創風会だよりPDFファイルはこちら

3月定例会特集
郡山市議会
そうふうかいだより
Vol.26 春号
創風会は、郡山市の
●平成27年 4 月発行
だ より
中央公民館オープンする
西部第一工業団地
震災を受けて、現在地に建て替えが進んでいた中央公民館と
勤労青少年ホームが合築されて、4月にオープンとなり、6
日から貸館が可能となりました。
2月18日 着工くわ入れの儀式
シティセールスを
推進しています。
がくとくん・おんぷちゃん
西部第一工業団地完成予想図
ご入学おめでとうございます
4月6日 市内小・中学校の入学式が行われ、5,869人が新しい校門をくぐることになりました。小学生が2,655人(男子1,341人 女子1,314人)
、中学生が3,214人(男子1,632人 女子1,582人…いずれも3月末日現在)
希望に胸を膨らませそれぞれの6年間、3年
間を過ごすことになり、子ども達の今後の可能性を大いに期待したいものです。
郡山市議会3月定例会
郡山市議会3月定例会は、2月24日から3月20日までの25日間の会期
で開催され、平成26年度補正予算関係議案、平成27年度当初予算関係議
案、平成27年度補正予算関係議案などについて審議が行われました。
平成27年度当初予算の主な内容は、①子どもの関係では、放課後児童
クラブの整備(条件緩和)、全小中学校の一クラスにタブレット端末の整
備、
(仮称)西田小学校建設事業、②高齢者対策では、地域包括ケアシ
ステムの構築、高齢者健康長寿サポート事業、交通体系の整備では郡山
駅西口駅前広場渋滞対策事業、磐越西線新駅設置事業、③産業関係では、
ふくしまデスティネーションキャンペーン推進事業、こおりやま園芸産
地づくり支援事業など、重点10分野にわたった予算配分となりました。
3月定例会代表質問
要 旨
平成27年度予算編成について
東日本大震災から4年が経過しようとして
問 おり、平成27年度は5年目に入る。品川市
政にとっては4年間の任期の半分が経過し、折
り返しの予算となるが、どのような考えのもと
で予算編成をしたのか。
・長期的課題である「2025年問題」「2020
答中
東京オリンピック・パラリンピック」にむ
けた取り組みのほか、
「こおりやまでくらす」「こ
おりやまでまなびはばたく」
「こおりやまではた
らく」を3本の柱とし、すべての事業について、
スクラップアンドビルドによ
り既存事業のゼロベースから
の見直しを行った。具体的に
は、高齢者健康長寿サポート
事業、妊婦健診助成、除染の
推進、ゲリラ豪雨
対策、校舎等の耐
震化など、改編し
た新たな組織のも
とで、効果的、効
率的な事業の執行
に努めていく。
この結果、当初予算の規模は、一般会計1,423億2千万円、これに特別
会計、企業会計を合わせた予算総額は2,420億1,794万1千円となり、除
染に要する経費を除くと、前年度を若干上回るものとなります。
採決の結果、開会初日の2月24日には議員定数を削減する改正条例等
を、3月9日には地酒等による乾杯条例や平成26年度一般会計補正予算
等を、最終日の3月20日には平成27年度一般会計予算等を可決しました。
なお、国の平成26年度補正による「地方への好循環拡大に向けた緊急
経済対策」として「地域消費喚起事業(プレミアム付商品券)」などを計
上した平成26年度補正予算や、平成26年度への事業前倒しに伴う平成27
年度補正予算が追加提案され、可決されました。
米作農家の救済について
昨年、本市の米価は大幅に下落し、米作農
問 家に大きな打撃を与えた。米作は本市農業
郡山駅東口整備事業について
平成27年度の予算において、郡山駅東口の
問 整備として、エレベーター
・エスカレーター
の基幹作物であり、本市の経済に与える影響も
大きいと考える。米作農家の緊急対策事業や今
後の救済策について、どのように考えているか。
の実施設計委託料が計上されているが、JRと
の協議・調整や完成までのスケジュールはどの
ようになっているか。
平成26年産米の価格下落に対し、収入を補
答 てんする「ナラシ対策」を活用するととも
