4K UHD XJive Player QC オプション 操作説明書

4K UHD XJive Player QC オプション 操作説明書
(Ver 1.0)
2015/11/27
ターボシステムズ株式会社
変更履歴
変更日
2015/11/27
変更内容
初版
© 2015 Turbo Systems Co., Ltd.
2
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目次
1. はじめに.............................................................................................................4
1.1. 機能概要.......................................................................................................4
1.2. 検査項目.......................................................................................................5
2. クオリティチェックの実行......................................................................................6
2.1. qc ファイルの実行..........................................................................................6
2.2. 検査レポートの表示........................................................................................8
2.3. QC 画面.....................................................................................................10
2.4. 続行不可能なエラー......................................................................................13
2.5. プロファイルに記述がなくてもエラーになる検査項目...........................................13
3. QC ファイル(拡張子.qc)....................................................................................14
3.1. QC ファイルサンプル.....................................................................................14
4. プロファイル(拡張子.pf)...................................................................................15
4.1. HEVC 用プロファイルサンプル........................................................................15
4.2. XAVC 用プロファイルサンプル........................................................................21
© 2015 Turbo Systems Co., Ltd.
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1. はじめに
本手順書は「4K UHD XJive Player QC オプション」の操作方法について説明しています。
最新情報は製品のウェブページをご覧ください。
4K UHD XJive Player
http://www.turbosystems.co.jp/xjive.html
1.1. 機能概要
「4K UHD XJive Player QC オプション」は、4K コンテンツ再生プレイヤー「4K UHD XJive(エックス
ジャイブ)」シリーズのオプション機能です。コンテンツの規格適合性および品質に関する検査を自動で実
行することが可能なため、従来の目視検査に代わる QC(Quality Check)ツールとしてご利用いただけま
す。
「4K UHD XJive Player QC オプション」は以下の特徴を持ちます。
•
HEVC(MPEG2-TS)、XAVC(MXF)の規格適合性および品質検査に対応
•
コンテナとコーデックの規格適合検査を同時に行うことで、搬入/放送用コンテンツのより安全な受
け入れと検査時間の短縮が可能
•
黒味、無音、ラウドネスのチェックに対応
•
送出フォーマットの設定値チェックに対応
•
