校長便り 2015 第7号

開拓者精神(Frontier Spirit)
四日市南高校 校長便り 2015 第7号
1.生徒会役員交代について
9 月 16 日に生徒会役員選挙が行われ、後期の役員が決定しました。選ばれた 4 名のみな
さん、半年間よろしくお願いします。また、前期役員のみなさん、本当にお疲れ様でした。
前期役員の人たちは学校行事の運営のみならず、
「生徒が主体性を持って行事を企画・運営
する」方向に大きく舵を切ってくれました。まず、なんといっても大きな功績は体育祭に
おける騎馬戦・綱取り競技廃止の危機を救い、新たな「南高型」
「21 世紀型」バージョンと
して生まれ変わらせたことです。私が投げかけた課題は決して簡単なものではありません
でしたが、彼らは見事にそれをこなしてくれました(もちろん、そこには生徒全体の持つ
力も見逃すことはできません)
。体育祭を通じて私は南高生の持つポテンシャルの高さを改
めて認識しました。また、ここ数年の生徒総会から挙げられた懸案事項である「みんなみ
階段の補修」はこの秋から冬にかけて実現し、「制服にカーディガンを新設」の検討も始ま
りました。これも前期生徒会が行った実績といえましょう。さらに目安箱も設置され、早
速後期生徒会役員から要望が出された「購買前の机用のライトの設置」ももうすぐ実現し、
少しでも教育環境を整えられるようにしていきます。みなさんにお願いしておきたいのは、
生徒会活動を役員任せにするのではなく、自分で主体に行動することで周りを変えていく
意識を持ってほしいということです。18 歳での選挙権が認められた今後の社会では「自ら
が動くことで社会をよりよくしていく」ことがより一層求められます。21 世紀の社会のリ
ーダーたるみなさんにはぜひとも高校生のうちからそのような経験を積極的に積んでほし
いと思います。
2.授業見学について
文化祭終了から 9 月いっぱいかけてすべての先生の授業を見学させていただきました。
「ただ見てるだけ」と思われるかもしれませんが、いろいろと考えながら観察するのは結
構しんどいものです(笑い)。しかし、しんどかったけど様々な発見や気づきがあり大変楽
しい経験(Hard Fun)でもありました。先生方への観察の感想は直接お話ししましたが、
同時にみなさんの授業に臨む様子も大変に興味深いものでした。まず感心したことは南高
の生徒は本当に授業中ついつい寝てしまう生徒が少ないですね(笑い)
。という感想をある
先生にしたら「そりゃあ、校長が授業中にやってきて後ろから前から横から見られたら生
徒も寝られないでしょう」と言われました。まあ、そういうケースもあったかもしれませ
んが(笑い)
、そんなレベルの話ではなく、結構な数の授業で私の存在など関係なく「こい
つら(ゴメン)
、こんなに真剣に 45 分間もよく集中して授業できるな」と感心することが
ありました。私も 28 年間も現役で授業をやってきたのですから、どれくらい生徒が集中し
て授業を受けているかくらいは分かります。みなさんのあの集中度がどの授業でも続くよ
うなら必ず学力は向上すると確信を得ることができました。もちろん、それは先生方の授
業力の高さによるものも大きいでしょう。私も現在では授業から離れて 6 年間もたつので
すが、逆にその間全国のネットワークの中でそれぞれの地方で「すばらしい」と言われる
先生の授業を数多く見学する経験ができました。その経験からも本校の先生にはそれらの
スーパーティーチャーに全く引けを取らない授業をされている方が何人もいます(これホ
ント)
。そのような授業は今回も見学しながら「へ~、ここからこんな展開に持っていくか
~」「なるほど、さっきの話はこういう風に考えさせるためのネタやったんか」「確かにこ
う説明したら生徒はよくわかるわな~」とか、わくわくドキドキしながら楽しませてもら
えました。
このような授業を通じて、みなさんの学力は確実に上がっています。単に受け身の授業
で黒板を写しているだけ、という授業態度の人が減り、主体的に、考えながら授業に臨ん
でいる姿の生徒が増えています。ペアワークやグループワークで真剣に考えを述べ合う姿、
先生の質問に対して「わかりません」という答えの少なさ(わかりませんはわからないの
ではなく考えていません、ということだからね)
。これは考えながら授業に臨んでいる証拠
です。演習の時間でも、なんとか自分の力で解こうと考えている真剣な姿勢を多く見るに
つけ、これからみなさんが力をつけ、成績を上げていくだろうとの確信をもてた授業見学
の期間でした。
3.最近気づいたうれしいこと
みなさんは気づいているでしょうか。体育館から部室へ続く通路の落ち葉を誰かが定期
的に掃除してくれていることを。本館の階段がきれいになって埃がずいぶん少なくなって
いることを。グラウンドの南の階段に風で飛ばされてきたゴミや雨ざらしの汚れたタオル、
靴下やペットボトルなどの忘れ物がずいぶん減っていることを(もしこれらを部活の生徒
が気を付けてやっているなら、断言します。そのクラブは必ず強くなる)
。校舎内外に落ち
ている細かいゴミ(テーピングや紙の小さな切れ端など)を目にすることがずいぶん減っ
てきています(捨てる人が減ったのか、誰かが拾ってくれているのか)。教室の外のベラン
ダの物が減ってきています。廊下のロッカーの上に置かれていた荷物はほとんどなくなり
ました。これらのことは生徒のみなさんがやってくれていることかどうかわかりません。
あるいは先生たちがやってくれているのかもしれない。しかし、もしみなさんの誰かが気
を付けて(あるいはみんなの気付きの力が上がって)このような改善がなされているなら
ば本当に喜ばしいことです。
しかし、まだまだ教室や廊下には埃がたまっているクラス、放課後も黒板が消していな
いクラスがあります。一方では掲示物も含めて本当にきれいに整備されているクラスもあ
ります。人間はそのおかれた環境によって学習効率にも大変な違いが出てきます。ここま
で気づきの力が上がってきているなら、もう一歩進んで教室や廊下の整備にも気を配って
ほしいなと思います。
4.保護者の皆様へ(お詫びと感謝)
最後に保護者の皆様にお詫びと感謝を。前回、PTAによる大学の見学会と校長のPT
A進路講演会についての参加を呼び掛けたところたいへん大勢の皆さんにお応えいただき
ました。大学見学会は 55 人乗りバスを補助席まで使って満員御礼の窮屈な状態で名古屋ま
で行っていただくことになります。進路講演会に至っては予定していた 70 人教室では入り
きらず、場所を変更して、急遽、新正の三重県四日市庁舎の6階大会議室をお借りして実
施することになりました。お詫び申し上げるとともに皆様の熱心な姿勢に感謝申し上げま
す。まずは 10 月 10 日PTA進路講演会でお会いするのを楽しみにしています。
(10 月 6 日)