、平成13年12月「総合型地域スポーツクラブ Sports Club Sapporo」 (以下クラブ)を設立し、これまで札幌市全域を活動対象地域として、 種々のサービスを提供してきましたが、クラブを取り巻く支援環境の変化に伴 い、平成23年3月末をもって、クラブは解散することになりました。 我々は、これまで行政に頼りがちであった組織及び運営体制をより一層強化 し、自立した活動主体として認められる必要があると考えます。これまで札幌 市全域を活動対象地域として、様々なスポーツ・文化事業を展開してきたこと を踏まえ、この意義ある活動を発展させ、さらに「スポーツ立国戦略」に謳わ れている総合型地域スポーツクラブを中心としたスポーツ・文化環境を創造し、 新しい公共を担うコミュニティスポーツクラブを推進していくため、自立し社 会的信用を得て札幌市民に対してサービスを提供しうる団体となるために「特 定非営利活動法人」になる必要があると考え、ここに「特定非営利活動法人ス ポーツクラブ札幌」を設立するものであります。
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