延岡市建設工事の請負契約に係る予定価格の積算の疑義申立て手続に

延岡市建設工事の請負契約に係る予定価格の積算の疑義申立て手続に
関する要綱
(趣旨)
第1条
この要綱は、本市が発注する建設工事の請負契約に係る入札の透明性
及び公平性を確保するため、入札参加者が予定価格の積算に疑義がある場合
に当該積算の確認を行うことを求める申立て(以下「疑義申立て」という。)
を行う手続について、必要な事項を定めるものとする。
(定義)
第2条
この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定め
るところによる。
⑴
設計図書等
公告等の日から入札期日(電子入札にあっては、入札期間
の初日)までに公表した設計書、仕様書、図面、現場説明書等をいう。
⑵
金入り設計書
地方自治法(昭和22年法律第67号)第234条第3項に規定
する予定価格を定めるために作成した設計書であって金額及び数量が記載
されたものをいう。
⑶
積算疑義
金入り設計書を確認しなければ判明しない積算上の疑義(入
札前に質問を行うことにより、確認できるものを除く。)をいう。
⑷
公告等
条件付一般競争入札に係る公告及び指名競争入札に係る指名通
知をいう。
(期間の算定)
第3条
この要綱に基づく疑義申立ての手続に係る期間の算定については、延
岡市の休日を定める条例(平成3年条例第1号)第2条第1項各号に定める
市の休日は、算入しないものとする。
(対象となる入札)
第4条
疑義申立ての対象となる入札は、本市が発注する建設工事の請負契約
に係る条件付一般競争入札及び指名競争入札のうち予定価格の公表時期を入
札執行後とする入札(落札者となるべき者がいなかった場合の入札を除く。
以下「事後公表入札」という。)とする。
2
疑義申立ての対象となる入札については、公告等において、疑義申立ての
対象となることを明示するものとする。
(落札者決定の保留)
第5条
契約管理課長は、事後公表入札を執行する場合は、落札者の決定及び
開札結果の公表の手続(以下「落札者決定等」という。)を当該入札の開札日
から起算して5日以内の期間において、保留するものとする。
2
契約管理課長は、落札者決定等を保留したときは、入札参加者(当該入札
を辞退した者及び入札を行わなかった者を除く。以下同じ。)に対し、速やか
に、通知しなければならない。
3
前項に規定する通知は、電子入札の場合にあっては電子入札システムの落
札決定保留通知書により通知し、その他の場合にあっては落札決定保留通知
書を直接交付し、又はファクシミリで送信する方法で行うものとする。
(金入り設計書の閲覧方法等)
第6条
入札参加者は、事後公表入札において、当該入札に積算疑義がある場
合は、当該入札の開札日にあっては開札後から午後5時15分まで、開札日の
翌日にあっては午前8時30分から午後5時15分までの間において、金入り設
計書の閲覧を請求することができる。
2
前項の規定による閲覧請求は、金入り設計書閲覧請求書(様式第1号)を
工事担当課長(当該公告等に記載された工事担当課の長をいう。以下同じ。)
に直接持参する方法により行うものとする。
3
金入り設計書の閲覧は、工事担当課において行うものとする。
(疑義申立ての方法)
第7条
入札参加者は、前条に規定する金入り設計書の閲覧後において、疑義
申立てを行う場合においては、当該入札の開札日にあっては開札後から午後
5時まで、開札日の翌日にあっては午前8時30分から午後5時15分まで、開
札日の翌々日にあっては午前8時30分から午後5時15分までの間に、工事担
当課長に対し、積算疑義申立書(様式第2号)を直接持参する方法により提
出しなければならない。
(金入り設計書の内容の確認)
第8条
工事担当課長は、疑義申立てがあったときは、速やかに、金入り設計
書の内容を確認しなければならない。
(金入り設計書の確認を行わない疑義申立て)
第9条
前条の規定にかかわらず、疑義申立てが次のいずれかに該当する場合
は、工事担当課長は当該金入り設計書の内容の確認を行わないものとする。
⑴