JR貨物及びJR東日本とは、施工方法や
答 安全対策等について、協議を行っており、
に、本市独自の「稲作経営安定基金」を創設し、
最長7年間の無利子融資を実施している。現在
は、国の「稲作農業の体質強化緊急対策事業」
の推進、今後は農地集積による生産コストの低
減化を推進して、経営の安定化を図っていく。
解 説 「ナラシ対策」とは
収入減少影響緩和対策のことであり、当年産
の販売収入が標準的収入を下回った場合、減収
額の9割を補てんするもの。支援対象者は、認
定農業者及び集落営農組織で一定の経営規模を
有すること。対象品目は米・麦・大豆の3品目(郡
山市では、
「ナラシ対策」に該当する農家数は、
2.7パーセントしかなく、上記3点の対策は国の
対策です)。
設計、施工計画に反映させる。スケジュール的
には平成27年度に建屋部の実施設計を行い、平
成28年度末に供用開始を予定している。
LED照明について
市内には約32,000灯の防犯灯がある。また
問 小・中学校体育館の照明や郡山市総合地方
卸売市場の照明があるが、これらのLED化の
計画は。
平成25年度から新設防犯灯はLED化、平
答 成26年度からは器具の修繕時にもLED化
を図り、平成27年度は修繕の際に1千灯程度を
LED化し、平成28年度以降本格的な更新をす
る。小・中学校体育館については平成27年度は
河内小学校、安子島小学校及び安積中学校にお
いて行う。今後、水銀灯照明を設置している学
校から進めていく。卸売市場については水銀灯
250灯で年間1千万円の電気料金になっている。
3月定例会一般質問 要旨
3月定例会で
一般質問に
登壇した議員
佐藤 徹哉
LED化により年間約半分の490万円の電気料金
が削減できると試算されているので、LED化
に向けて検討していく。
こ ん な こ と
LED化とは
発光ダイオードの略称。寿命が蛍光灯の約4
倍。消費電力が白熱電球の10分の1で電気代が
安く省エネかつ低発熱。CO2(二酸化炭素)排
出量が少なく、水銀も未使用なため地球環境に
優しいなど。このため、全国の自治体で導入を
促進している。
3月定例会一般質問
要 旨
市民の歯と口腔の健康管理について
問
市民の健康づくりに寄与することを目的と
して「郡山市歯と口腔の健康づくり推進条
例」が制定され1年が経つが、市民の歯と口腔
の現状はかなり悪いと感じる。乳幼児の虫歯は
県の平均数値よりも多い結果となっている。当
局は乳幼児の虫歯についてどのような予防事業
を行っているのか、併せて「歯磨き教室」につ
いての具体的な内容を問う。また、一番虫歯の
少ない地域と一番多い地域においてどの程度の
差があるのか伺う。
1歳6か月から3歳ごろの子どもを対象に
答 幼児虫歯予防事業として、歯科医師、歯科
衛生士、歯科検診、歯磨き指導、食生活指導を
行うとともに虫歯予防に効果的なフッ化物の塗
布を行い幼児の虫歯予防に努めている。1歳6
か月検診において、虫歯有病者率の市内平均は
3.4%で、一番高い地域で14.8%、一番低い地域
で0%と約15ポイントの差が見られる。格差を
なくすための対策として、育児教室での歯磨き
指導やイベント等での啓発活動を実施する。
町内会の在り方について
セーフコミュニティは地域住民、地域の団
問 体、組織、行政などが力を合わせて「安心
して生活できる安全なまちづくり」に取り組む
活動を行っている地域をいい、市ではこの認証
取得に向け活動しているところであるが、町内
会への加入世帯は減少を続け存続が危ぶまれる
町内会もあるのが現状である。活気ある町内会
活動の実現には若い力の加入と世帯の増加が必
要である。マンションなど、世帯数が多い集合
住宅の方々の未加入率が高く地域との交流が少
ないと聞く。加入を積極的に働きかけ活気ある
地域の創造を目指してはと考えるが見解を伺う。
答
マンション等への加入促進は、市において
は転入者に対して加入チラシの配布や広報
紙などによる紹介を行い、自治会連合会や町内
会においては未加入世帯への個別訪問を行うな
ど加入促進に努めてきたが、加入率は65.8%で
