2015年度事業計画書 - 公益財団法人テルモ生命科学芸術財団

2015年度事業計画書
(資金調達及び設備投資の見込みを含む)
-2015 年 4 月 1 日~2016 年 3 月 31 日-
当財団は事業活動をテルモ株式会社の株式の受取配当金を財源として実施しているが、近年増
配により財務基盤が拡大している。このため当財団はこれを基に広く社会に還元すべく、2015
年度は既存事業を継続して行うとともに、新たに美術の支援を目的とした事業につき変更認定取
得をもって実施する。
なお、昨年度は発展途上国における研究開発助成を開始する予定であったが、応募を得られな
かった。今年度、再度募集する。
(公益目的事業)
1. 研究開発助成事業
(1)研究開発助成(国内)
1)募集
①特定研究開発助成
「新しい価値を提供する治療のための医療機器の研究開発」を指定テーマとして募集する。
採択件数は1件、1000 万円/年を贈呈、3 年間の継続を予定する。
2013 年度、2014 年度採択分の2テーマについては、中間報告を基に継続審査を実施す
る。各 1000 万円を贈呈する。
②一般研究開発助成Ⅰ
下記指定領域を対象として募集する。採択件数は合わせて 10 件を目安とする。各 200 万
円を贈呈、期間は1年とする。
(募集領域)
1)治療のための医療機器・装置・ICT・素材の研究開発
2)診断、介護のための医療機器・装置・ICT・素材の研究開発
③一般研究開発助成Ⅱ
下記指定領域を対象として募集する。採択件数は下記記載数を目安とする。200 万円あ
るいは 100 万円(看護領域のみ)を贈呈、期間は1年とする。
(募集領域)
1)生体成分・細胞・合成薬剤と医用材料を組み合わせた検査・治療システムの研究開発
2)再生医療(DDS、機能再建、人工臓器等も含む)の研究開発
3)診断・治療を目的とした生体成分・生理活性物質の研究開発
4)予防医療(感染制御、衛生向上等も含む)に関わる研究開発
1)~4)の領域で合計 16 件採用する。
5)看護(チーム医療、看護技術、地域連携等)に関わる研究開発
5)の領域で2件採用する。
④募集期間
1
2015 年 4 月1日 ~ 2015 年 6 月 30 日
⑤募集方法
募集要項を研究機関に郵送するとともに、財団のホームページに掲載する。応募は web
を利用したエントリーシステムによって行う。
⑥申請者
国公私立大学及びその附属研究機関、国公私立研究機関に所属する研究者
⑦推薦者
大学の研究科長・学部長、病院長・研究機関の長、学長および当財団の理事・評議員・
学術委員
2)選考
選考委員会により選考する。2015 年 10 月下旬頃開催する。
3)助成金の贈呈
決裁者の承認により、2015 年 12 月~2016 年1月頃に贈呈する。2016 年 3 月に贈呈式を
実施する。
4)成果報告
研究期間終了後 4 ヶ月以内の研究成果報告書及び会計報告書の提出を課す。
5)その他
①2011 年度採択の特定研究助成テーマについて、2015 年 9 月頃に特定研究報告会を開催す
る。
②2012 年度採択の特定研究助成テーマについて、研究成果報告書及び会計報告書の提出を受
ける。
③2014 年度採択の一般研究開発助成テーマについて、研究成果報告書及び会計報告書の提出
を受ける。
④2013 年度採択の一般研究助成テーマの研究成果報告書集を作成する。
(2)研究開発助成(海外)
1)募集
①一般研究開発助成(海外)
アフリカ等開発途上国における、医療、公衆衛生等の研究を対象とする。
採択件数は1~2件程度、300 万円程度/件/年を贈呈、2 年間の継続を予定する。
②募集期間
2015 年 4 月~12 月。但し採択件数に達し次第、募集を終了する。
③募集方法
財団のホームページに募集要項を掲載する。
④申請者
対象となる研究機関、医療機関における研究者、医師等
⑤推薦者
研究機関、医療機関の長
2)選考
選考委員会により選考する。
3)助成金の贈呈
採択次第、決裁者の承認により贈呈する。
2
4)成果報告
研究期間終了後 6 ヶ月以内の研究成果報告書及び会計報告書の提出を課す。
2.国際交流助成事業
1)募集
生命科学にかかる研究領域を対象とした集会などを対象にして募集する。
① 出張・招聘・集会助成
採択件数は 15~20 件/年。20~50 万円/件。助成金総額は 700 万円/年。
② アジア研究者招待助成
採択件数は若干数/年。20 万円/件。予算は上記①に含まれる。
③ 海外学会共同主催者助成
採択件数は 4 件/年。100 万円/件。助成金総額は 400 万円/年。
④ 小規模研究会等集会助成
採択件数は 4~8 件/年。50~100 万円/件。助成金総額は 400 万円/年。
⑤ 募集期間
2015 年 4 月1日 ~ 2015 年 4 月 30 日
⑥ 募集方法
募集要項を研究機関に郵送する。また、財団のホームページに掲載する。
⑦ 推薦者
当財団の理事、評議員、学術委員
2)選考
選考委員会により選考する。2015 年 5 月下旬頃実施する。
3)助成金の贈呈
決裁者の承認により、2015 年 6 月~7 月頃に贈呈する。
4)成果報告
集会等終了後または出張帰国後 1 ヶ月以内の成果報告書及び会計報告書の提出を課す。
3.普及・啓発事業
(1)中高生向けWebサイト
「いのちの不思議」を全体のテーマとして、2009 年 9 月 25 日にスタートした。動画サイト「森
の教室」は、再生医療をテーマとしていたが、新しいコンテンツとして脳のテーマを加える。
