くまもと健康志向型プロダクツ - 熊本県健康サービス産業協議会

くまもと健康志向型プロダクツ
Evidence Oriented Healthcare
ー 平成25・26年度認定事業 ー
熊本県健康サービス産業協議会
“くまもと健康志向型プロダクツ”とは
Evidence Or iented Healthcare
人々の健康志向を受けて、県内企業・団体が「健康」をキーワードに産学連携や医・農・商・工連携等の取り組みにより
事業化する質の高い健康志向(=oriented)の製品・サービスを支援するため、
「くまもと健康志向型プロダクツ」
として認定します。
認定機関は産学行政連携組織である「熊本県健康サービス産業協議会」です。
※認定は、製品・サービスの効果・効能を認めるものではなく、事業者の取り組みを応援するものです。
医療
製造業
県内事業者等
農産物
商業、サービス
連 携
認 定
研究・開発
データ検証
技術的アドバイス
大学、高専、公設試験研究機関、
医療機関、健診機関、薬局など
認定対象者(申請者)
熊本県健康サービス産業協議会の会員である企業・団体※
※申請と同時に協議会へ入会申請する企業・団体も含む。
対象となる事業
「健康」をキーワードに産学連携、医・農・商・工連携等による
製品・サービス
健康食品、機能性食品、医薬品、化粧品、香粧品、健康機器・医療機器類、フィットネス・
スポーツ施設、健康管理・支援システム、健康管理・支援サービス、健康レストラン、ヘル
スツーリズム等。
連携機関
大学、高専、公設試験研究機関、医療機関、健診機関、薬局及びこれらに類する機関。
※自社(団体)内に配置する専門職の知見等を活用した事業である場合も対象。
認定のメリット
●認定証授与
●商品パッケージやカタログに、
ロゴ等の表示が可能
(図1~4参照)
【表示パターン】
図1
●各種イベントでの商品・サー
ビスPR機会の創出
●展示会出展料割引
●事例集の作成、協議会HP等
での紹介
図2
図3
図4
※実際の表示の際は、認定年度、表示番号、事務局が指定する文書の記載が必要です。
●マッチング支援アドバイザーや各種専門家による個別的なフォローアップ
2
平成26年度 認定事業一覧
1 桑樹の葉並びに実の機能性に着目した食品開発
株式会社 峯樹木園……P4
新規
2 八代産・農薬不使用「食べるイグザ」を生かしたサプリメントの
新規 開発及び販路拡大
わくわく倶楽部 株式会社……P5
平成25年度 認定事業一覧
1 青ミカン・トマトを使った「機能性石鹸」の開発 ・ 販売
新規
株式会社 オレンジブロッサム……P6
2 水前寺海苔「サクラン」の機能性に着目した
(さくすい)」化粧品の商品開発
新規「咲水
リバテープ製薬 株式会社……P7
3 くまもと在宅療養サポートサービス
新規
株式会社 くまもと健康支援研究所……P8
4 酸化する茶葉飲料の鮮度と葉酸に着目した食品開発
株式会社 芳田園……P9
継続
5 低分子有機酸低重合オリゴマー(SRP)の開発と応用
継続
株式会社 ラクティブジャパン……P10
6 世界最薄の救急絆創膏「フレックスケア」の開発
継続
リバテープ製薬 株式会社……P11
7 自治体・商工会・医療健診機関と連携した
継続 疾病予防対象者への運動支援サービスの提供
株式会社 くまもと健康支援研究所……P12
8 乳酸菌発酵ローヤルゼリーの商品開発
継続
株式会社 杉養蜂園……P13
■ 平成23年度 認定事業一覧
乳酸菌発酵ローヤルゼリーの商品開発
県産キノコ(ヤマブシタケ等)を活用した機能性食品の開発
● 熊本大学共同研究による地域産学連携商品「にが茶」による熊本県産の農産物振興
●
●
株式会社 杉養蜂園…P13
株式会社 健康の森…P14
株式会社 にが茶…P14
■ 平成22年度 認定事業一覧
酸化する茶葉飲料の鮮度と葉酸に着目した食品開発
株式会社 芳田園…P9
有機酸オリゴマー(SRP)の開発と応用 株式会社
株式会社 ラクティブジャパン…P10
● 世界最薄の救急絆創膏「フレックスケア」の開発
リバテープ製薬 株式会社…P11
● 自治体・商工会・医療健診機関等と連携した疾病予防対象者への運動支援サービスの提供
株式会社 くまもと健康支援研究所…P12
● 付加価値の高い健康増進施設
