日本オフィス学会 ∼ オフィス学のフレーム案 2015 年 4 月 21 日現在 オフィス学 専門性 KOTO MONO 横断・結合性 基礎研究 / 指針 ⓐ 経営 / 組織 ⓑ デザイン / FM ⓒ ワークスタイル ⓓ 歴史 / 比較研究 ⓔ ワークプレイス ⓕ 家具 ⓖ ステーショナリー ⓗ ICT ⓘ 建築 / 設備 ⓙ ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑱ ⑲ ⑳ ⑭ ⑮ ⑯ ⑰ 【オフィス学フレームとは】 日本オフィス学会では、学会誌委員会ならびに企画委員会の合同委員会において、本学会における「オフィス学」とは何か、日本オフィス学会が構築するべき学問体系とは何か、あるいは、日本オフィス学会に設 置する研究部会等の委員会体系はいかなるものか等を再検証する作業を進めてまいりました。 以上に関し、企画委員会が中心となり本学会が対象とする「オフィス学」の広がりを示すフレーム図を作成することとなりました(図 1)。 この、オフィス学のフレームは、日本オフィス学会が研究対象とする「専門性」と、その「横断性・結合性」を示しています。「専門性」には大きく、「基礎研究 / 指針」、「経営 / 組織」、「デザイン /FM」、「ワーク スタイル」、「歴史 / 比較研究」からなる「KOTO(事)」の 系 と、「ワークプレイス」、「家具」、「ステーショナリー」、「ICT」 、「建築 / 設備」といった場所やツール、建築、設備に関わる「MONO(物)」の 系 に分けられ、そして、それらの 系 や、系 の専門性が織りなす編み目(交点)に具体的な研究対象(研究部会)があり、それらの研究の織りなす織物が学際的で総合的な本学会が標榜する「オフィス学」を表すと考えます。 このように、図は大きく「KOTO」と「MONO」に分けられ、その中にそれぞれ 5 つの具体的な専門性の 系 が置かれ、それらのマトリックスが交錯する所に細分化された具体的な研究対象があることを示して います(図中の数字)。本学会に設置される研究部会は、そのいずれかの交点、あるいはこの表にはない交点を作り出しながら自らが所属する 系 を拡張していきます。 各研究部会は、交点の単数、複数、そして 系 そのものを研究します。また、研究の過程で新しい 系 を創発していきます。つまり、この図は、固定的な専門性を示すのではなく、あくまで緩やかなプラットフォー ムであり、これらが拡張し変動することを否定しません。何故なら「オフィス学」とはそのような生きられた学際的な研究対象であると考えているからです。 繰り返しますが、このフレーム図は固定、確定されたものではありません。常にそれは研究部会や学会構成員によって更新され維新され新結合を起こしていきます。
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