減少傾向が続いている。また一人一人の考えも
あることから配慮しながら対応していく。
勝又 俊博
塩田 義智
諸越 裕
園芸振興について
組織改編により農業振興課を園芸畜産振興
問 課と名称を変更し、園芸作物の普及、生産
拡大を強く進めることを明確に打ち出した事を
受け、本市の園芸の振興についてどのような考
えで進めるのか。それぞれの振興推進策を含め
見解を伺う。
複合経営への転換に向け、JA郡山市との
答 連携により、園芸作物を対象にしたパイプ
ハウス100棟、施設面積100アールの導入を支援
し、本市に適した品目、品種及び作付時期等を
考慮し、販売額の向上を目指す。
流通・販売戦略については、情報の共有化に
よる、作付時期の調整及び出荷先の分散などに
より、年間を通じた生産体制の整備を支援する。
特に、本市の主力品目である夏秋きゅうりや夏
秋トマトについては、首都圏等の大規模市場へ
向けての生産の拡大による競争力の強化を図っ
ていく。さらに郡山ブランド野菜や花卉、主要
果樹等についても、農産物の安全性について情
報発信に努め、農業所得向上を図っていく。
若者が住みたいまちづくりについて
地方創生において東京への過度の人口集中
問 の解消が謳われている。各地方都市では若
者の定住を促進しようと、様々な方策を模索し
ているが、疑問が残るところと言える。そこで、
若者によるアイデアを持ち寄り、希望や意見を
市の施策やまちづくりに反映し、若者が住みた
いまちづくりを目指していくべきと考えるが見
解を伺う。
若者の定住促進策の創出には、若者と行政
答 の協働が重要と考える事から、若い世代へ
の意識調査や高校生の政策討論会、若手職員の
政策提言を実施し、また地域おこし協力隊の制
度を活用するなど、若者が市政に参画する機会
を拡充していく。さらに仕事の創出や妊娠・出産・
子育ての切れ目ない支援などによる総合的なま
ちづくりを推進し、若者から高齢者まで誰もが
住みたいまち、住みやすいまち郡山を目指して
いく。
こ ん な こ と
代表質問とは
郡山市議会の先例により決められている。発
言内容は市長提案理由や市政方針に対するもの
であり、所属議員2名以上の会派ができ、持ち
時間は、交渉会派(所属議員が4人以上)は40分、
その他の会派は20分、発言順位は人数の多い順
に行う。
郡山にワイナリーが出来る
逢瀬町で行われる三菱商事復興支援財団と
問 の果樹農家6次化プロジェクトは地元農家
にとっては勿論のこと、本市西部地区の活性化、
しいては郡山の復興を力強く後押しするもので
あり大いに歓迎する。福島県産果実の生産から、
加工、販売まで一連のものとして運営する新た
な6次化の事業モデルの構築を目指すものであ
久野 三男
遠藤 義裕
るが、是非、今回のプロジェクトがスタートし
た経過を可能な範囲で聞かせてほしい。
公益財団法人三菱商事復興支援財団は、東
答 日本大震災以降、被災3県において様々な
復興支援活動を行っている。本市へも昨年4月
に復興支援を行いたいとの申し出をいただき、
本市各部局による積極的な取り組みにより本件
がまとまったと考えている。当財団のテーマは
本県の農業復興であり、本市が中継ぎを行うこ
とにより生産者の意見を直接うかがう機会も設
けられ、果樹農業6次産業化プロジェクトがま
とまって連携協定締結に至った。三菱グループ
の創業者である岩崎弥太郎氏が安積艮斉の弟子
であったことや、今回選ばれた土地が、土佐藩
士が入植した山田原であった事、同社の幹部に
市内の高校のOBがおられたこと、根本匠前復興
大臣のバックアップなど様々なエピソードも本
件を後押しした。またこのプロジェクトは、創っ
て、運営し、出口としてはどなたかに譲るとい
う形態で進んでいくと認識している。
乾杯条例ができました
京都市の「京都市清酒の普及の促進に関す
る条例」に始まり全国へ広がった、いわゆる
乾杯条例は、皆ただ日本酒で乾杯!というば
かりでなく、地元のおいしい地酒を入口にし
て伝統文化や地元のご馳走を普及させようと、
様々なアイデアをもって地域を盛り上げよう