株式会社 阿蘇ファームランド(健康の森)…P15
● 青みかん(摘果みかん)を生かした健康食品の開発
山本建設株式会社 農産物加工事業部…P15
●B
i
o Me
t
r
onomeの事業化
つちやゴム 株式会社…P15
●
●
3
くまもと健康志 向 型プロダクツ
H2601
事業名
桑樹の葉並びに実の機能性に着目した食品開発
事 業 者
株式会社 峯樹木園
連携区分
●公設試験研究機関との連携 ●京都工芸繊維大学名誉教授との連携 連携機関
熊本県産業技術センター…[桑園造成の指導、桑葉の物性と味覚の研究支援、桑実の保存方法の開発支援]
京都工芸繊維大学 名誉教授 松原藤好氏…[桑品種・栽培方法アドバイス、商品開発における監修・アドバイス]
桑の優れた機能性に着目した。桑は健康の元になるカルシウムや鉄分などのミネラル成分を
事業概要
豊富に含む。さらに、桑の葉には糖分の吸収を抑える成分(ノジリマイシン)また桑の実には
ポリフェノールが豊富に含まれている。自社桑園で無農薬栽培した桑の葉や実を原料にして、
桑茶、桑の実ジュース・ジャム、桑の葉・実そうめんなどの健康食品の開発に取り組んでいる。
産学連携、医・農・商・工
連携等の取り組み
松原名誉教授や熊本県産業技術センターの指導の下、自社桑園で高品質桑生産のための品種
選定並びに桑園造成法を実践しながら、桑の実多収穫品種の選別並びに仕立て法の研究を進
めている。桑の葉茶の開発では、熊本県産業技術センターの協力により、桑の葉の粒径と桑茶
の味の関係を解明しながら製品化を進めた。同様に、春1回の収穫で冷凍保存が必要な桑の実
の商品化にあたっては、解凍条件別に桑の実ジュースやジャムの品質の比較・検討を行った。
事業連携スキーム
熊本県産業技術センター
㈱峯樹木園
●桑園造成の指導
●桑葉の物性と味覚の関係の解明
●桑実の冷凍保存状態と商品化の関係の解明
京都工芸繊維大学 名誉教授 松原 藤好氏
桑樹の葉並びに実の機能性に着目した食品開発
●桑園造成のアドバイス
(桑品種・栽培方法)
●商品開発における監修・アドバイス
●松原式工場周年無菌養蚕システムの指導
〈認定事業者の概要〉
■企業・団体名:株式会社 峯樹木園
■代表者:峯 隆吉
■所在地:熊本県合志市野々島4393-54 ■設立年月日:昭和60年11月
■URL:http://www.minejyumokuen.net
■資本金:1,000万円
■TEL:096-242-1045
■FAX:096-242-3789
★認定は、製品・サービスの効果・効能を認めるものではなく、事業者の取り組みを応援するものです。
4
くまもと健康志向 型プロダクツ
事業名
八代産・農薬不使用「食べるイグサ」を生かした
サプリメントの開発及び販路拡大
事 業 者
わくわく倶楽部 株式会社
連携区分
●原料生産者との連携
連携機関
H2602
イナダ有限会社…[・原料(イグサ粉末)の供給・「食べられるイグサ」の効果効能に関わる情報提供・イグサ
を利用した商品開発(健康食品・サプリメント)及び販路開拓の連携] 事業概要
い草の生産量一位を誇る「熊本県の八代平野」。
ここ八代で食用を前提として農薬不使用で育てら
れた「食用イグサ」をコア原料とした、熊本発のサ
プリメント開発及び販売。
産学連携、医・農・商・工
連携等の取り組み
・互いに知りえたイグサ成分の効果効能の情報提供。
・イグサに配合することで相乗効果をもたらす他成分の情報共有。
・「生産者」
「製造販売者」という違う視点から捉えた商品開発品との共有。
事業連携スキーム
イナダ有限会社
●イグサの原料
(粉末)
供給
わくわく倶楽部㈱
一般財団 日本食品分析センター
イグサを原料としたサプリメントの開発及び販売
●イグサを原料とする加工品の機能性分析及び解析
〈認定事業者の概要〉
■企業・団体名:わくわく倶楽部 株式会社
■代表者:山本 祐司
■所在地:熊本市西区池田1丁目20-43 ■設立年月日:平成23年10月
■URL:http://www.aomikan.jp/
■資本金:100万円
■TEL:096-288-2113
■FAX:096-288-4455
★認定は、製品・サービスの効果・効能を認めるものではなく、事業者の取り組みを応援するものです。
