第3回 京都市障害者自立支援協議会「医療的ケア部会」 開催概要 日時:平成27年3月2日(月) 場所:京都市寺町第二会議室 1. 「障害のある方の医療的ケアの進め方(案)」について (1)事務局説明 ○前回の部会で御意見をいただいた点について修正を加えた。 「医療的ケア」と「喀痰吸引等」の解釈について,図を追加(P1) 研修受講の流れについて,フローチャート及び必要書類のチェック欄を作成(P9) 認定証取得後に気を付けたいこととして,「実施に当たっての留意点」を追加(P13) ○Q&Aについて,国から発出されているQ&Aの中から,特に必要と思われるものについてピックアップ し,まとめたものを作成。 ○参考資料について,違法性阻却の通知に加え,前回意見があった,医療行為とはされないものについて, 解釈通知等を追加。 ○様式集を3冊作成。第3号研修の受講申込み関係,認定証の交付関係,事業所の登録関係 (2)意見交換等 ○「喀痰吸引等」 「医療的ケア」の表現について(P1) 医療的ケアは,生活援助行為と医療行為との境目にあるものではなく,食べる,息をすることの支援で あり,生活援助行為そのものなのではないか。生活援助行為の中に,医療的ケアが含まれているもの。 追加された図について, 「医療的ケア」の枠をさらにカバーする形で, 「日常生活援助行為」という枠を 追加してはどうか。 →御意見をふまえ,修正する。 ○医行為の範囲について(P2) 経鼻経管栄養の実施について, 「栄養チューブが正確に胃の中に挿入されていることの確認を医師又は 看護職員(保健師,助産師,看護師及び准看護師をいう。以下同じ。 )が行うこと。」とされているが,在 宅で生活されている場合,実際にそれは難しいのではないか。第1号,第2号研修で想定されている施設 等で行う場合は,医療職が確認を行うことができるが,在宅の場合,その場に訪問看護師や往診医がいな がら行うということは現実的ではないのでは。 →国に確認する。 ○喀痰吸引等の対象者の別について(P4) 第1号,第2号研修の修了者が,第3号研修の対象者(特定の者)について喀痰吸引等を実施する際, 改めて第3号研修(実地研修を含む)の受講は不要との見解を得ている。しかし,部会としての考え方は, 不特定の者(主には,老人福祉施設等において複数の対象者を想定)を対象とした第1号,第2号研修と, 特定の者(個別性の高い対象者を想定)を対象とした第3号研修は全く成り立ちの違うものであり,個別 性の高い件について,第1号や第2号研修でカバーできる内容ではないものと考える。 →部会としての考え方を記載することで検討する。 -1- ○実地研修の研修内容について(P10) (様式5)評価表には記載されているが, 「実地」の研修(利用者において行う研修)の前に,「演習」 (シミュレーター)を1回行い,そこでも「ア」となる必要がある。つまり,合計3回行うのだが, 「実 地」のみを実施している例を見かける。 →御意見を踏まえ,内容を追加する。 ○認定証の交付申請について 加算を算定するためには,認定証が必須であるという旨の記載が必要。 →御意見を踏まえ,修正する。 ○登録特定行為事業者の登録について 記入例があると良い。実際には,先に提出している事業所のものを参考に作成していることが多い。 →登録の事務を行っている京都府で作成されるものと考える。 ○様式集について 研修の受講申込書は,訪問看護ステーションの情報が入っているものが良い。既に作成され,使われて いる様式がある。 →確認し,差し替える。 ○その他 本日の御意見を踏まえ,修正したものを最終版として一旦完成させる。 また,これまでの部会での議論を報告書にまとめ,平成27年度第1回の市協議会で報告する予定。 2.情報提供等について 米田裕二写真展「祐二展~ぼくのなかまたち~」についての情報提供 ・開催期間 平成27年3月1日~3月30日 ・場所 カフェ エ デセール ゴリール(八幡市西山和気13-3 ひかりビル1F) -2-
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