Technical-News ESCA によるプリント基板電極組成分析

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ESCA によるプリント基板電極組成分析
ESCA-08
株式会社イオンテクノセンター
携帯電話などに使用されているフレキシブルプリント基板の不良原因調査のために、
最表面の組成分析が可能な ESCA が利用されています。ここではフレキシブルプリント基板
の電極部分における表面分析を行った例を示します。電極幅は約 300 ミクロンで電極間隔
は 100 ミクロンとなっており、
この領域をワイドスキャン分析によって組成を調べました。
その結果ワイドスキャン分析結果に示されているように、カーボンと酸素の他に金、銅お
よびニッケルが検出されました。検出された金、ニッケル、銅についての組成面分析を行
なうとメッキのはがれなどの異常を識別することが出来ました。
ワイドスキャン分析
電極部の組成面分析
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