転送時のファイル破損検査用に MD5 値を出力可能
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•
検査結果を PDF ファイルでレポート出力可能
1.2. 検査項目
「4K UHD XJive Player QC オプション」は以下のフォーマットに対応しています。
•
HEVC(MPEG2-TS)
•
XAVC(MXF)
検査項目はプロファイルで設定可能です。プロファイルの詳細は「4. プロファイル(拡張子.pf)」を参照
してください。
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2. クオリティチェックの実行
クオリティチェックを実行には以下の方法があります。
.qc ファイルで実行
通常はこの方法で実行します。.pf ファイルと .qc ファイルを用意し、.qc
ファイルを実行することでクオリティチェックを開始します。
詳細は「2.1. qc ファイルの実行」を参照してください。
.pf ファイルで実行
プロファイル(.pf ファイル)を実行すると、同じディレクトリにある全コ
ンテンツに対してクオリティチェックを実行する事ができます。.qc ファイ
ルを用意する必要は必要ありません。
ただし、一度クオリティチェックを実行したコンテンツの再検証は実行さ
れませんので同じコンテンツを再検証する場合は、.qc ファイルで実行す
る必要があります。
「9」キーで実行
コンテンツを選択し「9」キーを押すと、選択したコンテンツに対してクオ
リティチェックを実行させることができます。プロファイルは、同じディ
レクトリにあるプロファイルが適用されます。
プロファイルが存在しない場合はデモモードで実行されます。この場合は
プロファイルが適用されていないため、検査レポート(PDF)は出力され
ません。
2.1. qc ファイルの実行
クオリティチェックを実行するには、はじめに .qc ファイルと検査項目を定義したプロファイル(.pf ファ
イル)を用意する必要があります。.qc ファイルには、使用するプロファイルと検査対象としたいコンテン
ツの一覧を記述します。.pf ファイルには、検査項目の閾値や適正値を定義します。
QC の実行手順は以下の通りです。
1. プロファイル(.pf ファイル)を用意します ⇒ 「4. プロファイル(拡張子.pf)」を参照
2. .qc ファイルを用意します ⇒ 「3. QC ファイル(拡張子.qc)」を参照
3. 作成した .pf ファイルと .qc ファイルを XJive Player の任意の場所へ配置します
4. XJive Player のファイル一覧から .qc ファイルを選択し[Enter]キーで実行します
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5. QC が開始されます
6. 検査が完了すると、コンテンツと同じ場所に検査レポート(pdf)が出力されます。
コンテンツのアイコンが検査結果の状態を表します。
エラーが検出されなかったコンテンツのアイコンは「OK」 へ変わります。エラーが 1 つでも検出
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されたコンテンツのアイコンは「NG」 へ変わります。
2.2. 検査レポートの表示
検査レポート(pdf)は XJive Player のファイル一覧から選択し、表示させることができます。
「Enter」キーまたは「3」キーで次ページへ移動します。
キー操作は以下の通りです。
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キー
操作
「3」 / 「Enter」
次ページへ移動
「1」
前ページへ移動
「5」
先頭ページへ移動
「+」
拡大
「-」
縮小
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2.3. QC 画面
QC 画面には以下の情報が表示されます。
① ファイル情報
⑤ タイムスタンプ情報
② プレビュー表示
③ ラウドネス情報
⑥ TS パケット数情報
④ パケット出現間隔情報
⑦ インフォーメーション情報
① ファイル情報表示
ファイル名、ファイルサイズ、プログラム ID、コンテナ情報、ビデオ情報、オーディオ情報等、検査中の
コンテンツ情報を表示します。
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② プレビュー表示
検査中のコンテンツをプレビュー表示します。再生時間、残り時間、フレームカウント、I・P・B フレーム
の数を表示します。
③ ラウドネス情報
ラウドネス測定の平均値や現在のラウドネス測定値の情報を表示します。
④ パケット出現間隔情報
GOP、PCR、PAT、PMT の出現間隔を表示します。ARIB ではそれぞれ以下のように定義されています。
•
GOP の発行間隔は 1000mSec 以内
•
PCR の発行間隔は 100mSec 以内
•
PAT の発行間隔は 500mSec 以内
•
PMT の発行間隔は 500mSec 以内