としている。そんな中、我が郡山市でも、巷
で盛り上がった「地酒等による乾杯を通して、
地元の農産物の普及拡大と産業振興を後押し
しようという」という機運を背景に、関係団
体から要望も受け、4月より行われるJRグルー
プのデスティネーションキャンペーンを盛り
上げる観点からも、ぜひともこの機会にと3
月定例会に議員提案で「地酒等による乾杯の
推進に関する条例」が提案され、全会一致で
可決された。
郡山の乾杯条例の特徴は、冒頭の「地酒等」
というところで、地元産の農作物を使ってい
れば日本酒でも焼酎でもワインでもリキュー
ルでも、果てはジュースでも牛乳でも良いと
いう、農産物の普及と産業の振興をうたって
いるところだ。様々な場面で何度も乾杯して
産業も農業も盛り上げていきたい。
環境保全センターの機能強化に
ついて
市の環境保全センターについては、開所当
問 時から福島県が所有する建物を県環境セン
ターと共同使用してきたところですが、県環境
センターが、三春町に建設中の福島県環境創造
センター内に移転することから、県所有の別棟
の建物を無償で譲り受け、内部の改修整備を行
う予定から、改修後の機能強化をどのように図
るのか伺う。
環境保全センターは、1976年(昭和51年)
答 の開所当時からの2係体制を4月の組織改
編により、「環境監視係」「規制指導係」「調査分
析係」の3係体制とし、環境監視や事業所指導
の体制強化、調査分析機能の高度化、併せて放
射性物質のモニタリング体制を充実させる。ま
たPM2.5対策についても現在の芳賀局1局での
測定を台新局でも行い、2局体制とし、大気の
3月定例会一般質問 要旨
環境監視体制の充実を図っていきたい。
スポーツ環境の充実について
問
2017年夏の開催が決定した全国高校総体に
ついては、郡山市総合体育館において、卓
球と柔道が行われる。本市の組織改編の中で、
新たに文化スポーツ部が発足。これは2020年東
京オリンピック・パラリンピックの開催にあた
り、関連事業の積極的取り組みが図られること
によるものと考えるが、当局の見解を伺う。
答
2020年開催予定の東京オリンピック・パラ
リンピックへの対応については、事前合宿
誘致や関連事業に係る情報共有及び活動の方向
性を検討するため、昨年10月27日に庁内推進本
部を設置。今後は、市内関係団体等を構成員と
する推進会議を開催し、各種戦略を構築してい
きたい。また「2020事前キャンプ候補地ガイド
掲載応募要項」をもとに、郡山市体育協会加盟
の競技種目団体と「練習施設の要件」について
協議中であり、事前合宿誘致も視野に入れなが
ら、全国高校総体開催に向けての準備を進め、
施設環境の一層の充実を図っていきたい。
教育行政への新たな取り組みに
ついて
昨年度の教育現場においては、特に学力向
問 上の課題を踏まえた取り組みを行ってきた
と聞くが、実践を通しての次年度に向けた新た
な取り組みなどについての見解を教育長に伺う。
学力向上には、学び合いの集団である学級
答 をよりよくしようとする「学級力」の向上
と、一人一人の子どもが、すべての教科の学習
に共通する「学びの型」を身に付けることが重
要であるととらえ、参考図書を全小・中学校へ
配付してきた。また、教員研修の新たな心試み
として、
「算数科授業づくり学習会」の開催によ
り、日々の授業実践に生かしたところでありま
す。平成27年度の新たな取り組みについては、
「算
数科授業づくり学習会」を年10回開催するとと
もに、
「算数科プロジェクト会議」の開催、並び
に「研究推進協力校」による「学級力向上」や「学
びの型」の具体的実践を通して、
「わかる・でき
る授業」の充実を図っていく。又、児童生徒が
自分自身の英語力を判断するための英語能力テ
ストを実施し、指導の改善に活用していく。
公共施設等総合管理計画の策定に
ついて
国はメンテナンス産業の競争力を確保する
問 ための方向性を示すものとして「インフラ
長寿命化基本計画」の策定を決定。本市におい
ても今日まで整備して来た施設やインフラの状
況を公表し、市と市民が一丸となり見直すこと