5
くまもと健康志 向 型プロダクツ
H2501
事業名
青ミカン・トマトを使った「機能性石鹸」の開発・販売
事 業 者
株式会社 オレンジブロッサム
連携区分
●大学、高専等研究者との連携 ●公設試験研究機関との連携 崇城大学DDS研究所…[科学技術的な監修・アドバイス]
連携機関
熊本県産業技術センター(食品加工技術室)…[機能性成分の含有量の評価や安全性に関する確認・
科学的根拠の確認に関する評価]
青ミカン果汁の搾りかす(果皮)とトマトの果汁搾りか
事業概要
す(果皮)には、抗アレルギー活性を有する物質ヘスペ
リジン(ビタミンP)が、トマト果皮には活性酸素を効率
よく除去する機能性物質リコピンがそれぞれ含まれて
いる。どちらも健康に有益な機能性成分が多く含まれ
ており、それらを上手く抽出精製し活用することで革新
的な「機能性石鹸」を開発・販売する。
商品開発は崇城大学 前田浩教授の指導を受け、成分分析・評価分析等については熊本県
産学連携、医・農・商・工
連携等の取り組み
産業技術センターに協力を依頼し、商品化に至った。
専門メーカーに委託し複数回にわたるパッチテストもクリアしている。
商品化(販売)の際のパッケージやキャッチコピーも重要な要素になるため、それらについて
は、経験と実績の豊富な専門家に委託し、薬事法の標記チェック等確認済み。
販路については、首都圏での展示会等に参加し販路先を広げている。
また、この商品は平成26年度熊本県優良新商品審査会(民芸品・日用品部門)において金
賞も受賞している。
事業連携スキーム
製造メーカー
技術提供
●委託製造
●当該石けんの効果に関する科学技術的な監修
●商品改良
情報共有
●機能性成分の配合量などに関する技術的なアドバイス
納品
技術提供
㈱オレンジブロッサム
青ミカン・トマトを使った「機能性石鹸」の開発・販売(総括)
デザイン会社 他
安全性確認
●パッケージデザイン
●販売戦略
技術提供
熊本県産業技術センター・佐藤崇雄 研究主任
●機能性成分の含有量の評価や安全性に関する確認
●当該石けんの効果に関する科学的根拠の確認に関する評価
〈認定事業者の概要〉
■企業・団体名:株式会社 オレンジブロッサム
■代表者:村上 浮子
■所在地:熊本市西区河内町河内3031 ■設立年月日:平成19年10月
■URL:http://www.ukko.jp
■資本金:300万円
■TEL:096-276-0241
■FAX:096-276-0241
★認定は、製品・サービスの効果・効能を認めるものではなく、事業者の取り組みを応援するものです。
6
科学的知見の共有
製造委託
崇城大学DDS研究所・前田浩 教授
くまもと健康志 向 型プロダクツ
事業名
水前寺海苔「サクラン」の機能性に着目した
「咲水(さくすい)」化粧品の商品開発
事 業 者
リバテープ製薬 株式会社
連携区分
●大学、高専等研究者との連携 ●自組織内の専門職の知見活用 連携機関
H2502
熊本大学大学院…[主要成分「サクラン」の薬効についての学術情報提供]
グリーンサイエンス・マテリアル(株)…[熊本県産「サクラン」の供給と学術情報の提供]
事業概要
「咲水」は、
“お肌の健康を守る”当社の理念のもとに、熊本県産の有用素材を活用して開発した基礎化
粧品シリーズである。水前寺海苔から抽出された有用成分「サクラン(スイゼンジノリ多糖体)」を主要保
湿成分とし、熊本の地下資源である南阿蘇白川水源の天然水を基剤に使用している。有用成分「サクラ
ン」は、自然界最大級の分子量を持つ高分子で“ヒアルロン酸の5倍の保水力”が特長であり、皮膚上で
保護膜の働きをすることにより肌のキメを整え、べたつきがなく潤いを与える。また、自然素材を活かす
ために“成分や無添加”にもこだわっている。これまでには8成分のシンプルな『化粧水』、合成ポリマー
不使用の『保湿ジェル』、アミノ酸洗浄成分の『洗顔料』、オイルフリーの『美容液マスク』の4アイテムを
揃え、今後もユーザーの使用満足のために新商品開発を推進し、ラインナップを充実させていく。
産学連携、医・農・商・工
連携等の取り組み
平成24年2月に熊本大学有馬教授が会長を務める有識者による「サクラン研究会」が発足し、「サクラン」