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⑤ タイムスタンプ情報
PCR、Video、Audio のタイムスタンプ情報(再生開始時のタイムスタンプ、PCR との誤差、Video と
Audio の誤差、現在のタイムスタンプ)やビットレート情報(現在の Video/Audio のビットレートおよび
平均値)を表示します。
⑥ TS パケット数情報
コンテンツ検査中に検出された PAT、PMT、PCR、Video、Audio、NULL パケットの数を表示します。
⑦ インフォーメーション情報
コンテンツ検査中に検出されたエラー情報や下記インフォメーション情報を表示します。
•
XJive QC のバージョン
•
映像、音声の最初のパケットのダンプ情報
•
hevc または h264 の場合の Slice NAL の内訳
•
MD5SUM 計算中および MD5SUM 値
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2.4. 続行不可能なエラー
QC の続行が不可能なエラーには以下があります。
•
サポートしていないコンテナ(ライセンス例外も含む)
•
サポートしていないコーデック (ライセンス例外も含む)
•
ストリームの情報が解析不可能な場合
•
ファイルが見つからない場合
•
データが空の場合
2.5. プロファイルに記述がなくてもエラーになる検査項目
以下の場合は、プロファイルに記述がなくてもエラーとして検出されます。
•
GOP, PCR, PMT, PAT が 1.x 秒間以内発生されない場合
•
すべての管理するタイムスタンプいずれかが負の値に変化した場合
•
m2ts で、ts section の CRC32 エラーを検出した場合
•
m2ts の ts pes において、continuity_counter が非連続または、transport_scrambling_control
がある場合、または pes が破壊されている場合
•
m2ts の pmt の値が変化した場合
•
映像のデコードに失敗した場合
•
音声のデコードに失敗した場合
•
音声のフォーマットが途中で変更された場合。例) stereo ⇒ 5.1
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3. QC ファイル(拡張子.qc)
QC ファイルは拡張子 .qc で作成する必要があります。.qc ファイルには、適用するプロファイル(拡張子
.pf)と検査対象とするコンテンツの一覧を記述します。
3.1. QC ファイルサンプル
以下は .qc ファイルのサンプルです。
■ sample.qc
[PROFILE]
sample_hevc.pf
[CHECKFILE]
Sample4K_1m_HEVC_1.ts
Sample4K_1m_HEVC_2.ts
[PROFILE]
sample_xavc.pf
[CHECKFILE]
Sample4K_1m.MXF
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[PROFILE] の下に使用するプロファイル(拡張子 .pf)を指定します。
[CHECKFILE]の下には検査対象とするコンテンツを列挙します。
また、[PROFILE] と [CHECKFILE] の対は複数定義することが可能です。新しい [PROFILE] が定義され
た場合は、そこから新しいプロファイルが適用されます。上記例では、sample_xavc.pf が指定されている
ため、その後の [CHECKFILE] で指定されている Sample4K_1m.MXF は sample_xavc.pf プロファイル
が適用されます。
ファイル名のあとにスペースで区切り mpegts の ProgramID を指定することが可能です。
Sample4K_1m_HEVC_2.ts
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4. プロファイル(拡張子.pf)
プロファイルは拡張子 .pf で作成する必要があります。プロファイルの内容は、設定項目と値を =(イコー
ル)でつなげた行の集合です。値の形式には以下の通りいくつかの型があります。
文字列挙型
許可できるパラメータ文字を「,」で区切って列挙します。例 TS188,TS204
数字列挙型
許可できるパラメータ文字を「,」で区切って列挙します。例 153,156
最小最大値型
許容される最小値と最大値を「:」で区切って指定します。例 2000:3000
整数型
単に数字を指定します。
4.1. HEVC 用プロファイルサンプル
以下は HEVC 用プロファイルのサンプルです。
■ sample_hevc.pf
DSIPLAY_REFRESH=60
EXIT_IF_ERROR=0
STAY_ON_FINISH=0
CREATE_REPORT_PDF=1
#
#
#
#
DSIPLAY REFRESH interval by every video frame
1= exit if error, 0= continue if possible
1= finish qc and keep display, 0= close display
