都立病院のご紹介(パンフレット)

都立病院のご紹介
O F F I C E O F M E T R O P O L I TA N
H O S P I TA L M A N A G E M E N T
平成27年8月
【病床数】
723 床(普通677 床・精神36 床・感染症10 床)
※改修工事終了後は
【病床数】
765 床(普通719 床・精神36 床・感染症10 床)
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循環器科医長
ふかみず
せいじ
深水 誠二
放射線科、歯科、歯科口腔(くう)外科、麻酔科、救急科、病理診断科
ICU
(10床)
、
CCU
(6床)
等
内視鏡センター、消化器内科、消化器外科が一体となった消化器センターの運営を通じて、
大腸がんに対する高度で専門的な医療を提供するとともに、東京都大腸がん診療連携協力病
院として、地域のがん診療連携体制の発展に貢献しています。
小児科医長
ちが
みちこ
千賀 達子
682人
(医師97人、
看護要員443人、
その他142人)
内科、消化器内科、神経科、精神科、
リウマチ科、小児科、外科、消化器外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、皮膚科、
泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、歯科、歯科口腔(くう)外科、
リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、
病理診断科、救急科
東京都脳卒中急性期医療機関、
東京都がん診療連携協力病院
(胃がん・大腸がん・乳がん・前立腺がん)
等
職員定数:1,066人(医師159人、看護要員697人、その他210人)
婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、歯科、歯科口腔(くう)外科、麻酔科、放射線科、病理診断科
区東部保健医療圏(墨田区、江東区、江戸川区)における唯一の救命救急センターとして、三
次救急搬送患者受入件数は都内第1位(平成26年度)であり、救急車搬送患者の受入件数は全
国でもトップクラスです。新棟では、応需力の強化と治療効果の更なる向上などを図るため、
IVR-CTを備えた救命撮影室や高気圧酸素治療室の新設しま
した。既存棟の改修に合わせ、救急優先の放射線機器の設置、
脳卒中ケアユニット(SCU)
6床、ハイケアユニット(HCU)20
床を新設し、心疾患ケアユニット(CCU)を増設します。また、
入院直後からの急性期リハビリテーションを実施し、患者の早
期回復を目指しています。
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1
敷地19,987㎡ 建物83,944㎡(本館、附属施設を含む)
1,183人(医師184人、看護要員784人、その他215人)
第一種感染症指定医療機関として、マラリア等輸入感染症の治療では、国内トップクラスの実
績を有しています。新棟には、一種感染症病床2床、二種感染症病床8床を再整備する他、感染
症緊急対応病床を30床整備するなどして、新型インフルエン
歯科、歯科口腔(くう)外科、救急科、病理診断科
ザ等の感染症対策を更に充実・強化しています。この整備に
よって、独立病棟で、海外発生期、国内発生期、都内発生期と
いった段階に応じた受入れが可能となりました。
東京都CCUネットワーク加盟施設、東京都がん診療連携拠点病院、神経難病医療ネットワーク事業拠点病院 等
また、エイズ診療拠点病院として、他県を含めたHIV患者
を幅広く受け入れ、専門的医療を実施しています。
ICU(17床)、CCU(3床)、SCU(6床)、NICU(15床)、GCU(30床)、M-FICU(9床) 等
東京都がん診療連携拠点病院として、5大がんをはじめとして臓器別に専門分野を定め、手術治
療・化学療法・放射線治療など集学的治療を実施しています。また、
がんに伴う患者の体と心の痛みを
和らげるため、医師、
がん性疼痛認定看護師ら緩和ケアチームによる質の高いケアを行っています。
さらに、新棟には、外来通院でも安全・快適に抗がん剤治療ができる
「外来化学療法室」を整備して
おり、医師や看護師、薬剤師等が協力して患者をサポートしていきます。
感染症科医長
いわぶち
せんたろう
岩渕 千太郎
救急診療科(ER)部長
にしだ
けんじ
西田 賢司
