おかげさまで10周年 NPO法人「日本で最も美しい村」連合 ご案内 2015年 10 月 2日 現 在 ■NPO法人「日本で最も美しい村」連合 NPO法人「日本で最も美しい村」連合は、フランスの「最も美しい村運動」をモ デ ル と し て 、 2005 年 1 0 月 に 7 つ の 自 治 体 が 集 ま っ て 発 足 し ま し た 。 当 時 は 、 い わ ゆ る平成の大合併の真っ只中にあり、市町村合併が促進され小さくても素晴らしい地域 資源や美しい景観を持つ村の存続が難しい時期にありました。このような状況下、 「日本で最も美しい村」連合は、新たな「地域の星」を目指して運動を開始したので す。 1.「日本で最も美しい村」連合の目的は? この連合は、素晴らしい地域資源を持ちながら過疎にある美しい町や村が、 「日本で最も美しい村」を宣言することで ① 自 らの地 域 に誇 りを持 ち、将 来 にわたって美 しい地 域 づくりを行 うこと ② 住 民 によるまちづくり活 動 を展 開 することで地 域 の活 性 化 を図 り、地 域 の自 立 を 推 進 すること ③ 生 活 の営 みにより作 られてきた景 観 や環 境 を守 りこれらを活 用 することで観 光 的 付 加 価 値 を高 め、地 域 の資 源 の保 護 と地 域 経 済 の発 展 に寄 与 すること を目的としています。 岐阜県東白川村 北海道美瑛町 2 2.「日本で最も美しい村」連合の活動内容は? 1) 「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」 の 名 称 ・ ロ ゴ マ ー ク の 使 用 、 普 及 を 図 り ま す 。 ① 「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」連 合 の 名 称 と ロ ゴ マ ー ク が 良 好 な 地 域 づ く り 、文 化 及 び独自の保全地域を示す目印(ブランド)となるように活用します。 ② 「日本で最も美しい村」の名称およびロゴマークを管理します。 2) こ の 連 合 に 加 入 し た 自 治 体 の 自 立・発 展 の た め に 、相 互 の 経 験 や 研 究 を 共 有 し ま す 。 ① 定 期 総 会 ・ 戦 略 会 議 (春 )、 臨 時 総 会 ・ フ ェ ス テ ィ バ ル (秋 )な ど を 開 催 し ま す 。 ② 「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」連 合 の 加 盟 町 村 間 及 び 企 業 サ ポ ー タ ー 等 と の 交 流 を 図 ります。 3) 連 合 が 目 指 す 将 来 像 の 実 現 の た め 、 経 済 的 価 値 を 高 め 、 社 会 的 発 展 を 促 し ま す 。 ① 資 格 委 員 会 が 資 格 基 準 に 基 づ き 、新 規 加 盟 を 希 望 す る 町 村 の 審 査 を 実 施 し ま す 。 加盟後も5年に1度の再審査を通じ、この連合の価値を創造し続けます。 ② 「まずは、きれいに」を合い言葉に5Sの推進(整理、整頓、清掃、清潔、し つけ)を促進します。 ③ 「世界で最も美しい村連合会」の国際活動に参加します。 4) 地 域 の 魅 力 を 発 信 し 、 交 流 人 口 の 増 加 に よ る 地 域 経 済 の 発 展 を 推 進 し ま す 。 ① 「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」連 合 主 催 及 び ブ ロ ック協議会主催によるイベントを開催し ます。 ② 「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」連 合 を P R す る 商 品を開発・販売します。 ③ 「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」連 合 フ ォ ト コ ン テ ストを開催します。 ④ 公式ガイドブック「日本で最も美しい村」 を継続的に発行します。 公 式 ガイドブック 5.世論を高めるための広報活動を行います。 ① 雑誌、新聞、テレビのほか、ホームページ等による広報活動を展開します。 ② 企業、団体、個人によるサポーター会員制度の拡充を図ります。 3 3.加盟した「日本で最も美しい村」の活動は? ① 地 域 資 源 の存 続 、発 展 に継 続 的 に取 り組 むこと。 ② 町 村 の主 な入 り口 に、ロゴマークと「日 本 で最 も美 しい村 」連 合 名 の標 識 を設 置 すること。 ③ 加 盟 村 が発 行 する定 期 刊 行 物 、封 筒 、ポスターなどにロゴマークを使 用すること。 ④ 定 期 総 会 、フェスティバル(臨 時 総 会 )などに参 加 すること。 ⑤ この連 合 のブランド価 値 を高 めるための主 催 事 業 に積 極 的 に参 加 すること。 4.年間の活動は? ① 定期総会・戦略会議・・・5 月 ② 理事会・委員会・・・・・2 月、5 月、8 月、随時 ③ フ ェ ス テ ィ バ ル ( 臨 時 総 会 )・ ・ 10 月 ④ 加 盟 町 村 の 担 当 補 佐 役 に よ る 学 び の 場 ・ ・ ・ ・ 4 月 、 10 月 ほ か ⑤ 新 規 加 盟 募 集 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 月 1 日 か ら 3 月末 日 ⑥ 新規加盟審査・・・6 月から 8 月 ⑦ 加 盟 5 年 経 過 町 村 の 再 審 査 ・ ・ ・ 10 月 か ら 12 月 ⑧ 加盟町村と企業サポーターとの交流等・・・適宜 ⑨ 各イベント実施によるプロモ―ション活動・・・適宜 ⑩ 「世界で最も美しい村連合会」国際会議への参加・・・年 1 回開催 月 4 5 6 7 8 9 10 4 1 2 再審査 3 新 規 加 盟 村 募 集 締 め切 り 各種活動 12 新規加盟村募集開始 理 事 会 ・委 員 会 フェスティバル(臨 時 総 会 ) 理 事 会 ・委 員 会 定 期 総 会 ・戦 略 会 議 理事会 担当補佐役会議 主 な活 動 新規加盟審査 11 など。 5.この連合の組織は? この連合の組織図は、次の通りです。 会 長 事務局 副会長 (事務局長・事務局員) 資格委員会 理事会 資格委員会委員長 ・副委員長 ・委員 監 事 正会員企業 事業委員会 事業委員会委員長 ・副委員長 ・委員 正会員(3号) 準会員 正会員・地域会員 51町村9地域 首長・代表 テーマ活動部会 九 州 近畿・中国・四国 関東中部 東 北 北海道 ブロック ブロック ブロック ブロック ブロック (12町村地域) (13町村地域) (18町村地域) (9町村地域) (8町村地域) 首長・代表 首長・代表 首長・代表 首長・代表 首長・代表 担当補佐役 担当補佐役 担当補佐役 担当補佐役 担当補佐役 ■組織の構成 ① 「会員総会」が最高議決機関として位置づけられています。 ② 「 理 事 会 」は 、会 長 と 3 名 の 副 会 長 、1 6 名 の 理 事 、2 名 の 監 事 か ら 成 り 立 ち 、 創 立 理 念 の 継 承 の ほ か 総 括 ・ 執 行 機 能 を 担 い ま す 。任 期 は 2 年 で す 。ま た 、中 核 的 組 織 と し て 「 資 格 委 員 会 」、「 事 業 委 員 会 」 が 構 成 さ れ て い ま す 。 ③ 「資格委員会」は、新規加盟審査、5年ごとの再審査などを行います。 ④ 「 事 業 委 員 会 」は 、ロ ゴ マ ー ク の 管 理 、 種 々 の 事 業 戦 略 の 構 築 、プ ロ モ ― シ ョ ン活動などを行います。 ⑤ 各加盟町村は、北海道、東北、関東・中部、近畿・中国・四国、九州・沖縄の いずれかのブロックに所属し、各ブロックから、理事を選出します。 ⑥ 「 テ ー マ 活 動 部 会 」と は 、加 盟 町 村 が 直 面 す る 課 題 に 向 け て の 自 主 的 テ ー マ 別 課題解決組織です。 ⑦ 「 正 会 員 」と は 、加 盟 し た 町 村( 自 治 体 )、企 業 サ ポ ー タ ー 、組 織 設 立 に 多 大 な 貢献をした人(3号会員といいます)が該当します。 ⑧ この他に地域で加盟している「地域会員」があります。 ⑨ 「 準 会 員 」は 、こ の 連 合 の 活 動 を 支 援 す る 人 と し て 各 種 の 活 動 に 参 加 で き ま す 。 5 6.「日本で最も美しい村」連合に加盟することによるメリットは? ① 自 分 たちの地 域 づくりにおいて「日 本 で最 も美 しい村 づくりを行 う」というビジョンを掲 げ て、これまで取 り組 んできた地 域 づくりの各 種 施 策 を再 構 築 することができます。 ② 名 称 とロゴマーク(商 標 登 録 済 み)を使 用 することができます。 ③ 町 村 民 や地 元 事 業 者 などに、自 らの地 域 を「日 本 で最 も美 しい村 」として啓 蒙 し、自 覚 させ、自 立 的 な地 域 づくりへの努 力 を促 すことができます。 ④ 共 通 の課 題 を持 つ町 村 が取 り組 んできた最 善 策 (ベストプラクティス)や、より良 くなるた めに乗 り越 えるべき水 準 (ベンチマーク)を学 び合うことができます。 ⑤ この連 合 は「世 界 で最 も美 しい村 連 合 会 」に加 盟 しており、国 内 外 で美 しい村 連 合 へ の社 会 認 知 度 が高 まってきていることで、加 盟 町 村 ・地 域 にも注 目 が集 まってきていま す。 7.会員の種別・会費 ◆連合会員 … 自 治 体・地 域申 請 に 基づ き 資 格 委 員 会 が 評価 基 準 、新 規 審 査 評 価 基 準 チ ェ ッ ク シ ート に 基 づ き 審 査 を 行い 承 認 さ れ ま す 。 【自治体会員】 加盟条件 1.直近の国勢調査の人口が概ね一万人以下であること 2.申請する自治体の議会の同意を得ていること 3.次に定める地域資源が2つ以上あること ●景観-生活の営みにより作られた景観(伝統的なまちなみや里山・里海 など) ●文化-昔ながらの祭りや芸能、郷土文化など ●環境-豊かな資源や自然を生かした町や村の環境 4.その他、地域資源を活かす活動を連合が評価し決定します。 ・美しい景観に配慮したまちづくりを行っている ・住民による工夫した地域活動を行っている ・地域特有の工芸品や生活様式を頑なに守っている など。 ※※審査を受けるには、新規加盟審査料10万円の納入が必要となります。 (全国一律) 6 【地域会員】 加盟条件 1 .申 請 す る 地 域( 旧 自 治 体 な ど )に 規 約 を 有 す る 地 域 協 議 会 な ど の 団 体 が あ る こ と 2.申請する地域の人口が一万人以下であること。 3.申請する地域が明確であること 4.地域が属している自治体とその自治体議会の同意を得ていること 次に定める地域資源が2つ以上あること ●景観-生活の営みにより作られた景観(伝統的なまちなみや里山・里海 など) ●文化-昔ながらの祭りや芸能、郷土文化など ●環境-豊かな資源や自然を生かした町や村の環境 6.その他地域資源を活かす活動を連合が評価し決定します。 ・美しい景観に配慮したまちづくりを行っている ・住民による工夫した地域活動を行っている ・地域特有の工芸品や生活様式を頑なに守っている など。 ◆サポーター会員 … 連 合 の 活 動 を 技 術的・財 政 的 に 支え てい た だ く 会 員 で す 。 【 正 会 員 】( 企 業・団 体 の み ) : 会 員 総 会 での議 決 権 を有 します。 ※ 会 費 : 年 間 1 口 10 万 円 【 準 会 員 】( 企 業・団 体 ・ 個 人 ) : 会 員 総 会 での議 決 権 を有 しません。 ※会費:年間1口5千円 山形県 大蔵村 京都府 伊根町 7 8.活動方針 「日本で最も美しい村」連合は、小さくても輝くオンリーワンを持つそれぞれの 地 域 が 美 し い 景 観 、 環 境 及 び 文 化 を 守 り 育 て る こ と を 目 的 と し て 、 2005 年 に 特 定 非 営利活動法人として設立されました。 これまでに多くの企業や個人の会員のご支援をいただきながら、その目的に相応 しい加盟町村と共に地域資源の保護や地域経済の発展に資する諸活動を推進してき ました。 当連合の社会的な認知度も向上しつつある中で、一層の地域資源の質的向上、情 報 発 信 の 充 実 や 組 織 の 強 化 な ど を 図 り 、「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」 連 合 の 持 続 的 な 発 展に向けた活動を展開します。 1)ブランド価値を高める活動の推進 「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」連 合 は 、そ れ ぞ れ の 村 が 持 つ 地 域 資 源 を 守 り 育 て る 活 動 を 支 援 し 、「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」と し て の ブ ラ ン ド 価 値 を 高 め ま す 。 加 盟 す る 村 の 住 民 が 、我 が 村 こ そ が「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」で あ る と い う 自 覚 の も と 、積 極 的 に地域資源を守り質的向上を図りながら地域資源を多様な産業に活用することで、 自 ら の 地 域 へ の 誇 り や 活 力 を 育 み 、地 域 が 活 性 化 す る よ う 支 援 し ま す 。