1= create report PDF, 0= no create
CONTAINER_TYPE=TS188
CONTAINER_BITRATE=29000:31000
CONTAINER_DURATION=60000:60100
# TS188 TS192 TS204 MXF
# Kbyte bps
# mSec
VIDEO_CODEC=hevc
# hevc h264
VIDEO_PROFILE=1,2
# HEVC_MAIN=1 HEVC_MAIN_10=2 HEVC_REXT=4
VIDEO_LEVEL=153,156
# LEVEL1 = 30 LEVEL2 = 60, LEVEL2_1 = 63,
LEVEL3 = 90, LEVEL3_1 = 93, LEVEL4 = 120, LEVEL4_1 = 123, LEVEL5 = 150, LEVEL5_1
= 153, LEVEL5_2 = 156, LEVEL6 = 180, LEVEL6_1 = 183, LEVEL6_2 = 186, LEVEL8_5 =
255,
VIDEO_FORMAT=YUV420,YUV420-10bit
VIDEO_SIZE=3840x2160
# YUV420 YUV420-10bit
#
ASPECT_RATIO=1:1
FRAME_RATE=59.94,60
FIELD_ORDER=Progressive
# 1:1 4:3
# 59.94 60 29.97 30
# Progressive TopFieldFirst BottomFieldFirst
COLOR_RANGE=LIMITED,FULL
COLOR_SPACE=
COLOR_PRIMARIES=
COLOR_TRANSFER=
#
#
#
#
VIDEO_DURATION=60000:60100
VIDEO_BITRATE=10:40000
VIDEO_DISCONTINUE_THRESHOLD=10
# mSec
# Kbyte bps
# tremor almost less than 10;
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LIMITED FULL
BT709 BT2020
BT709 BT2020
BT709 BT2020
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AUDIO_CODEC=aac
AUDIO_PROFILE=1
AUDIO_LEVEL=0
SAMPLE_RATE=48000
LOUDNESS_THRESHOLD=-25:-23
AUDIO_DISCONTINUE_THRESHOLD=1920
#
#
#
#
#
#
aac pcms24le pcms16le
AAC_MAIN=0 AAC_LC=1 AAC_SSR=2
AAC_MPEG2=0 AAC_MPEG4=1
48KHz
ARIB TR-B32 = -25:-23
1 aac packet = 1920
AUDIO_DURATION=60000:60100
AUDIO_BITRATE=10:600
# mSec
# Kbyte bps
AUDIO2_DURATION=60000:60100
AUDIO2_BITRATE=10:600
# mSec
# Kbyte bps
DEFFERENT_VIDEO_AUDIO=-2000:2000
# mSec MAX
SILENCE_LEVEL=-70
SILENCE_DETECTION=3000
# LKFS. arib = -70
# mSec 3000 = 3Sec
BLACK_LEVEL=2
BLACK_DETECTION=1000
# % all Y <= 2%. it is black;
# mSec 1000 = 1Sec
GOP_INTERVAL=100:1001
PCR_INTERVAL=0:100
PAT_INTERVAL=0:500
PMT_INTERVAL=0:500
#
#
#
#
mSec
mSec
mSec
mSec
PROGRAM_ID=401
PMT_PID=5401
PCR_PID=901
VIDEO_PID=601
AUDIO_PID=201
AUDIO2_PID=
検査可能な設定項目は以下のとおりです。
項目
DSIPLAY_REFRESH=60
説明
QC 画面の動画およびカウント更新間隔をビデオの枚数で指定します。
値を小さくすると、かなりの時間がかかります。60 枚に 1 回程度の更
新が適正です。
整数型
EXIT_IF_ERROR=0
エラーが検出されたときにデコードを続行するか終了するかを指定し
ます。(エラー検出しても続行が可能な場合のみ)
整数型 0: 継続 1: 終了
STAY_ON_FINISH=0
検査完了時に検査画面を終了するか、画面を表示したままで待機する
かを指定します(「Back space」キーで終了)
整数型 0: 終了
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1:待機
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CREATE_REPORT_PDF=1