「研究者インタビュー」
、
「いま注目の最先端研究・技術探索」は従来通り継続する。
(2)サイエンスカフェ
東北地区の一部、関西地区、四国地区の高校生 40 名弱を東京に招待し、8 月の夏休みに行う。
協力施設は TWIns で、医学、工学およびその融合技術等を学んでもらう。
4.褒賞事業
(1)第 3 回テルモ国際賞
1)対象者
3
新しいバイオマテリアルの創製を通じて、再生医療分野の発展に大きく寄与する独創的かつ
国際的に優れた研究成果を成し遂げ、現在も引き続き研究の第一線で活躍している研究者個人
1名を顕彰する。
・その研究分野において他を牽引し、第一線で活発な研究活動を行っている。
・現在までに卓越した研究成果を挙げている。
・研究成果が製品、技術などの形で社会に還元されるなど、社会貢献の面においても特筆す
べき実績を有している。
2)募集期間・方法
2015 年 4 月1日~2015 年 7 月 31 日。財団ホームページに募集要項を掲載する。
3)選考
選考委員会にて選考する。2015 年 10 月頃開催する。
4)表彰
授賞式を 2016 年 7 月に予定する。
5) 事務局の設置
日本コンベンションサービス(株)に事務局を依頼する。
(2)第 4 回テルモ財団賞
1)対象者
一般研究開発助成(国内)の研究領域のうち、
「医療用先端材料」、
「次世代医療機器・人工
臓器」
、
「予防医療」領域の 2006 年-2012 年度採用分の研究者を対象とし、当該研究者の助成研
究テーマ及びその後の関連研究テーマを含め最も優れた研究成果をもつ個人1名を顕彰する。
2)募集期間・方法
(2015 年 2 月1日)~2015 年 4 月 30 日。対象の研究者個々に連絡している。
3)選考
選考委員会により選考する。2015 年 10 月下旬頃開催する。
4)表彰
2016 年 3 月予定の贈呈式において表彰する。決裁者の承認により、副賞 300 万円を贈呈す
る。
5.医療・健康向上貢献助成事業
1)対象事業/対象者
国内外の医療・健康等の向上を目的として公益事業を行う下記のような団体を助成対象
とする。
-国内:公益財団、NPO・NGO 法人等で公益事業を行う団体
-海外:海外事業を展開する NGO 法人、アフリカの医療機関等
2)助成金
100 万円/件を 5~6 件/年とする。
3)募集期間
第1回:2015 年 4 月~7 月 第 2 回:2015 年 10 月~2016 年 1 月
財団ホームページに募集要項を掲載する。但し採択件数に達し次第、募集を終了する。
4)審査
4
審査委員会において審査し、助成先を決定する。
5)助成金の贈呈
採択次第、決裁者の承認により贈呈する。
6)成果報告
事業終了後に対象事業の実績報告書等の提出を課す。
6.美術助成事業(新規事業)
1)対象活動/対象者
現代美術の制作・発表・展示、調査・研究または現代美術を活用した諸活動に対して助
成する。3 年以内の活動に対して助成する。個人または団体を対象とする。
2)助成金
30 万円~200 万円/件を 5~10 件/年程度とする。助成金総額は 1000 万円。
3)募集期間
2015 年 8 月 1 日~2015 年 9 月 30 日。財団ホームページに募集要項を掲載する。
4)選考
選考委員会において選考する。2016 年 1 月下旬頃開催する。
5)助成金の贈呈
決裁者の承認を受け贈呈する。
6)成果報告
活動終了後に実施報告書の提出を課す。
7) 事務局の設置
一般社団法人アーツアライブに募集等の事務局を依頼する。
※但し、本事業は変更認定申請(事業の追加)が必要であり、実施は内閣府の承認後、定款
を変更次第とする。
※同承認後、美術領域の専門家を理事および評議員として2名ずつ選任する。
(管理業務)
主な管理業務
日
1
変更認定申請書の提出(現代美術助成事業)~承認
2
2014 年度 事業報告書(案)
、財務諸表(案)作成
2015 年 4 月
3
2014 年度 事業報告、財務諸表等の監事監査
2015 年 5 月
4
理事会(2014 年度事業報告、財務諸表、評議員会の招集)
2015 年 6 月
5
評議員会(2014 年度財務諸表、定款変更、理事・評議員選任)
2015 年 6 月
6
変更登記(定款変更、理事・評議員就任)
2015 年 6 月
7
定期報告書提出(2014 年度事業報告・財務諸表)→内閣府
2015 年 6 月
8
2015 年7月
2015 年 7 月
10
変更届出書提出(定款変更、理事・評議員就任)→内閣府
2014 年度事業報告書・財務諸表、2015 年度、事業計画、予算公
告(HP掲載)
2016 年度 事業計画(案)
、予算(案)作成
11
(学術委員会)
2016 年 2 月
12
13
14
理事会(2016 年度事業計画、予算)
定期報告書提出(2016 年度事業計画、予算)→内閣府
(内閣府立入検査)
9
5
→内閣府
程(予定)
2015 年3月~5月
2016 年 2 月
2016 年 3 月
2016 年 3 月
2015 年度内予定
資金調達及び設備投資の見込みについて
公益財団法人
テルモ科学技術振興財団
事業年度:2015 年 4 月 1 日から 2016 年 3 月 31 日まで
(1) 資金調達の見込みについて
借り入れの予定
事業番号
□あり
借入先
■なし
金額
使途
(2) 設備投資(固定資産の取得)の見込みについて
設備投資の予定
事業番号
□あり
設備投資の内容
■なし
支出の予定額
資金調達方法
以上
6