が重要と考える。また今後の課題として、厳し
い財政状況下でインフラの維持管理コストの縮
減や長寿命化を図るための対策をそのように進
めていくのか見解を伺う。
本市では公共施設等の今後のあり方につい
答 て、各種データを集約した「公共施設白書」
を作成したところであり、これまで整備してき
た施設等の大量更新を迎える中、
「予防保全型維
持管理」の手法や不要インフラの廃止等が課題
となることから、専門的視点と市民目線の両方
から検討する策定検討委員会を設置し、共通の
理解を深めながら「公共施設等総合管理計画」
の策定を進めていく。
全国大会39件開催されます
平成27年度も全国的なイベントやコンベン
問 ションの積極的な誘致を進めるべきと考え
る。4月から開催されるJRグループのデスティ
ネーションキャンペーンによって、福島県が更
なる注目を浴びる中、戦略性を持った誘致と支
援が必要と考えるが見解を伺う。
本市は、交流人口の拡大や地域経済の活性
答 化を図るため、地理的優位性と都市機能を
生かしてコンベンションの誘致を推進している。
近年の医療機器関連産業や再生可能エネルギー
など新たな産業基盤の構築に対する期待感もあ
り、平成27年度は、医療系コンベンションを中
心に全国大会が39件開催される予定である。更
には、本市と産総研、郡山コンベンションビュー
ローの連携により、「日本地熱学会大会」を誘致
した。平成27年度においては、国内最大のコン
ベンション展示会である「国際ミーティングエ
キスポ」に加え「日本ものづくりワールド」出
店など、首都圏を中心に誘致活動に取り組んで
いく。コンベンション開催支援としては、イン
フォメーションの設置や会場間アクセスの確保、
アフターコンベンションのプランニングなどホ
スピタリティによりリピーターの創出につなげ
ている。
中心市街地周辺の
カラス飛来防止対策について
何年か前から国道4号の西側やなかまち夢
問 通り、郡山駅西口や東口の樹木にカラスの
集団が集まるようになってきた。その数は大変
なものであり、糞害等の被害が広がっている。
カラスは、イノシシやハクビシンと同様に法律
の規定による有害鳥獣となっており、本市にお
いても「郡山市鳥獣被害防止計画」による捕獲
等対象鳥獣に指定されている。カラスは外国で
繁殖するため、飛来を防止する対策が現実的な
方法であると思われるが、現在まで、どのよう
な飛来防止対策を取り、今後はどのような対策
を進めるのか伺う。
カラスは、国内で通年見られるが、排せつ
答 物等の衛生被害や騒音は、全国的に深刻な
問題である。本市で把握している郡山駅周辺で
のカラスによる被害件数は、平成24年度には1
件だったが平成25年度には22件と急増した。こ
のため、関係部局による情報の共有化と連携強
化を図るとともに、ごみの管理の巡回指導や樹
木の剪定、威嚇音を発する機材の設置などの対
策を行ってきた。更には、郡山市中央商店街振
興組合では、飲食店等に対するごみの管理指導
や私有地内の樹木の剪定等を行い、東北電力株
式会社は、電線にカラスが止まれないような工
夫をするなど対応した結果、相談件数が8件へ
と減少した。しかしながら、現在も被害が発生
しており、抜本的な対策には至っていない。
山形県酒田市では、カラス誘導のため市街地
に近い公園の照明を点灯したことによりカラス
が減少し相談件数も減少したと聞いている。今
後はこのような先進事例などを検討するととも
に、商店街、町内会等と協力体制を強化したい。
子育てに関する3診療医師の
確保について
全国的にも産婦人科、小児科、発達障害に
問 関わる精神・心療内科の医師が不足してい
る。県内の産婦人科医師数は、全国46位、小児
科は38位で出産の取り扱いをやめる病院もあり、
県では産科、小児科の医師確保のために貸与を
前提とした修学資金を大幅に増やす方針を明ら
かにした。そこで郡山市における出産・子育て
に関わる医療3科の医師数と医療現場の実情を
伺う。また、子本主義をとなえる市長は医療3
科の医師確保の対策についてどのような方針を
持っているのか伺う。