検査完了時に PDF 形式のレポートを出力するかどうかを指定します。
整数型 0: 作成しない 1:作成
CONTAINER_TYPE=TS188
コンテナ mpeg2ts のパケットサイズを指定します。
文字列挙型 TS188 TS192 TS204
CONTAINER_BITRATE=29000: コンテナから検出できるビットレートを Kbps で指定します。なお、ts
31000
の場合は、null パケットでサイズ合わせをしています。
最小最大値型
CONTAINER_DURATION=6000 コンテナから検出できる再生時間の長さをミリ秒単位で指定します。
0:60100
最小最大値型
VIDEO_CODEC=hevc
映像コーデックを指定します。
文字列挙型 hevc h264
VIDEO_PROFILE=1,2
映像コーデックのプロファイルナンバーを指定します。
数値列挙型 HEVC_MAIN=1 HEVC_MAIN_10=2 HEVC_REXT=4
VIDEO_LEVEL=153,156
HEVC の level を指定します。
数値列挙型 LEVEL1=30, LEVEL2=60, LEVEL2_1=63,
LEVEL3=90, LEVEL3_1=93, LEVEL4=120, LEVEL4_1=123,
LEVEL5=150, LEVEL5_1=153, LEVEL5_2=156, LEVEL6=180,
LEVEL6_1=183, LEVEL6_2=186, LEVEL8_5=255
VIDEO_FORMAT=YUV420,YUV YUV の構造を指定します。
420-10bit
文字列挙型 YUV420 YUV420-10bit
VIDEO_SIZE=3840x2160
映像のサイズ (表示サイズではなく、画像サイズ)を指定します。
文字列挙型
ASPECT_RATIO=1:1
サンプルアスペクトレシオ(1ピクセルあたりのアスペクト比)を指
定します。
文字列挙型 1:1 4:3
FRAME_RATE=59.94,60
フレームレートを FPS の単位で指定します。
文字列挙型 59.94 60 29.97 30
FIELD_ORDER=Progressive
プログレッシブフレーム、あるいはインターレースの場合、トップ
フィールドファーストかボトムフィールドファーストかを指定します。
文字列挙型 Progressive TopFieldFirst BottomFieldFirst
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COLOR_RANGE=LIMITED,FULL リミテッドレンジか、フルレンジかを指定します。一般的に HEVC の
場合、LIMITED である必要があります。
文字列挙型 LIMITED FULL
COLOR_SPACE
色の構成が BT709 仕様か、BT2020 仕様かを指定します。
文字列挙型 BT709 BT2020
COLOR_PRIMARIES
色の構成が BT709 仕様か、BT2020 仕様かを指定します。
文字列挙型 BT709 BT2020
COLOR_TRANSFER
色の構成が BT709 仕様か、BT2020 仕様かを指定します。
文字列挙型 BT709 BT2020
VIDEO_DURATION=60000:60
実際の映像から検出する再生時間の長さを、ミリ秒単位で指定します。
100
最小最大値型
VIDEO_BITRATE=10:40000
実際の映像から検出するビットレートを KByte 単位で指定します。
最小最大値型
VIDEO_DISCONTINUE_THRES 映像の1フレームの持つ時間とタイムスタンプを比較するときの揺ら
HOLD=10
ぎ誤差(検出しない差)を指定します。 単位はタイムスタンプ
整数型
AUDIO_CODEC=aac
使用する音声コーデックを指定します。
文字列挙型 aac pcms24le pcms16le
AUDIO_PROFILE=1
音声コーデックのプロファイルナンバーを指定します。
数値列挙型 AAC_MAIN=0 AAC_LC=1 AAC_SSR=2
AUDIO_LEVEL=0
AAC の場合、mpeg2 か mpeg4 かを指定します。
数値列挙型 AAC_MPEG2=0 AAC_MPEG4=1
SAMPLE_RATE=48000
音声サンプルレートを指定します。
数値列挙型
LOUDNESS_THRESHOLD=-
日本の放送の場合、TR-B32 で定義される下記の値を使用します。
25:-23
数値列挙型 ARIB TR-B32 = -25:-23
AUDIO_DISCONTINUE_THRES 音声の1フレームの持つ時間とタイムスタンプを比較するときの揺ら
HOLD=1920
ぎ誤差(検出しない差)を指定します。
整数型 1 aac packet = 1920
AUDIO_DURATION=60000:60
実際の音声から検出する再生時間の長さをミリ秒で指定します。
100
最小最大値型
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AUDIO_BITRATE=10:600
実際の音声から検出するビットレートを Kbps 単位で指定します。