そ し て 、 「日 本 で 最 も 美 し い 村 」の 自 主・自 立 を 原 動 力 と し な が ら 、 「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」連 合 の社会的な存在意義の確立を図ります。 2)プロモーション活動の充実 「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」連 合 は 、 「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」の ブ ラ ン ド 戦 略 を も と に プ ロ モ ー シ ョ ン 活 動 を 充 実 し 、光 彩 を 放 つ「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」と し て の 特 性 や 魅 力 を 広 く 発 信 し ま す 。そ れ ぞ れ の 村 の 情 報 発 信 力 は 微 力 で も 、組 織 と し て の 情 報 発 信 力 は 強 大 と な る こ と か ら 、そ の 発 信 力 を 基 盤 と し た 国 の 内 外 か ら の 交 流 人 口 の 増大を図り、地域経済の発展に貢献します。 3 )「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」 連 合 組 織 の 強 化 「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」連 合 は 、連 合 加 盟 の 資 格 基 準 を 満 た す 素 晴 ら し い 地 域 資 源 を 持 つ 町 や 村 が 、連 合 の 理 念 に 共 感 や 共 鳴 し 仲 間 を 迎 え る こ と で「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」連 合 の 組 織 強 化 を 目 指 し ま す 。ま た 、加 盟 村 数 が 拡 大 傾 向 に あ る 中 、地 域 ブ ロ ッ ク制の導入や再審査制度の導入によって、組織力の質の維持・強化を図ります。 4)理解者の拡大 「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」連 合 は 、連 合 の 活 動 を 発 展・充 実 さ せ る た め に 、 「日本で 最 も 美 し い 村 」の 現 状 や 活 動 を 広 く 発 信・普 及 し 、連 合 の 存 在 意 義 や 価 値 を 喚 起 し な が ら 理 解 者 の 拡 大 に 努 め ま す 。そ し て 、人 々 の 信 頼 や 支 持 を 得 な が ら 、 「日本で最 も美しい村」連合の活動基盤の拡大を図ります。 8 5)連携・交流の強化 「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」連 合 は 、 「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」相 互 の 共 通 課 題 へ の 対 応 、 資源の利活用の向上や住民意識の醸成等を図るため、住民相互の幅広い分野での交 流 を 促 進 す る と と も に 、会 員 と「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」住 民 等 と の 相 互 理 解 や 相 互 協 力 に つ な が る 多 様 な 交 流 を 拡 大 し な が ら 、 連 携 の 強 化 を 実 現 し ま す 。 ま た 、 2010 年 に 加 盟 し た「 世 界 で 最 も 美 し い 村 」連 合 会 と の 連 携 を 図 り 、国 際 的 に も 認 知 さ れ る 活 動を推進します。 9.事業活動 特 定 非 営 利 活 動 法 人「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」連 合 は 、素 晴 ら し い 地 域 資 源 を 持 ち な が ら 過 疎 に あ る 美 し い 町 や 村 が 、「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」を 宣 言 す る こ と で 自 ら の 地 域 に 誇 り を 持 ち 、将 来 に わ た っ て 美 し い 地 域 づ く り を 行 う こ と 、住 民 に よ る ま ち づ く り 活 動 を 展 開 す る こ と で 地 域 の 活 性 化 を 図 り 、地 域 の 自 立 を 推 進 す る こ と 、ま た 、生 活 の 営 み により作られてきた景観や環境を守り、これらを活動することで観光的付加価値を高 め、地域の資源の保護と地域経済の発展に寄与するために、次の活動を行います。 ( 1 )「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」 の 商 標 ( 標 章 ) 使 用 権 の 管 理 に 関 す る こ と ( 2 )こ の 連 合 に 加 入 し た 自 治 体 の 自 立・発 展 の た め に 、相 互 の 経 験 や 研 究 を 共 有 し 共 に学ぶ場を提供すること ( 3 )「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」の 計 画 的 な 保 全 を 行 い 、経 済 的 価 値 を 高 め 、社 会 的 発 展 を促すこと (4)地域の魅力を発信し、交流人口の増加による地域経済の発展を推進すること ( 5 )町 や 村 の 現 状 に つ い て 多 く の 国 民 に 理 解 を 求 め 、ま た 、そ の 地 域 な ら で は の 景 観 や財産を後世に引き継ぐ必要性について、世論を高めるための広報活動を行うこ と 10.事業報告(2014年度) 1. 事 業 の成 果 一 年 間 の活 動 を通 じて、それぞれの村 における「日 本 で最 も美 しい村 」づくりが活 性 化 し、地 域 の魅 力 を全 国 に発 信 することや、農 山 漁 村 の現 状 について世 論 の認 識 を促 すことによっ て、地 域 資 源 の保 護 や地 域 経 済 の発 展 に寄 与 することに結 びけることができました。また、 加 盟 している村 同 士 の交 流 や会 員 相 互 の連 携 を図 ることにより、組 織 の基 盤 を固 めることが できました。 (1)農 山 村 の保 護 に関 する事 業 「日 本 で最 も美 しい村 」連 合 に加 盟 するための審 査 基 準 に準 拠 し、保 護 対 象 となる農 山 漁 村 地 域 の調 査 研 究 (新 規 審 査 町 村 地 域 数 :4、再 審 査 町 村 地 域 数 :6)を行 いました。 9 (2)地 域 の魅 力 を全 国 に発 信 し、地 域 経 済 の発 展 に資 する事 業 新 しく「日 本 で最 も美 しい村 」となった村 のロゴマークの作 成 を行 うとともに、54加 盟 村 が一 体 となって、農 山 漁 村 の魅 力 を全 国 に発 信 しました。 (3)農 山 村 の現 状 についての世 論 の認 識 を促 す振 興 ・広 報 活 動 昨 年 は、「日 本 で最 も美 しい村 」連 合 の認 知 度 が高 まった年 でもありました。多 くのメディア媒 体 で「美 しい村 」が取 り上 げられ、連 合 の活 動 内 容 や加 盟 町 村 の魅 力 について情 報 を発 信 することができました。これらは世 論 の地 方 に対 する関 心 の高 まりを見 せる中 、「日 本 の美 しい 村 」の地 域 資 源 の保 護 と、自 主 ・自 立 への取 り組 みを10年 前 から先 駆 けて行 ってきた成 果 と 言 えます。 これまで、会 員 特 典 として連 合 オリジナルのピンバッチ、カレンダーの配 布 やホームページ やフェイスブック等 による「日 本 で最 も美 しい村 」連 合 だよりの発 信 、「季 刊 美 しい村 」などによ る情 報 の提 供 に努 めました。 今 年 度 はブロック・地 域 別 の活 動 が進 展 し、関 東 中 部 ブロックは東 京 や名 古 屋 で物 販 や 観 光 PR などが行 われました。 5月 には、「世 界 で最 も美 しい村 連 合 会 」総 会 がベルギーで開 催 され、日 本 からも、自 治 体 首長、 議 員 、正 会 員 のみなさんが参 加 しました。この席 で、次 年 度 の世 界 連 合 会 の日 本 での開 催 が 決 定 されました。 (4)環 境 の保 全 や景 観 の保 全 と形 成 に係 る事 業 「日 本 で最 も美 しい村 」連 合 に加 盟 している地 域 での最 終 目 的 である「自 立 」に向 かって の学 習 テーマの設 定 と具 体 的 活 動 に重 点 を置 きました。「日 本 で最 も美 しい村 」連 合 の今 年 度 の重 点 「学 習 」項 目 として、①再 生 可 能 エネルギー開 発 、②移 住 促 進 、③美 味 しい村 開 発 、を設 定 し、担 当 補 佐 役 会 議 や研 修 会 において推 進 してきました。 「再 生 可 能 エネルギー」研 修 では、5月 に実 施 したドイツ並 びにオ―ストリア・ギュッシング の現 地 視 察 の延 長 として、年 明 けの1月 に両 国 の実 践 者 を日 本 へ講 師 として招 聘 し、加 盟 町 村 の美 瑛 町 、南 小 国 町 、飯 豊 町 の3か所 で、再 生 エネルギーによる持 続 可 能 な地 域 づ くりの講 演 会 を実 施 しました。 また、「移 住 促 進 」研 修 では、12月 に移 住 促 進 に実 績 のある長 野 県 中 川 村 を研 修 会 場 とし、村 内 の施 設 等 の視 察 のほか、移 住 者 を囲 んでのヒアリング等 を実 施 しました。さらに は、当 連 合 副 会 長 ・伊 那 食 品 工 業 ㈱の塚 越 寛 会 長 による「幸 せに生 きるための美 しい村 づくり」と題 する講 演 会 を開 催 し、「美 しい村 」の理 念 と、むらづくりの姿 勢 を改 めて学 び、再 認 識 をしました。 10 (5)「日 本 で最 も美 しい村 」の商 標 の使 用 権 の管 理 事 業 「日 本 で最 も美 しい村 」連 合 ロゴマークの商 標 の使 用 権 を管 理 することによって、ブランド イメージを守 りつつ活 用 の拡 大 を図 りました。これまで営 利 活 動 でのロゴマークの使 用 につ いて、有 料 利 用 の猶 予 期 間 としてきましたが、2012 年 度 から猶 予 期 間 終 了 し、有 料 でのロ ゴマーク利 用 を移 行 しています。各 町 村 の特 産 品 にロゴマークを付 すことで、連 合 の活 動 を地 域 住 民 および全 国 に向 けて周 知 、知 名 度 の向 上 を図 ると共 に、活 動 の活 性 化 に繋 げ ています。 (6)その他 、この法 人 の目 的 を達 成 するために必 要 な事 業 連 合 の組 織 運 営 の強 化 のために、長 年 取 り組 んできた担 当 者 会 議 を「担 当 補 佐 役 会 議 」 に組 織 替 えをし、活 動 強 化 についての具 体 的 事 項 について、取 り組 みを開 始 しました。 また、連 合 の財 務 の改 善 等 を検 討 する「資 金 調 達 プロジェクト〈略 称 ・Fプロ〉」を加 盟 町 村 から選 抜 した6名 の委 員 で立 ち上 げ、5回 の会 議 を経 て、理 事 会 に答 申 をいたしました。 2 . 事 業 の 実 施 に 関す る 事 項 (1) 特 定 非 営 利 活 動 に係 る事 業 従事 定 款 の事 業 名 事 業 内 容 実施 実施 者 日時 場所 の人 受益対象者 の範 囲 及 び 人数 数 農 山 村 の保 護 に 農 山 漁 村 の 保 護 対 関 する事 業 象 地 域 の調 査 ・研 究 4月 ~ 松崎町 22 人 現地調査町 支出額 (千 円 ) 4,837 村 他 11 58 千 人 月 地 域 の魅 力 を全 新 加 盟 町 村 の「日 本 4月 連合 国 に 発 信 し 、 地 で 最 も 美 し い 村 」ロ ゴ ~ 事 域 経 済 の 発 展 に マークを作 成 翌 局他 7 人 全加盟町村 217 千 人 務 新規加盟町 3月 資 する事 業 2,262 村 11 千 人 農 山 村 の現 状 に ・ 『 季 刊 美 し い 村 新 4月 つ い て の 世 論 の 聞 』の配 布 ~ 認 識 を促 す振 興 ・ ・ホームページ運 営 翌 広報活動 ・ポスター、パンフレット 3月 の作 成 、配 布 ・ カレ ン ダ ー の 制 作 、 配布 ・世界で最も美しい 9月 11 全 加 盟 延 村 人 85 全 加 盟 町 村 229 千 人 11,990 村 連 合 会 ・総 会 イタリア ・その他 の広 報 活 動 環 境 の保 全 や景 延 23 人 ・ 景 観 保 全 ・ 活 用 の 通年 全加盟町村 学 習 活 動 の推 進 観 の保 全 と形 成 1,898 229 千 人 に係 る事 業 「日 本 で最 も美 し 「 日 本 で 最 も 美 し い 通年 全加盟町村 い村 」の商 標 の使 村 」連 合 ロゴマークの 用 権 の管 理 事 業 1,898 229 千 人 商標の使用権の管 理 その他 、この法 人 の目 的 を達 成 す ・担 当 補 佐 役 会 議 の 開催 る た め に 必 要 な ・資 金 調 達 プロジェク 事業 4月 東京 60 人 10 北塩原 83 人 月 村 41 人 6月 トの開 催 ― 東京 ∼1 月 (2) その他 の事 業 定 款 の事 業 名 事 業 内 容 特 産 品 の斡 旋 、販 実施 実施 従業者 支出額 日時 場所 の人 数 (千 円 ) 事 業 の実 施 なし 売事業 ① ② 写真) う ①長野県伊那市・中川村学習会開催の様子 ③ ② 連 合 Facebook ペ ー ジ で 情 報 を 発 信 ④ ③季刊「日本で最も美しい村」 ② ③ ③ 12 11.