による痒みや炎症を抑える等の医学的及び薬学的効果の研究が進められ、当社では皮膚に関するエビデン
スをスキンケア化粧品へ応用している。また、熊本県下の企業の協力により、熊本県産の水前寺海苔を熊
本でサクランに加工し、当社で商品開発・販売することにより、地域産業の活性化に取り組んでいる。
事業連携スキーム
熊本大学大学院教授 薬学博士 有馬英俊氏
「サクラン研究会」
リバテープ製薬㈱技術開発部
●サクランの薬効についての学術情報の提供。
●商品においてのサクランの説明監修。
グリーンサイエンス・マテリアル(株)
サクランの機能性に着目した化粧品の開発
●熊本県産 水前寺海苔によるサクランの供給。
●サクランの素材となる水前寺海苔に関する情報の提供。
●商標サクランの使用許可。
〈認定事業者の概要〉
■企業・団体名:リバテープ製薬 株式会社
■代表者:星子 邦久
■所在地:熊本県熊本市北区植木町岩野45番地 ■設立年月日:昭和35年5月
■URL:http://www.libatape.jp/
■資本金:1億円
■TEL:096-272-0631(代表)
■FAX:096-275-1064(代表)
★認定は、製品・サービスの効果・効能を認めるものではなく、事業者の取り組みを応援するものです。
7
くまもと健康志 向 型プロダクツ
H2503
事業名
くまもと在宅療養サポートサービス
事 業 者
株式会社 くまもと健康支援研究所
連携区分
●大学、高専等研究者との連携 ●医療・検診機関、薬局との連携 ●自組織内の専門職の知見活用 連携機関
熊本大学医学部附属病院(医療情報経営企画部)…[医療機関と民間サービスの情報共有に関する企画・監修]
ヒライ給食宅配サービス株式会社…[療養食の製造・宅配・見守りサービスの提供]
事業概要
医療機関と連携して、入院中の医療情報や食事指導箋
に基づく療養食宅配サービスを提供する。管理栄養士
の監修のもと、糖尿病食・減塩食・腎臓病食・透析食等
のより細かい個別対応が実現可能となっている。医療
情報を活用することで、より適切で質の高いサービスが
提供されることで退院後の在宅療養を支援する。
産学連携、医・農・商・工
連携等の取り組み
熊本大学と共同研究として療養食を利用した患者を追
跡調査した結果、病態改善効果が確認できた。熊本大
学との共同研究を通して、療養食宅配サービスだけで
なく退院患者に対する多様な生活支援サービスに関す
る研究開発を行っている。これらのサービスが確立さ
れることにより、再入院予防や重症化予防につながる
ことが期待される。
事業連携スキーム
熊本大学医学部附属病院医療情報経営企画部
宇宿 功市郎 教授
㈱くまもと健康支援研究所
くまもと在宅医療サポートサービス研究開発
●医療機関と民間サービスの情報共有に関する企画・監修
ヒライ給食宅配サービス株式会社
●療養食製造 ・宅配サービスの提供
〈認定事業者の概要〉
■企業・団体名:株式会社 くまもと健康支援研究所
■代表者:松尾 洋
■所在地:熊本市東区石原1丁目11-11 ■設立年月日:平成18年12月
■URL:http://www.kwsi.co.jp/
■資本金:1,500万円
■TEL:096-349-7712
■FAX:096-349-7713
★認定は、製品・サービスの効果・効能を認めるものではなく、事業者の取り組みを応援するものです。
8
くまもと健康志 向 型プロダクツ
H2504 ( H22 )
事業名
酸化する茶葉飲料の鮮度と葉酸に着目した食品開発
事 業 者
株式会社 芳田園
連携区分
公設試験研究機関との連携
株式会社エコプロ・リサーチ(厚生労働省 食品衛生法 登録検査機関)…[新製品用高品質茶製造技術の研究]
連携機関
友和産業㈱…[新型ティーバッグ製造機械の開発]
㈶くまもとテクノ産業財団…[事業化支援]
ペットボトル茶飲料は成長市場であり、健康機能をうたったト
事業概要
クホ商品等も売上を伸ばしているが、お茶本来の入れ立ての
味を楽しむことができないことから、無添加で高品質の一番
緑茶をペットボトルで手軽に飲めるよう「ボトルイン型ティー
バッグ」を開発(特許取得)し、エコとロハス的ライフスタイ
ルを提案する。
産学連携、医・農・商・工
連携等の取り組み
緑茶は昔から健康食品としての役割を果たしており、葉酸の
