授 業 科 目 名 微生物学 必修・ 選択別 必修 単位数 1 対象 学年 1 学 期 後期 曜・限 火・5 (金・1) 担 当 教 員 西園晃・伊波英克・小林隆志・ 万年和明 (5710) [email protected] 【科目名の英文】Medical and Nursing microbiology 【授業のねらい】 衛生環境の改善や食生活の向上、世界一アクセスの良い医療の元で、我が国は例を見ない高齢化を迎えて いる。その中にあって感染症の脅威は、高齢者・免疫学的弱者における院内感染や日和見感染などの問題が 現在の我が国の感染症医療の中心となってきている。一方で、エボラ出血熱やデング熱の流行、マラリアや 結核のまん延などの新興・再興感染症は、依然として人類に大きな脅威を与えている。国内外の臨床現場で 感染管理・感染制御に必要な技術を、明確な根拠を持って実践できる看護師を目指すために、本科目では微 生物という生命体の本質を理解した上で、感染症の基礎を学ぶ。さらに、滅菌・消毒、ワクチンなど感染予 防方法の諸原理を理解し、臨床応用できる能力の基礎を形成する。 【具体的な到達目標】①微生物の定義、細菌、ウイルス、寄生虫の違いを理解する ②消毒と滅菌法につい て説明できる ③感染の様式とその対策について説明できる ④病原微生物に対する治療薬の特徴と限界 について説明できる ⑤免疫のしくみから感染と発病について説明できる ⑥日常的に出会う病原微生物 について特徴、症状や対処法について説明できる。 【授業の内容】(都合により、講義の順番が変わる可能性がある) (1)序論、細菌学総論 1 10/6(西園) (2)細菌学総論 2 10/13(西園) (3)感染論(発症と防御、免疫) 10/20(西園) (4)化学療法と細菌感染症 10/30(西園/万年) (5)細菌学各論 1 11/13(西園/万年) (6)細菌学各論 2 11/20(西園/万年) (7)院内感染、耐性菌 11/27(西園/万年) (8)滅菌と消毒,手指衛生(簡易実習) 12/1(伊波) (9)ウイルス学総論 1 12/8(伊波) (10)ウイルス学総論 2 12/15(伊波) (11)ウイルス学各論 1 12/22(伊波) (12)ウイルス学各論 2 1/5(伊波) (13)寄生虫学総論 1/12(感染予防医学) (14)寄生虫学各論 1/19(感染予防医学) 1/26(感染予防医学) (15)寄生虫学各論 【学生がより深く学ぶための工夫】 教員が一方的に話すだけにならないように、学生に意見を述べてもらう場面を頻繁に設ける。 【時間外学習】 【教科書】 微生物学 -疾病の成り立ちと回復の促進 [1]- 南嶋洋一、吉田眞一、永淵正法著 【参考書】 シンプル微生物学(南山堂)、 シンプル免疫学(南江堂) 【成績評価方法及び評価の割合】 筆記試験と出席状況 【注意事項】 【備 考】 医学書院
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