「日本で最も美しい村」連合 加盟町村・地域 「 日 本 で最 も美しい村 」連合に、加 盟 している自治体 ・地 域とその審 査の対 象 となりまし た「地 域 資 源」です。 13 ◆ 2015 年 10 月 新 規 加 盟 町 村 ◆ 江 部 乙 (えべおつ/北 海 道 滝 川 市 ) 日 本 一 の菜 の花 畑 、防 風 林 に囲 まれたリンゴ畑 、 江 差 町 (えさしちょう/北 海 道 ) いにしえ街 道 、江 差 追 分 、姥 神 大 神 宮 渡 御 祭 田 子 町 (たっこまち/青 森 県 ) 昔 の田 園 風 景 が広 がる源 流 と水 車 の郷 、田 子 神 楽 、 日 本 一 の「たっこにんにく」の里 原 村 (はらむら/長 野 県 ) 八 ヶ岳 の裾 野 に広 がる豊 かな自 然 と農 地 が調 和 した農 村 景 観 、 土 蔵 の鏝 絵 (こてえ) 高 遠 町 ( たかとおまち/ 長 野 県 伊 那 市 ) 高 遠 城 址 公 園 と地 域 の人 々が守 り育 てるタカトオコヒガンザクラ、日 本 一 の 石 工 「高 遠 石 工 」の石 造 物 川 根 本 町 ( かわねほんちょう/静 岡 県 ) 銘 茶 川 根 茶 の茶 園 景 観 、国 重 要 無 形 民 俗 文 化 財 徳 山 の盆 踊 14 12.加盟町村・地域位置地図・ブロック体制 ブロック 町村数 北海道 8 東北 9 関東 加盟年度 2005 2006 美瑛町 18 2007 2008 標津町 鶴居村 赤井川村 京極町 大蔵村 飯豊町 大鹿村 木曽町 馬瀬 中部 2009 2010 2011 2012 2013 2014 黒松内町 2015 江部乙 江差町 小坂町 飯舘村 東成瀬村 北塩原村 中川村 小川村 高山村 南木曽町 池田町 三島町 大玉村 田子町 東白川村 小砂 原村 六合 松崎町 高遠町 昭和村 川根本町 伊参 早川町 近畿 13 伊根町 中国 曽爾村 十津川村 小代 新庄村 智頭町 吉野町 和束町 海士町 四国 (4) 上勝町 九州 12 南小国町 馬路村 高春町 上島町 星野村 本山町 多良間村 塚原 東峰村 小値賀町 高森町 椎葉村 球磨村 綾町 喜界町 計 60 6 … 2 2 7 15 6 5 4 5 2 6 2015年10月現在 /28町 23村 9地域 各ブロックの幹事町村 15 13.連合の沿革 (「日 本 で最 も美 しい村 」連 合 10年 のあゆみ) 2005 年 10 月 「日 本 で最 も美 しい村 」連 合 発 足 ・設 立 総 会 (北 海 道 美 瑛 町 )を開 催 加 盟 町 村 ・地 域 :北 海 道 美 瑛 町 、北 海 道 赤 井 川 村 、山 形 県 大 蔵 村 、岐 阜 県 白 川 村 長 野 県 大 鹿 村 、徳 島 県 上 勝 町 、熊 本 県 南 小 国 町 2006 年 4 月 特 定 非 営 利 活 動 法 人 「日 本 で最 も美 しい村 」連 合 として認 定 を受 ける 2006 年 10 月 第 2 回 総 会 (熊 本 県 南 小 国 町 )を開 催 新 規 加 盟 町 村 ・地 域 :宮 崎 県 高 原 町 、長 野 県 木 曽 町 開 田 高 原 2007 年 3 月 「フランスで最 も美 しい村 」協 会 設 立 25 周 年 記 念 総 会 に参 加 2007 年 6 月 臨 時 総 会 (カルビー㈱東 京 事 業 所 ) 2007 年 10 月 第 3 回 定 期 総 会 (長 野 県 大 鹿 村 ) 新 規 加 盟 町 村 ・地 域 :北 海 道 標 津 町 、岐 阜 県 下 呂 市 馬 瀬 2008 年 6 月 臨 時 総 会 (カルビー㈱東 京 事 業 所 )を開 催 2008 年 9 月 「イタリアで最 も美 しい村 」協 会フェスティバルに参 加 2008 年 10 月 第 4 回 定 期 総 会 (徳 島 県 上 勝 町 )を開 催 新 規 加 盟 町 村 ・地 域 :北 海 道 鶴 居 村 、北 海 道 京 極 町 、山 形 県 飯 豊 町 、長 野 県 中 川 村 長 野 県 南 木 曽 町 、京 都 府 伊 根 町 、高 知 県 馬 路 村 2009 年 1 月 第 1 回 「日 本 で最 も美 しい村」連 合 フォトコンテスト募 集 開 始 2009 年 6 月 臨 時 総 会 (長 野 県 木 曽 町 )、戦 略 会 議 を開 催 「過 去 ・現 在 をふまえ、10 年 後 のわが村 のデザインを描 く」をテーマにグループ討 議 を行 う 2009 年 10 月 第 5 回 定 期 総 会 (山 形 県 大 蔵 村 )を開 催 新 規 加 盟 町 村 ・地 域 : 秋 田 県 小 坂 町 、秋 田 県 東 成 瀬 村 、群 馬 県 昭 和 村 、群 馬 県 中 之 条 町 伊 参 、山 梨 県 早 川 町 長 野 県 小 川 村 、長 野 県 池 田 町 、奈 良 県 曽 爾 村 、島 根 県 海 士 町 、岡 山 県 新 庄 村 愛 媛 県 上 島 町 、福 岡 県 星 野 村 、長 崎 県 小 値 賀 町 、宮 崎 県 綾 町 、鹿 児 島 県 喜 界 町 2009 年 11 月 「日 本 で最 も美 しい村 」連 合 フェア in 東 京 都 庁 開 催 「日 本 で最 も美 しい村 」連 合 レストランフェア開 催 2009 年 12 月 第 2 回 「日 本 で最 も美 しい村 」連 合 フォトコンテスト募 集 開 始 2010 年 6 月 臨 時 総 会 (岐 阜 県 下 呂 市 馬 瀬 )、戦 略 会 議 を開 催 「経 済 に貢 献 する地 域 ブランド戦 略 」をテーマにグループ討 議 を行 った 2010 年 7 月 「日 本 で最 も美 しい村 」連 合 マルシェ in 銀 座 開 催 2010 年 8 月 公 式 ホームページリニューアルする 16 2010 年 9 月 「イタリアで最 も美 しい村 」協 会 フェスティバルに参 加 「世 界 で最 も美 しい村 」連 合 会 に加 盟 2010 年 9 月 臨 時 総 会 ・フェスティバル・5 周 年 記 念 大 会 (岐 阜 