入札参加者以外の者から提出された場合
⑵
第7条に規定する方法以外の方法により提出された場合
⑶
疑義申立て期間の終了後に提出された場合
⑷
対象となる工事が特定できない場合
⑸
積算疑義が具体的でなく、特定できない場合
⑹
設計図書等で容易に確認できる場合
⑺
延岡市建設工事の入札に係る事前質問に関する要綱(平成27年告示第284
号)第2条第2号に規定する事前質問を行って確認できる内容であった場
合
⑻
当該入札に直接関係のない疑義である場合
(疑義申立てに対する回答)
第10条
工事担当課長は、疑義申立てがあったときは、疑義申立事項確認報告
書(様式第3号)を作成し、疑義申立てのあった日の翌日の午後4時までに
契約管理課長に報告しなければならない。ただし、やむを得ない理由により
その期日までに確認を完了することが困難である場合は、その理由及び確認
完了予定日時を契約管理課長に報告しなければならない。
2
契約管理課長は、疑義申立事項確認報告書の内容を確認し、速やかに、当
該疑義申立てに対する回答を延岡市公式ホームページに掲載するものとす
る。
(落札者決定等の手続)
第11条
契約管理課長は、疑義申立てがあったときは、次に定めるところによ
り、当該入札事務の執行について続行又は中止の決定を行うものとする。
⑴
金入り設計書の積算に誤りが認められない場合は、当該入札事務の執行
を続行する。
⑵
金入り設計書の積算に誤りが認められた場合は、当該入札事務の執行を
中止する。ただし、当該誤りのうち再積算した予定価格の額が延岡市建設
工事等指名競争入札参加者の資格、指名基準等に関する要綱(昭和56年告
示第39号)別表第1に掲げる発注の標準となる建設工事の金額の区分に対
応する等級区分に変更を生じさせない場合であって、再積算したときの予
定価格及び最低制限価格によっても落札者に変更がないときは、当該入札
事務の執行を続行する。
2
契約管理課長は、前項各号に規定する入札事務の執行の続行又は中止を決
定したときは、延岡市公式ホームページに当該決定の結果及びその経緯を掲
載するものとする。
附
則
この要綱は、公布の日から施行し、平成27年10月1日以後に公告し、又は指
名通知する入札から適用する。
様式第1号(第6条関係)
金入り設計書閲覧請求書
平成
延岡市長
年
月
日
様
請
求
者
住
所
商号又は名称
代表者氏名
印
下記工事の入札に係る金入り設計書の閲覧を請求します。
1.工 事 担 当 課 名
○○部○○課
2.工
○○工事
事
件
名
3.入札保留通知 日
※
平成
年
月
日
当該請求書の提出にあたっては、当該入札の 入札参加者であることが確認でき
る書類(指名通知書、入札保留通知書等)の写しを添付してください。
様式第2号(第7条関係)
積算疑義申立書
平成
延岡市長
年
月
日
様
申
立
人
住
所
商号又は名称
代表者氏名
印
下記工事の入札に係る積算に疑義があるため、積算内容の確認を 求めます。
1.工 事 担 当 課 名
○○部○○課
2.工
○○工事
事
件
名
3.入札保留通知 日
平成
年
月
日
4.積算疑義申立事項
5.申立内容に基づく設計金額
項
目
金
額
備
直接工事費
円
共通仮設費
円
現場管理費
円
一般管理費
円
合
円
計
考
※
疑義申立てが行えるのは、入札参加者のみです。
※
申立事項は、具体的に記述してください。積算疑義が具体的で なく、特定でき
ないものは確 認できません。また、公表された設計図書等で確認できるものは、
疑義申立ての対象となりません。
様式第3号(第10条関係)
疑義申立事項確認報告書
⑴
概要
工
事
名
入札(開札)日
平成
年
月
日(平成
年
月
日)
工事担当課名
積算疑義申立者
⑵
積算疑義事項
積算疑義申立事項(要約)
⑶
確認結果(確認を行わなかった理由)
違算の確認結果
項
目
(確認前)
(確認後)
備
直接工事費
円
円
共通仮設費
円
円
現場管理費
円
円
一般管理費
円
円
合
円
円
計
上記のとおり報告する。
平成
契約管理課長
年
月
日
様
工事担当課
○○課長
考