数値が食品の中では海苔の次に高く、茶葉の繊維が水溶液中
にそのまま出てくるこの商品は、1日に必要な葉酸を効果的に
採取することができる。また、健康志向の強い商品にするた
め、ティーバッグ素材は、有機分解繊維を使用し、茶葉におい
ては、極深蒸有機減農薬茶を厳選使用している。試験研究機
関との共同研究により、極蒸茶の茶葉から水溶液に含まれる
栄養素、旨み成分、アミノ酸含有量と葉酸の測定データを収
集分析し、高品質茶葉の製造技術を研究している。
事業連携スキーム
㈱芳田園
㈶くまもとテクノ産業財団
●特許商品の事業化支援
㈱エコプロ・リサーチ[厚労省登録検査機関]
●葉酸等の抽出成分分析
●高品質茶葉製造技術研究
友和産業㈱
●新型ティーバッグ製造機械の開発
〈認定事業者の概要〉
■企業・団体名:株式会社 芳田園
■代表者:芳田 幸哉
■所在地:熊本県上益城郡山都町浜町142番地
■設立年月日:平成18年
■URL:http://www.ochanoyoshidaen.jp ■資本金:300万円
■TEL:0967-72-0123
■FAX:096-237-7050
★認定は、製品・サービスの効果・効能を認めるものではなく、事業者の取り組みを応援するものです。
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くまもと健康志 向 型プロダクツ
H2505 ( H22 )
事業名
乳酸オリゴマー
(SRP)の開発と応用
事 業 者
株式会社 ラクティブ ジャパン
連携区分
●大学、高専等研究者との連携 連携機関
熊本県立大学環境共生学部…[物性試験・試験データ収集・分析と商品開発]
㈱ザ・フォレスト…
[共同試験・検査協力]
乳酸は食品添加物や化粧品素材として市場でも販売されているが、強酸性のため取扱いが
難しく適用に限界がある。
熊本県立大学との共同研究により、この問題を解決し、乳酸をさらに安全に使用できる物質
へと改良、SRP(Sterilization Reduction Polymer)と名付けた。
SRPは、菌・カビ等に対して有効で、さらに除臭効果も持ち合わせている。菌とカビに対す
る機能性は、日本食品衛生学会(2009年札幌市)において発表した。
SRPの様々な機能性と安全性(原料は穀物を発酵させてえられた乳酸)を活かし、新しい
環境保全物質を提供している。
さらに、SRPの新たな機能性を確認するため、大学との共同研究を進めている。
事業概要
産学連携、医・農・商・工
連携等の取り組み
SRPを用いた一般家庭用環境保全剤として、除臭、除
菌、防かびスプレー「TANGATTA」を商品化。
TANGATTA(タンガッタ)は、熊本県立大学篠原亮太名
誉教授(前環境共生学部教授)と共同開発した産学連携
の開発商品で、商品名「タンガッタ」は、くまもと弁で「お
どろいた!」と言う意味の「たまがった」が由来。
事業連携スキーム
㈱ラクティブ ジャパン
熊本県立大学
篠原 亮太 名誉教授
●共同開発・物性試験・データ分析
㈱ザ・フォレスト
●共同試験・検査協力
〈認定事業者の概要〉
■企業・団体名:株式会社 ラクティブ ジャパン
■代表者:長尾 忠知
■所在地:熊本県宇城市松橋町久具335
■設立年月日:平成18年
■URL:http://www.lactivejapan.com/ ■資本金:1,000万円
■TEL:0964-32-3723
■FAX:0964-32-6131
★認定は、製品・サービスの効果・効能を認めるものではなく、事業者の取り組みを応援するものです。
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くまもと健康志 向 型プロダクツ
H2506 ( H22 )
事業名
世界最薄の救急絆創膏「フレックスケア」の開発
事 業 者
リバテープ製薬 株式会社
連携区分
●大学、高専等研究者との連携 ●自組織内の専門職の知見活用
連携機関
熊本大学大学院医学薬学研究部…[開発品の臨床・性能評価]
フレックスケアは、厚さ0.01ミリという極薄のポリウレ
事業概要
タン製フィルムを救急絆創膏に初めて採用した製品で、特
長としては、①非常に柔らかいため、わずかな力で伸縮す