県 白 川 村 )を開 催 新 規 加 盟 町 村 ・地 域 :福 島 県 飯 舘 村 、福 島 県 北 塩 原 村 、長 野 県 高 山 村 、奈 良 県 十 津 川 村 、 鳥 取 県 智 頭 町 、沖 縄 県 多 良 間 村 5 周 年 記 念 大 会 において「世 界 で最 も美 しい村 」連 合 会 会 長 モーリス・シャベール氏 、同 連 合 会 副 会 長 フィオレッロ・プリミ氏 をお迎 えし、「世 界 で最 も美 しい村 」連 合 加 盟 セレモニーを開 催 2010 年 12 月 第 3 回 「日 本 で最 も美 しい村 」連 合 フォトコンテスト募 集 開 始 2011 年 3 月 東 日 本 大 震 災 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 により全 村 避 難 となった福 島 県 飯 舘 村 への義 援 金 による支 援 開 始 2011 年 5 月 第 6 回 定 期 総 会 (群 馬 県 中 之 条 町 伊 参 )、戦 略 会 議 を開 催 「食 とお土 産 」をテーマに、地 域 資 源 を活 かした魅 力 的 で美 味 しい食 事 処 ・レストランとお土 産 物 を創 りたいかグループ討 議 を行 う 2011 年 7 月 美 しい村 ネットワークシステム(UNS)を運 用 開 始 2011 年 8 月 「韓 国 で最 も美 しい村 」連 合 設 立 総 会 に参 加 2011 年 9 月 「イタリアで最 も美 しい村 」協 会 フェスティバルに参 加 奈 良 県 十 津 川 村 「台 風 12号 豪 雨 土 砂 災 害 」への救 援 物 資 、義 援 金 による支 援 2011 年 10 月 臨 時 総 会 ・フェスティバル(北 海 道 赤 井 川 村 )を開 催 新 規 加 盟 町 村 ・地 域 :北 海 道 黒 松 内 町 、群 馬 県 中 之 条 町 六 合 、岐 阜 県 東 白 川 村 、 高 知 県 本 山 町 、大 分 県 由 布 市 湯 布 院 町 塚 原 2011 年 12 月 第 4 回 「日 本 で最 も美 しい村 」連 合 フォトコンテスト募 集 開 始 2012 年 4 月 東 京 事 務 所 を千 代 田 区 虎 ノ門 に開 設 し、事 務 局 機 能 を北 海 道 美 瑛 町 から移 す 2012 年 5 月 第 7 回 定 期 総 会 (愛 媛 県 上 島 町 )、戦 略 会 議 を開 催 『まずは「きれい」に』をテーマに、5S運 動 (整 理 ・整 頓 ・清 掃 ・清 潔 ・躾 )を推 進 するための仕 組 みづくりについてグループ討 議 を行 う 2012 年 7 月 「フランスで最 も美 しい村 」協 会 30 周 年 記 念 フェスティバルに参 加 法 人 格 となった「世 界 で最 も美 しい村 」連 合 会 調 印 式 に参 加 福 島 県 飯 舘 村 「未 来 への翼 in イタリア」へ支 援 2012 年 9 月 震 災 復 興 支 援 企 画 美 しい村 ≪創 り≫ワークショップ「未 来 への翼 」を開 催 2012 年 10 月 臨 時 総 会 ・フェスティバル(宮 崎 県 高 原 町 )を開 催 新 規 加 盟 町 村 ・地 域 :福 島 県 三 島 町 、山 梨 県 道 志 村 、兵 庫 県 香 美 町 小 代 、 奈 良 県 吉 野 町 、福 岡 県 東 峰 村 東 京 事 務 所 を千 代 田 区 鍛 冶 町 (神 田 )に移 転 オフィシャルガイドブック「日 本 で最 も美 しい村 」を発 刊 17 2012 年 11 月 オフィシャルガイドブック出 版 記 念 パーティをカナダ大 使 館 で開 催 2012 年 12 月 第 5 回 「日 本 で最 も美 しい村 」連 合 フォトコンテスト募 集 開 始 2013 年 5 月 第 8 回 定 期 総 会 (長 野 県 高 山 村 )、戦 略 会 議 を開 催 加 盟 町 村 間 における「災 害 時 の相 互 支 援 」が宣 言 され承 認 される。 「美 しい村 づくりの取 り組 み」「期 待 される美 しい村 連 合 の将 来 の姿 」をテーマにグループ討 議 を行 う 2013 年 10 月 臨 時 総 会 ・フェスティバル(島 根 県 海 士 町 ) 新 規 加 盟 町 村 ・地 域 :栃 木 県 那 珂 川 町 小 砂 、静 岡 県 松 崎 町 、京 都 府 和 束 町 、 熊本県高森町、 熊本県球磨村 2014 年 5 月 「世 界 で最 も美 しい村 」連 合 世界 大 会 (ベルギー・ワロン)に参 加 2014 年 5 月 第 9 回 定 期 総 会 (京 都 府 伊 根 町 )、戦 略 会 議 を開 催 「再 生 可 能 エネルギー」「美 味 しい村 開 発 」「移 住 促 進 」をテーマにグループ討 議 を行 う 2014 年 7 月 長 野 県 南 木 曽 町 「台 風 第 8 号 豪 雨 土 砂 災 害 」への救 援 物 資 、義 援 金 によ る支 援 2014 年 9 月 2014 年 10 月 「イタリアで最 も美 しい村 」協 会フェスティバルに参 加 臨 時 総 会 ・フェスティバル(福 島 県 北 塩 原 村 )を開 催 新 規 加 盟 町 村 ・地 域 :福 島 県 大 玉 村 、宮 崎 県 椎 葉 村 2014 年 12 月 長 野 県 伊 那 市 、中 川 村 で学 習 会 を開 催 。伊 那 食 品 工 業 ㈱の企 業 活 動 を通 し た美 しい村 づくりへの取 り組 みと中 川 村 の移 住 政 策 を学 ぶ 2015 年 1 月 北 海 道 美 瑛 町 ・熊 本 県 南 小 国 町 ・山 形 県 飯 豊 町 で再 生 可 能 エネルギー講 演 会 を開 催 2015 年 6 月 第 10 回 定 期 総 会 ・世 界 連 合 会 総 会 (北 海 道 美 瑛 町 )、戦 略 会 議 を開 催 フランス、イタリア、ベルギー、準 加 盟 国 のドイツが参 加 し日 本 で初 めての世 界 大 会 が開 催 される。 「自 立 のためのむらづくり」をテーマに連 合 の3つの戦 略 「住 民 の自 主 的 参 加 」「経 済 的 自 立 」 「世 襲 財 産 」の取 り組 みを通 した、最 も美 しい村としてのビジョン・将 来 像 を討 議 した。 2015 年 6 月 日 仏 「美 しい村 」シンポジウムをフランス大 使 館 で開 催 「フランスの最 も美 しい村 」協 会 長 モーリス・シャベール氏 、連 合 会 長 の浜 田 哲 氏 、同 副 会 長 の松 尾 雅 彦 氏 による日 仏 両 国 の「最 も美 しい村 」運 動 の紹 介 と地 域 振 興 効 果 についてパネ ルディスカッションが行 われた。 