市内の医療機関に従事する産婦人科医師数
答 は25人、小児科医師数は52人、精神科医師
数は44人、診療内科医師数は3人である。医療
現場の実情は、産科については分娩を取り扱う
診療所数は平成24年の7か所から現在は5か所
に減少し、診療所の医師も高齢化しており、将
来の本市の分娩環境の悪化が危惧される。小児
医療は通常の診療には支障のない体制である。
学校間格差のない
教育の実現をめざして
本市の教育水準について、とりわけ楽都郡
問 山と標榜する通り音楽分野においては全国
でも群を抜くレベルである。しかし、どの子も
思う存分学べる環境を構築していくためには学
校間に格差があってはならないと考える。音楽
分野において楽器の配備などの教育環境の違い
による教育水準に係る学校間格差が顕著である
と言われているが楽器の配備に関する計画はど
のように行っているのか、学校間格差の実情に
ついてどのように認識しているのかを伺う。
音楽分野に関する学校間格差については、
答 各学校の要望を踏まえ、教育課程に基づい
た音楽の授業に支障がないよう配備し、大型楽
器については年次計画により整備している。学
校間格差解消に係る取り組みについては、音楽
活動については小・中学校合唱祭、合奏祭を開
催し、学校規模や環境の違いに関わらず、多く
の児童生徒が学習内容を発表できる機会を確保
し、音楽への関心や演奏技術を高められるよう
配慮している。
旧豊田貯水池の
跡地利用について
旧豊田貯水池跡の南側に面している麓山通
り沿いには、フロンティア通りの名の通り、
郡山駅から郡役所がおかれた開成館に至るま
で、金透小学校記念館、如宝寺馬頭観音堂、
麓山公園、21世紀公園、公会堂、大山津見神社、
久米正雄記念館、こおりやま文学の森資料館、
開成山公園、開成山大神宮、安積疏水事務所、
中條邸跡、旧立岩邸、安積開拓官舎等、豊富
な歴史的資産が点在し、安積開拓は勿論のこ
と、それも含めた郡山の歴史散策路となって
います。また、通り自体も、明治天皇が明治
9年の東北巡幸の際、郡山にお成りになった
時に、お成り道路として整備されたという歴
史を持っており、合わせて、中心市街地に残
された広い土地であり、総合体育館や陸上競
技場、開成山野球場、開成山水泳場等のスポー
ツゾーンとも隣り合わせであるので、その跡
地利用は市民の大きな関心事でしょう。
そんな背景の中でこの3月定例会に、浸水
被害対策事業費の旧豊田貯水池雨水流入路整
備工事として、平成27年度一般会計に予算が
計上されました。これは、麓山通りの南側に
沿って流れている安積疏水第五分水路から旧
豊田貯水池へと流入路を繋いで雨水を一旦安
積疏水に落として池に貯めて浸水被害対策と
しようというものです。
創風会では、跡地利用に一定の方向付けが
された可能性もあると考え、①豊田貯水池の
跡地利用の計画が明確に示されていない、②
特に浸水被害のある地域ではない、との観点
から一般質問でも取り上げ、建設水道常任委
員会でもさらに議論を深めました。浸水対策
は緊急策だという事と、旧豊田貯水池の今後
の利活用については、市民の皆様とともに総
合的に検討していくとの事でしたので、会派
としてもしっかりと見てまいりたいと考えて
おります。
新年度もがんばります
柳沼 清美
やぎぬま き よ み
今村 剛司
いまむら た け し
大内 嘉明
おおうち よ し あ き
すずきゆ う じ
●当選5回
●郡山市議会議長
●連絡先/〒963-8071
富久山町久保田字久保田4
TEL.024-933-8311
鈴木 祐治
たかはし た か お
高橋 隆夫
くまがい か ず と し
熊谷 和年
●当選6回
●所属/環境経済常任委員会
●連絡先/〒963-0102
安積町笹川字荒池下60-9
TEL.024-946-4033
創風会一同
市民の立場で、市民目線で市
政運営をチェックし、市民の
福祉のために全力で頑張りま
す。
産総研、医療機器安全評価セ
ンター西部第一工業団地等企
業誘致の受皿が整いました。
経済県都郡山の大輪がもうす
ぐ開花します。経済の活性化
に、活力を!