る、②透湿度が3,000g/㎡・24hr(フィルム1㎡当り24
時間で3,000gの水蒸気を透過する)と非常に高い、③表
面に特殊な処理をしており透明性が高い−ことがあげら
れる。このような特長をもったフィルムを救急絆創膏に採
用したことで、①違和感がないため貼っていることを忘れ
てしまう、②皮膚が白くふやけにくい、③指に貼っても貼っ
ていることに気がつかないほど目立ちにくいという従 来
の救急絆創膏で不満のあった課題を解消した製品を開発
した。また、その新規性から特許を取得し、更に薄い厚さ
0.007ミリの極薄絆創膏の商品化も実現している。
産学連携、医・農・商・工
連携等の取り組み
中心静脈・末梢静脈カテーテルの固定に使用しているドレッシングについて患者の要望を
追及した商品の仕様設計及び商品化を検討し(材質・材料の選定、形状・サイズ・アプリケー
ション設計、基準設定)、熊本大学大学院医学薬学研究部消化器内科学の協力により開発
品の臨床的妥当性評価及びフィードバック(安全性、有効性、操作性の確認等)を実施して
いる。
事業連携スキーム
リバテープ製薬㈱
熊本大学大学院医学薬学研究部
技術開発部
消化器内科学
設備課
●開発品の臨床・性能評価
生産部
〈認定事業者の概要〉
■企業・団体名:リバテープ製薬 株式会社
■代表者:星子 邦久
■所在地:熊本県熊本市北区植木町岩野45番地
■設立年月日:昭和35年5月
■URL:http://www.libatape.jp/ ■資本金:1億円
■TEL:096-272-0631(代表)
■FAX:096-275-1064(代表)
★認定は、製品・サービスの効果・効能を認めるものではなく、事業者の取り組みを応援するものです。
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くまもと健康志 向 型プロダクツ
H2507 ( H22 )
事業名
自治体・商工会・医療健診機関等と連携した疾病予防
対象者への運動支援サービスの提供
事 業 者
連携区分
株式会社 くまもと健康支援研究所
●大学、高専等研究者との連携 ●医療・健診機関、薬局等との連携 ●自組織内専門職の知見活用
熊本大学(生命科学研究部)…[提供サービスに関する指導・助言・監修]
連携機関
日本赤十字社熊本健康管理センター…
[健康情報基盤「私の健康履歴」の運用及びサービス勧奨]
熊本市植木町商工会…
[健康マイレージ「すいカード」事業協力]
熊本市…
[健診時等におけるサービス周知、情報提供等]
事業概要
自治体・商工会・医療機関・健診機関等と連携して、メタボリック
シンドローム予備群や糖尿病予備群の疾病予防対象者に、医療機
関から提供された情報および健診データに基づいて運動支援サー
ビスを提供し、サービス利用状況に応じて健康マイレージを付与。
たまったポイントに応じて地元協力店で使用可能な買い物券を発
行し、顧客のサービス利用の動機づけと地域活性化を目指す。
産学連携、医・農・商・工
連携等の取り組み
平成21年度経済産業省「地域総合健康サービス産業創出事業」において、サービス提供期
間(4か月)の前後に採血を行い、熊本大学大学院生命科学研究部 代謝内科学 荒木教
授の監修を受けて評価を行った結果、サービス利用者の体重・腹囲・脂質関連項目・糖代謝
関連項目に有意な改善を認めた。
サービス提供にあたっては、スタッフである保健師、健康運動指導士、管理栄養士等が利用
者をサポート。体重や血圧等の測定値を日本赤十字社熊本健康管理センターが運営する健
康情報基盤「私の健康履歴」に蓄積していくことで経年データを評価しながらサービスプロ
グラムを策定している。
事業連携スキーム
熊本市(旧植木町)
●サービス勧奨、
情報提供等
植木町商工会
●「健康マイレージ」の利用協力
㈱くまもと健康支援研究所
荒木 栄一
氏
●サービス効果検証
地域住民へサービス提供
〈認定事業者の概要〉
■企業・団体名:株式会社 くまもと健康支援研究所
■代表者:松尾 洋
■所在地:熊本県熊本市東区石原1丁目11-11
■設立年月日:平成18年12月
■URL:http://www.kwsi.co.jp/ ■資本金:1,500万円
■TEL:096-349-7712
■FAX:096-349-7713