2015 年 10 月 臨 時 総 会 ・フェスティバル・10 周 年 記 念 大 会 (長 野 県 南 木 曽 町 ・木 曽 町 )を開 催 新 規 加 盟 町 村 ・地 域 :北 海 道 滝 川 市 江 部 乙 、北 海 道 江 差 町 、青 森 県 田 子 町 、 長 野 県 原 村 、長 野 県 伊 那 市 高 遠 町 、静 岡 県 川 根 本 町 2015 年 10 月 オフィシャルガイドブック「日 本 で最 も美 しい村 2」を発 刊 18 14.「日本で最も美しい村」連合の立ち上げ 1998 年 に 、 松 尾 雅 彦 連 合 副 会 長 ( 当 時 、 カ ル ビ ー ( 株 ) 社 長 ) は 、 フ ラ ン ス で 開 催 中のサッカ―ワールドカップの視察に出掛けました。同行したフランス在住の日本人 がブルゴーニュ地方の3つ星レストランを案内した際、 「フランスの最も美しい村協会」 の こ と が 話 題 に な り 、帰 国 後 に 松 尾 社 長 宛 に「 フ ラ ン ス の 最 も 美 し い 村 協 会 」の 紹 介 資 料が届きました。 ち ょ う ど 北 海 道 美 瑛 町 の 浜 田 哲 町 長( 現 、連 合 会 長 )か ら 、ま ち づ く り に つ い て 相 談 を 受 け て い た 松 尾 社 長 は 、美 瑛 町 の 美 し い 丘 を 守 る の は 、こ の よ う な 運 動 が 必 要 で あ る と 直 感 。2002 年 に は 、フ ラ ン ス へ 出 向 き 、 『 フ ラ ン ス の 美 し い 村 協 会 』の ヴ ァ レ ッ ク ス 事 務 局 長 と パ リ 郊 外 の 古 城 で 会 い 、同 席 し た 仏 調 理 師 協 会 の 事 務 局 長 か ら も 、こ の 運 動 の決め手はシェフ組織との連携を深めることで、辺境の村で必要なのは一流レストラ ンだというアドバイスを受けたのでした。 帰 国 後 、松 尾 社 長 は 、浜 田 町 長 に「 フ ラ ン ス の 最 も 美 し い 村 」を 見 に 行 く よ う に 働 き か け 、 2003 年 に 浜 田 町 長 は フ ラ ン ス を 訪 問 。 ゴ ル ド 村 長 で あ り 、 フ ラ ン ス 協 会 の 会 長 でもあるシャペル氏と面談。この時、フランス協会の運営に強い共鳴を感じたのでし た。 帰 国 後 、浜 田 町 長 は 、こ の 運 動 の 理 念 に 共 感 す る 町 村 長 を 募 り 、松 尾 社 長 は 支 援 の サ ポ ー タ ー 企 業 の 募 集 に と 役 割 分 担 し て 、 2005 年 10 月 、 つ い に 「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」 連合の立ち上げたのです。 ◆「世界で最も美しい村連合会」への加盟 Les Plus Beaux Villages de la Terre 「 フ ラ ン ス の 最 も 美 し い 村 」運 動 は 、ベ ル ギ ー( ワ ロ ン 地 方 )、カ ナ ダ( ケ ベ ッ ク 州 )、 イ タ リ ア に も 波 及 し 、 2003 年 に は 「 世 界 で 最 も 美 し い 村 連 合 会 」 が 設 立 さ れ ま し た 。 日 本 は 、2010 年 9 月 4 日 に「 世 界 で 最 も 美 し い 村 連 合 会 」に 正 式 に 加 盟 し ま し た 。2012 年 7 月に、フランスにおいて法人格を取得しました。 19 15.「世界で最も美しい村」連合の加盟国 「日 本 で最 も美 しい村 」連 合 は 2010 年 に「世 界 で最 も美 しい村 」連 合 会 に加 盟 。フランス、イタリア、ベルギーのワロン、日 本 に加 え、2012 年 にはカ ナダのケベックが加 盟 。世 界 連 合 会 加 盟 国 は5ヵ国 に。各 国 の最 も美 しい 村 協 会 は独 自 のロゴマークを保 有 。各 国 内 での5年 以 上 の活 動 成 果 を評 価 され、入 会 が認 められる。 ※加 盟 連 合 (加 盟 順 ) フランス、 ベルギー(ワロン)、イタリア、日 本 、カナダ(ケベック州 ) 世界連合会のロゴマーク ( 上 勝 町 の「 い ろ ど り 」の 遠 藤 さ ん の デ ザ イ ン に よ る )。 -フランス- フランスはコミューン(基 礎 自 治 体 )が3万 6697(2011年 1月 )も存 在 する地 方 分 散 型 社 会 。古 くから歴 史 的 文 化 財 は法 的 に保 護 されてきた。1982年 に64の村 で 始 まった「フランスの最 も美 しい村 」協 会 。地 域 の集 合 建 家 や世 襲 財 産 などを観 光 資 源 として付 加 価 値 を高 め、小 規 模 な農 村 を保 護 する運 動 を広 めるために、協 働 して プロモーションを行 う場 として、「フランスの最 も美 しい村 」協 会 が設 立 された。2013 年 末 現 在 、156の村 が加 盟 。村 の加 盟 は審 査 委 員 が現 地 審 査 を行 い、品 質 委 員 会 で合 否 が判 定 される。再 審 査 で基 準 を満 たさない村 は除 名 されるなど、「フランス の最 も美 しい村 」協 会 加 盟 がステータスとなっている。「フランスの最 も美 しい村 」の共 通 的 な特 徴 は地 域 全 体 の建 物 の同 質 性 や、周 囲 の自 然 環 境 に同 化 した集 合 景 観 。 フランスの最も美し い村協会 -ベルギー・ワロン- ベルギー南 部 のフランスと国 境 を接 する仏 語 圏 のワロンには自 然 豊 かな小 さな村 が 点 在 し、24村 が「ワロンの最 も美 しい村 」に登 録 されている。協 会 の設 立 は1994年 と フランスに次 いで古 い。自 然 豊 かで伝 統 的 な家 が並 ぶ小 規 模 な村 が選 ばれているの が共 通 的 な特 徴 であるが、州 ごとに異 なる顔 ももっている。エノー州 は森 に囲 まれた 自 然 豊 かな環 境 、ナミュール州 は淡 い色 の家 々が、ブラバン・ワロン州 は白 い石 の家 が並 び、リエージュ州 は牧 草 地 ・渓 谷 など自 然 が美 しく、リュクサンブール州 は家 々の 外 壁 が花 で埋 まる。 ワロンの最も美しい 村協会(ベルギー) -イタリア- 「イタリアの最 も美 しい村 」協 会 が設 立 されたのは2001年 。以 降 、地 域 活 性 化 の柱 と して、ツーリズム産 業 に注 力 して、順 調 に成 長 を遂 げ、2013年 末 現 在 、242の村 が 加 盟 している。 首 都 のローマに協 会 本 部 を設 けて専 任 の事 務 局 長 を置 き、ブランド力 強 化 に向 け たプロモーション戦 略 や市 場 のマーケティング、海 外 展 開 に力 を入 れている。