最小最大値型 AUDIO2_DURATION=60000:6
音声2がある場合の実際の音声から検出する再生時間の長さをミリ秒
0100
単位で指定します。
最小最大値型
AUDIO2_BITRATE=10:600
音声2がある場合の実際の音声から検出するビットレートを Kbps 単位
で指定します。
最小最大値型
DEFFERENT_VIDEO_AUDIO=-
ts パケット上で復調するときの映像と音声とずれの最大値をミリ単位
2000:2000
秒で指定します。
最小最大値型
SILENCE_LEVEL=-70
無音検出の閾値を LKFS 単位で指定します。
ARIB では無音は-70KJFS です。
整数型
SILENCE_DETECTION=3000
無音時間の閾値をミリ秒単位で指定します。
例えば、3000 と指定した場合、3 秒間無音が続くとエラーになります。
数値型
BLACK_LEVEL=2
黒レベルの閾値を パーセントで指定します。
整数型
BLACK_DETECTION=1000
黒レベル時間の閾値をミリ秒単位で指定します。
例えば、1000 と指定した場合、1 秒黒レベルが続くとエラーになりま
す。
数値型
GOP_INTERVAL=100:1001
GOP の発行される間隔をミリ秒単位で指定します。
ARIB では 1000mSec 以内としています。
最小最大値型
PCR_INTERVAL=0:100
PCR の発行される間隔をミリ秒単位で指定します。
ARIB では 100mSec 以内としています。
最小最大値型
PAT_INTERVAL=0:500
PAT の発行される間隔をミリ秒単位で指定します。
ARIB では 500mSec 以内としています。
最小最大値型
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PMT_INTERVAL=0:500
PMT の発行される間隔をミリ秒単位で指定します。
ARIB では 500mSec 以内としています。
最小最大値型
PROGRAM_ID=401
PROGRAM ID を指定します。
数値型
PMT_PID=5401
PMT の PID を指定します。
数値型
PCR_PID=901
PCR の PID を指定します。
数値型
VIDEO_PID=601
VIDEO の PID を指定します。
数値型
AUDIO_PID=
AUDIO の PID を指定します。
数値型
AUDIO2_PID=
AUDIO2 の PID を指定します。
数値型
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4.2. XAVC 用プロファイルサンプル
以下は XAVC 用プロファイルのサンプルです。
DSIPLAY_REFRESH=60
EXIT_IF_ERROR=0
STAY_ON_FINISH=0
CREATE_REPORT_PDF=1
#
#
#
#
DSIPLAY REFRESH interval by every video frame
1= exit if error, 0= continue if possible
1= finish qc and keep display, 0= close display
1= create report PDF, 0= no create
CONTAINER_TYPE=MXF
CONTAINER_BITRATE=450000:600000
CONTAINER_DURATION=60000:60100
OPERATIPNAL_TYPE=OP1a
OP2b, OP2c, OP3a, OP3b, OP3c
#
#
#
#
TS188 TS192 TS204 MXF
Kbyte bps
mSec
XAVC XDACAM = OP1a. OP1b, OP1c, OP2a,
VIDEO_CODEC=h264
# hevc h264
VIDEO_PROFILE=2170
# H264_H264_HIGH_422_INTRA=2170
H264_BASELINE=66 H264_MAIN=77 H264_HIGH=100 H264_HIGH_10=110
H264_HIGH_422=122 H264_HIGH_444=144
VIDEO_LEVEL=52
#
VIDEO_FORMAT=YUV422-10bit
# YUV420 YUV420-10bit YUV422-10bit
VIDEO_SIZE=3840x2160
#
ASPECT_RATIO=1:1
FRAME_RATE=59.94
FIELD_ORDER=Progressive
# 1:1 4:3
# 59.94 60 29.97 30
# Progressive TopFieldFirst BottomFieldFirst
COLOR_RANGE=
COLOR_SPACE=
COLOR_PRIMARIES=
COLOR_TRANSFER=
#
#
#
#
VIDEO_DURATION=60000:60100
VIDEO_BITRATE=400000:600000
VIDEO_DISCONTINUE_THRESHOLD=10
# mSec
# Kbyte bps
# tremor almost less than 10;
AUDIO_CODEC=pcms24le