★認定は、製品・サービスの効果・効能を認めるものではなく、事業者の取り組みを応援するものです。
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熊本大学医学薬学研究部代謝内科教授
日赤熊本健康管理センター
●健康情報基盤「私の健康履歴」の運用
●サービス勧奨
くまもと健康志 向 型プロダクツ
H2508 ( H23 )
事業名
乳酸菌発酵ローヤルゼリーの商品開発
事 業 者
株式会社 杉養蜂園
連携区分
大学、高専等研究者との連携
連携機関
崇城大学(薬学部)…[動物試験、ヒト細胞試験によるデータの収集と解析]
ローヤルゼリーは健康食品として既に認知度を得ているところであるが、新たに乳酸菌発
事業概要
酵ローヤルゼリーの研究開発を行い、腸内フローラバランス改善効果を有するサプリメント
(清涼飲料水)を開発。発酵ローヤルゼリーに加え、コラーゲン、ヒアルロン酸、ツバメの巣
を配合し、美容・健康維持目的のほか近年注目を集めているアンチエイジング対策という消
費者ニーズに応えられる商品化を行っている。
崇城大学薬学部未病薬学研究室との共同研究
産学連携、医・農・商・工
連携等の取り組み
において、ローヤルゼリー及びローヤルゼリー
ペプチドの薬理学的基礎研究の経験を踏まえ
本製品の開発研究を実施。腸内フローラバラン
スの改善効果、抗ロタウイルス作用などの特徴
を持つことを検証・確認している。
事業連携スキーム
崇城大学薬学部未病薬学研究室
㈱杉養蜂園
●動物試験、
ヒト細胞試験による
データの収集と解析
乳酸菌発酵ローヤルゼリーの機能性に着目した食品開発
アピ株式会社
●生ローヤルゼリーからの酵素処理、
乳酸菌発酵の技術及び原料の提供
〈認定事業者の概要〉
■企業・団体名:株式会社 杉養蜂園
■代表者:毛利 浩一
■所在地:熊本県熊本市貢町松の本571-15 ■設立年月日:昭和46年9月
■URL:http://www.0038.co.jp/
■資本金:3,000万円
■TEL:096-245-5538
■FAX:096-245-5525
★認定は、製品・サービスの効果・効能を認めるものではなく、事業者の取り組みを応援するものです。
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平成23年度 認定事業
事業名
県産キノコ(ヤマブシタケ等)を活用した機能性食品の開発
事業者
株式会社 健康の森
連 携機関
九州大学(農学研究院)…[機能性キノコに関する定量法確立・新規物質探索]
九州栄養福祉大学(食物栄養学部)…[機能性キノコに関する動物試験・ヒト臨床試験]
熊本県産業技術センター …[栄養成分・基礎分析、食品加工方法検討]
事 業概要
健康の森グループでは、健康食品の栽培から加工・販売、健康施設の開発・運営など包
括的に事業を展開しており、本事業では、
(株)阿蘇バイオテックで生産される機能性キ
ノコ(ヤマブシタケ・鹿角霊芝・冬虫夏草等)を主軸としたベースサプリメントとしての機
能性食品の開発を行っている。
認定事業者の概要
事業名
事業者
熊本大学共同研究による
地域産学連携・熊本大学共同商品「にが茶」による熊本県産の農産物振興
株式会社 にが茶
連 携機関
熊本大学(薬学部)
[熊本県産鹿角霊芝の成分活性評価、農園指定、広報支援]
事 業概要
鹿角霊芝は漢方薬の原料などとして重宝されているが、菌種や栽培環境などによ
り含有成分が大きく異なる。本事業では、熊本大学との共同研究により、大学指
定農園産の鹿角霊芝において特有の活性を有するルシデニン酸化合物を同定。
熱湯で煎じても活性成分が有効であることから、煎じ茶として商品化している。
認定事業者の概要
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■企業・団体名:株式会社 健康の森
■所在地:熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽5579-1
■URL:http://www.kenkonomori.co.jp/
■TEL:0967-63-8100
■FAX:0967-63-8101