イタリア では国 や県 の補 助 金 は修 景 コンテストで決 まることが多 く、都 市 計 画 図 に修 景 プラン を落 とし込 むことが加 盟 コミューンの大 事 な仕 事 であり、協 会 としてもサポートしている。 イタリアの最も美し い村協会 -カナダ- カナダのセントローレンス川 流 域 の仏 語 圏 のケベック州 は、17世 紀 に始 まった歴 史 を もち、建 築 物 の歴 史 遺 産 と自 然 豊 かな景 観 に恵 まれている。セントローレンス川 沿 い の両 岸 の11地 域 の36の村 が「ケベック州 の最 も美 しい村 」に選 ばれている。協 会 は1 998年 の設 立 。協 会 は観 光 客 を増 やすことと歴 史 遺 産 の品 質 維 持 を目 的 に設 立 さ れた。 20 ケベック州の最も美 しい村協会(カナダ) 16.美しい村運動は多くのサポーター会員に支援されています。 ●企業正会員 (86社/ 2015年10月1日現在) 加盟順 会社・団体名 所在地 加盟順 会社・団体名 所在地 1 カルビー株式会社 東京都 44 メイホウ食品株式会社 愛知県 2 伊那食品工業株式会社 長野県 45 近畿日本ツーリスト 首都圏千葉団体旅行支店 千葉県 3 中日本氷糖株式会社 愛知県 46 六合の里温泉郷組合 群馬県 4 株式会社 新進 東京都 47 湯元 四萬舘 群馬県 5 株式会社 革新企業研究所 東京都 48 日本甜菜製糖株式会社 東京都 6 株式会社 グリーン・カンパニー 東京都 49 タイム技研株式会社 愛知県 7 石田紙器株式会社 鳥取県 50 ハジメ産業株式会社 愛知県 8 カルビーポテト株式会社 北海道 51 株式会社 蓬莱軒 愛知県 9 宝製菓株式会社 鳥取県 52 株式会社 エフ・プロジェクト 東京都 10 タイコー株式会社 東京都 53 株式会社 そごう・西武 東京都 11 株式会社地域科学研究所ホールディングス 大分県 54 日本プラスター株式会社 栃木県 12 不二製油株式会社 大阪府 55 アミタホールディングス株式会社 京都府 13 株式会社 プランナー・ワールド 東京都 56 株式会社シーピーアール 愛知県 14 株式会社 博報堂 東京都 57 三井製糖株式会社 15 有限会社 エイチ・アイ・エフ 長野県 58 富士ゼロックス株式会社 16 株式会社 沖縄教育出版 沖縄県 59 国土総合研究機構 観光まちづくり研究会 17 株式会社 エイチ・アイ・エス 東京都 60 株式会社 アゴーラ・ホスピタリティーズ 東京都 18 株式会社 アデリー 山口県 61 株式会社 田中屋 山形県 19 株式会社 ハートリンク 長野県 62 株式会社 綾・野菜加工館 宮崎県 20 信濃毎日新聞社 長野県 63 株式会社 電通 第12営業局 東京都 21 クラブツーリズム株式会社 東京都 64 株式会社 叶匠寿庵 滋賀県 22 喜界島酒造株式会社 鹿児島県 65 株式会社 ブナの里振興公社 北海道 23 株式会社ANA総合研究所 東京都 66 丹後海陸交通株式会社 京都府 24 ギノウス株式会社 埼玉県 67 キャリーシステム株式会社 茨城県 25 株式会社 北海道産地直送センター 北海道 68 敷島堂株式会社 岡山県 26 ニシカワ食品株式会社 兵庫県 69 井村屋グループ株式会社 三重県 27 株式会社 昇夢虹 北海道 70 美瑛町農業協同組合 北海道 28 株式会社 グラムスリー 東京都 71 一般財団法人 本山町農業公社 高知県 29 馬路村農業協同組合 高知県 72 球磨村森林組合 熊本県 30 生和糖業株式会社 鹿児島県 73 株式会社 美瑛ファーム 北海道 31 松谷化学工業株式会社 兵庫県 74 株式会社 竹ノ内製材所 宮崎県 32 サッポロビール株式会社 北海道 75 株式会社 アイモバイル 東京都 33 株式会社 おおとり 北海道 76 株式会社 キロロアソシエイツ 北海道 34 はなびら 千葉県 77 佐久間建設 工業株式会社 福島県 35 ダビィコム株式会社 東京都 78 株式会社 向新 大阪府 36 ハートツリー株式会社 東京都 79 株式会社 石井実業 福島県 37 パプアニューギニア政府観光局 東京都 80 有限会社 長友コンクリート工業所 宮崎県 38 株式会社 サカタのタネ 神奈川県 81 株式会社 LIXILグループ 東京都 39 三浦工業株式会社 愛媛県 82 山形もがみ農業協同組合 山形県 40 株式会社 霧島町蒸留所 鹿児島県 83 一般財団法人 岡山旭東病院 岡山県 41 江別製粉株式会社 北海道 84 株式会社 フジ 京都府 42 株式会社 祁答院蒸溜所 鹿児島県 85 株式会社 琉球補聴器 沖縄県 43 株式会社 太洋商会 東京都 86 株式会社 チュウブ 鳥取県 ●準会員 (564個人・企業・団体 /2015年10月1日現在) 21 東京都 神奈川県 東京都 NPO 法人「日本で最も美しい村」連合 団体概要 正 式 名 称: 特 定 非 営 利 活 動 法 人 「 日 本 で 最 も 美 し い 村 」 連 合 組 織 種 類: 特 定 非 営 利 活 動 法 人 ( NPO 法 人 ) 設 立 年 月 日: 2 0 0 5 年 1 0 月 4 日 N P O 法 人 認 証 日: 2 0 0 6 年 2 月 2 4 日 代 表 者: 会 長 浜田 N P O 法 人 登 記 日: 2 0 0 6 年 3 月 1 3 日 哲(北海道美瑛町長) 加 盟 村 数: 6 0 ( 2 8 町 2 3 村 9 地 域 ) 役職 会 氏名 現職 長 浜田 哲 美瑛町長 副会長 塚越 寛 伊 那 食 品 工 業 (株 ) 〃 代表取締役会長 松尾 雅彦 カ ル ビ ー (株 )相 談 役 杉 一浩 資格委員会副委員長 吉本 秀樹 〃 曽我 逸郎 〃 大石 正行 鶴居村長 〃 細越 満 小坂町長 〃 宮川 正光 南木曽町長 〃 山内 道雄 海士町長 〃 前田 穰 〃 加藤 俊宣 常務理事 理 事 〃 二宮 かおる 伊根町長 連合資格委員会委員長 中川村長 連合事業委員会委員長 綾町長 (株 )革 新 企 業 研 究 所 代 表 取 締 役 事業委員会副委員長 カ ル ビ ー (株 ) 〃 福井 敏夫 〃 市原 実 加藤 正美 大蔵村長 小池 永司 下呂市馬瀬地区代表 監 事 〃 中 日 本 氷 糖 (株 ) 社会貢献委員長 取締役会長 NPO 法 人 「日 本 で最 も美 しい村 」連 合 事 務 局 〒101-0044 東 京 都 千 代 田 区 鍛 冶 町 1 丁 目 10 番 4 号 丸 石 ビル 電 話 03-5577-5943 FAX03-5577-5894 ホームページアドレス http://www.utsukushii-mura.jp E メールアドレス [email protected] 22
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