!
●当選2回
●所属/環境経済常任委員会
委員長
●連絡先/〒963-8811
方八町1-3-11
TEL.024-943-3200
こんないとしお
ひさのみつお
●当選2回
●所属/文教福祉常任委員会
委員長
●連絡先/〒963-0201
大槻町字中ノ平55
TEL.024-951-2316
●当選2回
●所属/文教福祉常任委員会
議会運営委員会副委
員長
議会活性化特別委員会
●連絡先/〒963-0702
緑ヶ丘東2-4-8
TEL.024-942-7967
なんじ
なんじ
佐藤 徹哉
さとうてつや
川前 光徳
かわまえみつのり
安斎 真知子
あんざいまちこ
かつまたとしひろ
しおたよしとも
勝又 俊博
障がい者・高齢者福祉のまち 「市民の皆様の声を市政に届 「子ども達が元気に遊び、学 「爾 の捧爾 の禄は、民の膏民
づくり。新駅建設の促進。西 ける」と言う公約の原点に立 べる社会」「若者達が夢を語 の脂なり、下民は虐げ易きも、
田小中一貫校の建設促進と水 ちかえり、更なる郡山の活性 り、汗して働く社会」
「お年 上天は欺き難し。」
道未給水地区の解消。福原交 化、元気発信に全力を尽くし 寄り達が穏やかに生活できる 旧二本松藩の戒石銘より。8
差点の混雑解消のため頑張り 頑張ります。
社会」そんな世の中にするた 年前初当選時の初心忘れず。
ます。
めに頑張りたい。
塩田 義智
諸越 裕
もろこしひろし
市政の目標となる他の自治体 東日本大震災の復興に必死の
のモデルとなる「新しい郡山」 4年間。様々な課題に取り組
が実現・実感できるような活 んで参りました。「郡山を元
動を議会人として行っていき 気に!」熱き心で、使命感を
ます。
持って、今後とも議員活動頑
張ります。
●当選2回
●所属/建設水道常任委員会
委員長
●連絡先/〒963-8061
富久山町福原字泉崎26-94
TEL.024-923-7498
さとうまさき
●当選3回
●所属/建設水道常任委員会
議会運営委員会委員長
議会活性化特別委員会
●連絡先/〒963-0105
安積町長久保1-16-1
TEL.024-945-6566
えんどうよしひろ
おおしろひろゆき
ななうみきくお
●当選3回
●所属/総務財政常任委員会
委員長
災害復興対策特別委
員会
●連絡先/〒963-0837
中田町駒坂字南115
TEL.024-973-3338
近内 利男
今、市政の原点に返り市民が
求めているのは何か、私は市
民の皆さんの声を聞き一緒に
考えそして行動を致します。
私の信条。みなさんの声に一
生懸命。
久野 三男
24年前の初当選の政策基本 最近の日本や世界は大変混乱 あの地震と原発の恐怖に怯え
理 念「 子 ど も た ち に 自 信 を している。そこで、自分の心 苦しんだ時から四年が過ぎま
持って引き渡せる街づくり」 が混乱ない様、精神を強くし、 したが、いまだに心の傷跡が
に立ち返り、最少の予算で最 確かな目をもち、周囲の騒ぎ 癒されておりません。市民の
大の効果を発揮できる政策に に動じない事が重要である。 皆様が本当の元気を取り戻せ
邁進します。
るよう頑張ります。
佐藤 政喜
●当選4回
●所属/文教福祉常任委員会
議会運営委員会
監査委員
●連絡先/〒963-0725
田村町金屋字宝蔵66
TEL.024-944-5117
遠藤 義裕
●当選4回
●創風会会長
●所属/総務財政常任委員会
●連絡先/〒963-0102
安積町笹川字篠川88
TEL.024-945-0275
大城 宏之
●当選4回
●所属/環境経済常任委員会
議会活性化特別委員
会委員長
●連絡先/〒963-0546
喜久田町早稲原字弥五郎15
TEL.024-959-2319
七海 喜久雄
●当選4回