■企業・団体名:株式会社 にが茶
■所在地:熊本県熊本市南熊本3-14-138 くまもと大学連携インキュベータ108号室
■URL:http://www.nigacha.net/
■TEL:096-288-0752
■FAX:096-288-0754
平成22年度 認定事業
事業名
付加価値の高い健康増進施設
事業者
株式会社 阿蘇ファームランド(健康の森)
連 携機関
崇城大学(薬学部)
[学術支援]
NPO法人日本ヘルス協会[健康増進施設プラン作成支援]
(財)日本健康開発財団[温浴施設整備支援]
事 業概要
大自然健康テーマパーク「阿蘇ファームランド」は、開業以来のグランドコン
セプトである健康を訴求した施設を展開するため、5年前より特定非営利活動
法人日本ヘルス協会との協働により滞在型健康増進施設に関するマスタープ
ランを策定。学識者・有識者との連携により栄養・運動・休養の3大要素を具
現化する産学官連携による付加価値の高い健康増進施設の展開を図る。
認定事業者の概要
■企業・団体名:株式会社 阿蘇ファームランド
■所在地:熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽5579-3
■URL:http://www.asofarmland.co.jp
■TEL:0967-67-2369(健康の森内)
■FAX:0967-67-2798(健康の森内)
事業名
青みかん(摘果みかん)を生かした健康食品の開発
事業者
山本建設株式会社農産物加工事業部
連 携機関
熊本県産業技術センター[データ分析、加工食品の試作アドバイス]
(株)オレンジブロッサム[原料(青みかん)の提供]
事 業概要
青みかん(未成熟温州みかん)の皮には、
「ヘスペリジン」という天然成分が多く
含まれており、近年、大学や企業での研究が進み、特に花粉時期の不快な症状緩
和に良いといった有用性が注目を集めているが、この青みかんの果皮を丸ごと粉
末にしたカプセルを製品化。原料となる青みかんには厳しい基準(熊本型特別栽
培農産物〝有作くん〟基準)に沿って生産されたものを使用し、原料の質にこだ
わると共に、製品の各種検査も行い、安全・安心の製品開発を目指している。
認定事業者の概要
■企業・団体名:山本建設株式会社 農産物加工事業部
■所在地:熊本県熊本市西区池田1丁目20−43
■URL:http://www.aomikan.jp
■TEL:096-288-2113
■FAX:096-288-4455
事業名
Bio Metronomeの事業化
事業者
つちやゴム 株式会社
連 携機関
熊本大学大学院生命科学研究部遺伝子機能応用学[細胞、動物での安全性及び有効性についての基礎研究]
熊本大学大学院生命科学研究部代謝内科学[人体レベルでの臨床研究]
事 業概要
「Bio Metronome」は特殊な波形を持ち、なおかつ温熱を同時に印加でき
る機器であるが、熊本大学との共同研究によって「熱ショック蛋白質」を効率
的に増加させる機能があることが明らかとなり、メタボリックシンドローム、
糖尿病を予防・改善する機器としての有効性について臨床研究により病態改
善効果が確認されている。
認定事業者の概要
■企業・団体名:つちやゴム 株式会社
■所在地:熊本県上益城郡嘉島町井寺431-21
■URL:http://tsuchiya-r.co.jp/
■TEL:096-237-0138
■FAX:096-237-0129
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熊本県健康サービス産業協議会
産学行政連携により科学的根拠に基づく健康サービス産業の振興を図ることを
目的に設立された団体です。
■平成19年1月発足
■会員構成 企業・団体・医療機関・健診機関(51)、大学研究者等(38)、熊本県
(平成26年10月現在)
■事 務 局 一般社団法人 熊本県工業連合会
熊本県熊本市東区東町3丁目11番38号
TEL 096-285-8131 FAX 096-214-2030
■協議会ホームページ(URL)
:http://www.khsi.jp
■Facebook:https://www.facebook.com/kumamoto.kenko