こどもの読書週間

平成27年5月1日
安田小学校図書室
名前を
大下和子
今月の詩
たんぽぽはるか
おでこに
あしたこそ
ひかりを
くっつけて
はなひらくひを
ゆめにみて
たんぽぽわたげが
まいあがります
とんでいこう どこまでも
あした
たくさんの「こんにちは」に
であうために
あ(っぱれのはらうた
くどうなおこ
)
季節が移り変わり、風薫る5月を迎えました。安田小学校の屋上で鯉のぼりが新緑の風
にひらひらと泳いでいます。4 月 23 日に行われた 1 年生の「かんげい集会」では、玉入れ
や綱引きの競技をする子どもたちの歓声が、こいのぼりに負けじとばかりにグランドに響
き渡りました。
こどもの読書週間
毎年 5 月 1 日から 14 日までは、「子ども読書週間」です。(読書推進運動協議会主催)
ごはんをいっぱい食べて、体が大きくなるように、いろんな本をいっぱい読んで、心も体
も大きくなあれ。
本校では 4 月に各学年で図書館開きを行います。1・3・5 年生は新しい図書ファイルを
使って学習を進めていきます。5・6年生は毎月初めに、読みたい本を5冊決めておきます。
月末には、読んだ本の中から心に残った1冊を選んで内容を1文で表現し、読む人によく
分かる感想を書いて提出する「ブックチャレンジ」を続けています。
1 年生は 3 学級合同で図書館開きをしました。担任の先生方のギター伴奏や歌などを交
えて「3 びきのくま」(トルストイ作)のパネルシアターを子ども達に観てもらいました。
お話の最後の場面では、子ども達も一緒に大きな声で挿入歌を歌って「おしまい!」。
続いて、ビッグブック(「カラスのパンやさん」かこさとし作)の読み聞かせやブックト
ークを楽しんだ後は、本の借り方・返し方などを教えてもらいました。当日の休憩時間に
は早速、1 年生が本を借りに来て図書室は大盛況でした。
新入生も学校になじみ、子どもたちのリズムができてくるこの季節。
「本と親しむ」こと
を毎日の生活の中に根づかせ、本から得た感動・体験をもとに、ぐんぐん成長していって
ほしいものです。
読書の窓
「世界のあいさつ」 長新太・作
野村雅一・監修
「いま、おじぎをしてしまったけど、どうして、こんなことをする
んだろう。かんがえてみれば、おかしいよね。世界の人たちは、
どんなふうにあいさつをしているんだろう。よし、しらべてみよう。」
と、おじさんとネコが世界のたびで、いろいろなあいさつをみてき
ます。おじぎのあいさつは、どうやら日本人だけのようです・・・。
「分数のたべかた」 藤沢市算数教育研究会・著
「丸いピザと四角いピザ、どっちが大きい?」
秋山仁・監修 木幡寛・著
図書室には面白そうな算数の本がたくさんあります。
「楽しくすらすら読めて、きちんとわかるから、きみ
も『さんすう』がすきになる!」というおすすめの本
です。「秋山仁のたのしい算数教室」
(全 10 巻)には、
「リンゴの皮をむくとできる形は?」
「かた足で体重を
はかると軽くなる?」などもあります。絵や写真をた
くさん使っていて、とても楽しく分かりやすいですよ。
「プルーと満月のむこう」 たからしげる・作
高山ケンタ・絵
「ぐーるる。声が落ちてきた。」という不思議な書き出し。鳥たちの
さえずりの中にまじって、祐太にだけきこえるふしぎな声。
ミステリアスなストーリーの中で、祐太と小鳥の「プルー」との出会い
を、あたたかく繊細に描く図書委員おすすめの「感動の1冊」です。
俳句の紹介(図書室に投稿された作品)<4 月作品>
さくらちり緑のはっぱ光ってる
三梅 太田
那由
朝子
もうおわるはなびらちってなつがくる
二年三組 長倉 有咲
晴天にかんげい集会ひらいたよ
三梅 西谷
彩乃
さくらちりあたたかいかぜふきわたる
三梅 吉﨑 彩
夕やけで真っ赤にそまった海の上
四梅 西森
那奈
さくらちりピンクの野原のかんせいだ
三 桜 永野 恵 菜
きもちいい桜をふむよピンク色
四梅 冬野
年初め上級生の花が咲く
五桜 長倉 愛夏
菜の花やどんどんのびてせいくらべ
五桜 船倉 理花
拓武
桜子
春になり地上にぎやか生き物で
六梅 本山
葉のかげにはにかみ苺恋をした
六桜 野田
愛子
ねがいこめわたげをとばすももいろかぜ
六桜 石原 正江
葉桜や川面を見ればもも色に
六桜 原田
春近く小雪がふった冬気分
六 桜 白 鷺 風果