●所属/建設水道常任委員会
災害復興対策特別委
員会委員長
●連絡先/〒963-1154
田村町岩作字小人町99
TEL.024-955-2172
●当選2回
●所属/環境経済常任委員会
副委員長
議会運営委員会
議会活性化特別委員会
●連絡先/〒963-0121
三穂田町川田字小樋41
TEL.024-945-2015
●当選1回
●所属/環境経済常任委員会
議会活性化特別委員会
●連絡先/〒963-1413
湖南町横沢字屋敷2513-1
TEL.024-982-2632
●当選1回
●所属/環境経済常任委員会
議会活性化特別委員会
●連絡先/〒963-0201
大槻町字原田56-7
TEL.024-961-2607
●当選1回
●所属/建設水道常任委員会
議会運営委員会
議会活性化特別委員会
●連絡先/〒963-8877
堂前町12-6
TEL.024-922-5265
●当選1回
●所属/文教福祉常任委員会
災害復興対策特別委
員会
●連絡先/〒963-8862
菜根三丁目39-7
TEL.024-934-2585
ガソリンを入れるのに並ん 「念ずれば花開く」苗は地中
だ、飲み水を貰うのに並んだ、 広く深く根を張り枝葉は節々
余震が心配で眠れなかった、 に新しい芽を宿し地表を包み
見えない恐怖放射線に怯え 込む。やがて養分を蓄え蕾を
た、私たちはこれらの事を忘 育み開花への時を待つ。
れてはならない。
合併50年、都市部と郡部の
拡大した格差の是正を図る
為、郡部地域の活性化・創生
を推進し、バランスの取れた
郡山市の発展に努力して参り
ます。
議員活動を通して市政に対し
て様々な要望等を聞かせて頂
きました。27年度もより多
くの方々と意見を交換し、住
みよいまちづくりを築いてい
きたいと思います。
来年度は浸水対策が本格化し
ます。また、中心市街地活性
化の新たな枠組み作り、旧豊
田貯水池の利用、農業再生、教
育文化スポーツの振興等課題
満載です。
PTAという組織と縁がある
せいか10代の若者と意見交
換をする機会が多くなりまし
た。彼らが誇りに持てる「故
郷郡山」を創造すべく元気一
番頑張ります。
●当選2回
●所属/総務財政常任委員会
副委員長
議会運営委員会
災害復興対策特別委
員会
●連絡先/〒963-0201
大槻町字殿町35-3
TEL.024-952-4258
編
集
後
記
平成27年度がスタート。真新しいランドセルを背負った新入学生達が、
元気に友達と手をつなぎ小
学校に通う姿に、
春の訪れと共にそのあどけなさと初々しさから、
何とも言えない心地よさを感じま
す。この子ども達は4年前の非常時にまさしく2歳からの幼児期を不運にも、
自由と欲求を制限しつ
つ、
窮屈な生活を過ごして来たのです。また新学期より5年生になる子ども達は、
大震災後に小学校
入学を経験してきた一人の人間として、
歴史を後世にしっかりと残す大切な役目を担っています。
子ども達の成長は、
これからの未来への大切な財産となり、
世の中を広く奥深く包み込むでしょう。
市政施行90周年、
合併50年を経て、
新しい郡山の歴史が、
新年度の事業から展開されます。子ども達
の夢や希望と共に光輝く郡山の明日を目指して、
創風会議員は常に基本理念
「市民の安全で安心、
こ
ころ豊かな暮らしと文化の創造を目指す政策集団」
の志を持って活動して参ります。(塩田 義智)
創風会だより
■ 発行責任者
郡山市議会 創風会会長 今村 剛司
■編集委員
委 員 長 近内 利男
副 委 員 長 塩田 義智
委 員 安斎真知子
川前 光徳
http://www.soufukai.jp/ 市政に関するお問い合わせ・ご意見は 郡山市朝日 1-23-7 創風会 ☎ 924-2502 へ