SAMPLE_RATE=48000
LOUDNESS_THRESHOLD=-25:-23
AUDIO_DISCONTINUE_THRESHOLD=0
# aac pcms24le pcms16le
# 48KHz
# ARIB TR-B32 = -25:-23
#
AUDIO_DURATION=60000:60100
AUDIO_BITRATE=10:600
# mSec
# Kbyte bps
AUDIO2_DURATION=60000:60100
AUDIO2_BITRATE=10:600
# mSec
# Kbyte bps
DEFFERENT_VIDEO_AUDIO=-0:0
# mSec MAX
GOP_INTERVAL=0:17
# mSec
SILENCE_LEVEL=-70
SILENCE_DETECTION=3000
# LKFS. arib = -70
# mSec 3000 = 3Sec
BLACK_LEVEL=2
BLACK_DETECTION=1000
# % all Y <= 2%. it is black;
# mSec 1000 = 1Sec
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LIMITED FULL
BT709 BT2020
BT709 BT2020
BT709 BT2020
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AUDIO_MAP=Stereo
# Mono DualMono Stereo
項目
DSIPLAY_REFRESH=60
説明
QC 画面の動画およびカウント更新間隔をビデオの枚数で指定します。
値を小さくすると、かなりの時間がかかります。60 枚に 1 回程度の更
新が適正です。
整数型
EXIT_IF_ERROR=0
エラーが検出されたときにデコードを続行するか終了するかを指定し
ます。(エラー検出しても続行が可能な場合のみ)
整数型 0: 継続 1: 終了
STAY_ON_FINISH=0
検査完了時に検査画面を終了するか、画面を表示したままで待機する
かを指定します(「Back space」キーで終了)
整数型 0: 終了
CREATE_REPORT_PDF=1
1:待機
検査完了時に PDF 形式のレポートを出力するかどうかを指定します。
整数型 0: 作成しない 1:作成
CONTAINER_TYPE=MXF
コンテナタイプを指定します。XAVC では MXF である必要があります。
文字列挙型 TS188 TS192 TS204 MXF
CONTAINER_BITRATE=45000
コンテナから検出できるビットレートを Kbps で指定します。
0:600000
最小最大値型
CONTAINER_DURATION=6000 コンテナから検出できる再生時間の長さをミリ秒単位で指定します。
0:60100
最小最大値型
OPERATIPNAL_TYPE=OP1a
MXF のオペレーショナルパターンを指定します。
XAVC は OP1a である必要があります。
文字列挙型 OP1a OP1b OP1c OP2a OP2b OP2c OP3a OP3b
OP3c
VIDEO_CODEC=h264
映像コーデックを指定します。
XAVC では h264 である必要があります。
文字列挙型 hevc h264
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VIDEO_PROFILE=2170
映像コーデックのプロファイルナンバーを指定します。
数値列挙型 H264_HIGH_422_INTRA=2170
H264_BASELINE=66 H264_MAIN=77 H264_HIGH=100
H264_HIGH_10=110 H264_HIGH_422=122
H264_HIGH_444=144
VIDEO_LEVEL=52
H.264 の level を指定します。
数値列挙型
VIDEO_FORMAT=YUV422-
YUV の構造を指定します。
10bit
文字列挙型 YUV420 YUV420-10bit YUV422-10bit
VIDEO_SIZE=3840x2160
映像のサイズ (表示サイズではなく、画像サイズ)を指定します。
文字列挙型
ASPECT_RATIO=1:1
サンプルアスペクトレシオ(1ピクセルあたりのアスペクト比)を指
定します。
文字列挙型 1:1 4:3
FRAME_RATE=59.94
フレームレートを FPS の単位で指定します。
文字列挙型 59.94 60 29.97 30
FIELD_ORDER=Progressive
プログレッシブフレーム、あるいはインターレースの場合、トップ
フィールドファーストかボトムフィールドファーストかを指定します。
文字列挙型 Progressive TopFieldFirst BottomFieldFirst
COLOR_RANGE=LIMITED,FULL リミテッドレンジか、フルレンジかを指定します。XAVC は
FULL でなくてはなりません。
文字列挙型 LIMITED FULL
COLOR_SPACE=
