平成 26 年度 高校入試変更点 (平成 26 年 9 月) 【内申点の変更】 …『学力検査に基づく選抜の改善』として、2016 年(平成 28 年度)入学者選抜より(現中 2 生から)以下のように変更されます。 □全日制の第一次募集と分割前期募集は、5教科かつ「学力検査:調査書(内申)=7:3」に統一 (分割後期募集と第二次募集は 3 教科かつ「学力検査:調査書(内申)=6:4」に統一) □調査書(内申)の実技4教科の掛け率を 2 倍に変更(現行は 1.3 倍) □特別選考枠(各学校が一般入試定員の10%から20%を独自の選考で合否を決めても良いという枠)を廃止 (例)日比谷・西・戸山の所謂「内申不問」枠、など ●目的は、複雑化した選抜方法を、受験生や保護者にとってわかりやすい制度にするため。 ●学校ごとの特色は消える。 ●現在の中 2・1 生は、実技 4 科の成績を重視し、テスト対策や授業態度の改善に注意を払う必要あり。 【自校作成校のグループ作成問題】 …2013 年まで自校作成問題を出題していた 15 校は、2014 年から「3グループ」に分かれて問題を共同作成することになりました。 問題の作成方法は、「校長が作成委員長となり、英数国各教科 3 名から 4 名の作成委員を指名」→「グループごとに作成委員会を設置」→ 「各グループで国語、数学、英語の問題を作成」という手順で作成する(学校ごとに、一部、学校独自の問題と差し替えるなど弾力化を認める。 社会、理科については、都の共通問題を使用)。 <進学指導重点校グループ(7 校)>日比谷、戸山、青山、西、八王子東、立川、国立 <進学重視型単位制高校グループ(3 校)>新宿、墨田川、国分寺 <都立中高一貫教育校グループ(5 校)>白鴎、両国、富士、大泉、武蔵 【入試日程変更】 …2015 年(平成 27 年度)入学者選抜に入試日程が発表されました。 ≪推薦入試≫ 2014 年(平成 26 年度) 2015 年(平成 27 年度) 出願日 1 月 22 日(水) 1 月 21 日(水) 実施日 1 月 26 日(日)・27 日(月) 1 月 26 日(月)・27 日(火) 合格発表日 1 月 31 日(金) 2 月 2 日(月) ≪一般入試≫ 2014 年(平成 26 年度) 2015 年(平成 27 年度) 出願日 2 月 6 日(木)・7 日(金) 2 月 5 日(木)・6 日(金) 実施日 2 月 24 日(月) 2 月 24 日(火) 合格発表日 2 月 28 日(金) 3 月 2 日(月) 【マークシート方式導入】 …都立高校入試をめぐっては、過去 3 年間にわたり、3,000 件を超える採点ミスと 22 人の追加合格者が判明。都教委では、再発防止・改善策 として、学力検査翌日から合格発表前日までの日数を中 5 日(現行中 3 日)に延長の他、マークシート方式導入などを示しました。具体的には、 記号選択式問題と記述式問題を併用する現行の出題形式を維持し、記号選択式問題の解答形式にマークシート方式を導入するとのこと。2015 年(平成 27 年度)の入試では、20 校前後のモデル実施校でマークシート方式を試験的に導入。効果と課題を検証したうえで、2016 年(平成 28 年度)の全面導入に向けて検討する予定。モデル実施校については、9 月中に募集し、10 月中旬に決定。各校開催の学校説明会などにおいて、 受験生や保護者へは周知。マークシート方式の一部導入や出題方法の改善内容について説明したリーフレットも作成し、9 月に中学 3 年生に配 布する予定となっています。なお、マークシート方式の解答用紙は、受験生に過度の負担がかからないよう現行の様式を大きく変更しないとのこ と。12 月には、マークシート方式による解答用紙のサンプルを都教委ホームページに掲載するとともに、モデル実施校でも配布する予定。 稲門学舎 教務部
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