「地域がん診療連携拠点病院」に指定(平成23年4月)されており、多
摩地域におけるがん医療の中核として、5大がんを中心としたほぼ全ての
臓器のがんに対する手術、化学療法、放射線療法等の集学的治療や低侵
襲治療を積極的に推進しています。
また、
コメディカルによる包括的患者支援により、あたたかいがん診療
を提供しています。
1,094人(医師163人、看護要員739人、その他192人)
内科、
消化器内科、
腎臓内科、
内分泌代謝内科、
緩和ケア内科、
血液内科、
神経内科、
呼吸器内科、
循環器内科、
精神科、
外科、
救命救急センター(20床)、ER(10床)等
脳神経内科は30名以上の医師(うち専門医は18名)、216床の病床を有し、高度かつ専門的な脳
神経系の総合医療を広く提供しています。
◎筋萎縮性側索硬化症(ALS※)
に対する一貫した医療
ALSを代表とする運動ニューロン疾患等に対して、当院の多職種メンバーが診断から治療、在宅
ケアに至る全ての病期に対して、一貫したチーム医療を提供しています。
また、種々の遺伝子異常が解明されてきた今日においても、未だ根本的な発症機構が不明である
ALSの病態解明・治療法の開発に向けた研究にも積極的に取り組んでいます。
※ALS:急速に筋肉が萎縮・麻痺していき、最終的には呼吸や食事すらできなくなる原因不明の神経変性疾患であり、
国が指定する難病の一つです。
◎脳深部刺激療法(DBS)
を実施
DBSは2000年にふるえに対する治療法として保険治療が可能になりましたが、現在では、
さらに
その領域を拡大し、
パーキンソン病、全身性ジストニアに対しても行われています。DBSの専門施設
(技術認定施設)
は2015年度日本全体で35施設ありますが、当院の最大の特徴は、脳神経内科・脳
神経外科・神経小児科の各診療科が科の垣根を越えて、連携して治療に当たっていることです。
各診療科が同じ症例の治療に意見を出し合いながら連携して治療に当たることで、DBSとDBS以
外の治療法を患者さんごとに最適に組み合わせていくことが可能になります。また、DBS治療が必
要な患者さんは、症状の進展という課題に加え、人生の様々な課題と向き合っていく必要があるた
め、各診療科医師との長い付合いが必要です。DBS治療に従事する場合、単に
症状の一部を治すだけではなく、人生の中でその病気が占める問題点の全て
を一緒になって解決していく必要があり、
チーム医療が非常に重要な領域で、
当院はその最適な環境にあると言えます。
「てんかん」は、
発症すると意識を失ったり痙攣を起こしたりする病気であり、
神経疾患の中では比
367人(医師47人、看護要員247人、その他73人)
較的患者数の多い病気です。多くは薬を服用することで発作が治まりますが、
「難治性てんかん」の場
合は、
薬品でのコントロールが不可能なため手術が必要となります。
当院では、
「難治性てんかん」の手術を多数手がけており、
年間のてんかん手術件数は85件
(平成
24年)
、
128件
(平成25年)
、
120件
(平成26年)
と3年連続で、
国内トップの実績を誇っています。
特に患者の負担を軽減する低侵襲性の海馬多切術や選択的海馬扁挑体摘出術、
迷走神経刺激装
置植え込み術に積極的に取り組んでいます。
神経難病等により運動や呼吸に障害をもつ在宅患者が安心して療養ができるよう支援しています。
そのため、医師・看護師・保健師・リハビリ担当者等がチームを組み、人工呼吸器を装着するなど、
高度かつ専門的な医療を必要とする患者への訪問診療を実施
しています。
また、地域の医療機関や保健所、福祉関係機関等と連携する
ことにより、在宅難病患者支援の充実にも取り組んでいます。
平成27年4月より患者支援センターを開設いたしました。療
養生活の困難に直面しがちな神経難病患者家族のニーズに応
え、
より早期から多職種のスタッフで関わり、安定した療養生活
ができるよう支援して参ります。
副院長
926人(医師137人、看護要員641人、その他148人)
敷地192,558㎡、建物96,311㎡(本館、附属施設を含む)
680人(医師58人、看護要員495人、その他127人)
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平成27年8月発行
都立病院のご紹介
登録番号(27)16
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白色度70%再生紙を使用しています
石油系溶剤を含まないインキを使用しています