色の構成が BT709 仕様か、BT2020 仕様かを指定します。
XAVC では BT709 か指定なしです。
文字列挙型 BT709 BT2020
COLOR_PRIMARIES=
色の構成が BT709 仕様か、BT2020 仕様かを指定します。
XAVC では BT709 か指定なしです。
文字列挙型 BT709 BT2020
COLOR_TRANSFER=
色の構成が BT709 仕様か、BT2020 仕様かを指定します。
XAVC では BT709 か指定なしです。
文字列挙型 BT709 BT2020
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VIDEO_DURATION=60000:60
実際の映像から検出する再生時間の長さを、ミリ秒単位で指定します。
100
最小最大値型
VIDEO_BITRATE=400000:600 実際の映像から検出するビットレートを KByte 単位で指定します。
000
最小最大値型
VIDEO_DISCONTINUE_THRES 映像の1フレームの持つ時間とタイムスタンプを比較するときの揺ら
HOLD=10
ぎ誤差(検出しない差)を指定します。 単位はタイムスタンプ
整数型
AUDIO_CODEC=pcms24le
使用する音声コーデックを指定します。XAVC は pcms24le である必
要があります。
文字列挙型 aac pcms24le pcms16le
SAMPLE_RATE=48000
音声サンプルレートを指定します。
数値列挙型
LOUDNESS_THRESHOLD=-
日本の放送の場合、TR-B32 で定義される下記の値を使用します。
25:-23
数値列挙型 ARIB TR-B32 = -25:-23
AUDIO_DISCONTINUE_THRES 音声の1フレームの持つ時間とタイムスタンプを比較するときの揺ら
HOLD=0
ぎ誤差(検出しない差)を指定します。
整数型
AUDIO_DURATION=60000:60
実際の音声から検出する再生時間の長さをミリ秒で指定します。
100
最小最大値型
AUDIO_BITRATE=10:600
実際の音声から検出するビットレートを Kbps 単位で指定します。
最小最大値型 AUDIO2_DURATION=60000:6
音声2がある場合の実際の音声から検出する再生時間の長さをミリ秒
0100
単位で指定します。
最小最大値型
AUDIO2_BITRATE=10:600
音声2がある場合の実際の音声から検出するビットレートを Kbps 単位
で指定します。
最小最大値型
DEFFERENT_VIDEO_AUDIO=-
映像と音声とずれの最大値をミリ単位秒で指定します。
0:0
最小最大値型
GOP_INTERVAL=0:17
GOP の発行される間隔をミリ秒単位で指定します。
最小最大値型
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SILENCE_LEVEL=-70
無音検出の閾値を LKFS 単位で指定します。
ARIB では無音は-70KJFS です。
整数型
SILENCE_DETECTION=3000
無音時間の閾値をミリ秒単位で指定します。
例えば、3000 と指定した場合、3 秒間無音が続くとエラーになります。
数値型
BLACK_LEVEL=2
黒レベルの閾値を パーセントで指定します。
整数型
BLACK_DETECTION=1000
黒レベル時間の閾値をミリ秒単位で指定します。
例えば、1000 と指定した場合、1 秒黒レベルが続くとエラーになりま
す。
数値型
AUDIO_MAP=Stereo
音声が 2ch の場合は、どのようにアサインされているかを指定します。
モノラル(1ch:モノラル音声、2ch:1ch と同位相同レベルの音声
)、ステレオ(1ch:L、2ch:R)、二音声(1ch:主音声、2ch:副音
声)から指定します。ラウドネスの検査に影響がありますので必ず正
しい音声モードを指定してください。
音声が 4ch、6ch、8ch の場合は指定する必要はありません。
XAVC の音声モードについては「AUDIO_MAP で指定する音声モード
について」を参照してください。
文字列挙型 Mono DualMono Stereo
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参考1)AUDIO_MAP で指定する音声モードについて
音声トラックのアサインは以下の表の通りです。
音声モード
モノラル
音声トラックアサイン
1ch
2ch
モノラル音声
1ch と同位
3ch
4ch
5ch
6ch
副音声の
副音声の
L
R
C
LFE
Ls
Rs
(センター)
(低音強
(L サラウン
(R サラウン
調 ch)
ド)
ド)
LFE
Ls
Rs
7ch
8ch
副音声の
副音声の
L
R
相同レベルの
音声
ステレオ
二音声
デュアルステレオ
5.1 サウンド
5.1 サウンド+ス
L
R
主音声
副音声
主音声の L 主音声の R
L
L
R
R
C
テレオ
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