県知事への陳情について

平成 27 年 2 月 2 日
神奈川県知事
黒岩祐治殿
茅ヶ崎ゴルフ場の利活用に関しての要望
茅ヶ崎ゴルフ場の存続を図る会
茅ヶ崎ゴルフ倶楽部会員の会
茅ヶ崎ゴルフ場の閉鎖に反対する、主に茅ヶ崎ゴルフ場の周辺に住まわれる 2 万人余の方々を代表致しまし
て、県が進められようとしておられる茅ヶ崎ゴルフ場跡地利活用プランの募集に際しまして、黒岩祐治知事に対
しまして下記の3項目を要望致します。神奈川県として、下記の 3 項目の要望が受け入れ可能かどうか決まり次
第お知らせ頂きたいと思っておりますので、よろしくお願い致します。
1.2015 年 4 月 1 日以降も、ゴルフ場として営業継続が出来るようにお願い致します。なお、4
月 1 日以降 事業者確定までの間の 2~3 年間も継続してゴルフ場営業が出来るように、至急
指示して頂けるよう強く要望します。
2.ゴルフ場の利活用プランの公募に際し、県下最大の延焼による被災リスクを負った地域特性を
考慮し、7万8千人の広域避難場所の確保を、プランの応募の要件に入れられるようにお願い
致します。
3.茅ヶ崎市の東海道線以南に唯一残された貴重な緑の資源を維持する為に、この 20 年で半減し
た茅ケ崎市市街化区域の緑被率 11%の維持を図れるようプランの応募要件を構成し、用途変
更はしない事を公募条件として頂けるようお願い致します。
茅ヶ崎ゴルフ場は、高松の宮様の始球式に始まり、戦後 58 年の長きに渡って果たして来た以下①~⑥の様な公
益性を持った施設である事をご理解頂き、上記3項目について実現して頂けるよう要望致します。
① 茅ヶ崎ゴルフ場は、茅ケ崎市東海道線以南の地域で、唯一残された湘南らしい松林と緑の保全がなされ
てきた場所であり、茅ヶ崎市のこの地域の緑被率の維持に多大なる貢献をしてきています。
② 茅ヶ崎ゴルフ場の周辺には、地震による火災等で延焼が広がる、県下最大(日本最大級)の延焼危険地
帯(クラスター)が広がっており、当ゴルフ場はこの地域の広域避難場所として、東海道線以南に住む
12 万人の内7万8千人の方々の広域避難場所として指定されています。
③ 当ゴルフ場への年間の来場者数は、9ホールのゴルフ場としては異例ともいえる 3 万人を超える利用者
数になっており、そのほとんどが神奈川県民であり、内約7割の方々は非会員で、パブリックゴルフ場
としての機能を果たしています。
④ 上記の 3 万人の内かなりの比率の方々は高齢者であり、県の「未病を治す」
「健康寿命日本一」といった
施政方針に大きく貢献をしている施設になっております。
⑤ また、ジュニアゴルファー育成の場として機能しており、青少年育成の場としての機能を果たしていま
す。
⑥ 上記の様な公益性を持った機能を果たしながらも、年間 9200 万円の賃貸料を県に対して払ってきてお
り、県の財政にも貢献している施設になっております。